■【藤本欣也の中国探訪】劉少奇没後50年(上) 一葉の写真が語る名誉回復の虚実
2018年11月23日に、北京の人民大会堂で「劉少奇同志の生誕120年記念座談会」が開かれている。
「劉少奇*1同志の崇高な人徳と高尚な精神こそ、共産党員と中国人民が学ぶべき手本だ」
非業の死から半世紀。名誉回復をへたとはいえ、一度は党から永久追放された劉氏を、ここまで称賛してみせたのは習近平*2国家主席(総書記)である。
背景として取り沙汰されるのが、「紅二代」の影響だ。習仲勲*3元副首相を父に持つ習氏(65)と、劉少奇氏を父に持つ劉源氏*4(67)は同じ2世同士、親交が深い。
習氏は12年の体制発足後、軍総後勤部政治委員(当時)の要職にあった劉源氏を通じ、軍のてこ入れを進めたといわれている。
いや、そういう私的つながりはあまり関係ないでしょうね。「文革と戦った英雄」として劉少奇を持ち上げやすいから持ち上げてるだけでしょう。それは習近平政権以前からそうだと思いますね。