【正論】皇室を後世に残した先人を誇る 日米近現代史研究家・渡辺惣樹 - 産経ニュース
ヨーロッパ諸国に残る王室も第二次大戦を経て次々に消えていった。ブルガリア(46年)、イタリア(46年)、ルーマニア(47年)、ギリシャ(73年)。左翼思想の高まりで王室が持つ機能を理解できなくなった結果*1であった。一方でスウェーデン、ノルウェー、デンマークなど*2は王室を温存した。
産経らしくて吹き出しました。むしろ「王室に第二次大戦の責任をとらせて、王制を廃止したイタリア」の方が俺的には日本より立派ですが。
「フランス(フランス革命)、ロシア(ロシア革命)、ドイツ(ドイツ革命)、イタリア(戦後の国民投票による王室廃止)、イラン(イラン・イスラム革命)、ネパール(国王独裁への反発から民主化運動が発生し王室が廃止)」などがわかりやすいですが「無謀な戦争で敗北したり」、「悪政で国民生活を困窮させたり」すれば「ふざけんな!」つう政府への批判から王室が廃止されることは珍しくありません。
戦争であれほどの犠牲を国民に出しながら、「天皇主権から天皇象徴に代わった」とはいえ、国民多数が天皇制廃止に動かず、それどころか昭和天皇の退位すら求めなかった日本はかなり異例です。それだけ「明治以降の天皇崇拝洗脳教育」が威力を発揮したと言うことですが。
昭和天皇の「悪いのは東条英機*3元首相ら部下。俺は悪くない」という居直りが容認されたわけです。
「韓国人が嫌いだ」韓国の空港で酒に酔い暴言、厚労省課長を更迭 - 産経ニュース
こんな頭のおかしいバカが中央官庁の課長かと思うと頭痛がします(課長と言うことはいわゆるキャリアでしょうか)。さすがに処分されるようですが、これも安倍政権の悪影響でしょうか。
なお、記事本文に
職員に物を投げつけ
と書いてあるのに記事タイトルが「暴言としか書いてない」のが産経らしいせこさです。
ナザルバエフ大統領が辞意 カザフスタンを30年指導 「次世代に託す」 - 産経ニュース
国の安全保障会議議長と与党代表は続けるとしており、実質的な権力は手放さない考えとみられる。長女で政治家のダリガ氏に段階的に権力を委譲する可能性もある。
というのだから素直には喜べません。
参考
中央アジアで進む大統領終身化、親族への権力委譲準備の動き(1/2ページ) - 産経ニュース
カザフスタンでは16日、ナザルバエフ大統領(76)の長女ダリガ氏(53)が上院の国際関係・国防委員会トップに選出された。カザフでは大統領が死亡したり職務不能になったりした場合には上院議長が代行するため、今回の人事はダリガ氏への将来的な大統領権限の委譲に向けた準備との観測が出ている。ダリガ氏は副首相など重要ポストを歴任していたが、13日に大統領自らがダリガ氏を上院議員に任命していた。