今日の中国ニュース(2023年2月26日分)

台湾総統、2・28事件追悼 蔣介石ひ孫の市長「謝罪」 - 産経ニュース
 あの戦争を居直る

A級戦犯板垣征四郎*1の息子・板垣正
A級戦犯平沼騏一郎*2の養子・平沼赳夫*3
A級戦犯容疑者・岸信介*4の孫・安倍晋三*5

等に比べたらまともな人間なのでしょう。勿論「A級戦犯に対する批判が弱い日本」と違い台湾において「228事件と蒋介石に対する批判が強い」ということもあるのでしょうが。


台湾独立派に大きな痛手 重鎮・辜寛敏氏死去 96歳 - 産経ニュース
 反中国の産経らしいですが、「96歳(1926年生まれ)」ではもはや「ご隠居」でありそれほどの痛手ではないでしょう。
 なお、「1926年生まれの著名人」としては「フィデル・カストロキューバ共産党第一書記(2016年死去)」「英国女王エリザベス2世、江沢民元中国国家主席(2022年死去)」「渡辺恒雄・読売新聞主筆」などがいます(1926年 - Wikipedia参照)。


コロナ、米エネルギー省「中国研究所から流出」 米報道 - 日本経済新聞
 注意しなければいけないのは「米国エネルギー省がそう公式発表したわけではない」ということです。
 あくまでも「ウォールストリートジャーナル(かなり右寄りで反中国)」が「エネルギー省の極秘文書を入手した」としてスクープ報道したにすぎません。
 そして現時点では米国政府はそのような文書の存在を認めていません。
 現時点ではガセ(あるいはガセではないにせよ、途中の暫定的判断にすぎずエネルギー省も最終的には自然感染説になった)の可能性が否定できません。
 また本物で「最終判断」だとしても日経が記事本文で

 一方で、米大統領の諮問機関である国家情報会議(NIC)は動物からの自然感染の可能性が高いとみている。

と書くように「エネルギー省の判断が正しい」という保障もない。その意味ではこの日経記事タイトルは(本文をよく読めば、米国政府が流出説にお墨付きを与えたわけではないと分かるとは言え)「米国政府が流出説にお墨付きを与えた」との「誤解」を招く相当に不適切なモノだと思います。

【追記】
新型コロナ研究所流出説「統一見解ない」 米高官 - 産経ニュース
 ということで「政府統一見解はない」と言う持って回った形でウォールストリートジャーナルの報道の信用性を否定した米国政府です(実際、統一見解はないようですが)。


「安倍氏の遺志引き継ぐ」 自民青年局が活動方針 - 産経ニュース
 「安倍氏の意思を引き継ぎ日台友好に今後も務める」て自民党青年局とは「台湾ロビー(反中国)」「安倍シンパ(典型的には安倍派)」の巣窟なのか?


【主張】沖縄北部の無人島 土地規制法の改正必要だ - 産経ニュース

 沖縄県北部の無人島、屋那覇島が注目されている。島の約半分を東京都内の中国系企業が取得したためだ。

 「だから何?」で終わる話でしょう。産経も思わせぶりなことを書くだけで「購入がどう安全保障に反するのか」まともに説明できません。「反中国の偏見」でしかない。

*1:関東軍高級参謀として満州事変に関与。その後も第一次近衛、平沼内閣陸軍大臣朝鮮軍司令官、第7方面軍司令官(シンガポール)など歴任。戦後死刑判決。後に靖国に合祀

*2:検事総長大審院長、第二次山本内閣司法相、枢密院議長、首相、第二次近衛内閣内務相など歴任。戦後終身刑判決で服役中病死。後に靖国に合祀

*3:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相など歴任

*4:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を、戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相、首相を歴任

*5:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官などを経て首相