「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年5/28分:荒木和博の巻)

厚顔無恥【調査会NEWS2992】(R01.5.28): 荒木和博BLOG

 昨日5月27日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が先日日本国内で所在の確認された特定失踪者について、日本批判の記事を掲載しました。

 最近日本の警察が「北朝鮮による拉致可能性を排除できない」とした「特定失踪者」が国内で発見されたと発表した。
 「特定失踪者」は男性で26歳のときに1992年5月神奈川県横浜市にある自宅から外出したのち長い間行方をくらませていたという。警察は今年4月に現在彼が生きており、以前陸上「自衛官」だったということを確認したという。
 この事実は行方不明者を探すのが難しくなるたびに日本の反動たちが口を合わせてさわぎたてる拉致騒ぎがいかに荒唐無稽な詭弁であり不純な捏造であるかということをしっかりと実証してくれている。
 2004年6月6日の明け方新潟沖で1人漁に出たKが行方不明になった時にも日本の反動たちは何の根拠もなくむやみに「北朝鮮によって拉致」されたかもしれないと口うるさく喚いた。
 これもまた荒唐無稽な捏造だった。Kが9年後に千葉県の中古船舶輸出入会社の敷地内で漁網に巻き込まれて白骨化した状態で発見されたのだ。
 それだけではない。
 2015年には神奈川県と鳥取県、長野県で「北朝鮮によって拉致」されたかもしれないとされた行方不明者が生存して発見された。2016年には東京都で行方不明だった人間を31年ぶりに見つけ出した。
 「特定失踪者」が日本の地で発見されたことによって行方不明の根源を人になすりつけようとした日本は再び世界の嘲笑のまとになってしまった。
 問題は日本反動たちが国内で氾濫するあらゆる社会的悪弊によって起きる数多くの失踪者をすべて我々と無理やり結びつけて顔も赤らめず「拉致被害者家族集会」のようなものをしょっちゅう開いて反共和国騒動に狂奔しているということだ。
 国内で行方不明になった人々をわれわれと故意に結びつけるのは反共和国謀略策動の極致である。

 朝鮮労働党機関紙「労働新聞」の一文ですがここに書かれてることは全て正論ですね。北朝鮮が批判するまでもなく「北朝鮮拉致扱いするろくな根拠がない」「安倍政権ですら拉致として認定しない」「国内で既に何人も生存者が発見されている」「幼稚園児の松岡伸矢君や小泉訪朝後の失踪者まで認定している」特定失踪者など完全なガセネタです。「他の件はともかく」この件についていえば北朝鮮の批判は全く正しい。
 にもかかわらず「北朝鮮厚顔無恥」などという荒木と「救う会」の厚顔無恥さには心底呆れます。しかしよくもまあ家族会も荒木のようなデマ野郎とつきあえるもんです。

 警察は「違っていれば北朝鮮から激しい反撃を食らう」という理由で拉致認定をしようとしません。この記事を最も喜んだのは警察庁かも知れません。

 「警察が喜ぶ」も何もデタラメな特定失踪者認定などすれば、こうした反撃を北朝鮮からくうことは分かりきった話です。そんな反撃を北朝鮮から食らってまで「デタラメな認定する動機」はまともな人間にはないでしょう。「救う会や家族会は拉致を本気で解決する気があるのか」「救う会や家族会のいってることはどこまで信用できるのか」などと疑念を持たれまともな人間からは全く相手にされなくなるからです。
 というか今の拉致問題は既にそういう状況になっていますが。「特定失踪者のガセネタ」で救う会と家族会は一線を越え、そして「蓮池透氏の家族会除名」で更に一線を越えました。これらの「一線を越えた行為」がどれほど救う会と家族会の信頼を落とし、拉致を風化させたか今更言うまでもないでしょう。
 と同時に「特定失踪者」云々は「自発的失踪」の場合、当人が名乗りづらくなるし、「犯罪や事故による失踪(多くの場合死亡してるのでしょうが)」の場合、「犯罪や事故の把握」が遅れる(そして犯罪の場合、犯罪者が罰を免れる可能性が高くなる)という弊害もあります。

 この報道はNHKのニュースで知ったのですが、NHKは24日のデモ・国会要請・集会について何も報じませんでした

 まあ特定失踪者などというガセネタは報道する価値がありませんからね。そして安倍ですらそんなガセネタ報道をNHKに強要する気にはなれなかったようです。

 今回の北朝鮮の報道を見て実は一つ不思議だったことがあります。まだ仮説の段階で、現時点では明らかにできないのですが、あらためて調べてみなければいけないと思いました。可能性は低いですが、ひょっとしたらとんでもないことが出てくるかもしれません。

 「はあ?」ですね。思わせぶりなことをいってないで「これこれこう思う」とはっきり言ったらどうなのか。まあ、荒木のことですからどうせ箸にも棒にもかからない妄想で与太でしょうが。