今日の産経ニュース(8/1分)

■メイ首相、英原発への中国参加に安保上の懸念 オランド大統領に再検討伝える
http://www.sankei.com/world/news/160801/wor1608010024-n1.html
 キャメロン首相時にはそんな事言ってないわけですからね。彼女も「内心反対だったのかも知れませんが」キャメロン内閣の閣僚だったわけで、野党議員だったわけじゃない。
 中国だってオランドだって、今頃こんな事言われてもとても納得は行かないでしょう。まあ正直、仮に参加を白紙にするとしても「英国の言い分をただ飲ませる」なんてわけにはいかなくて「別の部分で中国にリカバリーするしかない」んじゃないか。


■【東京都知事選】麻生太郎*1財務相「割れたらこうなるとのいい教訓」 
http://www.sankei.com/politics/news/160801/plt1608010060-n1.html
 「他山の石」「東京都連が割れた結果があのざま」て麻生が完全に他人事なのが酷いですね。
 麻生にとっては「増田が負けようが、小池が勝てば御の字」なんでしょうが、それにしたってこの発言はないでしょう。仮にも党公認候補の増田氏*2を何だと思ってるのか。麻生の非常識さにはいつもながら呆れます。こんな非常識が与党幹部なんだからそりゃ日本もだめになります。


自民党総務会長に細田博之*3政調会長茂木敏充*4起用へ
http://www.sankei.com/politics/news/160801/plt1608010052-n1.html
 幹事長が二階*5総務会長の横滑りだそうです。稲田*6政調会長を辞めることは大変いいことですが「重要閣僚で起用」なんて話が出てるのが恐ろしいところです。さすがに「菅官房長官」「岸田外相」「麻生財務相*7」は留任でそれ以外でしょうが。
 参院選挙で落選した岩城法相や島尻沖縄・北方等担当相の後釜に稲田をはめ込むのが一番あり得るパターンでしょうか?
 なお、「どーでもいいことですが」一応お断りしておけば俺は「鳩山、菅内閣の千葉法相*8参院選を落選したとき」に「大臣を当然辞任すべきだ*9」と根拠レスの放言をした「まともな文章を書く能力がない低能ウスラ馬鹿」id:gryphon*10先生ではないので岩城法相や島尻沖縄・北方等担当相が議員落選後も大臣を続けること「それ自体」にも「また今度の内閣改造で仮に彼らが留任*11したとして」その留任にも「問題は感じないこと*12」をお断りしておきます。単に「安倍は多分、内閣改造で岩城氏や島尻氏を更迭するだろう、安倍は稲田や菅官房長官ほどの思い入れ*13は岩城氏らにはないから」という予測を述べてるに過ぎません。
 また谷垣氏*14について「自転車事故が重体で当面復帰できない」なんて話が出てるのが気になるところです。
 ちなみに小生の知人に「サイクリングが趣味の方」がいますが彼も以前、「転倒して鎖骨や胸骨を折ってしばらく入院していた」ですね。医者からは「頸椎が骨折してなくて良かった」といわれたそうですが、今回谷垣氏は一部の噂によると「サイクリング中、転倒して頸椎骨折」ですからねえ。政治家として復帰できるんだろうかと思います。

【追記】
 まあ基本的に「まともな人間じゃない」id:gryphonの相手をする気は「疲れるだけで空しい」ので、あまりないのですがhttp://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150629/p1で未だに「俺は千葉法相に辞めろと言ってない、ボーガスは嘘つきだ」と強弁するのには心底呆れますね。「え、そこから事実否定するのかよ」ですね。
 もう何というか話が通じないって言うか、徒労感感じるって言うか。
 いやこいつが「落選しても千葉は法相を続けて構わない*15」つうなら俺と同意見だから何の対立もないんですが。
 つうかさ、まーたid:gryphonのバカは「用心棒扱い」云々とかくだらない事言うんだろうけどhttp://d.hatena.ne.jp/jimusiosaka/20110612だって俺と同様の理解をこいつに対してしてるわけでね。知人でも友人でもない俺とid:jimusiosaka氏の意見が一致するつうのはつまりはそういうことです。
 「俺は辞めろと言う意見があると紹介しただけだ」とでもid:gryphonのバカは強弁するんでしょうが、そう言う意見を「批判もせずに」紹介する時点で「その意見に共感してるんじゃねえか」て話です。
 実際id:gryphonは俺と違って「千葉は辞めなくていい」なんて当時一言も言いませんしね。
 まあ「南京事件否定」「核武装支持」自民ウヨ議員の「俺は南京事件否定してない、否定する意見もあると言っただけだ」「俺は核武装論唱えてない。議論はしてもいいと思うと言っただけだ」なんかと同レベルでid:gryphonは話にならないですね。
 

■【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】外務省は旧日本軍に罪を着せるのか 名誉を守る努力をしないのは情報操作? それとも能力不足?
http://www.sankei.com/premium/news/160801/prm1608010005-n1.html
 いつもの南京事件か、慰安婦かと思ったら「正定事件」なる小生のような歴史素人には「耳慣れない事件」の登場です。皮肉にも産経のおかげで「旧日本軍の犯行らしい虐殺事件」を知ることができました。朝日なんかは最近は安倍に怯えてこういうのを報道するのを躊躇しますしねえ。
 なお、ウィキペ「正定事件」によれば

 2013年2月21日付け『読売新聞大阪版(夕刊)』に掲載された記事によれば、2012年10月13日から14日にかけてオランダで殉教75周年を記念する式典が行われ、日本から参加した司祭は式典中、日本カトリック司教協議会会長の池長潤大阪大司教(役職は当時)の書簡を代読した。この書簡には「フランス・スフラーヴェン司教は、女子修道院に逃げ込んだ中国人女性の中から200人を慰安婦として差し出すよう求められたのを拒み、焼き殺された」という内容が記載されている。
 2013年4月11日付けのカトリック新聞「旧日本軍に殺された司教、列福へ一歩前進」によれば、殺害された9人は、フランス・スフラーヴェン司教(聖ビンセンシオの宣教会、オランダ人)と、主に同会のクロアチア、フランス、オランダ、ポーランドスロバキア出身者の司祭、修道士、信徒がおり、厳律シトー会(トラピスト)の神父1人も含まれ、この9人は、1937年10月9日、中国河北省の正定に入った日本軍が、教会施設にいた避難民の中から200人の女性(少女を含む)を引き渡すよう求めたことに抵抗したため、殺害された。

とのことです。なお、ウィキペ「正定事件」は露骨に「日本軍犯行否定説(しかもよしこ同様、否定論の理由がまともな根拠ではない)」の立場に立ってますので、事件の真相を知る上では全く使い物になりません。

 中国河北省正定で、当時フランス政府の管轄下にあったカトリック教会が襲われ、神父9人(オランダ人神父を含め全員がヨーロッパ人)が殺害された。世に言う「正定事件」である。
 正定事件に関し、中国とオランダ*16は犯人は旧日本軍、殺害理由は日本軍が女性200人を要求したのを神父らが断ったことだと断定する。命を犠牲にして女性たちを守った神父は、「徳と聖性の高い福者*17(聖人に次ぐ立派な人材)」であり、列福して顕彰すべきだと両国が2014(平成26)年以来バチカンに働きかけている。
(中略)
 9人の神父列福の動きは、中国の対日歴史戦の一部であろう。

 まあ、小生は「正定事件*18」なるものに無知なので滅多なことは言えませんがよしこの文だけでも「旧日本軍の犯行とよしこや産経も本当は思ってるのと違うんか?」感が強いですね。
 先ず第一によしこですら「中国とオランダは犯人は旧日本軍、殺害理由は日本軍が女性200人を要求したのを神父らが断ったことだと断定する」と書いています。
 中国だけの主張ならよしこのいつもの主張「中国の反日歴史戦争」という言い訳も成り立つかもしれない。しかし「オランダ」というのをよしこはどう説明するのか。「オランダは反日」とか「オランダは中国にカネで買収された」とか言い出すのか。もちろん中国相手だけでも馬鹿な事を言うのは外交上、問題ですがオランダまで誹謗中傷したら後始末が厄介なことになるでしょう。
 第二にどう見てもよしこは「バチカン福者にすること」を恐れてますよねえ(苦笑)。

 正定事件と中国の動きについて、私は遅まきながら今年に入って初めて報道*19した。素早く反応したのが官房副長官萩生田光一氏だった。外務省に調査を命じ、外務省は直ちに資料をまとめた。要点は「日本軍は9人を殺害した。しかし、女性を要求した事実はない」である。

 ならば殺害理由は何だろうと思いますがそれはさておき。
 外務省は日本軍による殺害を認めたものの動機が「性奴隷要求」などという無法の極みであることは否定しました(とはいえ殺害理由に正当性がなければ「性奴隷要求ほど酷くない」というだけで違法な虐殺であることに変わりありませんが。そして合法殺害とすることなど恐らく無理でしょう。無理だからこそよしこも「犯人は日本軍じゃない」と強弁するわけです)。
 もちろんこれに悪口するよしこは「日本軍以外が殺した(よしこ曰く中国軍)」というわけです。ただ外務省だって「日本軍以外がやった」という証拠があればそう主張するでしょう。
 普通に考えて「動機はともかく下手人はやはり日本軍」と見るべきでしょうね。勿論小生だって日本人として「日本軍無罪」を望みますが事実は直視しないといけない。

 外務省報告は根本から間違っていた。それを私は読者の中林恵子さんと熊岡醇氏に指摘されて知った。届いた資料の中に当時の在北京日本大使館員、森島守人*20参事官の公文書が含まれていた。これはスイス在住の日本人女性がナントのフランス外交史料館で入手したものだ。
 森島公文書は1938(昭和13)年2月13日付、在北京フランス大使館のフランシス・ラコステ氏宛てに日本政府が行った事件の調査結果を報告したものだ。そこには犠牲者への深い哀悼と、日本軍が第三国の国民、とりわけミッショナリー(宣教師)の生命と財産保護のために取った具体的措置が詳述されているが、最も大事なことは、犯行は日本軍ではなく、「支那敗残兵」によるものと明記した点だ。

 当時の日本政府関係者が事件の日本軍関与を否定したなんて証拠になるわけがないでしょう。
 大体「満州事変*21」にせよ「カチンの森事件*22」にせよ「朴チョンヒ政権の金大中拉致」にせよ「北朝鮮の日本人拉致*23」にせよ犯行者が素直に犯行を認めるケースはむしろ少ないでしょう。

 犯人は日本軍ではない、支那敗残兵であるとした森島文書は、外務省欧亜局第二課が1939年2月28日時点でまとめた「支那事変に関連する在支第三国(英米を除く)財産被害調査表」にも、「13年(1938年)2月13日付フランス大使館宛公文を以て回答」と記録されている。外務省本省も、事の本質を十分に知っていた。
 それに対してフランスは13年4月16日付で、「大使館覚書を以て本件に関しては今後何等問題を提起せざる旨申し越」していた。
 犯人は日本軍ではなく、支那敗残兵だったという説明に、フランス政府も納得し、もはや同件は問題にしないと、言ってきたのである。

 当然ながら日本政府の犯行否定に対し、よしこが言うようにフランスが抗議しなかったとしても、「問題にしなかった=日本の主張に納得した=日本は犯人じゃない」では必ずしもありません。それは今の日本外務省がこんなもん、よしこのように「犯行否定の根拠に持ち出さないこと」で明白でしょう。
 たとえば小泉訪朝時、「拉致は末端の暴走であり、中央の関与はない」という北朝鮮の主張に対し、小泉政権は「支持はしないものの批判もせず」、事実上黙認しました。よしこ理論なら「拉致の犯人は末端の兵士であり中央は関係ないという金正日政権の説明に、当時の日本政府も納得した。なぜなら明確には抗議しなかったからだ」ということになるでしょうが無論そう言う話ではない。よしこだって「だからあれは末端の犯行なのです」なんて言わないわけです。むしろ「何故、末端犯行説を突っ込まないで流した、何故批判しないで黙認した」と小泉政権を罵倒するわけです。
 もちろん小泉政権の態度は「蓮池夫妻、地村夫妻、曽我さんの帰国」のため「敢えて突っ込まずに流した」つうだけの話です。
 まあ、「小泉政権が突っ込まずに流したこと」は仕方がないでしょうね。まさか「政権中枢も関与したと認めろ」なんて言って「ハイ分かりました」なんてなるわけがない。疑惑はあるものの「中央が関与した」という動かぬ証拠があるわけでもない。そんなことを北朝鮮相手にしたらかえって蓮池氏らの帰国が遠のくだけです。
 フランスの件にしても具体的事情が分からなければよしこのような判断はできません。

(ボーガス注:外務省がまとめた)資料の最後には「日本外務省の文書」から「9名は『満州軍により殺害』」という部分と(ボーガス注:日本から)見舞金が支払われたことも引用されている。

 満州軍というのは普通に考えて「満州国の軍」でしょうが、よしこは

当時、満州国と中国の国境付近に展開していた軍は5つに大別できる。大日本帝国正規軍としての日本軍、満州国正規軍としての満州国軍、蒋介石の国民党軍、毛沢東共産党軍、張学良*24の東北軍だ。

とし「日本は立派な国だからそんな野蛮なことしない、満州軍とは『満州国の軍』ではなく『当時満州国付近に展開していた軍』と言う意味に違いない。蒋介石の国民党軍、毛沢東共産党軍、張学良の東北軍のどれかに違いない」と言い出すから唖然です。いやそれこそ「日本は立派な国だ」レベルで「蒋介石毛沢東、張学良」に濡れ衣着せるな*25て話です。大体それだったら満州軍と書かないで「国民政府軍」「共産軍」「東北軍」等と書くでしょうよ。
 見舞金については「賠償金ではない、見舞金だ」「見舞金であって賠償金ではないから日本の犯行じゃない」という詭弁がおそらく当時日本政府によってはかれたのでしょう。よしこもそれを踏襲していますが、まあおそらく「事実上の賠償金」でしょうね。
 そしてここからはフランスが「日本の説明に抗議しなかった理由」も「事実上の賠償金が取れればまあいいか。どうせ日本は犯行関与認めねえし」という「蓮池さんたちが帰国できるのならまあいいか、末端の犯行という向こうの主張は適当に流しても。どうせ向こうは中央の関与を認めないし、中央の関与した疑惑は濃厚だが決定的証拠ねえし。下手したら蓮池さんたちが帰って来れなくなるし」という「小泉政権と同様の理由だったこと」が推測できるわけです。


■【歴史戦】オランダ人司教殺害の正定事件で慰安婦めぐる“史実”が独り歩き…仏外交資料に見当たらず 南京事件に関連づける動きも
http://www.sankei.com/premium/news/160815/prm1608150018-n1.html

 正定に進軍したのは終戦後、南京軍事法廷で「大虐殺を引き起こした」として死刑判決を受け、処刑された陸軍中将の谷寿夫氏*26が率いる部隊だった。このことから正定事件は谷氏の部隊が引き起こしたとして「南京事件」と関連づける動きもある。

 「正定事件」について無知なので何とも評価できませんが「南京事件をやらかした部隊」が「正定事件もやらかした」のなら「南京事件をやらかすような野蛮な部隊だから正定事件もやらかした」んだと評価されるのは当然でしょうね。別にそれは変な事でも何でもない。


小池百合子氏「刺客」の元秘書は都議補選で落選確実に、知事選との“ダブル当選”ならず
http://www.sankei.com/politics/news/160801/plt1608010008-n1.html
 こちらは野党共闘とならず「民進、共産」がそれぞれ候補を立てたので「小池元秘書当選か」と危惧しましたが落選だそうです(ちなみに当選は自民。こちらでも野党共闘を成立させて欲しかったところです。票数は確認していませんがおそらく都知事選よりは野党共闘した場合の当選確率は上がったでしょう)。小池の力は「大阪市議会を維新議員で圧倒した橋下ほどの物ではない」のでしょう。


■【お金は知っている】世界各地が中国化する恐れ…習政権の厚顔無恥咎めない国際社会(田村秀男)
http://www.sankei.com/premium/news/160730/prm1607300016-n1.html
 田村が中国嫌いだと言うだけの話です。

南シナ海で米国は中国との軍事衝突を恐れる。

そりゃ恐れるでしょう。というか中国だって軍事衝突なんかしたくはないでしょうし、他の国々だって軍事衝突なんか望んでない。

 IMFも米国も欧州、日本も中国の金融自由化約束の履行を口にしないし、人民元のSDR認定取り消しを検討する気配がない。

「日本も」という点に注意しましょう。安倍だって産経ほどの反中国路線は穫れないわけです。


■【野口裕之の軍事情勢】沖縄県知事は中国に侵略を促す米軍撤退を加速させ、国を滅ぼす「抑止力逓減実験」を行うつもりなのか
http://www.sankei.com/premium/news/160801/prm1608010003-n1.html
 中国の沖縄侵略なんて産経ですら本気では「あるとは少しも思ってない」でしょうによくもまあこんな記事が書けるもんです。


■【東京都知事選】民共連携の修正論が急拡大 「敵前逃亡」の岡田克也*27代表に「センスのなさに閉口した」と不満爆発
http://www.sankei.com/politics/news/160801/plt1608010015-n1.html
■【政界徒然草共産党の“民進抱きつき路線”に黄信号 頼みの岡田克也代表の“逃亡”で、民共共闘への修正論が台頭する
http://www.sankei.com/premium/news/160801/prm1608010004-n1.html
 つまりは産経が前原*28元代表、細野*29元幹事長ら、民進党内右派を唆して野党共闘をこわしたいわけですが、それをやったら民進党は終わりでしょう。
 大体、野党共闘都知事選とどう関係するのか、て話です。「野党共闘だったから鳥越になったが他の候補を立てたかった*30、その方が良い成果が出せた」とでも民進党内右派はいうのか。その「他の候補」って誰なのか。
 鳥越氏よりも左よりの宇都宮氏ではないでしょう。しかし他に出馬意思を表明していた人間はいないでしょう。まさか上杉隆だの「4位以下に終わった泡沫」を立てたかったわけでもないでしょう。
 まさかとは思いますが「小池を立てたかった」とか「増田氏を自民との相乗りで立てたかった」とか言うのか。
 そもそも「野党共闘してない都知事選」でも民進党(選挙当時は民主党ですが)は負けてるわけで「野党共闘が問題であるかのようにいう」のは都知事選に限ればデマも甚だしい。


■【東京都知事選】民進長妻昭*31代表代行「野党共闘は敗北の原因ではない」 代表選への対応は「決めていない」と濁す
http://www.sankei.com/politics/news/160731/plt1607310064-n1.html
 岡田執行部の一員として野党共闘を推進し、次期代表選でも「野党共闘派として出馬か」といわれる長妻氏ですがそう言うことと関係なく、「客観的に見ても」野党共闘したから負けたなんて根拠は何処にもないわけです。


■【東京都知事選】がぜん注目集めるおおさか維新 「次期都議選で小池百合子*32と連携」 新たな第三極ブームの到来か
http://www.sankei.com/politics/news/160801/plt1608010020-n1.html
 もちろん極右新聞・産経が「そう希望する」だけの話です。もちろん小池が「そう言う方向に出る可能性はあります」が現時点では小池はそんな事一言も言ってません。まあ小池としてはそうした「維新との連携」をすべきか、それとも石原慎太郎のように「事実上オール与党だが、形式上は党派に属さない形」にすべきか、一体どうするか「計算した上でこれから決めます」つうことでしょう。
 正直、東京での維新勢力の弱さを考えれば、小池が何かするとしても「今の自民都連から誰か引っこ抜いて東京版・維新(小池翼賛党)を作る形」であって維新との連携ではないと思いますが。


産経抄・8月1日「同じ運命をたどるのか」
http://www.sankei.com/column/news/160801/clm1608010004-n1.html
 これに小生がつけたブクマ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.sankei.com/column/news/160801/clm1608010004-n1.html
「北海道で中国企業の土地の買い占めが進んでる。このままではウイグルチベットと同じ運命は必死だ」つう「産経の頭が危ない」としか言いようがない与太。これが全国紙の一角なんだからマジ日本人として恥ずかしい

 先日の「北海道が危ない」という与太記事を受けての与太コラムです。まさか本気じゃないでしょう。つまり読者に媚びてるのか、何なのか知りませんが産経は故意にデマを垂れ流してるわけです。こういう会社には福島香織(元産経中国駐在記者で産経退社後も中国関係著書多数)なんかはいたくはないでしょう。
 まともな取材をした福島*33の中国記事よりも「北海道が危ない」なんて反中国デマ記事が産経では評価されるわけですから。

今年7月、「国家基本問題研究所」から「日本研究賞」を贈られた文化人類学者、楊海英(よう・かいえい)さん

 名実ともに「国基研の賞受賞」と「それを産経にこうして祝ってもらったこと」で楊も「産経文化人の仲間入り」を遂げたようです。ご本人は満足なのかも知れませんが哀れとしか言いようがない。

 先住民のモンゴル人の人口が400万人にとどまるのに対し、中国人は3千万人に膨れあがっていた。
 北海道も同じ運命をたどる*34のではないか。宮本雅史記者が連載する「異聞北の大地」を読んでいると、杞憂(きゆう)とは思えない。

 日本は移民を原則認めてないので「杞憂」でしかないですね。まあ今後移民認めたって産経の言うような事態は起きないでしょうが。もちろん産経もそんな事はよく分かった上でのデマです。
 それにしても産経が取り上げてるのが東京や大阪ではなく「北海道」て辺りが興味深い。
 どう見ても産経は北海道を「中国人が大量移民してもおかしくない過疎が進む辺境の地」とバカにしてるようにしか見えません。
 まあこれは「対馬が危ない」「佐渡が危ない」の対馬佐渡も産経の扱いは同じですが。
 北海道民も「こういったら佐渡対馬に失礼だが北海道があんな離島と同じ扱いのわけないだろ、ふざけんな」「北海道の田舎が過疎なのは事実だけど、それ田舎なら本土でも事情同じだろ」でしょうね。

帯広市では中国生まれの経営者が、東京ドーム36個分の広さの土地を買収した。

 「中国人(帰化して日本国籍を取得した元中国人を含む)」ではなく「中国生まれ」つうのが怪しいですね。
 戦前日本は「満州国」という植民地がありましたから、「戦前生まれ」なら、「中国生まれの日本人」はたくさんいるわけです。ウィキペディア「Category:満州国出身の人物」に寄れば、政治家の山崎拓*35、俳優の赤木春恵*36浅丘ルリ子*37、井川比佐志、梅宮辰夫、川谷拓三、声優の富山敬*38、指揮者の小澤征爾*39、歌手の加藤登紀子、作詞家のなかにし礼、マンガ家の赤塚不二夫*40北見けんいち*41ちばあきお*42古谷三敏*43が中国(満州国)生まれです。
 産経の言う「中国生まれの経営者」て山崎拓氏らのようなケースではないのか。それを産経は「中国生まれ→日本に帰化した元中国人」と誤読させようとしているのではないか。
 そしてコメ欄でもご指摘がありますが「中国生まれだから日本人でも中国びいき」なんてことは「中国文化びいき」ならまだしも「中国政府びいき」なんてことはないわけです。

*1:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て、現在、第三次安倍内閣副総理・財務相

*2:岩手県知事、第一次安倍、福田内閣総務相を歴任

*3:小泉内閣官房長官自民党幹事長(麻生総裁時代)、総務会長(第二次安倍総裁時代)を歴任

*4:小泉内閣沖縄・北方等担当相、福田内閣行革等担当相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣経産相を歴任

*5:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を歴任

*6:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)を歴任

*7:麻生がまともだとは全く思っていませんが稲田よりはマシでしょう

*8:単なる偶然に過ぎませんが千葉氏と岩城氏には「参院選を落選した現役法相」という共通点がありますね。

*9:以前も書きましたが俺は「低能ウスラバカのid:gryphonと違い」千葉氏でアレ、岩城氏でアレ、島尻氏でアレ落選議員が大臣を続けることに何かの問題があるとは全く思っていません。

*10:俺がid:gryphonというバカ野郎をid:noharraid:Mukkeid:DG-Lawといった「人間のくず連中」と同じくらい「人間のくず」「チンカス野郎」と低評価しており激しく嫌ってることを改めてここに書いておきます。俺は「執念深い性格」なのでこういう悪口はしつこく平気で書く男です。まあ、多分俺が嫌ってるこれらのバカ連中も俺のことを嫌ってるでしょうが。

*11:実際には留任しませんでしたが

*12:「辞める必要はない」という話であり、「辞めないで欲しい」という話ではありません。岩城氏はともかくマスコミ報道に寄れば「沖縄県民の強い反感を買ってるであろう」島尻氏は選挙に落ちようが当選しようが辞めるべきでしょう。

*13:稲田や菅といった安倍のお気に入りなら仮に落選しても重用するでしょうが。

*14:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相、第二次安倍内閣法相、自民党幹事長(第二次安倍総裁時代)を歴任

*15:なお「続けて欲しい」ではありません。「不当な理由で辞任を要求するな」つうことです。

*16:素直に考えれば「政府」でしょうが、でも「福者」てことは「両国のカトリック団体」なんですかね?

*17:性奴隷要求を断って殺されたのなら文句なく福者でしょうが、別にそうでなくても「仕事中に殉職した以上」福者認定されてしかるべきじゃないですかね。

*18:「正定事件」でネット検索をかけてもよしこと同類のネトウヨの記事ばかりヒットして残念ながら事件について信頼できる役に立つサイトがヒットしません。

*19:週刊ダイヤモンド2/27号『官邸主導で「正定事件」に見事に対応、首相直属の情報発信本部設置を』(http://yoshiko-sakurai.jp/2016/02/27/6292)のこと。

*20:奉天総領事代理、ハルビン総領事、ドイツ大使館一等書記官、外務省東亜局長、北京・上海大使館参事官、米国大使館参事官、ニューヨーク総領事、ポルトガル公使を歴任。1946年に外務省を退官。1955年に神奈川3区から日本社会党左派で衆議院議員に初当選。左右社会党統一後の日本社会党では党国際局事務局長、外交部長、政策審議会外務部長を務めた。著書『陰謀・暗殺・軍刀:一外交官の回想』、『真珠湾リスボン・東京:続・一外交官の回想』(1950年、岩波新書

*21:状況証拠から見て日本の謀略であることはモロバレだが日本は当時「中国国民党の犯行に対する自衛行動」と強弁。

*22:スターリンソ連によるポーランド軍将校虐殺事件。しかしソ連ナチスドイツの犯行と主張し、ゴルバチョフ登場によるグラスノスチまでこうしたソ連の態度は変わらなかった。

*23:小泉訪朝まで北朝鮮政府は拉致の事実を否定

*24:関東軍に暗殺された張作霖(東北軍閥首領)の長男。父の暗殺後、後継者として東北軍閥を支配。西安事件の実行者。西安事件共犯の楊虎城将軍は蒋介石の命令によって殺害されたが張は殺害されずに懲役10年にとどまった(懲役刑終了も長く軟禁された)。蒋介石死後、軟禁が解かれ、1990年にNHKの取材を受けたが「西安事件の真相について証言はできない」とする態度を崩さなかった。中華人民共和国では、張学良は楊虎城とともに「第二次国共合作」の立役者であり、抗日統一戦線結成のきっかけを作った事から、非常に高く評価されており、「千古の功臣」「民族の英雄」と呼ばれる。2001年の張学良の死去の際に中国共産党江沢民総書記は、遺族への弔電で張学良を「偉大な愛国者」「中華民族の永遠の功臣」であるとし、「65年前の民族滅亡の危機に際して、楊虎城将軍と共に愛国精神、抗日と民族滅亡阻止の大義を掲げ、西安事変を発動し旧日本軍に対して中国共産党との共同抗戦を訴えた。更に10年にわたる内戦を終結させ、第2次国共合作を促し、全民族の抗戦に歴史的貢献をした」と記した(ウィキペ「張学良」参照)。

*25:蒋介石はともかく「共産党毛沢東」「西安事件の張学良」に濡れ衣着せることについてよしこには躊躇はないでしょう。

*26:南京事件当時、第6師団(熊本)師団長

*27:民主党幹事長(鳩山代表時代)、鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行革担当相、民主党代表代行(海江田代表時代)など歴任

*28:鳩山内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相など歴任

*29:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)を歴任

*30:むしろそう言いたいのは前回都知事選で宇都宮候補を支援した共産、社民ではないか。まあ、さすがに今さらそう言うことを言わないでしょうし、ましてや共産、社民側から野党共闘をこわしたりしないでしょうが。

*31:鳩山、菅内閣厚労相

*32:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を歴任

*33:まあそれでも福島もかなりアンチ中国のバイアス係ってるとは思いますが、少なくともこの種のデマはないでしょう

*34:一瞬「ああ確かに北海道も先住民(アイヌ)少ないよね、和人が今多いよね」と思いましたがもちろん産経はそう言う事言ってません。なお、もちろんアイヌと和人の人口の差は「400万と3000万」なんて生やさしいもんではないでしょう。

*35:宇野内閣防衛庁長官、宮沢内閣建設相、自民党幹事長、副総裁(小泉総裁時代)など歴任

*36:渡る世間は鬼ばかり」で角野卓造泉ピン子夫婦の母親役をやってた人と言えば分かるでしょうか。

*37:男はつらいよ・寅次郎忘れな草」(1973年)、「男はつらいよ・寅次郎相合い傘」(1975年)、「男はつらいよ・寅次郎ハイビスカスの花」(1980年)、「男はつらいよ・寅次郎紅の花」(1995年)でマドンナ「松岡リリー」を演じた。

*38:代表作『タイガーマスク』『侍ジャイアンツ(番場蛮)』『宇宙戦艦ヤマト古代進)』『ちびまる子ちゃん(さくら友蔵)』など。

*39:彼の名前は関東軍参謀だった板垣征四郎(後に関東軍参謀長、陸軍大臣。戦後、A級戦犯として死刑判決)と石原莞爾から一字ずつもらってつけたと言われています。

*40:代表作『おそ松くん』、『ひみつのアッコちゃん』、『天才バカボン』、『もーれつア太郎

*41:赤塚の元アシスタント。代表作『釣りバカ日誌』。

*42:あしたのジョー』で知られるちばてつやの弟。代表作として野球マンガ『キャプテン』『プレイボール』。

*43:赤塚の元アシスタント。代表作『ダメおやじ』、『ぐうたらママ』、『BARレモン・ハート』、『寄席芸人伝』