「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(6/2分:島田洋一の巻)ほか韓国・北朝鮮最新ニュースなど(追記・訂正あり)

 島田以外にも色々とネタにしています。
■白頭の革命精神な日記『朝米会談の「負け」を受けて因習的思考回路にメスを入れるアメリカ、しがみつく日本』
http://rsmp.seesaa.net/article/460148964.html
 俺個人は「米国内・対北朝鮮タカ派の敗北」ではあっても「米国政府の負け」だとは思いません。「双方痛み分け」だと思いますが、一部のアンチ北朝鮮分子の「CVID(検証可能で不可逆的な非核化)が書いてないと米国の敗北」などという観点に立てば確かに敗北でしょう。少なくとも米国大勝利、北朝鮮惨敗でないことだけは確かです。

 それをいうなら、1972年のニクソン*1訪中(文化大革命の真っ最中!)や、1979年の(ボーガス注:カーター*2の)米中国交正常化(これは文革終結後だが)はどうなるのでしょうか? いまだって(ボーガス注:劉暁波の投獄など)中国共産党政権は重大な人権侵害を続けていると指摘されています。歴代の米ソ首脳会談は? 第二次大戦後に限っても、フルシチョフアイゼンハワー*3(雪解け期)、ブレジネフとフォード*4デタント期)、そしてゴルバチョフとブッシュ父*5(冷戦終結)。
(中略)
 アメリカ大統領は、アメリカ的基準では堂々の「人権侵害国家」に該当するソ連・中国の首脳と対話してきました。それが歴史的事実・ファクトです。
 「残酷な指導者」だからといって対話に応じないというのは、「悪との対決」の構図に立っており勧善懲悪的である点においてテレビウケするコメントではあるものの、こんな心構えを外交政策の中心に据えようものなら、進むものも進まなくなることでしょう。歴史的事実・ファクトとして、米ソ関係・米中関係は厳しい対決構図の中にあっても対話によって前進してきたのです。「悪の帝国」との対決姿勢によってではなく、マルタ島での会談によって米ソ冷戦は終わったのです。たとえ相手側が自国の価値観とは根本的に異なり、是認することができないような信念体系を信奉していたとしても、敢えてそういった人物と接触することによって、少しずつ自国が目指している世界を作ろうとする心構えが大切です。トランプ大統領に限らず、アメリカの歴代政権はそうしてきました。
 (ボーガス注:日米の)「対北政策」は、「悪との対決」の構図に立ち勧善懲悪的にやってきたのに、一向に成果が上がらず、むしろ「最大限の圧力」が逆に朝中両国を結束させる方向に作用しているのが客観的事実・ファクトです。
(中略)
 たとえば拉致問題では、「日本)人さらいの悪徳国家・北朝鮮よ、拉致被害者を返さない限り日本は対話には応じないぞ!」→「朝鮮)じゃあ別にいいよ」で(ボーガス注:2002年の小泉訪朝から)早15年。このこと一つとっても、「悪人とは口をきいてはならない」戦略の行く末は既に現実世界で観測できるはずです。

 まあそういうことです。「人権問題を持ち出して」北朝鮮だけ「北朝鮮とは付き合わない」として例外扱いにしようとすること自体、どだい間違っています。世界はそういうルールでは動いてないのです。
 「政治とはきれい事ではない」という言葉はこういうときにこそ使われるべきでしょう。
 それを「北朝鮮シンパ」「腰抜け」「現実追認論者」だの、とにかくネガティブな呼称で呼ぶなら「勝手に呼べばいい」つうのが小生の考えです。


■産経【朝鮮戦争勃発68年】遺骨返還は「戦争の完全な幕引き」 米朝会談の成果と米国側は歓迎の声
https://www.sankei.com/world/news/180623/wor1806230038-n1.html

 今回の遺骨返還について、1950年に仁川や長津湖などの最前線で戦ったという南部バージニア州在住の元海兵隊員(87)は産経新聞に「素晴らしいニュースだ。これを機にトランプ大統領北朝鮮との関係を正常化させ、全ての遺骨の返還が実現することを望みたい」と語った。

 拉致問題でこのように考えられずいたずらに北朝鮮を敵視する家族会は本当に愚かだと思います。


■産経【朝鮮戦争勃発68年】対北不安消えた韓国 「終戦」に期待、開戦責任を不問に
https://www.sankei.com/world/news/180623/wor1806230036-n1.html
 「遺骨の回収」「終戦」を最優先で考えるなら「開戦責任」なんてのはどうでもいい話です。
 大体、米国、韓国も「現状維持にとどまらず」カウンターで北朝鮮政権を転覆し、南北統一しようとした時点で、「開戦した北朝鮮が悪い」と一方的にいえる話でもないでしょう。


朝日新聞北朝鮮にとって「日本は眼中にない」 飯島内閣参与』
https://www.asahi.com/articles/ASL6Q7HPKL6QUTFK01X.html

 今度の交渉人は格好良くない。政治家だったら次の選挙で落選するくらいの難しいものを背負いながら、どうやって安倍―金会談に持っていくかっていう、いばらの道の役目。外交官では無理ですよ。

 外交官では無理って誰にやらせる気なのか。むしろプロの外交官に任せた方がいいと思いますが。

 北朝鮮は日本の経済支援を期待しているっていう説が多いけど、まったくウソで、日本は眼中にないんですよ。まったく無視しているんですよ。

 眼中にない」てこともないでしょうが誰だって「冷戦時代からの支援(中露)」「開城工業団地(韓国)」など実績がある方に期待するでしょう。当たり前の話です。


■産経【激動・朝鮮半島】米韓演習さらに2つ中止 非核化交渉へ信頼醸成、即応態勢低下の懸念も
https://www.sankei.com/world/news/180623/wor1806230009-n1.html
 南北の緊張緩和という意味で大変いいことだと思います。


■産経【主張】ミサイル避難訓練 中止で国民を守れるのか
https://www.sankei.com/column/news/180623/clm1806230002-n1.html
 産経らしい非常識です。第一にそもそも本当にミサイルが飛んできたらすぐに着弾するので避難のしようがないでしょう。地震での避難訓練などとは訳が違う。
 現実的にできることはPAC3で打ち落とすことでしかない。
 第二に米朝首脳会談を見て「北朝鮮が日本にミサイル攻撃する可能性がある」と考えるのは非常識です。
 第三に日本全国で避難訓練が行われてるわけではそもそもない。特に原発周辺地域での避難訓練など「反原発脱原発運動を助長する危険がある」という理由でやらないのですから、インチキ極まりない。まあ安倍も中止決定を当分は覆すことはないでしょうが。


■日刊イオ『次回、ついに結審!―九州無償化裁判第19回口頭弁論』
https://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/e7af49adc66a15553c0999de2ff0c6cf
 結審を素直に喜びたいところですが安倍に忖度してるとしか思えない酷い不当判決が何度も出てるので素直に喜べないのがなんともかんとも。
 なお、原告側に協力された三輪定宣*6千葉大名誉教授については「知識人としての責任を果たした」として高く評価したいと思います。


■産経【激動・朝鮮半島】南北、離散家族再会で合意 3年ぶり、8月20〜26日に金剛山で 拘束韓国人解放は後回し
https://www.sankei.com/world/news/180622/wor1806220027-n1.html
 「後回し」も何も、「できることを先行させる」のは当たり前の話です。離散家族再会が拘束韓国人解放とやらと比べてどうでもいい問題というわけでもない。


■BSフジ・プライムニュース
http://www.bsfuji.tv/primenews/schedule/index.html

■6月20日(水):米朝会談から1週間、北朝鮮の次なる行動は 拉致問題と日本の対応
ゲスト
田中均日本総研国際戦略研究所理事長
・木宮正史*7東京大学大学院総合文化研究科教授
・李柄輝:朝鮮大学校准教授
■6月22日(金):総括「米朝首脳会談」 飯島勲が読む日朝展望 拉致問題解決への道筋
ゲスト
飯島勲内閣官房参与
河井克行自由民主党総裁外交特別補佐、衆議院議員
中林美恵子*8早稲田大学教授
・磐村和哉:共同通信社編集委員論説委員、元平壌支局長

 BSとはいえフジグループなのに救う会人脈が一人もいないのが愉快です(苦笑)。


■産経【久保田るり子朝鮮半島ウオッチ】「非核化」を“核軍縮交渉”に転落させた米朝首脳会談の米戦略ミス
https://www.sankei.com/premium/news/180622/prm1806220005-n1.html
 産経が何が言いたいかと言えば「北朝鮮の一方的非核化(米国は見返りを与えるな)」ではなく「朝鮮半島の非核化(在韓米軍への核持ち込みも不可)」「見返りに体制保障はする」とした米国への産経の不満の表明です。

6月12日のシンガポール会談で北朝鮮が得たものは以下の10項目である。
(1)米韓合同軍事演習の中止
(2)将来の在韓米軍撤退への米大統領の言及
(3)対北制裁の足並みの乱れ
(4)共同声明への「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」の不記載
(5)非核化期限の不記載
(6)金正恩氏の世界デビュー
(7)日韓への不意打ち*9
(8)中国の安全保障への貢献*10
(9)米国内の評価をめぐる不協和音*11
(10)核ミサイル開発完成への時間的猶予および金正恩氏の安全*12

 大勝利かどうかはともかくそれなりの成果があったことは確かでしょう。でも交渉って普通そういうもんですから。「俺の言うことを無条件で聞け(米国)」なんてのは交渉じゃない。
 大体、北朝鮮も「身柄拘束米国人の解放」「非核化の表明」をしてるので米国に何の成果もなかったわけでもない。
 久保田が北朝鮮の成果とするもの(例:米韓合同軍事演習中止)も「北朝鮮にとってどうでもいい」とまではいいませんが多くは「合意文書には記載がない(したがって米国が方針変更しても政治的、道義的是非はともかく米朝合意違反にはならない)か、記載があっても細部は曖昧なもの」ばかりですし久保田が言う程「北朝鮮大勝利」でもないでしょう。

 米韓合同軍事演習中止に関しては「いつでも再開できる」としているが、一旦、中止したものを再開するには根拠が必要だ。

 まあ確かにいくらトランプでも好き勝手に再開はできないでしょうがとはいえ再開について「明確な法的条件」があるわけでもありません。
 米朝合意がなかなか進展せず難航してる状況を「北朝鮮の誠意がない」としてトランプが再開しようとする可能性は十分なるでしょう。

 米国が「疑惑の施設」への自由な査察を申し入れても、隠匿する意志さえあれば十分に可能だ。

 おいおいですね。「隠そうとすれば多分隠せる」といいだしたらそりゃ無敵でしょう。
 日本を含む世界各国が受け入れてるIAEA査察の受け入れを北朝鮮が仮に表明したとしても、それすら無意味なものと強弁できるでしょうね。

 米国がリビアの非核化に成功した唯一の理由は、米国がカダフィ大佐に「斬首作戦」を突きつけ、「命を取るか、核開発を取るか」と迫ったからだった。

 で、「身の安全が保障された」と思ったからカダフィは廃棄したわけです。北朝鮮だって話は同じでしょう。
 なお、カダフィの場合「開発中」なのに対し、北朝鮮は「一応開発済み」です。リビア以上に北朝鮮の核廃棄は困難です。

 北朝鮮は2012年4月の最高人民会議憲法修正で憲法に「核保有国」と明記した。このため北朝鮮はこれまで、国際社会に核保有を認知させたうえで米国と「核軍縮交渉」に臨むことを主張してきた。

 核軍縮交渉と言おうが、なんと言おうが最終ゴールが「全面非核化」ならそんなことはどうでもいいのではないか。

 金正恩氏が祖父・金日成(イルソン)、父・金正日(ジョンイル)から受け継いできた「朝鮮半島の非核化」とは、韓国に展開する在韓米軍の核の傘を含む朝鮮半島全体の非核化のことだ。彼らのいう「核軍縮交渉」は在韓米軍撤退が含まれ、その第1段階が米韓合同演習の中止である。

 朝鮮半島非核化に「在韓米軍撤退まで含まれるかどうか」は微妙だと思います。ただし少なくとも「在韓米軍が核持ち込みをしないことを、事実上持ち込んでないという現状の形から、持ち込むことが違法になるように法的に制度化すること」は含まれるでしょう。おそらくそれは6カ国協議参加国の条約という形でもなるのでしょうが。


■産経【激動・朝鮮半島】「敵対の時期を終え平和と協力の時代へ」 文在寅氏が韓国大統領として初めて露下院で演説
https://www.sankei.com/world/news/180621/wor1806210039-n1.html

 北朝鮮の非核化が進展した後「シベリア鉄道が韓国・釜山まで到達することを期待している」と述べ、南北とロシアの経済協力を訴えた。
 文氏は南北と中国、ロシアを鉄道や道路、エネルギー供給網で結び、南北の共存共栄を目指す「朝鮮半島新経済地図」構想を掲げる。北朝鮮と周辺国の相互依存体制を築いて北朝鮮孤立主義回帰を防ぐ狙いだ。南北は4月の首脳会談で南北を結ぶ鉄道・道路の連結などで合意。ロシアも朝鮮半島への連結に意欲を示しているが、対北経済制裁の緩和が前提となる。

 難しいことはもちろん解りますが是非実現してほしい。


■産経【北朝鮮拉致】「力結集して解決を」 横田早紀江さん、祈る会で訴え
https://www.sankei.com/world/news/180621/wor1806210034-n1.html

「核・ミサイルも大事だが、人の命がかかる拉致はもっと大事な問題」

 やれやれですね。横田の奥さんって核・ミサイル問題に人の命が関わってないとでも本気で思ってるんでしょうか?。まああえて言えば拉致問題なんてせいぜい「数十人(予想)の拉致被害者の命」しか関係ない。核ミサイル問題なんか最悪戦争になれば、最悪の予想では万単位で人が死ぬわけです。「たった数十人しか関係しない拉致」と「最悪の場合、万単位で人が死ぬ核ミサイル問題」とどっちがより重要か、言うまでもないでしょう。というとあの奥さんは確実にマジギレでしょうが。

 療養中の夫、滋さん(85)について「『めぐみちゃんが帰るまでがんばって』と励ましている。2カ月の入院で元気を取り戻してきた」と明かした。

 2ヶ月も入院してるつうのは相当まずいと思います。しかしこの期に及んで「生存の保障など何もない」のに「めぐみちゃん*13が帰るまでがんばって」ですか(呆)。励ましてると言うよりむしろ虐待してる気がします。


毎日新聞『日朝国交正常化議連:総会で「両首脳直接会談が突破口か」』
https://mainichi.jp/articles/20180622/k00/00m/010/077000c

 超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」(会長=自民党衛藤征士郎衆院副議長)の総会が21日、国会内で開かれ、衆参国会議員約40人が出席した。衛藤氏は「日朝両首脳の直接会談が突破口になるのではないか」と述べ、議連として日朝会談実現へ取り組む意向を示した。
 総会では米朝首脳会談について外務省幹部が報告。出席議員からは「(日朝の)首脳会談はできるだけ早くすべきだ。劇的な変化に日本が主体的に参画する必要がある」などの意見が出た。同議連は米朝会談を受け、11日の総会で約10年ぶりに活動を再開した。

 一応コメントなしで紹介しておきます。


下地幹郎*14のツイート

・加計理事長の記者会見について「ワールドカップ日本戦(ボーガス注:コロンビアに勝利)」「国会の会期末(ボーガス注:延長)」「大阪の地震」で明日は一面記事にならないと(ボーガス注:加計氏は)思っているかもしれません。
・疑惑を晴らす人たちが疑惑をもたれるような記者会見をしても意味がないのではないでしょうか。
今日の加計理事長記者会見のタイミングは間違ています。

 「自民べったり」維新所属で「沖縄県知事選でも自民擁立候補に乗っかる」と見られてる御仁であり、モリカケでの安倍批判が立民、共産などに比べればぬるいとはいえ、さすがに「加計の記者会見で疑惑が晴れた」とはいわない下地氏です。

・明日は日朝国交正常化推進議連があります。元外務審議官田中均氏と、朝鮮新報の平壌支局長の金氏を招いたディスカッションが行われる予定です。非常に楽しみです。
・日朝国交正常化推進議連に参加をし、元外務審議官田中均氏と朝鮮新報の平壌支局長の金志永氏からお話しを聞きました。
論議すべき問題は多々ありますが、田中氏の最後のまとめ方が印象深いものでした。
「日朝は独自のパイプを持たなくてはならない」「米国だのみ、韓国だのみだけではいけない」
「拉致と核の解決には、会話をし、会議を行い、平壌に(ボーガス注:政府の?)支局を作るくらいの行動が必要だ」
「そして経済支援は行う」
平壌宣言に立ち戻って、新たなスタートを切りましょう。そのような田中均氏の話でありました。質疑応答のなかで、私は「どのようなことを行ってアプローチしていけば良いか」について質問したところ、「拉致と核の問題を解決するのは絶対ではあるが、まずは会話が必要だ」との答えでありました。
・金氏の話は、北朝鮮側の考えを明確に伝えておりました。一方的な見方ではなく、「そうなのか」と相手の考え方を理解することは、対話にとってとても大事です。米朝は、過去を乗り越え、解決をはかろうと歩みよりました。日本も、問題解決のために何が必要かを新たな気持ちで考える時がきております。
・メルマガを先ほど配信しました。昨日開催した日朝議連での勉強会の内容と朝鮮半島問題についての私の考えをまとめてあります。「卵が先か鶏が先か」ではなく早急に日朝協議を行わなければなりません。米国や韓国に拉致問題のすべてお願いするのは国家としては問題です。日本の独自パイプです。

 北朝鮮関係ツイートについては、一応コメントなしで紹介しておきます。なお、俺の知る限りここまで長いツイートをしている議員は下地氏ぐらいです。
 例えば公明党遠山清彦氏などは

遠山清彦*15
 日朝正常化議連の総会に参加。拉致問題について、議論白熱

としかツイートしていません。


下地幹郎メルマガの紹介

http://www.mikio.gr.jp/?p=7798
 私は独自パイプを北朝鮮とつくるには4つのチャレンジが必要であると提案します。
 1点目は、外交当局者だけのこれまでの積上げ外交ではなく、新たな手法として、韓国も米国も情報機関が主体的に交渉を進めているという観点から、日本もインテリジェンスがその役割の一端を担い、交渉の窓口を開くということであります。
 杉田*16官房副長官警察庁出身)、北村*17内閣情報官(警察庁出身)のようなインテリジェンスを活用する。
 2点目が、アメリカの事務的な窓口のトップがフィリピン大使のソン・キム氏であり、彼に日本で一番近い外務官僚を窓口にして、北朝鮮とのパイプをつくること。
 3点目には、私が先月書いた「議員外交」として、自民党の二階*18幹事長の訪朝を実現すること。
 4点目に、日本の窓口である朝鮮総連との窓口から、シンプルに本国との連絡をとりあえる関係をつくること。
 この4つのパイプづくりを早急に選択する中で、進めていくことが必要だと思います。
 いまの段階は、総力戦で北朝鮮とのパイプを模索する時だけに、政府だけに任せず、北朝鮮にアクセスすべきであり、それは外交の混乱とは言いません。
 「なぜ北朝鮮とのパイプを急がなければいけないか」については、2つの大きな不安定要因が日本を取り巻いているからです。
 1点目は、12日の会談において「休戦協定が平和協定に変わり」「核・ミサイル問題の前進が図られる」ことになるだろうと思うからです。
 また、大胆なシナリオとしては、シンガポールにおいて最終の会談は、中国の習近平国家主席と韓国の文在寅大統領がシンガポール入りし、4者での署名という可能性があるからです。
 これが劇的に行われれば、軍事面についてはトランプ大統領がリーダーシップをとって解決を図り、「朝鮮半島の平和を自らがつくり上げた」というパフォーマンスを行うことになり、日本が役割を果たせないままに進む可能性があります。
 2つ目は経済政策について、9月にウラジオストクで開催される東方経済フォーラムにおいてロシアのプーチン*19大統領が主導権を握り、金正恩氏も習近平氏、文在寅氏、安倍総理も参加した中で、プーチン大統領のリーダーシップの下に北朝鮮の支援の枠組みが決まっていくことです。
 「資源大国・人材大国=北朝鮮を活用する国家は、国際経済の中で強くなる」
 そう言われているだけに、「軍事的な解決はアメリカ」「経済的な解決はロシア」では、日本が主体的な役割を担えなくなってしまいます。
「これではいけません」
 だからこそ、早急なパイプを独自でつくり、北朝鮮との対話を始め、拉致問題朝鮮半島の平和の問題も、日本がど真ん中にいなければなりません。

http://www.mikio.gr.jp/?p=7779
 日本はこれまで、トランプ大統領北朝鮮を非難し、圧力だといえば「アメリカを支持する」と発言し、米朝首脳会談開催をトランプ大統領が表明すれば、「アメリカを支持する」と発言し、米朝首脳会談を中止するとトランプ大統領が言えば、「アメリカを支持する」と発言し、米朝首脳会談を再開するとトランプ大統領が表明すれば、「アメリカを支持する」と発言してきました。
 「これは一体何なのか?」と疑問に感じていると、亀井静香先生が5月29日に安倍総理を訪ね「トランプのポチになるな」と助言したという報道がありました。
 まさにその通りです。
(中略)
 あとは、小野寺防衛大臣のように「イージス・アショアの配備」「瀬取り情報」などをこのタイミングで発言(ボーガス注:し北朝鮮を刺激)するといった余計なことは控えることと、河野外務大臣が(ボーガス注:米朝首脳会談がある)6月12日まで「圧力」という言葉を忘れることが大事だと思います。
(中略)
 今は安倍総理に全権を委任し、北朝鮮を刺激してはならないということを、全閣僚が認識すべきです。
 先日、チェコ共和国北朝鮮大使のミラン氏が来日し、安全保障委員会の理事と懇談を行いました。
 その際、自民党理事から「北朝鮮への経済制裁は効果を上げているか」という質問があり、ミラン大使は「全く効果はない。平壌の生活環境は4年間の駐在のなかで、今が一番高い水準にある」と答えました。
 理事全員が「へぇ」という驚きの声を発していたことが印象的であります。
 「金丸訪朝」という議員外交が1990年9月に行われましたが、わが国の政治家のなかでいま一番「中国・韓国」と近しい関係にあるのは、自民党の二階幹事長であります。
 二階幹事長が金丸訪朝の役割を果たす時期が来ているのかもしれません。
(中略)
 今は、一にも二にも「対話、対話、対話」です。

 一応コメントなしで紹介しておきます。


時事通信北朝鮮芸術団、9月に米公演?=米朝が暫定合意−韓国紙』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018062100873&g=int
 事実ならば緊張緩和という意味で大変いいことだと思います。 


■産経『イージス・アショア配備で防衛政策「ちぐはぐ」、秋田県知事が「不愉快」』
https://www.sankei.com/politics/news/180621/plt1806210023-n1.html

秋田県佐竹敬久*20知事は21日、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備に関連した政府の防衛政策を、「ちぐはぐでデリカシーがない。強引で不愉快だ」などと批判した。県庁内で記者団の質問に答えた。
・政府は同日、北朝鮮弾道ミサイル発射を想定して平成30年度に各地で予定していた住民避難訓練を中止する方針を固めた。
 秋田市への配備に対しては住民の反対が根強い。17日に秋田市役所で開かれた防衛省による住民説明会では、「住民の理解が得られていないのに、設置ありきで話が進んでいる」「テロの標的になりかねない」といった批判や不安の声があがった。
・佐竹知事は「訓練を中止するとは猶予があるということ。ならば(イージス配備の)適地選定を慎重に選ぶ時間はあるということではないか」と、秋田市への配備に疑問を呈した。

 今の状況なら見送るのが当然でしょうにねえ。こんな配備を進めようとすることと、安倍の言う「日朝交渉」とやらが両立するとでも思ってるのか。


■産経『矢板市のミサイル避難訓練中止 栃木、日朝会談影響懸念か』
https://www.sankei.com/politics/news/180621/plt1806210007-n1.html
 そりゃ常識で考えて中止にしないとおかしい。


■産経【阿比留瑠比の極言御免】日朝交渉文書欠落を振り返る
https://www.sankei.com/premium/news/180621/prm1806210009-n1.html

風間氏*21
「(平成14年の小泉純一郎首相の初訪朝)当時の交渉担当者は、2回分の外交交渉記録を外務省に残していないとの国会答弁がある。安倍晋三首相も『彼は交渉記録を一部残していない』と(25年6月の)フェイスブックで批判している。公電が欠落している2回の交渉で、当時の担当者が北朝鮮と何を約束したか知っているか」
 安倍首相
「ご指摘の部分は記録が存在していないため、当時の田中均外務省アジア大洋州局長が北朝鮮とどのような交渉を行い、何を約束したかについては、残念ながら承知していない」
 風間氏
「国交正常化の際に、日本から1兆円規模の経済協力資金を提供するとの合意が図られ文書も交わされたと耳にしている。抜け落ちた公電にはこの部分が記載されていたと思うが、日朝間にそういう約束はあるのか」
安倍首相
日朝平壌宣言自体、北朝鮮に行く飛行機の中で見せられた。交渉過程、宣言作成過程については全く承知していない

 いくら密約説を否定したいからといって自分から「日朝平壌宣言自体、北朝鮮に行く飛行機の中で見せられた」といって「官房副長官でありながら」完全に日朝交渉の蚊帳の外だったこと(おそらく福田官房長官が取り仕切っていた)を自分から認めるとはいつもながら安倍もバカです。
 なお、1兆円規模の経済協力の密約があったかどうかはともかく、記録が一部ない(あるいは「ある」が「ない」とされている)と言うことは「あまり表に出したくない裏交渉があった」のは事実でしょう。一般論では裏交渉はいいことではありませんが、まあこの場合は仕方ないかな、必要悪(善とまでは言わない)かなと言うのが俺の考えです。

 通例、外交上の重要な会談・交渉内容はすべて記録に残して幹部や担当者で情報を共有し、一定期間を経て国民に情報公開される。そうしないと、外交の継続性や成果は無に帰するし、どんな密約が交わされていても分からない。それが欠落しているのだから、看過できる話ではない。

 もちろんこんなことを産経が言うのは「北朝鮮問題で密約ガー」といいたいだけの話です。「米国の機密文書公開」などでその存在が発覚した日米核密約なんかではそうは言わないわけです。

 これは、ふだん野党が何かに取りつかれたように追及している森友学園への国有地払い下げをめぐる財務省の文書改竄(かいざん)問題や、愛媛県加計学園とのやりとりの備忘録メモよりも、はるかに重大で深刻な問題である。

 何かにとりつかれてるのはモリカケ問題で詭弁で必死に安倍をかばう阿比留ら産経の方でしょう。
 野党が政権の重大な疑惑を追及するのは当たり前です。


■産経【竹島を考える】韓国の人質外交に屈した日本 対北交渉で同じ失敗はするな 下條正男拓殖大教授
https://www.sankei.com/west/news/180621/wst1806210002-n1.html

 日本が併合する直前の大韓帝国では、日本との合邦を望む一進会と、反日行動をとる旧支配層とで二分されていた。

 完全なデマですね。
 もちろん「一進会に批判的=韓国併合に批判的」は旧支配層(韓国の皇帝や貴族)に限られません。

 5月28日付の韓国各紙の一面では、27日から29日にかけ、ソン・キム元駐韓米国大使と北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務省部長が板門店で秘密会談を行うと報じ、その同じ紙面では5月26日、文大統領と金委員長が板門店で電撃的に第2次会談を行った際の写真を載せている。その中で文大統領は、満面の笑みを浮かべて金委員長と抱擁している。
 しかし北朝鮮は1950年6月25日、韓国側に侵攻し、無辜(むこ)の民を殺戮(さつりく)した。その憎き敵であるはずの北朝鮮の金委員長に対して、なぜ文大統領はこのような態度がとれるのだろうか。

 そんな感情論は政治的には何の意味もありません。つうかその理屈だと「東京大空襲の立案、実行者の一人」カーチス・ルメイが「航空自衛隊設立の功績」で日本政府(佐藤内閣)から勲章もらったことは産経的にはどう評価されるんでしょうか?。東京大空襲の被害者を中心に当時厳しい批判があったわけですが。

北朝鮮の侵攻を受けた韓国の国民情緒としては、納得がいかず、示威行動にも出るのである。

 示威行動(デモなど)、つまり文大統領を弱腰と非難する連中はいますがそれは先日の地方選での与党勝利を見ても明らかに多数派ではないでしょう。

 気の早い政治家諸氏の中には、やがて行われる日朝の国交正常化交渉で、日本側はどれだけ北朝鮮側に「戦後補償」をするのか、試算する者がいる。その金額は1兆円以上になると予測している。これは1990年に金丸信*22らが訪朝し、その際、北朝鮮側との間で80億ドルの「戦後補償」を約束したとされているからである。

 金丸氏もまさか2018年になっても国交正常化が果たせないとは思ってなかったでしょう。
 彼としては「自分の訪朝から10年後くらいにはナントカ正常化したい(少なくともそれなりのめどは付けたい)」位には思ってたんじゃないか。まあでも「2002年に小泉訪朝してる」から金丸氏の思いは一応それなりに叶ったとはいえるのか。

 日韓の国交正常化交渉では、日本政府が逆に韓国政府に対して無償3億ドル、有償2億ドル、民間融資3億ドルの経済協力を行うことになったのである。
 その背景にあったのが1950年1月18日、韓国政府が公海上に「李承晩ライン」を宣言して拿捕(だほ)抑留した日本人漁船員と、竹島問題である。竹島を不法占拠した韓国側では、国交正常化交渉の場でも民族感情を剥(む)き出しにし、拿捕抑留した日本人漁船員の解放を求める日本政府に対して、人質外交を行ったのである。

 拉致問題と関係づけるためにこう言ってるわけですが、まあ、そういう要素(人質云々)は小さいでしょうね。それよりも「北朝鮮のライバル国である韓国を支援しないと」とか「日本企業の韓国ビジネス」とかでしょう。

 日朝の国交正常化交渉が想定される現在、日本の一部では「戦後補償」を云々する人士がいるが、それは竹島問題と拉致問題を解決してからのことである。

 おいおいですね。拉致問題はともかく、竹島問題なんか、実効支配してるのは韓国なのだから、北朝鮮にどうこうできる話じゃないでしょう。
 そしてこんなことを言うなら「北方領土問題が解決するまでは日露(当時は日ソ)国交正常化すべきではなかった」のか。

 朝鮮半島の中には、竹島問題を端緒として、日本を「侵略国家」とする歴史認識が出来上がっている。その歴史認識を放置して、日朝の国交正常化交渉に臨めば、日本は日韓の国交正常化交渉と同じ轍を踏むことになる。

 現在の日本はともかく過去の日本は「韓国を侵略した国家」以外の何物でもないし、それは竹島問題とは別に関係もない。「竹島支配も日本の侵略」だという主張の是非は「日本の韓国支配は侵略だ」という主張の是非とは関係ありません。


■産経『子供の2割が発育阻害 北朝鮮、栄養失調なお深刻』
https://www.sankei.com/world/news/180620/wor1806200037-n1.html

 ユニセフ当局者は「国際社会は北朝鮮の全ての子供がきちんと成長できるように支援すべきだ」としている。

 どんな政治体制であろうが子どもに罪はないのであり人道支援がされてしかるべきです。


産経
北朝鮮の米兵遺骨移送、数日中にも ロイター報道
https://www.sankei.com/world/news/180620/wor1806200008-n1.html
■【激動・朝鮮半島北朝鮮が米兵200人の遺骨返還 トランプ氏が「偉大な英雄たちを取り戻した」と強調
https://www.sankei.com/world/news/180621/wor1806210020-n1.html
 このように米国が成果を上げてるのに拉致問題で成果を上げてない日本は実に無様です。 


毎日新聞北朝鮮、旅行者倍増、報道で関心? 政府、自粛呼びかけ』
https://mainichi.jp/articles/20180620/k00/00e/040/289000c
 「え、ほんとに?」ですね。とはいえ

 北朝鮮専門の旅行会社「ジェイエスエンタープライズ」(東京都中央区)によると、同社が仲介した2016、17年の旅行者はそれぞれ年50人程度だったが、今年は5月時点で94人の申し込みがあった。

なのでそれが事実としても倍増とは言ってもまだまだ少ないのですが。

 東京都の大学1年の男性(18)は「NKポップ」と呼ばれる北朝鮮の歌謡曲に興味を持ったことがきっかけで、昨年12月、同社を通じて3泊4日で旅行した。
 「自由に質問はできなかったが、現地の中高生に学校生活を聞けた。素朴な子たちだと感じたし、政治観を抜きにすれば魅力的な観光資源も多かった」と振り返る。平壌冷麺などの食に関心がある人や、今も利用されている旧型の鉄道や飛行機に乗りたい人が訪れているという。

 こういう交流は大変いいことだと思いますね。

 観光客は事前に北朝鮮側と調整した場所しか訪れることができず、滞在中は常に現地ガイドがついて回るなど行動は制限される。

 まあそれは皆最初から解ってることでしょう。

 外務省は「北朝鮮に対する経済措置の一環で渡航自粛を呼びかけている。旅行の是非についてコメントする立場ではない」としている。

 「経済制裁の一環」という言葉に注意しましょう。つまり「危険だ」とはいってないわけです。


■産経【矢板明夫*23の中国点描】北の“属国”化に成功した中国
https://www.sankei.com/world/news/180620/wor1806200001-n1.html
 矢板もこう言うデマ記事書いて何がうれしいんですかね。もちろん北朝鮮は最近、何度も訪中して中国との関係を強めようとしています。しかしそれは属国化ではない。中国に属国化されるほど北朝鮮も甘くはないでしょう。

 金氏が不退転の覚悟で臨んだ12日の米朝首脳会談は、外交ショーに終わってしまい、「経済制裁の緩和」という言葉をトランプ氏の口から引き出せなかった。

 まあこのあたり産経もでたらめですよね。
 一方ではやれ「CVID(検証可能で不可逆的な非核化)が書いてない」「米韓軍事演習中止をトランプが言い出した」「トランプが完敗した、北朝鮮の大勝利」とかぬかしてるわけです。
 「お前、北朝鮮は勝ったのか、負けたのかどっちなんだよ」ですね。まあ米朝双方痛み分けが一番正しいでしょうが。お互い、完全勝利したわけでもないが完敗したわけでもない。

 先週、金氏がシンガポールを訪問したときに中国機を使用したが、メンツを何よりも重視する北朝鮮のために機体に北朝鮮の国旗を塗装してもそれほど大変なことではないのに、中国はそれをしなかった。

 まあそんなことは北朝鮮的にはどうでもいいことだったんでしょう。

 以前、習氏*24の少年時代の友人を取材したところ、習氏が尊敬する人物は「父親の習仲勲*25」「漢の武帝」「清の康煕帝」の3人−と教えられたことがある。武帝朝鮮半島出先機関楽浪郡を設置し、康煕帝は台湾を武力で征服した。いずれも対外拡張に熱心だった帝王である。

 その友人の名前がないので第三者には裏のとりようがなく本当かどうかしれたもんではありません。
 「対外軍事行動に躊躇しない習イメージ」をでっち上げてたたくための捏造かもしれない。
 まあ産経の場合、そう疑われても仕方がないことを毎回してますのでねえ。

 現在の習氏の政権スローガンは、「中華民族の偉大なる復興の実現」であるため、周辺国に朝貢させる、かつての強権中国に戻ることが目標ではないかと指摘する声がある。

 単に「経済大国になる」程度の話にずいぶんとデマを飛ばすもんです。

 習氏が2017年4月に訪米した際、トランプ氏に対し「朝鮮半島は実は中国の一部だった」と説明していたことが報じられた。韓国側が「歴史の歪曲(わいきょく)」と猛反発したが、北朝鮮から特に大きな反応はなかった。金正恩氏の心の中では、既に中国の「冊封体制」を受け入れているのかもしれない。

 そう言ったのはトランプだけで中国はその事実を否定しています。韓国の抗議も「事実ならば抗議する」レベルでしかない。北朝鮮が長年の中国との付き合いも考慮して「トランプの勘違いの疑いがあるから深く追及しない」のは属国化、朝貢なんて話ではない。

 朝鮮半島に対する中国の影響力はますます高まることも考えられる。東、南シナ海のみならず、日本海沿岸も中国の脅威を感じる日が訪れるかもしれない。

 仮に中国の北朝鮮への影響力が強まってるなら「中国をどううまく使って北朝鮮と交渉するか」つう話をすべきでしょうにそうはならないアンチ中国の産経です。


■産経【激動・朝鮮半島金正恩氏、メンツより実利 経済支援取り付けへ3度目の中国詣で 「穴」が開き始めた中朝国境
https://www.sankei.com/world/news/180619/wor1806190047-n1.html

 韓国紙、東亜日報は19日、中朝国境地域の中国工場10カ所以上が米朝首脳会談と前後し、制裁強化後に中断した稼働を再開。今年に入って減少傾向だった北朝鮮からの派遣労働者数も増加に転じていると報じた。中国国際航空の北京−平壌間の定期便も今月、運航を再開。中国のネット旅行会社も北朝鮮へのツアー商品を取り扱い始めた。

 そりゃメンツでは飯は食えませんのでねえ。
 我が国の首相・安倍だって内心では「中国大嫌い右翼」でしょうが財界の「いい加減俺たちの中国ビジネスのことも考えろ」という突き上げもあったのでしょう、先日の李首相訪日では北海道まで同行し、新千歳空港から帰国する李氏を見送り「日中友好」を大いにアピールしたわけです。

 金氏は5月、地方組織トップらからなる経済視察団を中国に派遣。約10日間にわたり、北京や上海、杭州のハイテク関連施設などを見て回らせた。
 習近平国家主席との面談で、視察団は「中国の経済建設と改革開放の経験に学ぶ」ことが目的だと述べ、習氏は「成果を収めることを願う」と応じた。

 つまりは北朝鮮も経済面での改革開放を目指してるわけです。


■産経【米韓演習中止】米韓、8月の合同軍事演習中止 両政府が合意 北に対話促す
https://www.sankei.com/world/news/180619/wor1806190041-n1.html
 中止が正式に決まったことはひとまず良かったと思います。


赤旗米朝首脳会談の歴史的意義、ラジオ番組 志位氏が語る』
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-19/2018061901_04_1.html

 日本共産党志位和夫委員長は18日、文化放送斉藤一美のニュースワイドSAKIDORI」に出演し、終盤国会や北朝鮮をめぐる外交について問われ、米朝首脳会談の歴史的意義を語りました。
 番組では、米朝首脳会談を現地で取材した文化放送記者が「反応が冷ややかだった」などと報告しました。
 これに対し志位氏は、70年間、法的には戦争状態にある国同士が一回の首脳会談で何もかも決まることはありえないこととしたうえで、「非核化と安全の保証を米朝が相互に約束し、新しい米朝関係や北東アジアの平和体制の構築という大きな方向へ合意し、プロセスを始めたことに大きな歴史的な意義がある」と述べました。
 過去の「米朝枠組み合意」(1994年)などと違い、今回は首脳間の合意だとして「そう簡単に後戻りできない重みがある。そこから出発して次にどう進めていくかを考えるべきだ」と指摘しました。
 さらに、米朝がお互いののしりあって戦争が起きるのではと不安が広がっていた昨年から局面の大転換が起き、「全世界の人々が核戦争の脅威から抜け出す道の扉が開けたことが何よりも大事なことだ」と強調。「始まりの一歩だが、非常に大きな歴史的意義をもつ一歩だ」と述べました。
 拉致問題に関しては、日本政府が正面から北朝鮮と向き合い解決すべき問題だとし、日朝首脳会談について、核・ミサイル開発や拉致、過去の清算などの諸懸案を解決し、国交正常化の措置をとるとした日朝平壌宣言(2002年)に立ち返って真剣な交渉を行い、「北東アジア全体の平和と安定の後押しをしていくという立場が大切」と主張しました。
 また、志位氏は、安倍政権が北朝鮮の核・ミサイル開発を脅威だとして安保法制や沖縄の辺野古新基地建設、9条改憲などの推進の口実にしてきたことに関し、「朝鮮半島が平和で非核の地域になれば、その口実は使えなくなる」と指摘。サブキャスターの水谷加奈さんが「軍事費も減りますか」と問うと志位氏は「北東アジア全体が平和な地域になれば安保条約や在日米軍が必要なのかどうかも根本から問われてくる」と答えました。

 志位氏に全く同感なので紹介しました。しかし文化放送北朝鮮問題について志位氏がコメントですか。マスコミとしてはこういうのは珍しい気がしますね。まあこの文化放送の番組には先日は蓮池透氏が出ていますのでそういう方向性なんでしょうか。
 ちなみに米朝首脳会談についての志位氏のツイート。

志位和夫
‏ 米朝首脳会談について、「専門家」と称する人があれこれの否定論・懐疑論を並べるが、何よりも重要なのは、米国、北朝鮮、韓国、日本、そして全世界の人々が、戦争の脅威、核戦争の脅威から抜け出す扉を開いたことだ。これは誰も否定できない。偉大な歴史的成果だ。


■浅井基文ブログ『イラン情勢:アメリカのJCPOA脱退後の動き』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2018/1038.html
 トランプの米朝首脳会談は「しない善よりする偽善」「動機はひとまず無視し結果を評価」する浅井先生です。俺も同意見ですが、さすがに「イラン核合意否定&イラン制裁方針」については「動機(中間選挙に向けてのユダヤロビーへのへつらい)」も「結果(中東情勢の緊迫化)」も評価できないと批判する浅井先生です。これまた俺も同感です。
 浅井先生はEU諸国、中露と言った大国(特にG7の英国、フランス、ドイツ)がイラン問題でトランプ批判してることに「一定の期待をしたい」としています。もちろん、過剰な期待は禁物ですが、浅井先生がおっしゃるように「諸外国の連携でトランプの無法を封じ込め、イラン核合意を維持する」以外に現実的道はないでしょう。
 なお、トランプの暴挙にイラン強硬派が「米国に屈服するな」と憤激していますので、トランプが考えを改めるか、トランプ抜きでEUだけでイラン核合意を続けていくか、いずれにせよイランに何のお土産もないのでは「浅井先生も指摘していますが」穏健派のロウハニ大統領も動きようがないでしょう。
 下手に動けば強硬派の攻撃でロウハニ氏の立場が悪くなるだけです。
 無茶苦茶な暴挙でイラン強硬派を勢いづけ、穏健派ロウハニ大統領の立場を悪くするのだからイラン問題ではトランプはどうしようもないバカです。 


■産経『8月の米韓軍事演習中止と米報道 即応性に悪影響も』
https://www.sankei.com/world/news/180619/wor1806190004-n1.html
 交渉中は軍事演習なんか控えるのはむしろ当然でしょう。中間選挙前にナントカして手柄をアピールしたいつう事かもしれませんがいずれにせよこの件では今のところトランプは実にまともだと思います。


■白頭の革命精神な日記『すげーアメポチっぷりw』
http://rsmp.seesaa.net/article/460028323.html

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180616-00050046-yom-pol
■北非核化で首相「日本が費用負担するのは当然」
 首相は「核の脅威がなくなることによって平和の恩恵を被る日本などが、費用を負担するのは当然」と語った。「拉致問題が解決されなければ経済援助は行わない」とも述べ、経済援助と非核化費用の負担は区別して考える意向も示した。その上で拉致問題の解決に向け、「最終的に私自身が北朝鮮金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と日朝首脳会談を行わないといけない」との決意を改めて表明した。

 まあ俺個人はこうした安倍の発言「非核化の過程で仮にIAEA査察があるならばその費用の一部を負担する考えがある」に賛同する立場です。むしろ「IAEA査察費用しか持たないのかよ!」「今こそ制裁解除すべきじゃねえのか!」と思いますがそれはともかく。
 確かにこの安倍発言は是非はともかく*26「トランプポチ」「米国ポチ」なんでしょうねえ。トランプ・金正恩会談がない場合に、つまり文在寅金正恩会談しかない場合に、こうした発言を安倍がしたかは非常に疑問でしょう。
 そして「アメリカポチ」の救う会、家族会も内心不満を感じても、何も言えずにだんまりなんでしょうねえ。


■産経『北朝鮮が9月にマスゲーム 5年ぶり、観光客誘致か』
https://www.sankei.com/world/news/180618/wor1806180025-n1.html
 「米朝首脳会談で戦争の危機が遠のいた」アピールという要素が大きいでしょうが、実際、遠のいたと思うので、素直に喜びたいですね。


聯合ニュース『文*27大統領 プーチン氏と首脳会談へ=21日からロシア国賓訪問』
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2018/06/18/0200000000AJP20180618005300882.HTML
 やはり、北朝鮮問題が会談の重要のテーマの一つでしょう。どんな会談が行われるのか注目したい。


■産経【激動・朝鮮半島】非核化実現、日韓で対照的な世論調査結果…日本では56%が懐疑的 韓国では59%が前向き
https://www.sankei.com/politics/news/180618/plt1806180034-n1.html
 韓国の方向性こそ日本が目指すべきでしょうにねえ。本当にげんなりします。しかし韓国とて朴チョンヒ時代や全斗煥時代はこんなことはなかったわけで、やはり金大中氏や盧武鉉氏などの太陽政策の努力が今花開いてると言うことでしょう。


週刊ポスト2018年6月22日号『安倍首相への進言、「米朝和解なら6か国協議を脱退せよ」』
https://www.news-postseven.com/archives/20180611_694762.html

 武藤正敏*28・元駐韓大使が言う。
「もともと6か国協議は北朝鮮が時間稼ぎのために持ちだした協議のテーブル。議長は中国だから、北は核廃棄も緩い対応で誤魔化せる。拉致問題の解決には絶対つながりません」
 島田教授も「日本外し」のための外交的な罠だと警戒する。
「過去の6か国協議は、議長国の中国、ロシア、韓国が北朝鮮融和派で、日本と米国が強硬派と不利な状況で話し合いが行なわれた。それが今後、トランプ政権まで北につくとなれば、日本は5対1で完全に孤立する。拉致問題をウヤムヤにされたうえに、経済支援を行なわざるを得ないような流れに巻き込まれかねない」
 そして安倍首相にこう進言する。
「米中露韓が6か国協議再開の動きになっても、安倍さんは外交的孤立を怖れず、“日本は参加しない”と毅然として拒否すべきです」

 正気とは思えませんね。
 「中国が議長だから信用できない」てならどこが議長なら納得するのか。まさか米国や日本が議長では北朝鮮が納得しないでしょう。ロシアが議長でもおそらく島田らウヨは「ロシアは親北朝鮮」といって納得しない。当事者である韓国は議長には望ましくないでしょう。
 結局6カ国協議を否定したいだけです。しかしそれで問題が解決するのか。
 正直、安倍も「6カ国協議脱退」なんてことは言わないでしょうし、言えば本当に5カ国協議に移行しかねないでしょう。
 しかし島田らウヨが「トランプまで北朝鮮に甘くなっている」とぼやいてることが興味深いですね。


■ソン・キム氏起用の危うさ 島田洋一福井県立大学教授)
https://jinf.jp/feedback/archives/22891

 6月5日の産経新聞「正論」欄に、古川勝久*29(国連安保理専門家パネル元委員)が次のように書いていた。
 ≪米朝首脳会談が6月12日にシンガポールで開催されることが決まった。その議題をめぐる米朝実務レベル協議に、かつて対北朝鮮交渉の責務を担っていたソン・キム大使が米側交渉団の代表として参加した。現在、フィリピン大使の同氏は赴任先から急遽、北朝鮮との交渉のためソウルに呼び出されたようだ。
 首脳会談開催予定日の約2週間前になって、ようやく本格的な対北交渉経験者が米側交渉団に参加したわけだ。トランプ政権内では北朝鮮政策を担当する関連組織で北朝鮮と渡り合った経験を有する唯一の人物である。トランプ政権の対北朝鮮折衝にやっと一筋の光が差し込んできたともいえる。いまさら感は否めないが−。≫
 これは評価の次元で、私とは大いに認識が異なる。
(中略)
 ソン・キムの交渉係起用は、ブッシュ大統領が政権末期の対北朝鮮政策をライス*30国務長官ヒル国務次官補(いずれも当時)のコンビに委ね、とめどなく宥和政策に転落していった悪夢の再現にならないか。少なくとも、「一筋の光」と見る古川氏の評価には同意できない。

 島田にとっては「打倒北朝鮮」でない限り評価に値しないが、キム氏に限らず、「プロの外交官(米国国務省職員)」でそんな極右な奴はいないつうだけの話です。


■島田のツイート

「うそをうそで塗り固めた」。それは前川の人生だろう。 
■「うそをうそで塗り固めた」前文科事務次官加計学園理事長会見にコメント - 産経
https://www.sankei.com/west/news/180620/wst1806200075-n1.html

 「加計理事長は嘘などついていない」といえば済むところをこんな悪口雑言しか言えないとは実に無様です。島田は事実上「加計は嘘つきだ」と認めてるのも同然です。まさに「問うに落ちず、語るに落ちる」とはこのことでしょう。

島田洋一
 テリー某は戯画的存在だが、山本一太*31の頷きを見ても分かるように、こういう感覚の人間は政界官界学界に少なくない。闘いは内外で続く。

■有本香*32
 彼*33は(ボーガス注:BS日テレの番組に)なぜ呼ばれているのか。「政治的公平性」担保のため北朝鮮のスポークスマンを呼んだのか?。なぜキャスターも同席の(ボーガス注:山本一太自民党議員も時折頷きながらこんな悪質な戯言を聞いているのか?

■ちぢれ麺
テリー伊藤「日朝会談、どこで何をテーマに会うんですか?。拉致問題で会いましょうって北朝鮮が会う訳ない。端から向こうが加害者で日本が被害者みたいな。彼達自身も(ボーガス注:戦前日本の植民地支配で?)被害者意識を持ってる、そこをどう考えるか*34BS日テレ「深層NEWS」
 横田(ボーガス注:拓也)さんの前でよく言えたもんだ

 島田やその類友右翼どもの「テリーや山本一太BS日テレ」への悪口はひとまずおきます。
 こうした発言が、横田拓也のいる場で出て、特にテリーが袋だたきになることもなく*35BS日テレで報じられる、そしてそれに島田らが反発するつうのが面白いですね。まあ、出演した山本一太がリベラルではないにせよ反北朝鮮極右でないことも大きいのでしょうが、俺の願望込みですが、米朝首脳会談効果で「北朝鮮問題で少しずつ潮目が変わってきた」ような気がします。

参考

テリー伊藤ウィキペディア参照)
 1973年、テレビ番組制作会社IVSテレビ制作に入社。日テレ『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(1985〜1996年)などを手がけた。1990年代に独立し、テレビ東京浅草橋ヤング洋品店』(1992〜1996年)などを手掛ける傍ら、1993年には北朝鮮を訪問した際の体験談を綴った『お笑い北朝鮮』を出版した。
ニッポン放送『天才テリーの芸能ダマスカス』(1995〜1997年、土曜、8:00〜11:00)、『のってけテリー!渚の青春花吹雪』(1997〜1998年、月〜金曜、13:00〜16:00)、『テリーとうえちゃん*36のってけラジオ』(1998〜2002年、月〜金曜、13:00〜16:00)、『テリー伊藤のってけラジオ』(2002〜2008年、月〜金曜、13:00〜16:00)、『テリーとたい平*37のってけラジオ』(2008〜2010年、月〜金曜、13:00〜16:00)、『テリー伊藤 サンデーのってけラジオ』(2010〜2012年、日曜、13:30〜14:30)、『テリー伊藤のフライデースクープ そこまで言うか!』(2012〜2015年、金曜、16:00〜17:30)でパーソナリティを務めた。
■著書
・『私が愛した金正日:お笑い北朝鮮』(1999年、宝島社文庫)
・『お笑い創価学会』(共著、2002年、光文社知恵の森文庫)
・『お笑いプロ野球殿堂 ダメ監督列伝』(2004年、光文社知恵の森文庫)
・『王さんに抱かれたい』(2008年、ゴマ文庫)
・『なぜ日本人は落合博満が嫌いか?』(2010年、角川oneテーマ21)
・『松井秀喜がダメ監督にならないための55の教え』(2014年、角川oneテーマ21)
・『長嶋茂雄を思うと、涙が出てくるのはなぜだろう』(2015年、ポプラ新書) など

 テレビはどこも米朝協議。この重要な時に何という連中にコメントさせているのかと思う。音声を消して映像だけにする。
 この重要な時にモリカケばかりやっている感覚と同じなのだろう。

 島田が米朝首脳会談についてツイッターでまともなコメントしないで逃げてるのが滑稽ですね。
 さすがに「日頃の島田の右翼的主張」にトランプの合意が反することは島田も認めざるを得ないが、今までトランプを持ち上げてきた手前、トランプ批判もできないと言うことでしょう。

 野田佳彦は元首相でありながら「蓮舫首相実現が使命」と幹事長になる等堕ちる所まで堕ちたと思っていたが、「自衛官のせがれ」を自称しながら小西と組む所まで堕ちたか。 
@野田*38前首相が「千葉民主連合」設立 国会議員は小西洋之参院議員と2人
https://www.sankei.com/politics/news/180611/plt1806110024-n1.html

 島田の言うような意味で「落ちた」とは全く思いませんが「政治力はずいぶん落ちたようだ」とは思います。

 週刊文春の「調査」によれば、好きな二世の1位が小泉進次郎、嫌いな二世の2位が安倍首相だという。益々朝日新聞の軽薄版に堕しつつある文藝春秋の姿勢をよく現している。

 ちなみにこれはhttp://bunshun.jp/articles/-/7683という記事ですね。小生は基本的に二世政治家など評価しませんがそれはさておき。「世論調査」ではなく、週刊文春の読者アンケートのようですが、「週刊文春の読者ってそんなにアンチ安倍なの?。文春ってウヨ系なのに?」と意外です。
 まあ、これなら安倍批判記事を書けば読者に受けるのだから当然書くでしょう。

 私もそのコラムを愛読してきたチャールズ・クラウトハマーが末期ガンで余命数週間とのこと。
 学生時代の事故で四肢麻痺となりながらも鋭い言論活動を続けてきた鉄人。

 このクラウトハマー、ウィキペディアによれば

・FOXニュースにゲストコメンテーターとしてレギュラー出演している。ネオコン系雑誌「ウィークリー・スタンダード」誌で執筆活動をしている。日本では統一教会の日刊紙『世界日報 (日本)』のコラム「ビューポイント」の常連寄稿者の一人。

だそうですから、まあ、まともな人間じゃないですね。
 「死もまた社会奉仕*39」といっていいんじゃないか。

 過去に金正恩に似た髪型の男がいた。ユダヤ人大虐殺を仕切ったナチス親衛隊長ハインリヒ・ヒムラー*40である。

 くだらな過ぎて吹き出しました。
 「ソ連共産党書記長・スターリンと俳優・岡田眞澄が似てる」「お笑い芸人・近藤春菜と俳優・角野卓造が(以下略)」とかそのレベルの話です。
 つうかウィキペディアヒムラー」「島田洋一」の写真を見て思ったんですが、金正恩よりもむしろ「めがねを掛けてる」「顔が細面」「愛敬がない仏頂面(一見真面目で厳格そう)」などといった点で「島田の方がヒムラーに顔の全体的な感じが似てる」と思いますね(苦笑)。酷似しているとまでは言いませんが。
 正恩は顔が丸顔だし、ある種の愛敬があるし、どう見ても似てないでしょう。

参考

近藤春菜(1983年〜:ウィキペディア参照)
・お笑いコンビ・ハリセンボンのツッコミ担当。相方は箕輪はるか(1980年生まれ)。
・自他共に認める俳優・角野卓造似であり、近藤自身もそれを逆手に取って、話し相手が「角野さん」と言うと自分の顔を指して「角野卓造じゃねぇよ!」とキレるというのを持ちネタにしている。
・ものまねされることについて角野は近藤に感謝の意を示しており、角野自身も「近藤春菜じゃね〜よ!」というお返しギャグを披露することもある。
・他に似ているとされる人物に、お笑い芸人・カンニング竹山和泉節子、映画監督のマイケル・ムーア*41、ロックバンド「サンボマスター」のボーカル・山口隆、お笑いコンビ・サンドウィッチマン伊達みきお、元ヤクルトスワローズ監督の古田敦也船場吉兆の女将、亀井静香*42衆院議員、井脇ノブ子・元自民党衆院議員、タルヤ・ハロネン元フィンランド大統領、高橋千鶴子・共産党衆院議員などがいるが、リアクションは角野卓造に似ていると言われた場合と同じ「〜じゃねえよ!」で、そのワンパターンぶりを芸風の一つとしている。[要出典]

■タルヤ・ハロネン(1943年〜:ウィキペディア参照)
・法相(1990〜1991年)、外相(1995〜2000年)などを経て2000〜2012年までフィンランド大統領(フィンランド初の女性大統領)。その風貌から「ムーミンママ」のあだ名がある。
■逸話
アメリカの人気テレビ司会者コナン・オブライエンは、ハロネンに風貌が似ていることをしばしばネタにしている(1993年9月13日から2009年2月20日までアメリNBCで放送されたコナンの番組『レイト・ナイト・ウィズ・コナン・オブライエン』はフィンランド国内でも放送され、非常に人気が高かった)。コナンがトリノ冬季五輪による番組休止期間中の2006年2月にフィンランドを訪れ、ハロネンと15分間会談を行った。その際、ハロネンはコナンの子どものためにムーミン人形をプレゼントした。これらの模様は後日(2006年3月10日)『レイト・ナイト・ウィズ・コナン・オブライエン』の中で放送された。
・日本では、お笑いコンビのハリセンボンの近藤春菜に似ていることが駐日フィンランド大使館ツイッターhttps://twitter.com/finembtokyo/status/202626695902150657)で指摘された。2012年11月23日放送の日本テレビのバラエティ番組『なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付』で取材を受け、近藤の写真を見せられると「オーストラリアで日本人観光客が私を見て騒いでいたのは彼女のせいね」とジョークで答え、「日本テレビの依頼に応じ」近藤へのメッセージとして「春菜じゃねえよ!」と近藤の持ちネタのフレーズを語り、VTRを見た近藤を感動させた。

「十分な説明ができていない。麻生大臣の責任も重い。一定の責任の取り方をしてもらいたい」(田村憲久*43政調会長代理)。闘う気概がなく迎合しかしないこんな男をなぜ自民党代表として出すのか。 @文書改ざん問題 野党“追及強める” | NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180603/k10011463071000.html

 まともな人間なら自民党幹部でもさすがにこういうしかないでしょう。むしろ「一定の責任」とぼかして大臣辞任を求めないのだからまだまだ野党に比べたら相当に麻生に甘い。

 本来いるべき社民党に移って、社民党改革に邁進してもらうのが日本にとって一番よい。
■産経【自民党総裁選】「私こそが『ザ・自民党』」「自民党のど真ん中にいる」 強烈な自負心で総裁選に臨む 野田聖子総務相
https://www.sankei.com/politics/news/180602/plt1806020027-n1.html

 吹き出しました。保守政党である立憲民主党(保守リベラルではありますが)や国民民主党ならまだしも社民党に野田が親和的だなんて思う人間は普通いないでしょう。
 大体、野田が社民党に親和的だというなら

・野田を郵政相にした小渕*44首相(当時)
・野田を自民党総務会長や第四次安倍内閣総務相にした現首相・安倍*45

社民党的なのかて話です。まあ、野田は島田や安倍程の極右ではありませんが、彼女が社民党的なら河野洋平*46加藤紘一*47社民党的になるでしょう。つうか島田的にはマジで「河野や加藤は社民党に行けばいいのに」かもしれませんが。
 まあ、それはともかく。

https://www.sankei.com/politics/news/180602/plt1806020027-n3.html
 5月8日の衆院本会議。首相の右隣に座った野田氏はセクハラ問題発覚後の自身の対応と考えを説明し、首相から「すべてを任せる」と一任をとりつけた。

つうのはよくわかります。安倍にとってセクハラ問題なんて何の関心もないでしょう。野田が「セクハラ問題の責任をとって麻生財務相は辞めるべきだ」と主張するなど、安倍にとって嫌なことをしない限り、野田が何をしようが興味もないでしょう。野田が成果を上げたとして評価されれば「部下の手柄は上司の俺の手柄」で手柄を横取りする一方、成果がなくても何らかまわないわけです。

・北が何を「わめき立てて」も、韓国が「理解してやって欲しい」と言っても、拉致被害者を全員返さない限り、制裁解除はないし、日本から一銭も行かない、が基本。
・「北朝鮮を疑い続けては対話に支障が出る」「大胆な決断を下した北朝鮮を理解してほしい」(韓国国防省)。阿呆かスパイ。変化を見極めるポイントは政治犯の釈放。 
■【激動・朝鮮半島】韓国国防相が対北姿勢で日本批判 - 産経
https://www.sankei.com/world/news/180602/wor1806020031-n1.html

 「のびた」扱いの韓国には悪口しながら「日本に北朝鮮への経済支援を要請する可能性がある」とする「ジャイアン」トランプには何も言えないあたり、まさに島田はスネ夫体質ですね。

 要するに(ボーガス注:安倍総理ら日本政府がプーチン大統領らロシア政府側に)舐められているということだ。
@プーチン*48、会談に遅刻 会見の質問も取りやめ
https://www.sankei.com/world/news/180527/wor1805270005-n1.html

 確かに島田の言う通りでしょうね。
 何せ

 ロシア側の都合で48分間も遅れ、会談後の共同記者会見も質問ができなくなるなど、トラブルが続いた。
 プーチン氏は日露首脳会談の開始予定時刻に突然、新たに任命された閣僚との会合を開いた。安倍氏はホテルの部屋で待機を迫られ、外務省などの日本側関係者は大慌てで情報収集に追われた。
 会談後の記者会見も、日本とロシアの報道陣で各1問を出すことで事前調整していたが、時間がなくなったとするロシア側の強い意向を受け、質疑は取りやめとなった。

というのだからプーチンも無茶苦茶です。
 「閣僚会合をすること」に緊急性があるなら話は別で、「俺もプーチン批判はしません」が、一般的に言って、普通こんな無茶苦茶はしないでしょう。安倍との会談の方が先に予定が入ってるわけですから。「記者会見を故意に潰した」と疑われても仕方がないでしょう。
 しかも日本政府がろくに抗議しないのだから困ったもんです。まあ、もしかしたら「質問がない方が俺も助かる」なんてバカなことを安倍だと考えてる疑いすらありますが。
 しかし「ロシア嫌い」という要素が大きいのでしょうが「安倍とプーチンの仲良し関係」については産経や島田など安倍信者ウヨも結構、安倍批判しますね。

 福田康夫*49小泉純一郎*50山崎拓*51といった無理念で愚かな長老格が前面に出てきて(ボーガス注:加計森友疑惑批判で)安倍首相の足を引っ張りに掛かる。醜悪な光景だ。

 いやいや彼らとて加計森友で安倍をかばうほど非常識ではないでしょう。


■「共産党慰安婦を迫害」中国政府系学者(島田洋一
http://japan-indepth.jp/?p=40269
 無知なので、実際どうか知りませんが、

 慰安婦の「研究」と対外発信の中心となってきたのが上海師範大学教授の蘇智良*52(Su Zhiliang)氏である。
 (ボーガス注:氏の著書)『中国人慰安婦*53』は大要次のように論じる。
 家父長イデオロギー*54が浸透した中国社会では、女性の純潔は生命より重い*55。生き残った慰安婦は非道徳な上に敵軍に奉仕した裏切り者と見なされた。共産党政権下では「反革命」の烙印も押された。日本兵と「寝た」かどで北方の強制労働に送られるなど、ことさら辱められ迫害された。迫害に耐えかね自殺した者もいる。日本軍の性犯罪で最も多くの犠牲を出した国でありながら、中国で慰安婦の問題化が遅れたのはこうした理由*56による−。
 以上が、中国の慰安婦研究第一人者による説明である。

という事実があったとして当然ながらそれは日本が慰安婦問題で無実だの、島田らウヨの慰安婦問題での物言いが正しいだのを意味しません。
 というか、島田の指摘が事実ならば、蘇氏は「慰安婦問題への取り組みが遅れた」中国政府を「慰安婦の人権擁護に積極的でなかった」と批判してる*57わけですし、当然ながらそうした彼の研究が

・「反省しない日本」への敵愾心を掻き立て*58、「団結」を崩してはならないと共産党一党独裁体制を正当化する。
・自由、民主、法の支配、人権などが欠如した中国の「現在」に焦点が当たらぬよう、「過去」に注意を逸らす。

なんて代物の訳がないでしょう。むしろ「自称愛国派の日本人ウヨ」島田のような「自称愛国派の中国人ウヨ」から「中国の汚点をさらすな」などと非難されてもおかしくない内容でしょう。大体、島田曰く彼の著書『中国人慰安婦』は

オックスフォード大学出版会から出された

そうです。「オックスフォードからその価値を認められた著書」が「共産党一党独裁体制を正当化する」なんて代物であることはまずあり得ないでしょう。それとも島田は「オックスフォード大学は、いや英国自体が中国の手先だ」とでもいう気でしょうか?。島田だと本気でそう言い出しかねないのが困りものですが。
 島田という男もよくもまあここまで矛盾だらけのでたらめな文章が書けるもんです。しかし島田のようなバカは死ぬまで「オックスフォード大学出版会」から本が出せるなんて事はないでしょうね。

*1:アイゼンハワー政権副大統領を経て大統領

*2:ジョージア州知事を経て大統領

*3:米国陸軍参謀総長NATO軍最高司令官などを経て大統領

*4:ニクソン政権副大統領を経て大統領

*5:レーガン政権副大統領を経て大統領

*6:著書『教育の明日を拓く:いじめ克服、少人数学級、教育無償化、反動教育阻止のために』(2013年、かもがわ出版)など

*7:著書『韓国:民主化と経済発展のダイナミズム』(2003年、ちくま新書)、『国際政治のなかの韓国現代史』(2012年、山川出版社)など

*8:著書『トランプ大統領アメリカ議会』(2017年、日本評論社)など

*9:いや韓国にとっては少なくとも文在寅政権にとっては不意打ちではないのでは?

*10:中国にとっても米韓合同演習中止はありがたいでしょうがそんなんは金正恩にとってどうでもいいことでしょう。

*11:こんなん得たもんでも何でもないでしょう。最初からどんな合意をしようと対北朝鮮強硬派から不協和音は出るであろう事は予想されていました。

*12:金正恩の安全は保障して当然でしょう。「フセインみたいに政権打倒することもありうる」で誰が交渉したがるのか。

*13:しかし拉致されたのが15歳とはいえ生きてれば50歳代の女性を「ちゃん」呼ばわりつうのは俺的にすごく違和感です。

*14:野田内閣郵政等担当相、国民新党政調会長、幹事長など歴任。現在、「維新の会」政調会長

*15:小泉内閣外務大臣政務官

*16:警察庁警備局長、内閣情報官、内閣危機管理監などを経て官房副長官

*17:第一次安倍内閣首相秘書官、警察庁警備局外事情報部長などを経て内閣情報官

*18:自民党二階派会長。小淵、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て幹事長

*19:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*20:秋田市長を経て秋田県知事

*21:野田内閣で外務大臣政務官

*22:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*23:著書『習近平』(2014年、文春文庫)、『習近平の悲劇』(2017年、産経新聞出版)など

*24:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席。

*25:中華人民共和国成立後は、党中央宣伝部長、国務院秘書長、副首相など歴任。文革で一時失脚するが文革終了後復権広東省長・党第一書記、全人代常務副委員長など歴任

*26:俺は是としますが。

*27:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*28:著書『韓国人に生まれなくてよかった』(2017年、悟空出版)など

*29:著書『北朝鮮 核の資金源:「国連捜査」秘録』(2017年、新潮社)

*30:ブッシュ子政権国家安全保障問題担当大統領補佐官国務長官を歴任

*31:第2次安倍内閣で沖縄・北方等担当相

*32:著書『中国茶 香りの万華鏡』(2003年、小学館文庫)、『シンガポール美的亜細亜食堂(ダイニング)』(2005年、小学館)、『こころとカラダにおいしい茶葉料理76』(2007年、インフォレスト)、『中国はチベットからパンダを盗んだ』(2008年、講談社プラスアルファ新書)、『なぜ、中国は「毒食」を作り続けるのか』(2009年、祥伝社新書)、『中国の「日本買収」計画』(2011年、ワック文庫)、『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす:日中関係プロパガンダ』(共著、2015年、産経新聞出版)、『「小池劇場」の真実』(2017年、幻冬舎文庫)、『すでに中国に侵略されている日本』(共著、2018年、宝島社)など

*33:テリー伊藤のこと

*34:テリーがこういう発言するとは実に意外です。

*35:横田拓也も「内心不快感を感じても」別にその場でテリーに悪口することもなかったんですかね。拓也も「家族会のお仲間や、母親のいる場では大口たたけても」割と小心者なのかもしれません。

*36:テリーとともにパーソナリティーを務めたニッポン放送所属(当時)のアナウンサー上柳昌彦のこと

*37:テリーとともにパーソナリティーを務めた落語家林家たい平のこと

*38:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)を歴任

*39:元老・山県有朋が死去したとき、山県批判派の石橋湛山が述べたとされる皮肉。

*40:親衛隊(SS)全国指導者、警察長官、内務大臣など歴任。1945年5月22日にイギリス軍の捕虜となり、翌日の5月23日に自殺した。

*41:著書『アホの壁 in USA』(2004年、柏書房)、『アホでマヌケなアメリカ白人』(2007年、ゴマ文庫)、『どうするオバマ?失せろブッシュ!』(2008年、青志社)など

*42:村山内閣運輸相、橋本内閣建設相、自民党政調会長(小渕、森総裁時代)、鳩山、菅内閣金融担当相などを歴任

*43:第二次安倍内閣厚労相

*44:竹下内閣官房長官自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相などを経て首相

*45:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官などを経て首相

*46:中曽根内閣科学技術庁長官、宮澤内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*47:中曽根内閣防衛庁長官、宮澤内閣官房長官自民党政調会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)など歴任

*48:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相を経て大統領

*49:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*50:宮澤内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*51:宇野内閣防衛庁長官、宮澤内閣建設相、自民党国対委員長(河野総裁時代)、政調会長(橋本総裁時代)、幹事長、副総裁(小泉総裁時代)など歴任

*52:蘇氏の名前でぐぐっても産経などバカウヨの反中国記事ばかりヒットするので困ったもんです。

*53:誰か日本語に翻訳してくれないもんでしょうか?

*54:家父長イデオロギー、つうか儒教ですね。

*55:まあコレは中国だけでなくおそらく日本や韓国でも「慰安婦があまり名乗り出ない」理由の一つはこうした理由でしょう。

*56:まあ、他にも「日本と国交がなかった」とか「大躍進や文革による混乱」とかいろいろあるでしょう(これは中国だけでなく韓国も同じですが)。

*57:従って「劉暁波ほどの政府批判派ではない」にしても、どう見ても蘇氏は「政府御用系学者」ではないですよねえ。上海師範大は国立なんでしょうが、日本だって国立大教員で政府批判する人はいますからねえ。

*58:そもそも安倍政権成立以前においては、中国も「河野談話アジア女性基金」をそれなりに評価してるので、「敵愾心をかき立て」云々つう指摘それ自体がデマですが。自民政権でも「安倍ではなく」谷垣、石破、石原、岸田と言った政権なら今の「慰安婦問題で中韓の批判を浴びる」惨状はないでしょう。