■この記事についたブクマ
小生、この記事に
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20171227/5640158721
bogus-simotukare
我々は「日本は中国に負けてる部分が多々ある」つうことを直視しないといかんでしょう。「中国の評価すべき点、手強い点」を無視、軽視して「日本の方が中国よりすごい」と思い上がっても空しいだけです
とセルフブックマークしましたが
quick_past
女性が政界や財界に出ていたり、自営業やったりと言う点でも日本はタイにすら勝ててない。ちょっと前の深センの話*1にしても、どこの国でも明暗はあるという言い方が、自国*2の問題から目を背ける使い方されていた。
という賛同をいただいたようで実に幸いです。
■NHK『オウム真理教 元信者の菊地直子さん 無罪確定へ 最高裁』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171227/k10011272901000.html
ちなみにこの記事についたブクマ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20171227/k10011272901000.html
・shigeto2006
この人が逃亡していたのを(ボーガス注:マスコミが)「走る爆弾娘」などと大騒ぎしていたのは、いったい何だったのか。マスメディアには「推定無罪」の原則を思い起こしてほしいものだが、(ボーガス注:理性が無いから)まあ無理だろうな。
・naryk
妥当じゃね。被害者の方の気持ちはお察しするが「菊池の殺人幇助罪」ということだけに関して言えば立証できなかったとしか言いようがないだろう。
・hyoutenka20
長年逃げてたから無罪の判断ができたのかも…違法なのにオウム信者の転入拒否をする自治体に国民が喝采を浴びせてたような事件直後の時期に裁判で無罪にしたら、司法全体が世論に叩きのめされるのが目に見えてたし
・Iridium Iridium
あまりにも事件から近い時期に出頭したら世論に負けて有罪になる可能性もあったのである程度時間を置くのは正しい戦略に思える
全く同感なので紹介しておきます。
なお、この件について滝本太郎弁護士のブログ記事も紹介しておきます。
http://sky.ap.teacup.com/takitaro/2201.html
■オウム事件女性K被告の無罪確定へ
http://sky.ap.teacup.com/applet/takitaro/20151127/archive
オウム事件の女性K被告の最高裁での無罪決定につき、コメントを求められたりしています。これについての詳細は、高裁判決時の、上記2015年11月27日付ブログのとおりなので、これを参考にしてくださいませ。
端的には、
「事件に関与していても、本人は言われるままに末端にて作業していたのであり、認識がない以上無罪なのは当然です。良かったと思います。」です。「破壊的カルト集団の中で、グルの手足として「考えるな」の教えのもとで動いていただけであり、認識がホントにないのも不思議ではないんです。」というところです。
その上で、高裁判決で裁判長が説示したこと、どうぞ忘れないでください。
「審理した結果、法律的には無罪となりました。ただし、客観的には、あなたが運んだ薬品で重大な犯罪が行われ、指を失った被害者が出ています。あなた自身が分からなかったとしても、あなたの行為が犯罪を生んだことを、心の中で整理してほしい」
(中略)
20171228追加
Kさんメッセージ出した。「(ボーガス注:無罪判決は?)素直にありがたく受け止めたい。とはいえ、自分の行為が何の落ち度も責任もない方に、重篤な被害を与えたことにつながってしまったことを、これからの人生において重く受け止めていくことに変わりありません」とのコメントを出した。
■読売『護衛艦「いずも」空母化…離島防衛の拠点に』
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20171225-OYT1T50161.html
現状でもヘリコプターが離発着できるいわゆる「ヘリ空母」ではあるのですが、それが「戦闘機が離発着できる」というのだから、よりいっそう「金はかかるわ」「中韓の反発を招き極東の緊張を高めるわ」でまさに最悪ですね。安倍政権を一日も早く終わらせなければいけないと痛感します。
【ここから産経です】
■【日韓合意検証発表】「日本に瑕疵なし」証明した 木村幹・神戸大大学院教授
http://www.sankei.com/world/news/171227/wor1712270035-n1.html
・木村のような暴論より、たとえば
■法華狼の日記『日韓合意は被害者のためという建前が壊され、口封じしたいという本音が明らかとなった』
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20171227/1514388167
の方がまともな言論でしょう。
・よりによってこういうときに「日本は悪くない、韓国が悪い」なんて「事実に反する虚言」を「一応韓国研究者」「一応国立大学教授」が産経紙面でやるかと思うと呆れて二の句が継げません。俺が木村の立場ならこんなことはやりませんね。「安倍信者の歴史修正主義者、反韓国分子」として自分の信用が落ちるだけだからです(安倍信者仲間、歴史修正主義者仲間、反韓国分子仲間を除く)。
安倍政権長期化*3で木村のような輩は図に乗ってるのかもしれませんが、所詮デマはデマです。安倍政権下の日本では通用させることができても国際的に通用するもんじゃないでしょうし、安倍政権だっていつまでも続くわけでもない。
まあ今後、木村のようなデマに対しては、各方面から批判が出るでしょうが、とりあえず「木村幹」の本*4は眉唾した方がいいことはよくわかりました。幸い(?)なことに過去には一度も読んだことがありませんが「こんな輩だと解った」以上、今後は読む理由は何もありません。
「反日団体の説得」や「在韓大使館前の慰安婦像撤去に向けた具体的な計画策定」など、日本側の要求について韓国政府が議論に応じていたことが明らかになった。
木村の詭弁の一部ですがだからなんなんでしょうか。それが事実だとしてもそんなことは発表された日韓合意には何一つ存在しない。つまり事実だとしても「朴クネと安倍の密約」にすぎないわけです。
「密約でも従え」というなら例の「蓮池夫妻、地村夫妻らの一時帰国密約(いったん日本から北朝鮮に戻る)」が「事実なら」日本政府は従うべきでしょうが、産経は「密約があったとしても、蓮池氏らに無断で結んだ不当な密約に従う義務はない」と主張していました。
その産経の理屈ならそれこそ「慰安婦や支援団体」どころか「与党セヌリ党にすら隠して結んだ朴の密約」になど「従う義務は全くない」はずです。
大体「密約にせざるを得なかった」ということ自体、「日本側も自分らの主張をおおっぴらにすることはできないと自覚していた」ということです。そんなもんに何の法的効力があるのか。
日本側が警戒すべき点は、報告書が合意を「条約ではなく政治的合意だ」と明記したことだ。
正直こう言われても仕方が無いでしょう。「きちんとした文書」にでもすれば良かったところ「国内の政治的非難を恐れる安倍と朴」が文書化せず「記者発表だけして終わらせる」という曖昧な形で処理したからです。
■自民・二階俊博*5幹事長、28日に習近平*6国家主席と会談固まる
http://www.sankei.com/politics/news/171227/plt1712270042-n1.html
産経は「二階が勝手にやってる」とか「習が頭を下げてきた」とか強弁するかもしれませんが、まあ、普通に考えて「安倍が頭を下げてきた」わけです。
■【プレーバック大阪(5)】日本遺産ならなかった「楠公さん」…それでも復権活動に終わりなし
http://www.sankei.com/west/news/171227/wst1712270005-n1.html
「楠公さん」「大楠公」として知られる南北朝時代の武将・楠木正成と、「小楠公」と呼ばれる嫡男の正行(まさつら)。戦前は国民的英雄として知られた父子をテーマに掲げ、ゆかりの地である大阪府河内長野市は旗振り役となって日本遺産認定活動を進めていた。だが今回、その願いはかなわなかった。
(中略)
11月には河内長野市と正成の生誕地がある千早赤阪村が牽引役となり、NHKの大河ドラマ化を目指す活動を始めた。まずは府内自治体に呼びかけて「オール大阪」から、活動を広めていくという。日本遺産とは別の切り口になるが、戦後日本が忘れた「公」の精神に生きた正成らの復権を目指す活動に終わりはない。
産経らしい実に右翼的な結論ですが、現場の人間はむしろそんなことよりも観光目当てでしょう。
大体「軍神・広瀬武夫」あたりならまだしも、楠木正成は復権するまでもなく有名でしょうに。
主役ではなかったとはいえ既に大河ドラマ「太平記」に重要人物として登場してますし。
■【風を読む】「男女格差」に向き合えるか 自民議員の比率は衆院で9対1、説得力は… 論説委員長・石井聡
http://www.sankei.com/column/news/171226/clm1712260004-n1.html
日本は144カ国のうち114位、と言われれば何とかならないかと思っても叱られまい。ダボス会議を主催する「世界経済フォーラム」が先月発表した「ジェンダーギャップ指数」(2017年版)である。
男女格差の度合いを示すものだ。この手の指数に対しては「いったい、どういう基準で判断しているのか」などとすぐに頭に血が上る人*7も少なくない。
だが「国会議員の男女比」「閣僚の男女比」などが軒並み後退した結果、全体では過去最低だった前年の111位からさらに順位を下げた。
(中略)
保守を自任する自民党は「家庭を守り子を育てる女性」に重い意味を置く傾向がある。大事な価値観の一つである。とはいえ、議員の男女比が衆院で9対1と大きく開いた状態で、どれだけ説得力を持つかである。
(中略)
「2020年までに指導的地位にいる人の3割を女性にする」と言い出したのが、ほかならぬ安倍晋三首相であることも思い出した方がよい。
・ちなみにハフィントンポスト『日本のジェンダーギャップ指数、過去最低を更新 114位に』http://www.huffingtonpost.jp/2017/11/01/nippon_a_23263093/によれば
と北欧諸国が上位です。
日本以外のG7諸国は
・11位:フランス
・12位:ドイツ
・15位:英国
・16位:カナダ
・49位:米国
日本の周辺諸国は
・100位:中国
・118位:韓国
などとなっています。しかし「日本、中国、韓国」の低さはやはり「儒教の影響」でしょうか。
それはともかく、なるほど確かに
この手の指数に対しては「いったい、どういう基準で判断しているのか」などとすぐに頭に血が上る人も少なくない。
でしょう。
「G7諸国の中でぶっちぎりの最下位」の上、「100位(中国)と114位(日本)」など「北欧諸国やG7諸国と比べたら五十歩百歩」ですが阿比留、古森、安藤慶太のようなアンチ中国ウヨには「何で中国が上なんだ!」と我慢がならないでしょう。
たぶん「中国の方がわずかながら女性が政財官界に多く社会進出してるから」ですが。あるいは「女性の大学進学率」も中国の方が高いのかもしれません。「ジェンダーギャップ指数」とはそういう指数らしいので。
「人権保障の判断基準はいろいろありますので」、これだけでは「中国の人権保障は日本より進んでる」とはもちろん必ずしもいえません。
あるいは「日本の人権保障は韓国より(以下略)」ともいえない。朴クネの不正をただした韓国の方が「加計森友を未だにきちんと精算できない日本」よりずっとましでしょう。あるいは「朴チョンヒ時代のでっち上げえん罪に無罪判決を下した韓国」の方が「横浜事件に無罪判決が下せなかった日本」よりずっとましでしょう。
あるいは、たとえば、中国について言えばさすがに小生も「天安門事件での中国政府の態度を全面正当化したりはしません」。
しかし、おそらく「女性の政財官界への進出」「女性の大学進学率」という基準で見ると「中国>日本>韓国」なんでしょう。
ほかにも「中国における女性の社会進出」については
https://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170308/Recordchina_20170308054.html
■レコードチャイナ『女性議員の割合、中国は世界平均上回る、日本は193カ国中163位―列国議会同盟』
2017年3月8日、世界の国会議員が参加する列国議会同盟(IPU)がこのほどジュネーブで発表した2016年の各国議会(一院制の議会または下院)の女性進出に関する報告書によると、世界全体の女性議員の割合は23.3%で、前年より0.7ポイント増えた。中国の国会に当たる全人代の女性議員の割合は23.7%で世界平均を上回っている。国際在線が伝えた。
IPUのマーティン・チュンオン事務総長は「中国における女性議員の増加は、世界平均の引き上げに重要な影響を与えている。中国の割合は世界平均を上回る素晴らしいものだが、もっと引き上げることも可能だ。中国政府の男女平等促進への努力に期待している」と語った。
日本メディアによると、日本は193カ国中の163位で、前年の156位から順位を落とした。主要7カ国(G7)では、ドイツ23位、カナダ62位、米国104位などで、日本は最下位だった。
なんて記事もあります。もちろん日本は「世界平均を下回っている」わけです。何せ「193カ国中の163位」ですからね。
一方、中国は「平均値を上回ってる」のだからおそらく「96位(193カ国の真ん中)よりは上」でしょう。
我々は「日本は中国に負けてる部分が多々ある」「中国はもはや発展途上国ではないのだ」つうことを直視しないといかんでしょう。科学技術とか経済とかかなり負けてるんじゃないか。
そういうことが認識できない輩がただ中国に悪口雑言するのでしょう。産経とか阿部治平とか。
中国を手放しで褒めろとは言いません。「共産党一党独裁」など、中国に問題は多々あるでしょう(と俺が断っておかないと中国盲従分子扱いするバカがいますので断っておきます)。
しかし「中国の評価すべき点」「中国の手強い点」を無視し、軽視して「日本の方が中国よりすごいんだ」と思い上がったって空しいだけです。
・「批判としてぬるい」とはいえ産経には珍しく安倍批判です。まあそれはともかく「2020年までに指導的地位にいる人の3割を女性にする」なんてのは安倍にとって「党内女性議員(例:野田聖子*8)などが要望するので反対する理由もないので賛同しました」程度の話で「先ず隗より始めよ。万難排して閣僚の3割、あるいは自民党だけでも国会議員、地方議員の3割を女性にすることを目指します」なんてことはないでしょう。
正直、「2020年までに指導的地位にいる人の3割を女性にする」に限らず「介護離職を減らす」「待機児童を減らす」にしてもどこまでやる気があるか。安倍にとっては「九条改憲」「靖国参拝」など右翼的政策以外は正直どうでもいいでしょう。
■【取材の現場から】無痛分娩で重大事故相次ぐ 国や医療機関、きめ細かな情報提供を
http://www.sankei.com/west/news/171227/wst1712270003-n1.html
「無痛分娩は悪くない、そういうスキルを持たない医療機関が医療過誤するのが悪い」わけですが、素人には「どこが安全か」わからないし、「資格審査制度を作る」など、行政や医師会など関係団体の何らかの適切な対応が必要かと思います。
*1:確か「深センの経済成長はすごい、日本は負けてる」みたいな話だったと思います。
*2:日本のこと
*3:俺のような批判派にとっては残念なことですが
*4:『朝鮮半島をどう見るか』(2004年、集英社新書)、『高宗・閔妃』(2007年、ミネルヴァ日本評伝選)、『韓国現代史:大統領たちの栄光と蹉跌』(2008年、中公新書)、『日韓歴史認識問題とは何か』(2014年、ミネルヴァ書房)など
*5:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て幹事長
*6:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席、党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席
*8:小渕内閣郵政相、福田内閣食品安全等担当相、麻生内閣消費者問題等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て、現在、第四次安倍内閣総務相(女性活躍担当相兼務)