ビッグコミックスペリオールの新連載「BEGIN」第1回目が「沖縄ヘイトと中国ヘイト」で酷かった

 日付の空きをなくしたいのでこの日付に書き込みましたが、実は「マンガをコンビニ立ち読みした」のは10/14(金)です。
 何が酷いって登場人物の発言が「沖縄独立論のバックには中国がいる、資金提供してる」ですよ(もちろん放言飛ばすバカという扱いではなく正論扱い)。
 「産経か!」ですね。しょっぱなから、「悪い意味で」飛ばしてる。のっけからこれでは今後も「酷い中国ヘイト、沖縄ヘイト」しか予想できません。
 「沖縄独立論なんて『経済的に日本政府から自立しよう、沖縄振興補助金打ち切るぞという脅しに屈しないようにしよう』という比喩以外でどこにあるんだ?。本気で『独立国家つくりたい』なんてねえだろ?」「あってもメジャーじゃねえだろ?。県民多数派も、翁長知事も、翁長与党(共産、社民、沖縄社大党)もそんな立場じゃねえし」「しかも中国がバックとか明らかなデマやん」ですね。
 まあ、この新連載の原作者「史村翔(武論尊)」が酷い右翼体質で漫画にもそれが出てるってのは有名な話ですが、過去作品でしょっぱなからここまで「悪い意味で」飛ばしてたかなあ、って気はしますね。安倍政権誕生で史村が調子こいてるのか。
 しかし「北斗の拳」をあてた「マンガ業界の大御所・史村翔(武論尊)」だからってこれ小学館サイドは駄目出しできないんですかね?。
 「スピリッツやオリジナルなどに比べれば売れてない」とはいえ「大手出版社の漫画雑誌に載せていい内容じゃない」。正直、今後、在日華僑や沖縄県民の抗議が起こってもおかしくないでしょう。

【追記】

ビッグコミックスペリオール(公式ツイッター)がリツイート
勝沼悠 ‏@katsunumayu
スペリオールの『BEGIN』の舞台はまさかの沖縄! 沖縄独立*1や中国の沖縄進出*2を巡ってヤクザと行政官*3が暗躍する話になるみたい。一話目からいきなり尖閣諸島の近くに来た中国軍をヤクザが狙撃するという無茶苦茶な展開が熱い!
・あの『サンクチュアリ*4から20年と派手に銘打ったスペリオールの『BEGIN』が一話目から期待どおりのテンションで面白い。

 「はあ?」ですね。ネトウヨと同レベルの与太の何が面白いのか。正直「読んだ後、不快感を感じるヘイトマンガ」でしかないですが。
 「他の掲載マンガには罪はない*5ですが」、『BEGIN』なんぞのせ続ける限りスペリオールはゴミ雑誌ですし、買うことは反中国デマゴギーへの荷担です。
 まあ、ビッグコミックの「空母いぶき(かわぐちかいじ)」も反中国が酷いようですので、こうなると「スピリッツとオリジナル」しか*6買える「小学館のオヤジ向けマンガ雑誌」はないのかな?
 しかしこんなアホツィートに「ビッグコミックスペリオール(公式ツイッター)がリツイート 」て(呆)。さすが「右翼・高須克弥の美化マンガ」を連載してる雑誌と言うべきか。
 小学館ドラえもんを中国展開しながら良くこんなことができるもんです。

*1:繰り返しますがそんなもんはありません。少なくとも「文字通りの沖縄独立論(独立国家沖縄)」がメジャーな意見なんて事はない。

*2:もちろん史村作品なので産経の「対馬が危ない」「北海道が危ない」「中国がたくさん土地購入してるし、たくさん中国人観光客が来てるのは脅威だ」などと同レベルの与太です。

*3:つうか公安ですが。

*4:これも右翼テイストの作品ですがそれでも今回の『BEGIN』に比べたらまだマシです。

*5:別に他のマンガが面白いとは言っていません。俺はスペリオールは料理うんちく漫画「味いちもんめ」「銀平飯科帳」しか読んでいません。俺にとってスペリオールは「つまらないマンガが多い」「ヤングサンデー(売れてないので小学館が潰した)のようにいつ潰れても惜しくない弱小漫画雑誌」の一つです。

*6:スピリッツとオリジナルが面白いと言ってるわけでは全くありません。