今日の産経ニュース(2020年7月21日分)

立民・福山幹事長、合流慎重の国民・玉木氏に決断促す「なるべく早く」 - 産経ニュース

 玉木氏は、合流には憲法や消費税減税などの政策的な一致が必要だとしているが、福山氏*1は政策面での国民との事前協議について「合流後でも十分議論できる」として、否定的な考えを示した。

 「立民では無く、維新か、れいわと手を組みたいらしい」「共産党を含む野党共闘をしたくないらしい」玉木の主張は「合同潰しの口実」でしかありませんが「建前的な意味」では正論です。
 「選挙協力」ならまだしも「党の合同」なんて話で「とにかくまず一緒になろう(福山)」なんて「醜い野合」でしか無い。まったく立民の誠実さや政治センスのなさにはいつもながら呆れます。立民のどこが「まっとうな政治(選挙ポスターなどに書かれる立民の政治スローガン)」なのか。まあ、さすがに「安倍よりはまっとう」でしょうが。

 合流推進派からは「玉木氏はもう逃げられない」(中堅)との声も聞かれる。

 まあ「共産支持」の俺にとっては正直どうでもいい話ですね。世論調査において最大与党自民や最大野党立民どころか、「共産、公明、維新を常に下回る低支持率」「調査時期などによってはれいわや社民党も下回る低支持率」「常に1~2%の低支持率」玉木の国民民主には何の展望も無い。
 したがって「合同論を唱えたがる連中の気持ち」もある意味では分かる。
 ただし「立民と一緒になること以外に現状打開の道が思い浮かばないらしい他力本願の国民民主党合同派」「そんな落ち目の国民民主を飲み込むこと以外に現状打開の道が思い浮かばないらしい立民(当初は『国民民主との安易な再合同は「野合」「分裂した民主党をわざわざまた繰り返すのか」と言われるのでしない』とまで言っていたのに)」も一方では論外の存在です。
 自民支持者であれ、公明支持者であれ、共産支持者であれ、社民支持者であれ、れいわ支持者であれ、維新支持者であれ、「政党支持なし無党派」であれ、何であれ、こんな野合をする政党を支持しようと思う人間も少ないでしょう。大体、甘利*2が「国民民主と立民にわざわざ分裂したのにまたくっつくのか」云々と小ばかにしていましたが、正直、旧民主党の熱心な支持者でもない限り、こんな野合政党は支持する気にならないでしょう。国民民主や立民の支持層からさえ「そんな野合をやるなら支持なんかやめる」という人間も出てくるのでは無いか。


菅氏は「有力候補の一人」 首相、ポスト安倍めぐり月刊誌で - 産経ニュース
 「右派雑誌」とはいえ、月刊文春や月刊中央公論あたりならまだしもマイナーなデマウヨ雑誌「月刊HANADA」だというのだから安倍には心底呆れます。
 しかし菅と一緒に登場し、「首相候補の一人」と持ち上げるとは、安倍の意中の人間は岸田*3では無く菅なのか。
 はたまた、「菅と安倍の不仲説(岸田禅譲を目指す安倍に対し、岸田を嫌う菅は石破*4を支持する見込み)」がよほど気になるのか。


立・国合流「とやかく言わず歩んで」 野田前首相も参加意向 - 産経ニュース
 野田*5も今や完全に「過去の人」になってるので「立民、国民民主合同」に相乗りして立場を良くしようと考えてるのでしょう。
 まあ仮に合同しても、そう上手くいくかは疑問ですが。今の野田には国民的人気も政治力も何もないですからね。
 国民の玉木*6にせよ、立民の枝野*7にせよ、野田に勝手なまねをさせる気は無いでしょう。

*1:鳩山内閣外務副大臣菅内閣官房副長官民主党政調会長(海江田代表時代)などを経て立憲民主党幹事長

*2:小渕内閣労働相、第一次安倍、福田内閣経産相麻生内閣規制改革等担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第二次、第三次安倍内閣経済財政担当相、自民党選対委員長などを経て、現在、自民党税制調査会

*3:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長

*4:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*5:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)を歴任

*6:民主党政調副会長、民進党幹事長代理、希望の党代表などを経て国民民主党代表

*7:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)を経て立憲民主党代表