■ユーチューブの保守系チャンネルが相次ぎ閉鎖 「削除の基準、不透明」と批判
https://www.sankei.com/life/news/180806/lif1808060036-n1.html
まあ普通に考えて「ヘイトスピーチ」「名誉毀損」などの問題があるから削除されてるだけでしょう。文句があるなら訴訟でも起こせばいいだけの話です。
■【自民党総裁選】石破茂氏*1「憲法、安保」 野田聖子氏*2「女性、子供」 挑戦者の政策出そろう
https://www.sankei.com/politics/news/180806/plt1808060026-n1.html
まあ「モリカケ安倍」よりは「稲田元防衛相」などのよほど酷いタマでない限り、誰であれマシだとは思います。
とはいえ石破は「歴史認識問題や中韓との外交関係はともかく」憲法問題では安倍とあまり変わらない改憲右翼ですからねえ。あまり積極的に支持する気にならない。しかし「安倍と改憲右翼ぶりを競う」とは石破もとんちんかんな男です。自民支持層における安倍批判派が期待してるのはそういうことではないと思いますが。
一方、野田はそうした改憲右翼であるかどうかはよくわかりません。産経記事が書くように彼女は憲法問題からは逃げているからです。
外交では、日中、日韓関係が「20年ほどの間に大きく悪化」とし、民間交流などを通じ両国関係を「再び活性化させる」と訴えた。
「20年ほど」ではなく「安倍政権になってから極端に悪化した」のであり、例えば「小渕*3政権時には日韓共催ワールドカップ」「菅*4政権時には朝鮮王室儀軌返還」のわけです。
まあ、こういうことで、きちんと明快に安倍批判できないあたり困ったものですが、「日中、日韓関係を改善したい」といってる点はそれなりに評価していいかと思います。安倍批判を躊躇してはっきり言ってないとは言え、素直に考えればこれは「悪化する日中、日韓関係を今まで安倍は改善できず、今後も改善できる見込みがない」といってるのも同然だからです。
■【原爆の日】「被爆樹木保存を支援」 安倍首相が被爆者団体に表明、31年度予算案に
https://www.sankei.com/west/news/180806/wst1808060086-n1.html
別にこんなことをしたからといって安倍なんぞ「反核に理解がある」などと全く思いません。この点は被爆者団体とて同じでしょう。
「そういう見え透いたパフォーマンスするなら、とっとと核兵器禁止条約に調印しろよ」と思うだけですがそれはさておき。さすがに安倍も産経なんぞとは違い、総理の立場で「核武装論を公言するほど」無謀でもないわけです。まあ、「過大評価は禁物」ですが、「核兵器禁止条約への調印」を安倍にさせることはできなくても、安倍が核武装論を封印し、被爆者に対し理解があるかのようにパフォーマンスする程度には、日本において反核世論は政治力があるわけです。
■【国民民主党代表選】最有力候補・玉木雄一郎氏*5への「反旗」相次ぐ 「対決より解決」に津村啓介氏*6らは野党共闘路線主張、対決軸に
https://www.sankei.com/politics/news/180806/plt1808060025-n1.html
「野党共闘するかしないかが対決軸だ」なんて馬鹿馬鹿しいにもほどがあります。世論調査によっては最大与党自民、最大野党立民どころか、公明、共産、自由、社民、維新すら下回る支持率の党が何様のつもりなのか。
今後、政治情勢がどうなるにせよ、国民民主党はどんどん沈没していくんでしょうねえ。
自民党にへいこらするインチキ野党なら既に維新があります。「自民支持層(?)」にとって、何も国民民主なんか必要ない。
一方で野党支持層が「野党共闘に必ずしも積極的でない」今の国民民主を支持するわけもない。結局「自民にへいこらしたい」という玉木とそのお仲間連中(産経記事に名前が出てくる古川*7幹事長、岸本*8役員室長など)以外は国民民主の議員連中は「先細りの国民民主を見捨ててなんとか立憲民主に潜り込もう」と画策し出すんでしょうね。まあ連中には新党をつくるだけの才覚もないでしょうからねえ。昔の仲間で、最大野党でもある立民に泣きつくのが一番ありそうな話です。
「自誓会=細野派」であり、細野*10こそ、前原*11とともに「野党共闘破壊の希望の党騒動の張本人」ですので、まあ、津村氏以下の連中は全く信用できませんね。立民も「入りたい」といわれても「お前らの親分は細野だったろうが」「また野党共闘破壊をやるトロイの木馬になる気か」と皮肉の一つも言いたいでしょう。まあ、今となっては「落ち目の」元親分・細野の「野党共闘破壊路線」に殉じるような輩はいないのでしょう。とはいえ、細野が羽振りがいいと思っていたときはへいこらしていたのでしょうからやはり津村氏以下は信用に値しないでしょう。まあ、そもそも野党共闘に好意的なメンツだったら「小池*12に排除されて」立民から出馬、あるいは無所属で出馬せざるを得なかったでしょうから、国民民主に今いる時点で皆眉唾ものですが。
■【主張】原爆の日 平和守る現実的な議論を
https://www.sankei.com/column/news/180806/clm1808060002-n1.html
「現実的な議論」なんてのはどんな問題でも当たり前の話です。その当たり前の話をわざわざタイトルにする。
「核全廃なんて日本周辺国に核保有国(中露、北朝鮮)もあるし、非現実的でなんとかかんとか」つう話を産経がするであろうことが読まなくても予想がつきます。
実際
核兵器の使用を踏みとどまらせるのは、核抑止力である。米国やその核の傘の下にある日本が核兵器禁止条約に入っていないのは、妥当な選択といえる。
ですからねえ。まあ産経的には「政治的に可能ならば、日本の独自核武装すら主張したい」でしょうからね。
ちなみに「核兵器禁止条約」に参加してないのは「米国以外の核保有国(英仏中露)」もそうですがそのあたり産経はどう理解するんですかね?。米国のように擁護するのかどうか?。
*1:小泉内閣防衛庁長官、福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任
*2:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣消費者問題党担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て、第四次安倍内閣総務相
*3:竹下内閣官房長官、自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相などを経て首相
*4:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相などを経て首相
*5:民主党政調副会長、民進党幹事長代理、希望の党代表などを経て国民民主党共同代表
*7:菅内閣官房副長官、野田内閣経済財政担当相、希望の党幹事長などを経て国民民主党幹事長
*9:鳩山、菅内閣総務大臣政務官、民進党政調会長(前原代表時代)などを経て国民民主党政調会長代行
*10:野田内閣環境相、民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長(岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)などを歴任