「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年5/8分:荒木和博の巻)

艫作駅の謎【調査会NEWS2974】(R01.5.4): 荒木和博BLOG
続・艫作駅の謎【調査会NEWS2975】(R01.5.5): 荒木和博BLOG
 そもそも今井裕さんは特定失踪者に過ぎず政府認定拉致被害者ではありませんが、それはさておき。
 ここでの荒木の言う謎はくだらない話です。
1)失踪した今井さんの生徒手帳に「JR東日本(失踪当時は国鉄五能線艫作(へなし)駅」の手描きの地図があった
2)これは艫作(へなし)駅が失踪場所(拉致現場)であることを示すのではないか
3)であるならばこの地図を書いたのは拉致実行犯ではないか、艫作(へなし)駅の地図はかなり正確であり、犯人は当時、駅周辺にすんでいたのではないか
ってそんな謎は今更分かりようがないし、分かったところで何がどうなるわけでもない。
 まあ、北朝鮮拉致の可能性自体も低いわけですが、まず第一に「北朝鮮拉致だ」としましょう。
 第二に「艫作(へなし)駅が失踪場所(拉致現場)ではないか」というのも「生徒手帳の地図だけを元に荒木が妄想した」だけで、何かまともな根拠のある話では全くないのですが、「艫作(へなし)駅が失踪場所(拉致現場)」としましょう。
 この時点で「不確定な事実(仮定)が二つもあり、ほとんど荒木の言う『謎』を議論する必要性が乏しいです」が仮に「二つの仮定とも事実」だとしましょう。
 しかし今更「この地図を書いたのは拉致実行犯*1」だなんて分かったところで何がどうなるわけでもない。今井さんが仮に拉致被害者だとしても救出に役立つ情報ではない。
 その拉致実行犯がまだ日本国内(たとえば艫作(へなし)駅周辺)にいて、逮捕起訴できるだけの証拠があれば話は別ですが、「仮に今井さんの失踪が北朝鮮拉致だとしても」そんな可能性はまずないでしょう。
 荒木がこの駄文に書いてることは徹頭徹尾無意味なことです。

*1:もちろん今井さん本人が書いた可能性もあります。また、観光地での「写真撮って下さい」的な感じで「地図書いて下さい(今井さんが依頼)」という形で地図が書かれたのであれば、今井さんとほとんどつながりのない人間が書いた可能性だってあるでしょう。