今日の中国ニュース(2019年3月15日分)

中国首相会見、本紙の出席認めず 3年連続 - 産経ニュース

 菅義偉官房長官は15日の記者会見で、産経新聞が李氏*1の記者会見への出席を拒否されたことに関し「取材の機会は適切で公平に設けられるべきだ」と述べた。

 東京新聞の望月*2記者に対し、無法な態度をとりながら良くもふざけたことが言えたもんです。
 あるいはその理屈ならトランプが批判的なマスコミをフェイクニュース呼ばわりし、誹謗してることは菅にとってどうなるのか。
 そもそも菅の「望月非難の詭弁」を産経に適用すればそれこそ「江沢民*3死亡などと言うデマ記事を書く産経の相手など時間の無駄だby中国」といえてしまうでしょう。
 「お友達の産経が酷い目に遭ってるから」「酷い目に遭わせてるのが大嫌いな中国だから」レベルで物を言う菅には心底呆れます。


台湾・呉外交部長「安保対話の重点は非伝統的脅威」 - 産経ニュース
台湾、日本に非軍事の安保対話呼びかけ :日本経済新聞

台湾・呉外交部長「安保対話の重点は非伝統的脅威」 - 産経ニュース
 蔡英文総統が2日付の産経新聞との会見で呼びかけた日本との安全保障対話について「重点は非伝統的脅威にある」と述べ、具体的な対話の課題として災害救助や国際犯罪捜査協力、サイバーセキュリティーを挙げた。
 呉氏は、台湾側の関心事として「確かに軍事(部門)はある」としながらも、「相当に敏感(な問題)であることも分かる」と日本側の反応に一定の理解を示した。

 「軍事部門は重点ではない」「災害救助や国際犯罪捜査協力、サイバーセキュリティといった非軍事分野が重点」なら最初から「軍事分野が主眼」と理解されるであろう「安保対話」などという表現をする必要はないでしょう。
 結局「軍事分野が重点」なのだが
1)日本(安倍政権)は中国の反発を危惧しそうしたことに乗り気がない
2)中国が猛反発
3)国内でも野党などから「外交の失敗」との批判が出て、今頃になって言い訳に走ってる
つうくだらない話でしょう。まあ蔡英文一味も実に無様です。

*1:共青団共産主義青年団)中央書記処第一書記、河南省長・党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て首相(中国共産党中央政治局常務委員兼務)

*2:著書『武器輸出と日本企業』(2016年、角川新書)、『新聞記者』(2017年、角川新書)、『THE 独裁者:国難を呼ぶ男! 安倍晋三』(共著、2018年、ベストセラーズ)、『権力と新聞の大問題』、『安倍政治 100のファクトチェック』(以上、共著、2018年、集英社新書)、『望月衣塑子の安倍晋三の研究』(2019年4月刊行予定、ベストセラーズ)など

*3:電子工業大臣、上海市長・党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席