今日の産経ニュース(11/1分)(追記・訂正あり)

■【第4次安倍政権】首相指名選挙、結果は
http://www.sankei.com/politics/news/171101/plt1711010027-n1.html
 本当に希望は首相指名を「幹事長(政調会長兼務)」の大島敦*1(小池が逃げ腰の今、事実上の党首)ではなく、「非常識極右の上、希望の幹部でもない」渡辺周*2を当選回数の多さだけで首相指名したと知り改めて呆れています。


■【安倍政権5年の軌跡】経済は復活、憲法改正は道半ば 経済政策で国民が納得する実績が積み上げられるかがカギ
http://www.sankei.com/politics/news/171101/plt1711010004-n1.html
 タイトルからして矛盾していますね。
 「経済は復活」したのなら「経済政策で国民が納得する実績が積み上げられるかがカギ」なんてことはないわけです。
 既に復活しているのだから「積み上げる必要もない」。こういうのを「問うに落ちず語るに落ちる」というんでしょう。


■【主張】南シナ海問題 「海洋強国」抑える外交を
http://www.sankei.com/column/news/171101/clm1711010002-n1.html

 フィリピンは、中国が全面敗訴した南シナ海をめぐる仲裁裁判の当事国である。ただ、中国の圧力と経済援助を前に、ドゥテルテ氏*3は仲裁裁定への言及を「封印」している。
(中略)
 日米は、フィリピンが南シナ海問題で法の支配を貫く側に立つ姿勢を明確にするよう、働きかけを強めるべきだ。

 やれやれですね。フィリピンと中国のトラブルが「両国の交渉の結果」解決するならそれでいいことでしょう。ところが産経は「ドゥテルテは中国のカネで転んだが、中国の南シナ海での振る舞いは許せないから、日米で金をばらまいてドゥテルテを反中国にしよう」てそんなんする事に何の意味があるんでしょうか。そもそもそんなこと可能なのか、つう話でもありますけど。
 まあフィリピンにせよ、ベトナムにせよ「中国と対立する問題」において自国の国益を守りたいでしょうが、それは「法の支配」云々という話ではないし、産経のような反中国的姿勢をとる気もないでしょう。そもそも領土紛争とは「中国が100パー悪い」つう話でもないでしょうし。

*1:野田内閣総務副大臣民進党幹事長(前原代表時代)など歴任

*2:鳩山、菅内閣総務副大臣、野田内閣防衛副大臣を歴任

*3:ダバオ市長を経て大統領