「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう(2019年1/31分:黒坂真の巻)

黒坂真
 留学生同盟埼玉の皆さん。「日本の植民地支配と分断に抗して」とありますが、皆さんは韓国と北朝鮮ができたのは日本のせいだとお考えですか。

 「日本が植民地支配していなければ」「そして日本が無様に敗戦して朝鮮半島を権力の空白状態にしなかったら」、ソ連や米国の介入もなかったでしょうから「北朝鮮と韓国が出来たこと(民族分断)は日本のせい」という要素は当然あるでしょうね*1
 もちろんそれは「すべて日本のせい」とか「米国やソ連は悪くない」とかいう話ではない。
 というか「東南アジアの独立」という都合のいい話は「日本のおかげ」にするくせに、「朝鮮半島の分断」という都合の悪い話は「関係ない」というとは黒坂らウヨ連中はでたらめとご都合主義にもほどがあるでしょう。

黒坂真
 吉岡正史さん。大企業だけを儲けさせ、中小企業を苦しめる経済政策が存在しますか。

 安倍の経済政策をどう評価するにせよ「一般論として」そうした経済政策はいくらでも存在するでしょう。
 「大企業を極端に優遇し、その付け回しを中小企業にする様な政策*2」が「論理的にあり得ない」と黒坂が放言する理由がさっぱりわかりません。もはやこの男は「経済学者としての論理性」より「安倍擁護と共産党への因縁付け」を重視してるとしか言い様がないでしょう。まあ、そもそも黒坂に対する世間の扱いは経済学者というより「ウヨ活動家」でありご本人もそれを受け入れてるのでしょうが。

*1:ただし留学生同盟埼玉の文章に話を限れば、「俺の認識」では、最初から彼らは「日本の植民地支配」&「(戦後の)分断」という話をしており「分断」に「日本の」という修飾語はかかりません。あるいは「分断」に「日本の」という修飾語がかかるとしても彼らの主張は「日本の植民地支配のせいで分断した(まあそういう要素は明らかにあると思いますが)」というよりは「安倍や黒坂の様なウヨが太陽政策を敵視して、南北緊張関係(分断状態)を助長している」という話です。

*2:私見では「共産党が批判する安倍の消費税増税およびそれとセットの大企業減税」などはそうでしょう