今日の北朝鮮・韓国ニュース(2019年5月8日分)

■野原燐のツイート

野原燐
 韓国が嫌いで嫌いでたまらず、ついに日韓断交を言い出す人とは??。北朝鮮に敵対しなければならないとする反共主義者*1から見れば、裏切り者*2のはずだが!!
 最近は、反文在寅、親太極旗派のウヨ*3(三浦小太郎派?)がでてきたが、内ゲバは激しくない(残念!)

 最近どころか「昔からいます」けどね。「反文在寅、親太極旗派のウヨ」って要するに「朴チョンヒや全斗煥、朴クネ万歳のウヨ」ですから。
 そしてそういうウヨ連中はほとんどが「河野談話否定」「徴用工の違法性否定」なのでもちろん「日韓断交を言い出す人」と大して変わりません。「つくる会理事」「チャンネル桜常連出演者」三浦小太郎が「断交を叫ぶ極右」に「断交なんか出来るわけがないだろう!」と批判した事実もないし。
 野原さんの歴史認識、社会認識がゆがんでることがよく分かります。大体日本ウヨが何言おうと、ある意味どうでもいいでしょうよ。
 「日韓友好を唱えるまともな政治勢力」なら例えば社民党共産党があるわけですから。ああでも野原さんって「打倒北朝鮮」だから「太陽政策支持」社民党共産党は大嫌いですか?。「日本ウヨの発言に異常にこだわる野原さん」の自己認識が「明らかにウヨ」であることは間違いないでしょう。自己申告に寄れば、元労組員だそうなので「旧民社系のがちウヨ、つまり荒木和博の同類」が野原さんでしょうか。


「ウリハッキョ - 私たちの学校、私たちのふるさと」(CD)のお薦め。 | ちきゅう座
 澤藤氏も朝鮮学校無償化除外には「違法な差別」と批判的なようで大変俺的に喜ばしい。で例の野原さんも「無名な俺」には散々悪口してくれましたが、澤藤氏のような「市民運動家としてその世界ではそれなりに有名な方」には何も言えないんでしょうね。彼はそういう卑怯者でしょう。


南で「コッソンイ」が出版 - 日刊イオ

 韓国で朝鮮学校の子どもたちが綴った文集「コッソンイ―私たちは朝鮮学校の学生です《꽃송이-우리는 조선학교 학생입니다》」が4月23日に「ノモ(너머)」から出版された。
 朝鮮学校を支援するために活動を続ける「ウリハッキョと子どもたちを守る市民たちの会」(以下、市民の会、孫美姫共同代表)の編集で、朝鮮学校の子どもたちの文集が南で出版されるのは初めてのことだ。

 こうした南北交流の進展と緊張緩和の先にしか問題解決の道はない、そう思いますね。


北朝鮮との交渉再開協議=食料支援にも前向き-米韓首脳:時事ドットコム
北朝鮮への食糧支援を支持 トランプ氏、韓国大統領に (写真=AP) :日本経済新聞

北朝鮮との交渉再開協議=食料支援にも前向き-米韓首脳:時事ドットコム
 韓国の文在寅大統領とトランプ米大統領は7日、電話で会談した。韓国側によると、(中略)トランプ氏は「韓国による北朝鮮への食料提供は、極めて適切で、前向きな措置になる」と支持する立場を示したという。

 ということで、「米国が経済制裁を今も続けてる」とはいえ、遠い将来はともかく「当面は」産経が期待するほどの「北朝鮮締め上げ路線」には行きそうもありません。


https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019050802000059.html

安倍晋三首相が条件を付けずに日朝首脳会談の実現を目指す発言をしたことを巡り、北朝鮮関係筋は、日朝関係改善のためには「日本がまず、人的往来を認めるべきだ」と本紙の取材に明らかにした。北朝鮮関係筋は「今すぐかどうかは別として、(日朝)政府間の正式な対話は重要だ。そのためには、人的往来を制裁に加えてはならない」と強調。「(来年には)東京オリンピックも控えている」と指摘し、入国禁止を早急に解除するべきだと訴えた。
・一方、別の北朝鮮関係筋は、安倍氏が「金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と条件を付けずに向き合わなければならない」と述べたことに関し、「首相の真意はどこにあるのか。無条件とは言うが、拉致問題をどのように扱うつもりなのか」と疑問を投げかけた。北朝鮮の安倍政権に対する不信感は根強く、首脳会談の実現は依然見通せない。

 まあ当然、向こうはそういう対応になるでしょうね。


【主張】対北朝鮮交渉 大胆かつ慎重に取り組め - 産経ニュース
 「慎重に」というのがくせものですね。結局産経は日朝交渉など容認する気はないわけです。とはいえ、最近は「どこまで本気かはともかく」安倍ですら、「日朝交渉の用意がある」というので適当に調子を合わせてるだけです。

 首相が「条件をつけずに金委員長と会い、率直に、虚心坦懐(たんかい)に話し合ってみたい」と北朝鮮にシグナルを送ったのは理解できる。

 安倍の発言を素直に解釈すれば、少なくとも日朝首脳会談の条件に「即時一括全員帰国(救う会や家族会の主張)」なんてもんをしないということでしょうが、果たして「予想される家族会、救う会拉致議連、その他のウヨ連中(産経を含む)の反発」を前に、そんなことが安倍に出来るのか。「北方領土の話と同様に」口から出任せをほざいてる様にしか見えません。
 なお、産経の「理解できる」はもちろん口からデマカセでしょう。

 北朝鮮が今回発射した飛翔体の距離は70~240キロで日本に届く距離ではない。だが、在韓米軍や韓国の人口密集地を攻撃できる。北朝鮮によるこのような軍事挑発は決して許されない。

 アンチ北朝鮮の産経的にはそうなるのでしょうが、少なくとも現時点では米韓政府の態度は自制的です。北朝鮮も本音はともかく建前では「通常の訓練だ」といっている。大騒ぎすべき話ではないでしょう。そもそもこの飛翔体が「短距離ミサイルであれロケット砲であれ」先制攻撃など出来る話ではない。かえって米韓合同軍の反撃で国が滅びてしまう。

【追記その1】
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3667418.html
 安倍発言「条件をつけずに会談」と河野発言「拉致問題の解決は首脳会談の入り口でなく出口」をセットで考えれば「救う会、家族会の主張する即時一括全員帰国でなくても、拉致問題を進展させるため、首脳会談することはあり得る」となりますが、予想される救う会、家族会の反発を前に果たしてそんなことが安倍に出来るのか。安倍が「そういうことをして」一人でも拉致被害者が帰るなどの進展が見られれば、モリカケ疑惑、日韓関係悪化などはともかく「その限りにおいては」安倍を評価しますが、「北方領土の話は完全なフカシだったからなあ」と思わずには居られません。

【追記その2】
本当に「無条件」で良いのか【調査会NEWS2977】(R01.5.8): 荒木和博BLOG
 予想通りの荒木発言ですが、こうした荒木ら救う会や家族会を無視して本当に安倍に「無条件」が出来るかはもちろん疑問符がつきます。


【産経抄】5月8日 - 産経ニュース

「麻雀は、戦争である。キミ自身の興亡が、それにかかっているのである」。
 連休中に読み返していた作家、色川武大(たけひろ)さん*4のエッセーにあった一節である。
▼色川さんは若い頃博打(ばくち)に明け暮れ、阿佐田哲也名義で『麻雀放浪記』を書いている。では勝つためにまず何をすべきか。
「コイツはかなり手ごわいぞ。コイツとやって、いったい勝てるものかしら。そう、相手に思いこませるのである」。

 とはいえまるで実力がなければそんなことを思い込ませる事は出来ません。せいぜい「実力の1.5倍増し」などが可能に過ぎないでしょう。

 北朝鮮が4日、日本海に向けて数発の飛翔(ひしょう)体を発射した。金正恩朝鮮労働党委員長は、一体どういう了見なのだろう。
 反転攻勢に出ようとしているのか。米国に「コイツは手ごわいぞ」と思わせる*5ために。
(中略)
 いずれにしても、今回の軍事挑発で、経済制裁の解除はさらに遠のいた。

 産経的には「そういうことになってほしい」のでしょうが果たしてどうなるか。

*1:共産国である中国、ベトナムラオスキューバへのウヨの非難が「北朝鮮ほどでないこと」を考えると、日本ウヨは反共というのは少し違う気がします。

*2:イヤー、今の韓国・文在寅政権は「親北朝鮮ではない」ものの、反北朝鮮のウヨと違い「太陽政策」なので、「太陽政策金大中盧武鉉を敵視していた」ウヨ連中が文在寅氏(元・盧武鉉政権大統領秘書室長)を敵視するのはよく分かります。つうか日韓友好の話で「韓国は反共、反北朝鮮の仲間だ」ってどんだけ非常識なんでしょうか、野原さんって。

*3:野原さん曰く「三浦小太郎はウヨ」だそうです。彼の主張「俺はアンチネトウヨ」は何だったんでしょうね?。やはり虚言ですか?

*4:阿佐田名義の著書として『ギャンブル人生論』、『雀鬼くずれ』、『麻雀放浪記』(角川文庫)、『新麻雀放浪記』(文春文庫)など、色川名義の著書として『小説阿佐田哲也』(角川文庫)、『寄席放浪記』(河出文庫)、『狂人日記』(講談社文芸文庫)、『うらおもて人生録』、『なつかしい芸人たち』、『引越貧乏』(新潮文庫)、『唄えば天国ジャズソング』(ちくま文庫)、『私の旧約聖書』(中公文庫)、『怪しい来客簿』(文春文庫)など

*5:いや実際「米国の要望(非核化)を『体制保証がなければ応じない』として唯々諾々とは従わない点」は十分手強いですね。