今日の産経ニュース&中国ニュースほか(2020年7月17日分)(追記あり)

「Go To」東京除外でもリスク…県境またぐ移動、感染拡大に拍車 - 産経ニュース

 東京医科大の濱田篤郎教授(渡航医学)は「人が動くことで感染が一層広がる可能性が高い。走り出したら止めるのは難しいので、少し様子を見た方がいい」と指摘。「リスク回避の効果を期待するなら首都圏や大阪圏も対象外にすべきだ」と訴えた。

 特に酷いのが東京とはいえ、大阪、埼玉、神奈川なんかも感染者が増えていて、自民系知事ですら「東京だけ除外でいいのか」と不安がる中、産経もこうした「大丈夫なのか」と言う記事を書くわけです。


合流か否か…決断迫られる玉木氏 条件変更、立民応じぬ構え - 産経ニュース
 結局、国民民主代表・玉木が反共で「共産党を含む野党共闘したくない」「維新でもれいわでも何でもいいから共産以外と手を組みたい」からこうなるわけです。
 じゃあ「共産と手を組んでもいい」つう立民代表・枝野*1、幹事長・福山*2だの、国民民主の平野*3幹事長だのが評価できるかといったら「維新やれいわと手が組めるとは思えない。どっかと手を組むとしたら共産しか相手がいないから組むけど、余計なことを言わないで馬の足になって欲しい」つうふざけた態度ですからねえ。
 「馬の足ですら共産なんか嫌だ」という玉木、場合によったら細野*4のように「自民入党すらしかねない玉木」よりはマシでしょうが、共産党を対等なパートナーと見なしてないで舐めてるという点では大して変わりません。まあ、俺からすれば旧民主連中には怒りを禁じ得ません。


岸田・石破氏が大阪夏の陣 ポスト安倍…自民府連取り込みに懸命 - 産経ニュース
 岸田を「安倍が支援する安倍後継」として描き出すのだから、もはや産経など安倍万歳ウヨにとっても「安倍四選など無いこと」はほとんど既定路線のわけです。


第7回「国基研 日本研究賞」授賞式・記念講演会を開催 « ニュース « 公益財団法人 国家基本問題研究所

 授賞式では、安倍晋三内閣総理大臣萩生田光一文部科学大臣から祝辞をいただいた。

 「安倍と櫻井よしこのズブズブぶり」「萩生田が安倍の子分であること」を知っていれば予想の範囲内ですが、それにしても国基研のような非常識極右団体に首相と文科相が祝辞を送るというのだから本当にうんざりします。


【産経抄】7月17日 - 産経ニュース

 本日の紙面は将棋の高校生棋士藤井聡太棋聖(17)のニュースで持ち切りであろう。なにしろ史上最年少でのタイトル獲得である。ただコラムではあえて「最高齢」を話題にしたい。
▼今月13日、作家の久木綾子さんが100歳の大往生を遂げた。『見残しの塔』(文春文庫)で平成20年にデビューを果たしたとき、すでに89歳の卒寿を迎えていた。室町中期を舞台にした歴史長編は、「人は流転し、消え失せ、跡に塔が残った」という一文で始まる。宮大工をめざして九州の隠れ里を出奔する若者や新田義貞ゆかりのお姫様ら多くの登場人物の人生模様が複雑に絡み合い、五重塔建設というクライマックスに突き進んでいく。
▼久木さんの人生もまた「流転」といえる。戦争中は松竹大船撮影所の報道部で原稿を書いていた。もっとも25歳で結婚してからは、70歳で夫を亡くすまで専業主婦に徹した。
▼友人と山口市にある国宝、瑠璃光寺五重塔を訪れたのは、その翌年の平成2年だった。「この塔を建てた人たちを書いてみたい」と思い立つ。建築を学ぶために大工の棟梁(とうりょう)に弟子入りもした。取材に14年、執筆に4年もかけた作品こそ、久木さんが後世に残した五重塔だった。
▼「最後に心に残るのはひとりひとりの誠実さである…誇り高くも慎ましく生きた日本人の群像である」。
 文庫の解説を引き受けた櫻井よしこさんが、この作品と出会ったのは、尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件の直後だった。民主党政権の稚拙な対応を見て、暗くなりがちだった心が晴れていったという。
▼コロナ禍の今こそ、読まれるべき一冊かもしれない。

 これが解説者が右翼であってもたとえば「小説家の曾野綾子が解説」ならまだわかりますが、「え、なんで解説が櫻井よしこなの?。よしこは小説家でも文芸評論家でも無いじゃん?」ですね。しかもこの産経の書きぶりでは『見残しの塔』(文春文庫)のよしこ解説に

この作品と出会ったのは、尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件の直後だった。民主党政権の稚拙な対応を見て、暗くなりがちだった心が晴れていった

と書いてあったとしか読めません。
 「民主党や中国を批判する右翼的立場の著書」ならまだしも、そうではない「時代小説の解説」によりにもよって「作品と何一つ関係ない、民主党政権と中国への悪口雑言」が書いてある。
 俺が久木氏の立場ならばなら「はあ?」「勘弁してよ」ですが、それを喜んじゃう変人が久木氏なんでしょう。つまりはトンデモウヨです。しかし「よしこが解説を書き、そこでは作品と何一つ関係ない、民主党政権と中国への悪口雑言」なんていくら、時代小説として面白いとしても俺なら「読む意欲を大いに失います」がそうは思わないのが産経らしい。

【追記】
1)

【産経抄】7月21日 - 産経ニュース
 17日のコラムで、作家の久木綾子さんのデビュー作『見残しの塔』を文春文庫としたのは、新宿書房の誤りでした。

だそうです。正確には「デビュー時は新宿書房から刊行で、後に文春文庫に収録」ですね。
2)「久木綾子、櫻井よしこ」でググってヒットしたよしこの記事では

「 おのれ一身の些事は脇に置き 使命を果たした人たちと比べて 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
尖閣諸島周辺の中国漁船による領海侵犯のビデオを公開しないよう、仙谷由人*5官房長官衆院予算委員長に要望書を届けたそうだ。
・仙谷氏らが無原則に譲った今も中国の圧力は変わらず、10月24日には軍艦を白く塗り替えただけの漁船監視船二隻を尖閣諸島周辺の接続水域内に航行させた。仙谷氏は「気持ちがよくない」と語ったが、この言い方自体が、国民にとってはまったく「気持ちがよくない」。「日本の領土、領海、主権を脅かすようなことは断じて許さない」との気概を中国に示すことこそが、官房長官の仕事であろうに。
 ようやく対中対話のパイプをつないだ仙谷氏が、いくら中国に気をつかっても、中国が日本の主権を尊重して尖閣東シナ海問題で譲ることはない。日本が主権国としてまともに発言すれば、中国は11月に横浜で開くアジア太平洋経済協力会議APEC)に参加しないかもと恐れて気兼ねする。結果、日本の海や島や資源が奪われる。
 それを許し続けるのが(ボーガス注:首相の)菅直人、(ボーガス注:官房長官の)仙谷両氏、日本の国益を考えることができない自己中心主義者である。こんな両氏を見て、考える。なぜ、日本人は質的にこれほど劣化した*6のか、と。
 そんなとき、素晴らしい本に巡り合った。久木綾子さんの『見残しの塔』と『禊の塔』(共に新宿書房)である。
・八十代の久木さんが書いておられる。
 「おのれ一身の些事は脇に置いて、使命を果たす。それがかつての日本人だった。」
 その人たちの、私たちは末裔であると知るだけで、菅、仙谷両氏らを見て暗くなりがちな私の心は晴れていく。

だそうですのでさすがに解説には「民主党政権と中国への悪口」は書いてないかもしれません。それにしたって「よしこなんかに解説を頼むのか?」とは思います。


【主張】藤井新棋聖 将棋界の枠超えた活躍を - 産経ニュース
 他の新聞も「タイトル獲得最年少記録更新(17歳11ヶ月)」ということで大きく取り上げていますが「棋聖戦は産経主催」だそうで、産経もかなり大きく取り上げています。
 ちなみに他のタイトル戦は「王位戦北海道新聞中日新聞西日本新聞神戸新聞徳島新聞の共催」「王座戦=日経」「王将戦=毎日とスポーツニッポン(毎日系列)の共催」「棋王戦=共同通信」「名人戦=朝日と毎日の共催」「竜王戦=読売」だそうです(ウィキペディア参照)。なお、藤井氏は王位戦でも現王位と戦っていますのでこちらでもタイトルをとればさらに快挙となります。
 しかし「将棋界の枠越えた活躍」ねえ。そんなのは是非はともかくとして「石原都知事の子分(都教育委員)として右翼活動にいそしんでいた米長」と

◆『勝負哲学』(日本サッカー代表監督を務めた岡田武史氏との対談本、2011年、サンマーク出版
◆『人間の未来 AIの未来』(ノーベル生理学賞受賞者である山中伸弥・京大教授との対談本、2018年、講談社

など「他分野の人間との対談本がある羽生」「棋士引退後、とぼけたキャラからタレント化してる加藤一二三」くらいしか過去にいないと思うし、米長や羽生、加藤の行為が果たして「将棋の普及」と言う意味で評価できることなのか。
 将棋が強いことは偉いことですが、あえて言えば「たかが将棋に強いだけ」であって他の分野に余計な口を出す必要も無いでしょう。もしかしたら産経は藤井君に「第二の米長」にでもなってほしいんでしょうか。


【主張】皇室と沖縄 強い絆を大切に繋ぎたい - 産経ニュース
 前天皇夫妻は「昭和天皇が沖縄を捨て石にした事への贖罪意識」からか、沖縄訪問を結構していたと思いますがそれは果たして「絆」なんでしょうか?
 ましてや現天皇夫妻にそんな贖罪意識はなさそうですしねえ(ボーガス注:そう言う贖罪意識を持って、沖縄訪問を頻繁にして欲しいわけでは無い)。
 それにしても「沖縄集団自決は自主的なもんで軍の強制は無かった。軍の強制というのは左翼などの捏造。第一次安倍政権時に教科書検定で『軍の強制』記述が教科書から削除されたのは何ら問題ない。抗議する方が間違ってる」「米軍基地反対運動は国益を阻害している。反対運動があろうが辺野古への移設は進める」「翁長やデニーは中国からの観光客目当てで中国に媚びて尖閣問題でろくに中国批判しない。アレでも日本人か」などと沖縄に悪口雑言&デマ中傷の産経が良くもこんな社説が書けるもんです。沖縄県民からすれば「絆とか言う前に、手前が過去にした沖縄への暴言をわびろ、産経!」「そういうもんをわびる気が無いから皇族で丸め込もうとしてるのか。皇族に対しても沖縄に対しても無礼だ!」「誰がそんなもんで丸め込まれるか!」でしょう。

 戦後、沖縄ご訪問を誰より強く望まれたのは昭和天皇である。
 「思はざる病となりぬ沖縄をたづねて果さむつとめありしを」
 昭和天皇が62年に体調を崩され、沖縄ご訪問が中止になったことを受けての御製(ぎょせい)である。
 50年春頃には、宮内庁長官に「沖縄に行けないか」との意向を示されていた。
 極めて残念なことに、当時の情勢は天皇のご訪問を許さなかった。理由の一つが、過激派によるテロの恐れだった。
 そのような折にご訪問を決断されたのが、皇太子当時の上皇陛下だった。50年7月17日、上皇陛下は上皇后陛下とご一緒に、沖縄県糸満市の「ひめゆりの塔」で祈りをささげられた。
 その際、過激派が火炎瓶を投げつけるテロ事件を起こしたが、上皇陛下はご自身の安全よりも周囲を気遣い、その後も公務を続けられた。

 訪問意思って「本当かよ?」ですね。それが本当だとしても訪問計画は最晩年という時点で「昭和天皇や周囲が積極的に沖縄に行く意思がなかったこと」は明白でしょう。だからこそ「昭和天皇の名代」として皇太子(当時)が沖縄を訪問する。
 「極左過激派のテロ」つう要素が無いとは言いませんが、そんなもんなくても天皇は行かなかったでしょう。さすがに「沖縄を捨て石にしたこと」については昭和天皇ですら後ろめたさを感じていたでしょうから。


◆そもそも「50年維持」という約束自体に無理があったと思う。
 何のことかというと「香港・一国二制度」の話です。
 まあ、鄧小平*7サッチャーなど交渉当時(1984年)の関係者や、江沢民*8やブレアなど返還当時(1997年)の関係者が、当初から「反故にする気(中国)」だとか「反故にされても構わないと思ってた(英国)」とは思いません。
 多分「50年維持の約束を付けないと、返還反対派が『香港を見すてるのか』と騒ぐ(英国)」、「呑まないと返還がされない恐れがあるから呑む(中国)」「50年後のことは今分からないけどそうしないと返還反対派を押さえ込めない。50年後のことは50年後に考えよう。とにかく予定通り返還はしないといかん(英国&中国)」程度の話でしか無い。ほとんど日中国交、日韓国交正常化における「尖閣竹島問題での棚上げ、先送り」と同じです。
 しかも既に鄧(1997年死去)、サッチャー(2013年死去)は故人。江沢民やブレアも「元国家主席、元首相として一定の政治力はある」とはいえ政界を引退しています。 
 日本は、1984年と言えば中曽根*9政権、1997年と言えば橋本*10政権ですが、中曽根(2019年死去)、橋本(2006年死去)ともに死去しています。
 まあ68歳で死去した橋本は早死にではありますが、橋本と同じ1937年生まれの河野*11元外相、森*12元首相は「日本国際貿易促進協会会長(河野氏)」「東京五輪組織委員会会長(森氏)」として一定の政治力を今も保有してるとは言え、政界引退(国会議員引退)していますので今、存命でも橋本も引退していたでしょう。
 つまりは「当事者が50年後に責任持てないようなもん」は後でひっくり返されても「どうしようもないだろう」つうことです。
 実際、「国内外の批判」で失敗したとは言え我が国の安倍も「鈴木*13内閣のいわゆる近隣諸国条項*14」「宮沢*15内閣の河野談話」をひっくりかえそう(公式に廃棄しよう)としました(鈴木氏(2004年死去)も、宮沢氏(2007年死去)も既に故人です)。
 しかし、未だに安倍がそれらをひっくり返せない(公式に廃棄できない)のは国内外にそれを許さない強い批判があるからです。そうした「強い批判」がなければ「香港国家安全維持法可決」も「ある意味当然だ」と言えるでしょう。


女性管理職3割目標 「20年30%」から「30年まで」に先送りへ 政府 - 毎日新聞

 政府は、安倍政権の看板政策の一つの「女性活躍」*16の目玉として掲げる「指導的地位に占める女性の割合を30%程度」に上昇させる目標の達成年限について、「2020年」から「2030年までの可能な限り早期」に繰り延べ*17する調整に入った。現状では女性管理職などの割合は30%にほど遠く、「2020年*18の達成は現実的に不可能*19」(政府関係者)と判断した。
 繰り延べ方針は、橋本聖子男女共同参画担当相が25日、安倍晋三首相と首相官邸で会って報告した。
 「2020年30%」は小泉*20内閣時代の2003年6月に、男女共同参画推進本部で決定した目標。
 「指導的地位」として想定するのは国会議員や、霞が関・民間企業の管理職*21だ。
 一方で「女性活躍」を政権の最重要政策の一つに掲げる首相の思い入れは強く、官邸側は「30%目標」は堅持したまま、年限の繰り延べを検討するよう指示していた。

 「約束が反故になった(目標達成時期が2020年から2030年に10年先送りになっただけで『少なくとも建前では』いずれ実現するつもりという意味では『反故では無く』その点は香港とは違いますが)」という意味で「やや牽強付会ですが」、50年維持に似ている気がすると思うので紹介しておきます。
 「思い入れが強い」と言うより安倍の面子の問題でしょう。たとえ「10年先送り」であっても安倍は「小泉政権からの単なる踏襲であり安倍に何の思い入れも無い」とはいえ、いったんは「やる」と発言したことを「やりません(あるいはやれません)」とはどうしても言いたくないのでしょう。まあ今回の「2020年」のように期限が設定されてなければ、つまりは「北方領土返還&日露平和条約」「九条改憲」「拉致の解決」などなら客観的に見てやれそうに無くても「ヤルヤル詐欺(いずれやるつもりです)」でごまかせますが、期限がある以上、期限までに実現できない状況で、今後はどうするか何も言わなければ、それは「今後はやらない」と言ったのとイコールになるわけです。結果「やらないと言いたくないから先送り」と。とはいえさすがの安倍も「20年も先送りしたら批判されるだろうが、でも5年で達成できると思えないし、一応10年にしておくか(10年後のことは10年後の政権が考えるだろ)」と思う程度の「常識(?)」はあるわけです。

 「2020年30%」目標は、(ボーガス注:2003年6月に男女共同参画推進本部で決定されてから)2005年に(ボーガス注:小泉内閣で)閣議決定された第2次男女共同参画基本計画以降、5年ごとに見直す基本計画で掲げ続けられ、(ボーガス注:安倍氏民主党から政権を奪還した)2012年衆院選では自民党が公約に「確実に達成」と明記していた。2014年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)でも、首相が「2020年までに指導的地位にいる人の3割を女性にする」と演説するなど「国際公約」ともなっていた。

 つまりは小泉政権(2003年)は「17年後の2020年には達成できるだろ(その頃は勿論小泉政権じゃ無いけど)」と思っていたところ、達成できなかったわけです。安倍が「10年後倒しで2030年に達成したい」といっても、もちろん達成できるか分からない(勿論10年後はもはや安倍政権では無い)。かように「将来のことは分からない」(小泉政権以降歴代政権がどれほど目標達成に本気だったのかはひとまず置きます)。
 つまりは「17年後のことも分からないのに、50年維持なんて無茶だろ」つう話です。ちなみに香港は返還(1997年返還)から今年で「約23年」です。
 しかし安倍も

 2014年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)でも、首相が「2020年までに(ボーガス注:省庁や自治体、企業の重役や中間管理職など社会の)指導的地位にいる人の3割を女性にする」と演説

ですか。
 「今のペースだと6年後に実現できるか怪しいけど、過去に決めたことを撤回すると『ぶれた』とか批判されるからそのまんま踏襲しよう。俺だけじゃなくて、福田、麻生、鳩山*22、菅*23、野田*24だって小泉政権が決めたこの方針を踏襲してるんだから実現できなくても俺だけのせいじゃない。あいつらだって責任があるんだ。
 実現できるか怪しいけど、今から6年後の2020年も俺が首相でいるか分からないし(歴代総理の多くはそんなに長く在任していない)。2020年の首相が俺で無くて石破*25や岸田*26等なら実現できなくても俺の責任じゃないし、2020年も俺が首相*27でもその時は、適当に言い訳してごまかせばいいや(→今がそうなってるわけですが)」と考えてるとしか思えない無茶さです。


【外交安保取材】習近平国家主席の国賓来日 政府が「中止」と言わない理由を読む - 産経ニュース
 「読む」も何も経済的利益を重視してるという単純な話です。
 一方「サウジの反体制派ジャーナリスト暗殺」「ミャンマーロヒンギャ問題」などでは全然騒がない産経らウヨが「人権云々」と言っても説得力は皆無でありこちらも「反共」「反中国」であるわけです(キューバベトナムラオスに対してはここまで産経は敵対的ではないので反共だけが理由で無いのは明らかでしょう)。
 しかし「コロナ」「米中対立」という特殊事情があるとは言え

日中国交正常化の田中*28首相、大平*29外相(後に首相)
◆日中平和友好条約の福田赳夫*30首相
◆対中国ODA再開の海部*31首相
天皇訪中の宮沢首相
江沢民訪日の小渕*32首相
胡錦濤*33訪日の福田康夫*34首相
◆第1回日中韓首脳会談 - Wikipediaの麻生*35首相(現・第二~四次安倍内閣副総理・財務相

と歴代首相らが「党内反中国ウヨ」を押さえ込んで進めてきた「日中友好」を安倍*36が今回進められるか、注目という所ですね。
 まあ、既に安倍は「李克強*37首相の北海道訪問時の安倍の同行(2018年)」で日中友好に大きく舵を切っていますが。

*1:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)を経て立憲民主党代表

*2:鳩山内閣外務副大臣菅内閣官房副長官民主党政調会長(海江田代表時代)などを経て立憲民主党幹事長

*3:鳩山内閣官房長官民主党国対委員長(野田代表時代)、野田内閣文科相、国民民主党総務会長などを経て国民民主党幹事長

*4:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)を歴任

*5:民主党政調会長岡田代表時代)、鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官民主党代表代行(菅代表時代)など歴任

*6:モリカケ桜を見る会、布マスク疑惑、給付金疑惑の安倍の方がよほど劣化してるでしょうに、よくもこんなことがいえたもんです。

*7:党副主席、副首相、人民解放軍総参謀長、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席など歴任

*8:電子工業大臣、上海市長、上海市党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*9:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*10:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、村山内閣副総理・通産相などを経て首相

*11:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長など歴任

*12:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*13:池田内閣郵政相、官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(佐藤、田中、大平総裁時代)等を経て首相

*14:育鵬社教科書の検定合格で既に事実上骨抜きになってると言う批判」も勿論ありますが、それはひとまず置きます。公式には今も近隣諸国条項が存在することは事実です。

*15:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

*16:「女性活躍」はもはや「そういえば建前では女性活躍は確か看板政策だったなあ」「だから橋本聖子男女共同参画等担当相)や高市早苗総務相)が入閣したんだっけ?」「そういえば一億総活躍や日露友好関係の構築も一応、看板政策だったなあ」程度の扱いでしかないと思いますが。

*17:「先送り」と書かないのは安倍の面子への忖度、「武士の情け」でしょうか。

*18:つまり今年ですが

*19:「去年時点で不可能って分かるだろ」と思いますが、「新型コロナによる五輪や習主席訪日の延期」「世論の批判によるgotoトラベルの東京除外」と同じで「最後の最後の直前」の「もはや逃げ切れない時点」になるまで面子を気にして動かないのが安倍政権です。

*20:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*21:勿論それら限定では無く、要するに「指導的地位=いわゆる、偉いさん」「指導的地位=組織の長や幹部」です。したがって「田中優子 - Wikipedia(法政大学総長)」なども「指導的地位」です。

*22:細川内閣官房副長官新党さきがけ代表幹事、民主党幹事長などを経て首相

*23:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相などを経て首相

*24:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)を歴任

*25:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*26:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相などを経て現在、自民党政調会長

*27:安倍批判派にとっては不幸なことにそうなってるわけですが

*28:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)などを経て首相

*29:池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*30:大蔵省主計局長から政界入り。岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣蔵相、外相、田中内閣行政管理庁長官、蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*31:自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田、中曽根内閣文相などを経て首相

*32:竹下内閣官房長官自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相などを経て首相

*33:共青団中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*34:森、小泉内閣官房長官などを経て首相

*35:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*36:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官などを経て首相

*37:共青団中央書記処第一書記、河南省長、河南省党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て首相(党中央政治局常務委員兼務)