「特定失踪者」という言葉について(R4.5.24): 荒木和博BLOG
7分20秒の動画です。
タイトルと説明文だけでみる気が失せます。
第一にこの動画は、「約1年前」の拙記事「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年4/27分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで批判した荒木動画特定失踪者という言葉について(R3.4.28): 荒木和博BLOGと大同小異です。動画タイトルもほとんど変わらない。
過去の動画と大同小異のことをまたやる。
「どんだけネタに詰まってるんだよ?」つう話です。勿論「拉致の解決」には何一つ、関係ない与太話です。
改めて批判文章を書くのは面倒だし、当然ながら「荒木動画の内容は大同小異→『凡人の俺』の荒木批判も大同小異になる」ので以下の通り、過去記事を再掲します。
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年4/27分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログ
特定失踪者という言葉について(R3.4.28): 荒木和博BLOG令和3年4月28日水曜日のショートメッセージ(Vol.391)。何度もお話ししていますが「特定失踪者」という言葉についてです。最近日朝国交正常化のためにこの言葉を含め未認定拉致被害者のことを抑えようという動きがあります。あらためて考えていただければ幸いです。
6分30秒の動画です。正直説明文だけで見る気が失せます。実際見る価値はないですが。
特定失踪者とは「荒木がでっちあげた言葉」で、「荒木らが、北朝鮮拉致被害者と認定している失踪者(ただし、まともな認定根拠は何もない)」です。
さて荒木曰く「なぜ特定失踪者としたかというと、『北朝鮮拉致疑惑・失踪者』『未認定・北朝鮮拉致被害者』など、北朝鮮拉致と言う言葉を入れると、1)調査会が救う会の下部組織と誤解される恐れがあるから、2)特定失踪者が国内で発見されたときに『そもそも北朝鮮拉致と断定してない』と釈明するため」だそうです(むしろ「北朝鮮」という言葉が何一つ出てこないことで予備知識がないと意味不明になっている点が問題でしょうに)。
完全に「語るに落ちています」ね。
1)からは「調査会は下部組織ではない」、つまり内紛で救う会事務局長を首にされ、救う会から事実上追放された荒木が自らの「飯の種」のために特定失踪者をでっち上げたことが分かります。荒木が「救う会を追放されてなかったら」調査会は出来なかったのでは無いか。
2)は「後付けの理屈」で、調査会設立当初、特定失踪者認定当初はそんなことは全く考えてない*1でしょうが、この発言からは荒木が「国内で発見されたから何が問題だと言うのだ。北朝鮮拉致と断定してないのだから、疑惑と言ってるだけなのだから問題など無い」と完全に居直る気であること、また今後も「国内での発見によって、インチキ認定がばれること」を既に覚悟していることが分かります。こんな荒木みたいなクズと拉致被害者家族会が野合していて拉致が解決するわけがない。
さて『特定失踪者』に対する批判は当然ながら『日朝国交正常化支持』とは違います(もちろん特定失踪者なんて言いがかりを付けていては国交正常化なんて出来る話ではありませんので『正常化支持』の立場なら特定失踪者なんてデマは批判しますが。また、荒木の『特定失踪者』云々は明らかに日朝国交正常化の妨害が目的ですが)。
まともな根拠で認定しているのならともかく、何せ特定失踪者は『国内で40人も発見されています』。しかもその中に『北朝鮮拉致被害者が何らかの理由で日本に戻ってきた』なんてケースは一つも無い。
全て『自発的失踪』『事故死』『北朝鮮以外の犯罪被害』です。なかには
足立区女性教師殺人事件 - Wikipedia
(特定失踪者認定された女性が国内で他殺体で発見された上、犯人は北朝鮮と何一つ関係なかった)なんて酷い話もあった。蓮池透氏もだから「特定失踪者なんて日朝交渉に持ち出すべきでない」と批判している。
というか、この荒木の話は「完全に語るに落ちています」。現時点において「日朝国交正常化」なんて「表に出ている情報を見る限り」全く現実性はない。おそらく「水面下で国交正常化交渉が進展してる」わけでもないでしょう(早期の国交正常化を希望する俺にとっては残念ですが現実はそうでしょう)。
二階幹事長の例の「訪朝の用意がある」発言にしても、現時点では「訪朝の具体的なスケジュール」が決まったわけではない。
かつ訪朝は「拉致解決」が目的であって「国交正常化」が目的ではない。
にもかかわらずこんなことを荒木が言うのは恐らく
1)「特定失踪者というデマへの批判」を無視できなくなった荒木が「批判者は国交正常化を目指す北朝鮮の手先」と強弁して居直ろうとしてるか
2)二階発言に荒木が「国交正常化が間近ではないか」という被害妄想を抱いてるか(もちろん1)、2)両方もあり得る)、どっちにしろ現実とは全く乖離したくだらない話です。
繰り返せば1)について言えば「国内で40人も発見された特定失踪者」がインチキ認定と非難されるのは当たり前であって国交正常化云々と全く関係ない。
前も書きましたが「特定失踪者認定への批判」は例えばと言う陰謀論に対して「警察が自殺と断定したのに、他殺の根拠があるのか」と批判するようなもんです。
そして荒木の居直り「特定失踪者認定否定派は国交正常化を目指す北朝鮮シンパ」という言いがかりはというレベルの詭弁です。
国交正常化云々と荒木が強弁したところで「何で40人も国内で発見されるようなデタラメな認定なのか、まともに説明しろ」「他の認定もそんなにデタラメなのか」「だったらそんな認定は今すぐ辞めろ」「批判者を北朝鮮シンパ呼ばわりで罵倒すれば、ごまかせると思ったら大間違いだ。蓮池透だって批判してる」「国交正常化を妨害するためにお前らはそう言うインチキ認定をやってるのか?」という批判が出るだけの話です。
2)について言えば国交正常化の可能性なんか今、どこにあるのか。
(以下略)
【追記】
さて「再掲で済まそう」と思っていたのですが、荒木動画に少し突っ込んでおきます。
荒木が動画内で「お金は取りません(まあ実際にはいろいろな口実で、特定失踪者家族から金を取ってるのではないかと思いますが)」「失踪者の個人情報もちゃんと保護します」「だから失踪者のご家族は安心して相談に来てください」といいだしたのには吹き出しました。さすがに荒木の元に「私の家族は北朝鮮拉致ではないか」と相談に来る人間は減ってるのでしょう。
何せ国内で40人も発見されてますからね。「インチキ認定じゃん」つうのはわかりきっています。
未だに「特定失踪者家族会」なんてもんに参加してる家族の方がおかしい。