今日の中国ニュース(2019年1月31日分)

【藤本欣也の中国探訪】劉少奇没後50年(上) 一葉の写真が語る名誉回復の虚実

 2018年11月23日に、北京の人民大会堂で「劉少奇同志の生誕120年記念座談会」が開かれている。
 「劉少奇*1同志の崇高な人徳と高尚な精神こそ、共産党員と中国人民が学ぶべき手本だ」
 非業の死から半世紀。名誉回復をへたとはいえ、一度は党から永久追放された劉氏を、ここまで称賛してみせたのは習近平*2国家主席(総書記)である。
 背景として取り沙汰されるのが、「紅二代」の影響だ。習仲勲*3元副首相を父に持つ習氏(65)と、劉少奇氏を父に持つ劉源氏*4(67)は同じ2世同士、親交が深い。
 習氏は12年の体制発足後、軍総後勤部政治委員(当時)の要職にあった劉源氏を通じ、軍のてこ入れを進めたといわれている。

 いや、そういう私的つながりはあまり関係ないでしょうね。「文革と戦った英雄」として劉少奇を持ち上げやすいから持ち上げてるだけでしょう。それは習近平政権以前からそうだと思いますね。

*1:全人代委員長、国家主席など歴任

*2:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*3:党中央宣伝部長、副首相などを歴任するが文革で失脚。文革終了後復権広東省長(広東省党第一書記兼務)、全人代副委員長など歴任。

*4:中国人民解放軍軍事科学院政治委員、総後勤部政治委員など歴任