「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(11/9分:高世仁の巻)(追記・訂正あり)

■なぜ急ぐ「カジノ法案」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20161202
 なぜてやはり「利権」でしょうね。「セガサミー」「マルハン」などといったパチンコ関連企業は確かカジノ法案を積極的にプッシュし、政界にも献金していたはずです。セガサミー創業者の娘の結婚式に来賓の一人として安倍が出席したなんて記事も過去にありました。

http://news.livedoor.com/article/detail/8111524/
■安倍首相も意欲的…東京五輪決定で加速する“カジノ解禁”(週刊FLASH2013年10月8日号)
 東京五輪が決定して約1週間後の9月16日。ホテルオークラで盛大な結婚披露宴が開かれた。新婦は、売上高3千200億円を誇るパチンコ・パチスロ最大手セガサミーホールディングス会長兼社長・里見治氏(71)の娘・有紀恵さん(32)。新郎は、経済産業省のキャリア官僚である鈴木隼人*1(36)。披露宴には里見会長の肝いりで、現職総理*2に加え総理経験者2人*3を含む多数の政治家が集まった。永田町のベテラン秘書が言う。
「大富豪の里見氏は政治家にとっての大スポンサーだからです。とくに、披露宴にも出席した森喜朗*4元首相が会長を努めた『清和会』との関係が深い。安倍総理だけでなく、こういう席にめったに顔を出さない小泉純一郎*5元首相(清和会出身)が出席したことでもわかるでしょう」
 パチンコ業界に詳しいジャーナリストが続ける。
「里見氏はかなりの数の国会議員に招待状を送ったようです。披露宴には、『両院議員総会ぐらいの国会議員を呼びたい』なんて言っていたらしい。セガサミーにとってカジノ解禁はビッグビジネス。政治家に働きかけ、カジノ誘致を実現したいのです」
 安倍晋三首相(59・清和会出身)もカジノ解禁に意欲的だ。今年3月、衆院予算委員会で安倍首相は次のように答弁している。
シンガポール、あるいはマカオがカジノによって世界からたくさんの人たちを呼び込むことに成功している。私自身は(カジノ解禁で)かなりメリットがあると思っている」
 安倍首相は「国際観光産業振興議員連盟」(IR議連)の最高顧問。里見氏と安倍首相の思惑は一致する。今年4月末、里見氏は安倍首相と会食。7月には、東京五輪招致のオフィシャルパートナーとなり、五輪招致にひと役買った。この五輪決定がカジノ解禁を加速させたのだ。
 もともと、安倍家とパチンコ業界との関係は深かった。「安倍総理こそパチンコ議員の典型」という声さえあるほどだ。前出・永田町のベテラン秘書が言う。
「安倍首相が父・晋太郎氏*6から相続した下関市内の自宅の土地は、もともとTという地元の大手パチンコ店のものだった。それを父・晋太郎氏が買い取り、安倍首相が相続した。もちろんこのパチンコ店は2代にわたって安倍家の有力な後援者でもあります」
 パチンコ・パチスロ大手セガサミーの里見氏と安倍首相が結びつく素地があったのである。
 現実味を帯びるカジノ合法化。「カジノは、秋にかならず動きだす」と、安倍首相に近い自民党幹部は息巻いているという。

 しかしマルハンなどをネタに「パチンコを在日特権していたウヨ連中」がこのカジノ法案で黙りってのが無様です。もちろん「在日差別的理由から反対」されても迷惑ですが、だったらパチンコについて「在日特権」だの「北朝鮮にカネが流れてる」だの「パチンコ依存症ガー」だの言うなって話です。

 これだけ問題の大きな法案の採択をこんなに急ぐのは、トランプが大統領になることと関係があるとの見方もある。カジノ議連事情通はこう言ったという。
カジノ法案の早期成立は、トランプ大統領就任後の良好な日米関係に“有効”なのですよ」
米大統領選挙でトランプ氏の大スポンサーだったのが、世界一のカジノ王である米ラスベガス・サンズのアデルソン会長です。トランプ氏の政治資金団体に約27億円を寄付しています。そのアデルソン会長が日本進出を熱望している。日本でカジノがやれるようになれば、アデルソン会長が喜び、トランプ氏にとって大きなメリットになる。トランプ氏も、もともとカジノを経営していたビジネスマンですからね。」(日刊ゲンダイ1日)

 ただこうなると仮にカジノ法案がとおったとして「外資が進出するだけで実は日本企業はたいして儲けられないんじゃないか」つう気もします(恐らく日本企業は外資と共同経営を狙うでしょうが)。
 また既にラスベガス、マカオと言ったライバルがあるわけで「そうしたライバルに勝てるだけのカジノが作れるのか」つう問題もある。
 まあ成立しないことを希望していますが、仮に成立しても話は簡単には進まないでしょう。不幸にして法案が可決しても今後も「カジノ法廃止運動」「カジノ設置反対運動」の形で運動は続くわけです。
 マスコミがまともに批判報道しないこともあってまだ批判が弱いですが高世が指摘するように
1)ギャンブル依存症の問題があるし
2)常日頃安倍政権万歳の読売ですらカジノ法案には否定的なわけです。「カジノ批判派の俺の願望込みで書いていますが」法案が成立しても今後、カジノが具体化していけば反対運動も強まっていくと思います。


■日本には「抵抗」という文化がないのか
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20161130
 まあ韓国のデモ隊の熱気を見てると、日本人として高世や「ノーベル文学賞受賞者」アレクシエービッチ氏*7の言う『日本には「抵抗」という文化がないのか*8』とか、あるいは『韓国との違いが恥ずかしい』などという空しい気持ちにはさせられます。
 それにしても主張それ自体は正論だと思いますが「未だに原発が推進される日本には抵抗の文化がないのか」とはアレクシエービッチ氏も随分と辛口です。

北朝鮮核兵器開発がいよいよ座視できない段階に入る

 「北朝鮮シンパ」という誤解をおそれず、俺の考えを言えば「北朝鮮側から使えるわけがない」と言う意味では「座視(つうか無視)しても問題はない」でしょう。実際、米国の態度はただ制裁するだけで、交渉も何もしないという「座視に近い代物」です。
 ただもちろん「座視するとチキンレースの応酬になってまずい、まずないとは思うが、万が一に不測の事態が起きかねない」「座視ではいつまで経っても北朝鮮核問題が解決しない」つう意味では座視は確かにまずい。
 じゃあどうするかといったらもうこれは北朝鮮と米国などとの対話しかないでしょう。制裁でどうにかするというのはあきらめた方がいい。今まで何の成果もなかったわけですから。こちらの希望を少しでも飲ませるには、北朝鮮側にもそれなりのお土産を持たせると。実際、米国はイラン相手には「お土産」をやってイランとの間に核合意が成立したわけです。
 イランとできたことが何故、北朝鮮とはできないのか。俺に言わせれば「米国にイランのような合意を北朝鮮とやる気がないから」です。米国がやる気を出せば何らかの合意は成立するし、何らかの合意が成立することは少なくとも現状の状態よりはマシでしょう。

中国が韓流排除などで、韓国に対米軍事協力をやめるよう圧力をかけている。

 対米軍事協力ではあまりにも表現として曖昧過ぎます。中国は「在韓米軍撤退」や「米韓合同軍事演習中止」を求めてるわけではないからです。中国が問題にしてるのは勿論「サード配備」であって中国はサードは「北朝鮮云々は口実でメインターゲットの一つは中国。米国はいつ我が国を軍事攻撃するか分からない」と疑って「サード配備は中止させる」と考えてるわけです。
 「メインターゲットは北朝鮮ではない」と言う疑惑を抱きサード配備に反対してるのは中国だけではなくロシアも「サードのメインターゲットの一つはロシア」と理解し、サード配備に反対しています。
 なお、サードについてこのような政治状況であるにも関わらず安倍政権は「サード配備を検討する」そうです。中露との関係をどう考えてるのか?。何とも非常識な連中です。

ここでの韓国の政治空白は怖いものがある。

 おいおいですね。そんな事より大事なことは「朴の辞任」でしょう。あんな疑惑まみれの人間が大統領などとんでもない事です。
 それにしても「北朝鮮の挑発」云々という意味でなら、今の情勢は何一つ怖くはないでしょう。
 なぜなら今の状況で北朝鮮が軍事挑発することは「朴の支持率を高めかねない」からです。北朝鮮にまともな脳みそがあれば「朴が失脚するまで」は動かないでしょう。

特定失踪者問題調査会の荒木代表のメルマガにこんな文章が。
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/11/news2342281130-.html
《今回の「朴槿恵退陣」を求める動きに北朝鮮の意向も影響していることは明らか*9で、そうなればことは朝鮮半島全体の混乱に波及*10するかもしれず、さらには日米中露を巻き込んで東アジア全体の問題になる可能性すらあります。拉致問題は現状では動くとは思えませんから、それならこのような動きを逆に作って*11局面の打開を図る必要があります。
 歴史は常に連結決算の連続です。後で気付いてみたら朴槿恵大統領が拉致問題進展の糸口を作ってくれたということになるかも知れません。》
 なるほど。こういう見方も十分成り立つな、と思った。

 「充分成り立つ」とは、高世も本気で言ってるわけではなくいつもの荒木ら巣くう会一味への媚びへつらいでしょう。
 それにしてもいつもながら高世は拉致関係では言ってることがバカ野郎です。高世はもはや拉致解決をまともに考えてなどおらず「拉致は俺の飯の種」という不純なことしか思ってないでしょう。
 朴クネの失脚*12がどう拉致解決に結びつくのか。荒木も高世も思わせぶりな事言ってるだけで何一つ具体的なことは言えないのだから愚劣です。
 俺の個人的感想を言えば、朴の後継が与党セヌリだろうと、野党だろうと拉致の解決には影響ないでしょう。なぜなら先ず第一に安倍が何らかの計画を持って韓国側に働きかけない限り、韓国側も拉致問題で動きようがない。安倍に「韓国に頭を下げて拉致解決協力を依頼する」度量があるとはとても思えません(こうなると安倍下野による日韓関係改善こそが拉致解決の大前提と言えるかも知れません)。
 第二に「安倍の要請もないのに」、韓国側に「韓国人でもない」日本人の拉致を解決しないといけない動機がないからです。
 もちろん以前紹介したように小泉訪朝においては、金大中政権の協力がありました(たとえばid:Bill_McCrearyさんエントリ『米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる』http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/ed1f4450aca4ce95eda2971599610539参照)。
 しかしこれはあくまでも小泉政権の要請があって金大中政権は動いたわけです。日本の要請がなければ韓国も動きようがないでしょう。
 また金大中政権は「太陽政策による南北宥和こそが韓国の国益」という大方針をたて、その大方針を実現するためには「日朝関係改善が太陽政策成功のために重要だ」と言う理解で小泉政権の拉致解決協力要請に対し好意的に動いたわけですが、「サード配備」だの「日韓ジーソミア」だのタカ派路線が幅をきかす今の韓国で「日朝関係改善のために日本の拉致解決に協力しよう、そうすれば南北宥和も進み韓国の国益になる」という動きは果たしてあるのか。
 この点、
■スーパーゲームズワークショップエンタテイメント『WANTED! 韓日軍事情報保護協定推進派学者ども』
http://roodevil.blog.shinobi.jp/Date/20161130/
が指摘するようにハト派の小生としては韓国の現状について「崔ゲートのような汚職撲滅」と言う意味では期待はしていても、「南北宥和」と言う意味ではかなり悲観しています。
 もちろん「それでも朴が失脚し、後継が野党候補になれば」今のタカ派路線はいくらかでもハト派化すると思いますが。
 拉致解決の前提としては「交渉しか解決の道はない」、したがって「サード配備」「日韓ジーソミア」といったタカ派路線は拉致解決に逆行するという認識が大事だろうと俺は思います(まあ拉致問題がなくても極東の平和という意味でもハト派の俺はタカ派路線には反対ですが)。
 いずれにせよ拉致を解決したかったらタカ派路線はとるべきではない(拉致解決より北朝鮮打倒が大事だ、北朝鮮打倒の為なら何でもやるというなら話は別ですが)。「拉致解決」と「タカ派路線」を同時並行で実現しようとすることから「カロリー制限も運動もしないでやせようとすること」並みに無理なことでしょう。

 カジノ法案審議入りのニュース。
 「総合型リゾート施設*13(IR)整備推進法案」。去年の調査では、国内のカジノ設置には65.4%が反対

 それで「カジノ推進派」安倍を支持するというのは本当にわけがわかりません。それにしても会期延長してももはや大して会期もないのに今から「今国会でのカジノ法成立を狙う」というのだから安倍も無茶苦茶です。


■「私の苦悩には何ものかの意図がある」福島智
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20161127

 冒頭、「今年は、日本の犯罪史で特筆すべき年になりました。戦後70年で最悪の殺人事件が起きたが、その事件が何か分かる人?」と問いを出す。多くが、え、何だっけ?という顔。みなさん、分かりますか。
「ヒント。19人が殺され、26人が重軽傷を負いました」で、ようやく3〜4人が手を挙げる。
 答えはもちろん、相模原障害者施設殺傷事件*14
(中略)
 戦後最大の殺人事件と問われて、どうしてこれがすぐに思いつかないのか

 ちなみに小生は分かりましたが、それは高世が「今年起きた」と言ってるからですね。「今年起きた殺人事件で被害者が多かったのはやはりアレかな」と。
 ただし、「戦後70年で最悪の殺人事件」だけだったら、まず分からないですね。「大久保清*15か?。オウムの地下鉄サリン事件*16か?、宅間の附属池田小学校事件*17か?。それとも他か?」となるでしょうね。いちいち凶悪殺人事件の死亡者数が何人かなんて知りたいとも覚えたいとも普通思いませんしね。

ニュースでも通常の事件とは扱いが全く異なり、「19人」という数字だけで実名報道をしなかった。

 もちろんそこには「障害者差別を助長することを恐れた」つう判断がありますが俺個人は基本的にあらゆるケースにおいてプライバシーの観点から「被害者遺族の了解を取らない限り」被害者名は報じるべきではないという考えです。

 盲ろうの福島智*18さんの深い思索に触れて感銘を受けたことも大きい。彼の『ぼくの命は言葉とともにある』*19致知出版社)を読んだ。
《自分がなぜ生きているのかわからないけれど、自分を生かしている何ものかがいるとすれば、その何ものかが私にこの苦悩を与えているのだろう。ならば、私に与えられている苦悩には何ものかの意図・意志が働いているはずだ》

 まあそう考えるのは福島氏の自由であり、そういう考えは辞めろと言う気もない。後で述べるように俺個人は「非常にくだらない考えで心の底から呆れる。福島(以下、全て敬称略)のようなバカには何ら共感できず、絶対に人としてつきあいたくない。もちろん福島のようなバカの本など読まないし買うことなど論外」と思います。つうか福島とか乙武とかにはある種の「障害を売りにした障害者ビジネス」を感じて吐き気がします(世間に棹さす、こういう事を書くから一部人士から嫌われるのだと言う事は自覚しています。ただ『天の邪鬼で逆張りしている』わけではないつもりです)。
 現実問題、「人間が生きてること」に「神の存在」なんかないでしょう。少なくとも神の存在なんか認められてない。かつ神の存在を考えるとむしろわけがわからなくなりますよねえ。福島のような

生後5ヶ月で眼病を患い3歳で右目、9歳で左目を失明する。18歳のときに突発性難聴で失聴し全盲ろう者になる(ウィキペ「福島智」参照)

という病気や「東日本大震災のような天災」なら人力でどうにもできないからそれでもいいかもしれない(ただそんなんは正直、くだらない自己欺瞞に過ぎないと俺個人は思いますが)。
 ただ「原爆投下」だの「水俣病」だのといった人災はそれで説明がつかないわけです。「神の意図で米国が原爆を落とした」「神の意図でチッソは公害を起こした」だのありえない。そんな事をいったら米国やチッソなど加害者の免罪にすらなりかねない。
 そうすると人災は「神の意図」から除外せざるを得ないでしょうが、「じゃあ人災と天災や病気と何が違うの?」といったら何も違わないんじゃないか。まあ、「東日本大震災の起こった場所に住んでいたが、ちょうど都内に出張があったので無事で済んだ」とか逆に「東日本大震災の起こった場所に出張で出かけて死亡した」とか、幸運や不運に出会えば「何か、人力を越えたものがある」ように思えますけど、結局、そういうことじゃないでしょうしね。
 とにかく苦悩それ自体に意味なんか有りません。苦悩なんかない方がいい。ただ残念ながらたいていの人間はそうもいかない。苦悩が克服できていい結果が生まれた場合には苦悩を振り返って「苦悩が肥やしになった」と思えますがそうでなければ苦悩はただ苦しいだけです。

 苦しみながら、フランクル神谷美恵子トルストイヤスパース*20などの思想を便りに自分の存在意義についての独自の哲学にたどり着く。その格闘にも似た営みを知って、障害者は健常者よりもはるかに濃密な生を生きているのではないかと考えさせられた。

 前も書きましたが誤解を恐れず言えば「人間の存在意義」なんかないですよ。もちろん「存在意義がないから死んでもいい」つう話じゃない。
 人間は「自動車や家電」のように目的を持って作り出されるんじゃない。「自分はどう生きるべきか」なんてのは自分が見つけ出すことで、
1)「自分はどう生きたいのか」という主観
2)「自分にはどういう才能があるのか」という客観的事実
によって自分で決めることでしかない。ただし「自分が何が得意か」は必ずしも明確ではないし、「得意なこと=好きなこと」でも必ずしもないので、こういう問題に100%の正解なんてもんは何処にもありません。
 まあ、一番いいのは「才能を生かした上で自分のやりたいことをやる」てことですけどね。
 「障害者は健常者よりもはるかに濃密な生を生きているのではないか」て、まあ、それは人それぞれでしょう。「障害者」乙武なんか自分の不倫を居直るただの屑野郎でしかないですし。障害者だから立派な人間なんて事はないでしょう。


有田芳生ツィートに色々コメント
 当初は「有田を笑う」としていたのですが、評価できるツィートもあるので書き換えました。ただ評価できるツィートってそんなにはないですが。

有田芳生 ‏@aritayoshifu
 日本経済新聞が1面トップで拉致被害者生存者リストを報じたのは、2014年7月3日と10日だった。官邸*21も被害者家族も期待をふくらませた。それから2年5か月。いまでは大誤報であることが明らかとなっている。日経新聞には責任をもって検証を行っていただきたい。

 巣くう会の特定失踪者というデマ(国内で何人も所在が発見された)に比べたらまだ日経はずっとマシでしょう。そして「横田夫妻に媚びるしか能がない」提灯持ち・有田のボケ野郎が巣くう会の「特定失踪者デマ」をきっちり批判したことは俺の知る限り1度もありません。有田はふざけんな、としか言い様がないですね。
 まあ有田自身が国籍法改正時(当時、有田は新党日本所属)には「国籍法改正はすべきでない、賛成した自公、民主(現・民進)、共産、社民は間違ってる」とデマった人間のくずですが(たとえば、http://b.hatena.ne.jp/entry/saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2008/12/post_3ff6.html参照)。しかも有田の所属した新党日本が滅亡し、「国籍法改正に賛成した」民進党に移籍した今は「国籍法改正に反対した過去」をなかったことにしてるのだから有田は論外の屑です。本当に「拉致界隈」には「有田、巣くう会一味(荒木、島田、西岡)、高世仁」などとろくでもないゴミしかいないから呆れます。
 蓮池透氏など一部例外はいますが。

有田芳生 ‏@aritayoshifu
・「このまま圧力をかけ続けた結果、核開発が進み、拉致問題が未解決のまま終わったら、一体、誰が責任を取るのか」。
 これは2007年1月に訪朝した山崎拓さん*22が語った内容です。それから10年近く。事態はそのように進んでいます。しかも誰も責任を取らない。被害者は置き去りにされています。
小泉首相訪朝(2002年9月17日)で、日朝平壌宣言を結び、10月から国交回復交渉に入ることに合意したとある。しかし拉致問題で交渉方針は消えた。山崎さんは述懐する。
「その後まったく進展がないことを考えると、結果的には交渉を再開して、完全解決を求めたほうが上策だったと思われる」。

 有田ツィートが紹介する山崎氏の発言には全く同感です。山崎氏も安倍も「改憲派の右派のはず」なのにこの違いは何でしょうか?

有田芳生 ‏@aritayoshifu
 横田めぐみさんと同じく13歳で北朝鮮に拉致された人物のことを知らない人が増えています。高世仁さんがブログで書いています
■13歳で拉致されたもう一人の日本人
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20161115

 やれやれです。有田も高世も、寺越親子が拉致を否定してることを何だと思ってるのか。

有田芳生 ‏@aritayoshifu
 政府や支援組織は、小泉訪朝の2002年からいままでの14年間、拉致問題でまったく成果がないことを本気で検討し、総括したほうがいい

1)「救う会拉致議連」とかけず「支援組織」と曖昧にぼかした表現をしていること
2)「総括を求める対象」に何故か家族会が入ってない
3)具体的にどういう総括をすべきだと思うのか何も書いてない、たとえば蓮池透氏除名(明らかに不当な除名)についてどう総括すべきか何も書いてない
などあまりにも問題がありすぎる有田ツィートですが「小泉訪朝の2002年からいままでの14年間、拉致問題でまったく成果がないことを本気で検討し、総括したほうがいい」と言うだけ高世よりは有田の方がマシでしょう。

有田芳生 ‏@aritayoshifu
 12月16日に「北朝鮮人権人道フォーラム」が開かれます。停滞する日朝交渉を打開するのが目的だといいます。与野党からの参加が見込まれています。小泉訪朝から14年。何の成果もない「空白」の時間を被害者家族は耐えてきました。

 やれやれですね。耐えてきたも何も「蓮池透・家族会除名」のようなバカをやれば拉致が解決しないのは当然でしょうよ。有田のように拉致被害者家族会を甘やかすバカには本当にうんざりします。


■駆け付け警護付与ありき
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20161117
 安倍の恫喝に怯えてるのか、この件でのメディアの批判が弱いことには失望しますが、それはさておき。
 高世が言うように安倍政権の態度は「自衛官の命を危険にさらす暴挙」だと思いますが、この駆け付け警護を遙かに上回る暴論が荒木の「北朝鮮拉致被害者救出の為の自衛隊投入」です。だから安倍も荒木らの主張には賛同しない。しかし、高世が荒木を何一つ批判してないことは高世のデタラメさの典型例と言っていいでしょう。
 そして結論ありきというなら荒木らの主張も拉致被害者を救出したいわけではなく「北朝鮮への自衛隊投入ありき」のわけです。

*1:その後退官し、2014年衆院選自民党比例から出馬し、衆院議員に当選。

*2:安倍のこと

*3:森氏、小泉氏のこと

*4:中曽根内閣文相、宮沢内閣通産相自民党政調会長(宮沢総裁時代)、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*5:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*6:三木内閣農水相福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党総務会長(中曽根総裁時代)、幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*7:著書『チェルノブイリの祈り』(2011年、岩波現代文庫)、『戦争は女の顔をしていない』(2016年、岩波現代文庫)、『ボタン穴から見た戦争:白ロシアの子供たちの証言』(2016年、岩波現代文庫)など

*8:もちろん明治の自由民権運動、大正の米騒動、昭和の三池炭鉱争議、安保闘争、最近では戦争法国会でのデモや、沖縄の反基地闘争など考えればそのような理解はあまりにも一面的です。ロシアにしても「ロシア革命」「ソ連共産党保守派のクーデターに対する民衆の闘争」を考えれば「ロシアには抵抗の文化がない」というアレクシエービッチ氏の見方はかなり一面的でしょう。

*9:もちろん北朝鮮の意向の影響などないでしょう。それにしても荒木や高世も「反朴派のデモを北朝鮮シンパ呼ばわり」して恥ずかしくないんでしょうか。恥ずかしくないんでしょうね。荒木も高世も論外の屑です。

*10:そんな波及はしないでしょうね。デモは平和的ですし、今や与党からも朴辞任論が出ている。朴が抵抗できず辞任に追い込まれるか、弾劾で職務停止になるかはともかく、もはや朴は終わりでしょう。そして朴が終わったところでそれが政治的混乱にはならないでしょうし、ポスト朴が野党でアレ与党でアレ、これまたそれ自体は政治的混乱はもたらさないでしょう。ポスト朴が朴並みの不祥事をやらかせば話は別ですが、まあそんなことはないでしょうし、そうなった場合でも今の朴不祥事同様、批判運動は平和的で、当然ながら荒木や高世らが放言する「北朝鮮の軍事挑発」などないでしょう。

*11:そんな動きは作れるわけもありませんが、そんな動きが仮に作れたとして拉致解決と何の関係があるのか。何の関係もありません。

*12:アンチ朴の俺の願望込みですが、もはやこれは不可避でしょう

*13:カジノと言えずIRという辺り安倍も後ろめたいところがあるのでしょう。

*14:ちなみにウィキペ『相模原障害者施設殺傷事件』によれば『2001年(平成13年)に発生した歌舞伎町ビル火災(未解決事件)は44人の犠牲者を出しており、放火の可能性が疑われているが、火災原因が確定していないため、殺人事件からは除外されている(ボーガス注:まああの事件の場合放火だとしても、杜撰なビル管理が死者を増やし、ビルオーナーが業務上過失致死で処罰されてるので44人を殺害したと言えるか、微妙な気がしますが))。』

*15:ウィキペディアに寄れば死者は8人

*16:ウィキペディアに寄れば死者は13人

*17:ウィキペディアに寄れば死者は8人

*18:著書『盲ろう者ノーマライゼーション』(1997年、明石書店)、『生きるって人とつながることだ!』(2010年、素朴社)、『盲ろう者として生きて』(2011年、明石書店

*19:2015年刊行

*20:著書『哲学入門』(新潮文庫)、『戦争の罪を問う』(平凡社ライブラリー)、『われわれの戦争責任について』(ちくま学芸文庫)など

*21:「官邸」は膨らませてないでしょう。どう考えても官邸からのリークでしょうから。

*22:宇野内閣防衛庁長官、宮沢内閣建設相、自民党政調会長(橋本総裁時代)、幹事長、副総裁(小泉総裁時代)など歴任