「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年1/6分:荒木和博の巻)(追記あり)

【追記】
 荒木和博(ら)も、いよいよ拉致問題に関するスタンスの変更を余儀なくされるのか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でこの拙記事をご紹介頂きました。ありがとうございます。


同じ「国基研ろんだん」で西岡力・救う会会長の書いたものへの反論です: 荒木和博BLOG
西岡氏に問う、「即時一括帰国」でいいのか 荒木和博(拓殖大学海外事情研究所教授) « 国基研ろんだん 国基研ろんだん « 公益財団法人 国家基本問題研究所

 以下は先月27日付本欄で西岡力救う会会長が書いた「共同通信の拉致報道に注意せよ」への反論である。
 看過できないのは「部分帰国やさみだれ帰国、日朝共同調査委員会などは絶対に認められない」という点で、共同調査委員会についてはともかく、一部でも帰国させられる人は帰国させるのでなければ大多数を見殺しにしかねない。
 西岡会長は「助けを待っている被害者がいる以上、ぶれずに『全被害者の即時一括帰国』を求め続けていくしかない」というが、待っていても全員になるまでは放置するのか。その間に間違いなく北朝鮮で死んでいく人が出る。
 この論文は安倍晋三政権の拉致問題への取り組みが正しかったという前提で書かれている。それならストックホルム合意から5年経って何も動いていないのは何故なのか。被害者の救出どころか1人の拉致認定もできないのは何故なのか。
 「全拉致被害者の即時一括帰国」は北朝鮮に要求する内容として(ボーガス注:建前論としては)は正しい。しかし実際の対応は柔軟に行わなければ「全拉致被害者の見殺し」になりかねない。共同通信の報道にあった田中実さんと金田龍光さん、そしておそらく他にももたらされていたであろう拉致被害者の情報について政府は明らかにし、救出への具体的な動きを進めるよう求めたい。

 びっくり仰天ですね。荒木の思惑はともかく、ここでの「荒木の西岡批判」には「荒木が共同調査委員会を認める気は無いらしいこと」を除けば全く異論はありません。
 「部分帰国やさみだれ帰国の何が悪いのか!」「救う会の言うオールオアナッシング路線(即時一括全員帰国でなければ認めない)では下手をするとナッシング(帰国ゼロ)の危険性が高い。それでいいのか?」「共同通信の報じた話について我々は真偽を安倍政権に問いただすべきだ。北朝鮮の謀略宣伝に違いない、我々は首相を信じよう、で片付けていい話ではない」というのは全く同感です。
 それにしても気になるのは荒木がこんなことを今頃言いだしたことですね。そして荒木個人ブログならともかく国基研がこの文章を掲載拒否せず掲載したことも意外です。荒木がたとえ「国基研幹部(副評議員長)」とはいえどもです。
 死亡した拉致被害者はどうするのか(12月14日付大臣要請)【調査会NEWS3157】(R02.1.5): 荒木和博BLOGでの主張と言い、荒木も(そして国基研も?)「今の救う会の路線は非常識すぎて、どんどん安倍政権や国民から見すてられるだけだ」「むしろ国民は田中均氏や蓮池透氏や和田春樹氏を支持しているのではないか?」ということにようやく気づいたのか。今後、荒木と「西岡や家族会」との間にどんな論戦(?)が展開されるのかが楽しみです。
 荒木が結局腰砕けになってわびを入れるのか、はたまた荒木が蓮池透氏のように「裏切り者呼ばわり」されて救う会や家族会と敵対関係になるのか。あるいは「お互い適当にごまかし合って、付き合いを続ける」のか。

 拉致問題以外でも対露外交や靖国参拝、消費税引き上げ、最近では中国の習近平主席の国賓としての招聘など、現実に安倍政権がやっていることは国民の期待を裏切ることばかりではないか。

 「それ拉致と関係ねえだろ」「俺は別に靖国参拝中止や習主席招聘には反対してねえぞ。反対してるのは手前らウヨだけだろ」「つうか靖国参拝政教分離違反だろ」ですが、それはさておき。
 「俺たちウヨは対露外交、靖国と習の訪日では完全に安倍に裏切られてるんじゃねえか!。拉致だってあいつが救う会のいうとおり動く保証なんてねえだろ!」「何でお前ら安倍にそんなにこびへつらうの?」という荒木の思いが実感できます。

 それでも安倍政権を支持する人たちは「他に誰がいるのか」と言う。たしかに自民党であれ野党であれ、本当に任せて安心という政党、政治家*1はいない。しかし、それと安倍政権のやっている個別の政策を認めるのとでは意味が異なる。

 俺にとっては安倍なんぞより「石破*2元幹事長や石原*3元幹事長、岸田*4政調会長」「枝野*5立民党代表」などのほうがずっとマシですがそれはさておき。
 確かに「相対的に他よりマシだとして支持する」ということは「全てを容認すること」とは違います。俺も「消去法で共産を支持しています」がそれは「共産執行部のやることを全てハイで受け入れる」つう話ではない。それは支持と言うより服従でしょう。

 身代金の支払いから自衛隊による救出まで、硬軟とりまぜて、あらゆる方法を使って可能なところから取り返していくしかない。

 自衛隊による救出なんか出来るわけもなく与太にもほどがありますがそれはさておき。
 荒木がはっきりと「身代金の支払い」、つまり「福田赳夫*6内閣のダッカ事件超法規的措置ケース(人質解放のために赤軍派に身代金を支払い)」でも拉致被害者が帰国できればよいと明言してることが注目できます。
 しかしよど号事件(佐藤*7内閣)、ダッカ事件福田内閣)の処理を容認した日本人が今は「北朝鮮とは取引できない」と言う理由は一体なんでしょうか?


死亡した拉致被害者はどうするのか(12月14日付大臣要請)【調査会NEWS3157】(R02.1.5): 荒木和博BLOG

・政府は「生存を前提として」と繰り返しています。しかし寺越昭二さんのように拉致される過程で殺害された*8と言われる人もいます。政府認定でも久米裕さんは現在94歳、原敕晁さんは82歳です。北朝鮮に拉致されれば当然強いストレスを受けるはずであり、曽我ひとみさんも帰国してまもなく癌が見つかりました。帰国できたから治療して事なきを得ましたが、北朝鮮でまともな医療を受けられる保証はありません。
・新年早々重い話ですが、このことは皆覚悟しておくべきことと思います。

 救う会、家族会において事実上タブーとなってる話「死亡した拉致被害者がいるのではないのか」「死亡理由の信憑性はともかく、北朝鮮が死亡発表した拉致被害者は本当に死亡したのではないか」を言い出すとは荒木も変わった男です。
 荒木の言うように「拉致被害者の中には現在、80~90代の高齢者」もいます。いやそもそも医療の進んだ日本ですらガンなどで「若くして亡くなる人間」はいます(たとえば20・30代で病死した有名人まとめ - NAVER まとめ参照)。
 ましてや北朝鮮は日本に比べ食糧事情も医療事情も「北朝鮮が経済小国、発展途上国であること」や「安保理制裁」などで悪いでしょう。拉致被害者が間違いなく今も全員生存してると考える方が不自然でおかしい。
 いい加減荒木も「風化しつつあり、荒木にとってうまみが少なくなった拉致問題(うまみゼロではないですが)」に一定のけりを付けたいのか。
 救う会、家族会に批判的な人間、救う会、家族会が敵視する人間が同じ事を言えば怒り出すであろう救う会、家族会が荒木のこうした発言を黙認してるのも変な話ですが。
 田原総一朗*9が「私の取材では外務省は有本恵子さんは死亡したと見なしている」と言ったら、あるいは和田春樹氏*10

拉致問題:解決への道(『別冊世界 北朝鮮核実験以後の東アジア』(2007年4月発行)収録)
(2006年12月15日、日朝国交促進国民協会主催講演会「核と拉致:いまこそ日朝間の交渉を」で行った講演に加筆した)
・「すべての拉致被害者は生きている」との前提に立つという(ボーガス注:第一次)安倍内閣の方針は妥当な方針であろうか。
北朝鮮が死亡したと伝えた人物について、かりに出された資料には死亡を裏付ける資料が皆無であるとして、だからその人々は生存している可能性がある、その人々を帰国させよと主張することは、論理が飛躍し、8人が死亡しているという北朝鮮側の主張はすべて虚偽だと決めつけることに他ならず、そもそも外交交渉の態度ではない。こうなれば交渉はもはや断絶で、最後通牒をつきつけて、力を背景に当方の要求に屈服させようとするのに近い。
日本テレビは報道特別ドラマ・スペシャル「再会:横田めぐみさんの願い」を一時間五〇分にわたって放映した。これは蓮池さん夫妻が二〇〇四年六月、横田夫妻、息子さんたちと会って、自分たちの知っているめぐみさんの生活のすべてを語るという形のドラマである。それによると、(中略)めぐみさんの体調が悪化し、九〇年ころには血圧が低く、昼頃まで起きられないという状態になる。彼女は「日本に帰るんだ」とくりかえし訴え、徘徊し、服を焼く、髪を切るなどの行為をおこなう。めぐみさんの精神の変調があきらかである。ついに近くの順安空港へ行き日本へ帰ると閉鎖区域を脱出し、連れもどされる。このころは入退院をくりかえし、入院中は子供は蓮池夫妻が預かっている。九四年二月、めぐみさんは万景峯号で日本へ帰るとして、ふたたび閉鎖区域を脱出して、連れもどされる。そのあと、94年3月、めぐみさんは中国国境にある隔離病棟におくられる。これは日本政府の発表にある義州四九号予防院のことである。それ以来めぐみさんに会っていないと蓮池氏は語っている。
 この4チャンネルのドキュメンタリー・ドラマは蓮池さんたちからの取材にもとづいて構成されているものと考えられる。ここで明らかになるのは、13歳で拉致されてきた少女は自らの過酷な運命に適応して生きることができず、精神の不安定な状態から、自傷行為や出奔をくりかえすなど、精神の正常さを失った状態になったことである。描かれた状況は金英男氏が述べた彼女の病状と合致している。石高氏*11が伝えたもっとも早い95年の韓国情報部の話とも合致している。そして、金正日の息子の家庭教師をしているという安明進氏の話とは決定的に食い違っている。
 横田めぐみさんの病状がこのようなものであったとすると、そのような患者が国境地帯の遠い病院の隔離病棟に入れられるということは何を意味するのだろうか。精神の異常をきたし、生きる気力を失っためぐみさんは生きつづけられたのか。蓮池さんたちは帰国までの八年間いかなる消息も聞いていない。そして金英男氏は再婚している。
 もちろん理論的な可能性としては、隔離病棟の中でも一〇年間生き続けているということもありえないないわけではない。しかし、夫が再婚し、娘が母を失った状態であるということは重大な事態を示しているといわざるをえない。
 事柄の本質は中学生を拉致するという犯罪行為が過酷な状況に対応して生きる力をまだもっていなかった彼女の精神を危機に陥れたということである。この全責任は北朝鮮政府にある。だが、だからと言って、横田めぐみさんが今日なお元気で解放を待っていると想定することには無理があると言わざるを得ない。

として「めぐみさんの死亡の可能性は否定できない(むしろ死亡の可能性が高いのではないか)」と言ったら、有本夫婦や横田一家と一緒に怒りだしたのが家族会や救う会ですからね。また金丸信吾氏(金丸信*12・元自民党副総裁の長男)が

(5ページ目)金丸信吾氏「拉致問題解決は国交正常化こそが一番の近道」|日刊ゲンダイDIGITAL
・私は拉致被害者が生存していてほしいと心の底から思っています。とはいえ、そろそろ現実を見る時期に来ているのではないか。そうならないのは、日本政府が、北の説明が事実だった場合の家族会やメディアに対するシミュレーションを持っていないからでしょう。
・そもそも日本国内で拉致被害者の「生存説」が広まったのは、脱北者といわれる人たちの目撃情報です。「平壌拉致被害者を見た」とかね。しかし、よく考えてほしいのは、脱北者が厳重な監視下にあった拉致被害者と遭遇する確率はほぼありません(ボーガス注:そもそも目撃証言自体が虚言の可能性)。仮に目撃したとしても、(ボーガス注:昔からの知り合いでも無い限り、会話もしないで見ただけでは)「この人は拉致被害者」と分かるはずがないのです。そういう真偽不明で、事実検証も不可能な話が「事実」として扱われ、報じられ、国民に植え付けられてきた面は否めません。

と発言したことがありましたが、金丸氏が何度も訪朝してること、「制裁路線に否定的なこと」もあっておそらく家族会や救う会は彼には反感しか感じてないでしょう。
 で「死亡拉致被害者が居た場合、どうするのか」なんですが俺の考えを言えば「死亡した人間を、生きて取り戻すことは当然出来ない」と言う意味ではどうしようもないでしょう。
 救う会や家族会は「一人でも拉致被害者が帰ってこないなら制裁解除しない、国交正常化なんか勿論しない」と言い出すのかもしれませんが、それでは他の生存拉致被害者が帰国できません。
 では一人も生存拉致被害者がいなければ*13「制裁解除しない、国交正常化なんか勿論しない」でいいのかと言ったらそんなことはないでしょう。
 制裁解除、国交正常化することで「日本人妻問題」「残留邦人遺骨問題」「核ミサイル問題」での進展が見込めますので。
 またこういうことをいうと「カネがそんなに大事か」と救う会、家族会が怒り出すことは分かりますが「日朝ビジネスの利益」も大事です。
 もちろん「ビジネスによって日本企業が得る利益それ自体」も大事ですが「失う物が出来れば」人間や組織はそうそう暴走できません。
 北朝鮮も「日朝ビジネス」と言う利益が出来れば、「日朝ビジネスの利益」を失うことを恐れて、そう簡単に軍事的対応をエスカレートするわけにも行かないわけです。
 太陽政策(今は中止されているが開城工業団地金剛山観光など)の目的の一つ*14も「軍事エスカレートの防止」でしょう。
 では「死亡したから帰ってこないのは仕方が無い」で終わらせていいのかと言ったらさすがに俺もそんなことは言いません(もちろん田原氏や和田氏もそんなことは言っていません)。
1)死亡理由の説明と正式な謝罪
  死亡理由が「粛清」「(北朝鮮の落ち度による)病死、事故死」「(拉致のショックによる)自殺」など北朝鮮に落ち度のある場合は勿論、「日本国内でも死亡したろう」と思われる落ち度のない場合でも「北朝鮮に拉致しなければ日本で死に顔を遺族が見られた」と言う意味で謝罪は必要でしょう
2)(遺骨がある場合は)遺骨の引き渡し
3)賠償金の支払い
といった「後始末」は当然、日本政府が要求すべきでしょう(以上、田原氏や和田氏の主張などを参考に、俺が思いついた「後始末」を上げましたが他にもあるかもしれません)。
 この「後始末の要求」について北朝鮮の対応を見てどう動くか。
 「満足いく回答が何もない」のにどんどん制裁解除や国交正常化の方向に動いていいのか、と言う躊躇は勿論俺にもあります(「太陽政策支持」「朝鮮学校無償化除外反対」の俺をid:noharraなどは勝手に「北朝鮮シンパ」認定してるようですが、俺は勿論シンパではありません)。
 ただし、一方で「全て満点回答でなければ何もしない」と言うのも適切ではないでしょう。
 結局、一般論としては、日本として「ゼロ回答は、日本は対話意思がないのではないか*15、と北朝鮮の交渉意欲をそぐ危険性があるのでまずい」が「簡単に100点回答を出すと北朝鮮になめられる危険性がある」ので、北朝鮮からそれなりの回答があれば「ゼロから100の間のどれか」でそれに対応(一部制裁解除など)ということになるでしょう。
 その「0から100の間のどれか」を「何にすべきか」は俺は外交素人ですし、現時点では「日本政府が救う会、家族会に抵抗できずに『全員生存』に固執している(つまり北朝鮮に『後始末』を要求する以前の段階)」ので、なんとも言えません。
 現時点では「おそらく死亡拉致被害者がいる」ために、現実問題として実行不可能な「拉致被害者を全員帰せ」を救う会や家族会が主張している(家族会はともかく救う会は「かぐや姫が結婚条件として5人の貴族に与えた難題」と同じで国交正常化を妨害するためにあえて出来ない要求をしているのでしょうが。救う会の本当の目的は「拉致解決を口実にした国交正常化妨害」ですので)。
 そしてその結果、北朝鮮は対話意思を失いつつあり、日本側も対話意思を失いつつある状況です。
 正直、救う会、家族会が「全員帰国」などという条件を取り下げ「死亡被害者存在の可能性を認める」意思を明確にすべきでしょうが、それは現状では望み薄でしょう。その結果、「拉致敗戦」が続くことになるわけです。


政府は山本美保さんがどうなったと思っているのか(12月14日付大臣要請)【調査会NEWS3158】(R02.1.6): 荒木和博BLOG
 もちろん政府は
1)山形の海岸で発見された遺体は山本美保さんだ
2)彼女の失踪に事件性はない(自発的失踪)。もちろん北朝鮮拉致などではない
3)彼女の死亡に事件性はない(自殺か事故死)
と思ってるでしょうね。ところが荒木の「特定失踪者認定」に対し、「荒木&拉致被害者家族会&特定失踪者家族会」の反発を恐れて「そんなのは間違ってる」といえず曖昧な態度をとったために
「ならば山形の遺体は美保さんではないのか。美保さんと断定したDNA鑑定が間違っていたと認めるか?」
「山形の遺体が美保さんだというなら拉致後に工作員に殺されたと言うことなのか?」とさらなる因縁を招いたわけです。 
 しかしそれに対し「鑑定が間違っておりました」とも「拉致後、殺されたとみています」とか言いたくないが故に、しかし今更「特定失踪者認定が間違ってる」とも言いたくないが故に政府は荒木に対し徹底して曖昧な態度でごまかしに走るわけです。
 「あの遺体は美保さんであり、失踪も死亡もどちらも事件性はない。特定失踪者認定がそもそも間違っていた」「DNA鑑定は勿論正しい」と言えば簡単に片付く話なんですけどね。

*1:ここで、俺としては荒木が「安倍に代わる政治家」として「稲田元防衛相」「下村元文科相(現・選対委員長)」「菅官房長官」「萩生田文科相」などの名を上げないことに注目したいですね。荒木らウヨが野党(枝野)や「安倍のライバル(石破、石原、岸田)」を評価しないのは当然として彼らは「安倍に引き上げてもらった、安倍に近い連中」も評価してないわけです。

*2:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*3:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相を歴任

*4:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長

*5:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)を経て立憲民主党代表

*6:大蔵省主計局長から政界入り。岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣蔵相、外相、田中内閣行政管理庁長官、蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官を経て首相

*7:運輸次官から政界入り。自由党幹事長(吉田総裁時代)、吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、自民党総務会長(岸総裁時代)、池田内閣通産相科学技術庁長官を経て首相

*8:寺越武志さんが拉致を否定していますので、この件を出すのは適切ではないでしょう。なお「拉致時に殺害説」があるものとしては「北朝鮮が拉致の事実を一切認めなかった曽我ミヨシさん」がいます。ミヨシさんについて、北朝鮮から何の情報も出ない(ただし「拉致直前にミヨシさんとひとみさんが一緒だった」という状況から見て、彼女も「北朝鮮が拉致の事実を認めた」娘ひとみさんとともに拉致されそうになったとみるのが自然)のは「拉致時に抵抗に遭って殺害したから(しかしそれをさすがに公にしたくないから)拉致の事実を認めないのだ」と考えれば説明は一応つきます。

*9:著書『電通』(1984年、朝日文庫)、『日本の官僚』、『マイコン・ウォーズ』(以上、1984年、文春文庫)、『電子戦争・メディア戦争』(1985年、文春文庫)、『警察官僚の時代』(1986年、講談社文庫)、『独創人間ここにあり:先端技術のトップランナー』(1986年、新潮文庫)、『遺伝子産業革命』、『ドキュメント東京電力企画室』(以上、1986年、文春文庫)、『生命戦争:脳・老化・バイオ文明』(1987年、文春文庫)、『日米先端ビジネス戦争』(1988年、ちくま文庫)、『新・日本の官僚』(1988年、文春文庫)、『世界企業(エクセレント・カンパニー)・日本攻略の構図:外資トップが語る対日企業戦略の全貌』(1989年、講談社文庫)、『逆境脱出のシナリオ:創意ある企業の現場から』(1989年、新潮文庫)、『「円」を操った男たち:政財官マネー人脈の暗闘』(1991年、講談社文庫)、『日米知略(インテリジェンス)戦争:アメリカが仕掛けたソフトの罠』(1991年、文春文庫)、『パソコンウォーズ最前線』(1992年、講談社文庫)、『メディア・ウォーズ:テレビ仕掛人たちの興亡』(1993年、講談社文庫)、『平成・日本の官僚』(1993年、文春文庫)、『メディア王国の野望』(1995年、文春文庫)、『日本コンピュータの黎明:富士通池田敏雄の生と死』(1996年、文春文庫)、『頭のない鯨:平成政治劇の真実』(2000年、朝日文庫)、『巨大な落日:大蔵官僚、敗走の八百五十日』(2001年、文春文庫)、『戦後最大の宰相 田中角栄(上)(下)』(2004年、講談社+α新書)、『日本の戦争』(2004年、小学館文庫)、『ジャーナリズムの陥し穴:明治から東日本大震災まで』(2011年、ちくま新書)、『原子力戦争』(2011年、ちくま文庫)、『ドキュメント東京電力福島原発誕生の内幕』(2011年、文春文庫)、『80歳を過ぎても徹夜で議論できるワケ』(2014年、角川oneテーマ21)、『私が伝えたい日本現代史1934-1960』、『私が伝えたい日本現代史1960-2014』(以上、2014年、ポプラ新書)、『安倍政権への遺言:首相、これだけはいいたい』(2015年、朝日新書)、『トランプ大統領で「戦後」は終わる』(2016年、角川新書)、『変貌する自民党の正体』(2016年、ベスト新書)、『AIで私の仕事はなくなりますか?』(2018年、講談社+α新書)、『ヒトは120歳まで生きられるのか:生命科学の最前線』(2019年、文春新書)など

*10:東京大学名誉教授。著書『歴史としての社会主義』(1992年、岩波新書)、『金日成満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『歴史としての野坂参三』(1996年、平凡社)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか:不審船・拉致疑惑・有事立法を考える』(2002年、彩流社)、『同時代批評(2002年9月〜2005年1月):日朝関係と拉致問題』(2005年、彩流社)、『テロルと改革:アレクサンドル二世暗殺前後』(2005年、山川出版社)、『ある戦後精神の形成:1938〜1965』(2006年、岩波書店)、『これだけは知っておきたい日本と朝鮮の一〇〇年史』(2010年、平凡社新書)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)、『領土問題をどう解決するか』(2012年、平凡社新書)、『「平和国家」の誕生:戦後日本の原点と変容』(2015年、岩波書店)、『慰安婦問題の解決のために』(2015年、平凡社新書)、『アジア女性基金慰安婦問題:回想と検証』(2016年、明石書店)、『米朝戦争をふせぐ:平和国家日本の責任』(2017年、 青灯社)、『レーニン:二十世紀共産主義運動の父』(2017年、山川出版社世界史リブレット人)、『ロシア革命』、『スターリン批判・1953〜56年:一人の独裁者の死が、いかに20世紀世界を揺り動かしたか』(以上、2018年、作品社)、『安倍首相は拉致問題を解決できない』(2018年、青灯社)、『韓国併合110年後の真実:条約による併合という欺瞞』(2019年、岩波ブックレット)など

*11:金正日の拉致指令』(1998年、朝日文庫)、『これでもシラを切るのか北朝鮮』(2003年、幻冬舎文庫)の著者・石高健次のこと

*12:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、中曽根内閣副総理、自民党副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*13:その可能性も勿論否定は出来ません。

*14:目的の全てではありません。他にも「韓国企業の経済的利益」「南北統一時に韓国経済が沈没する危険性を少しでも減らす(そのために北朝鮮経済を少しでも立て直す)」と言う目的もあるでしょう。

*15:なお、救う会と家族会が特定失踪者という明らかなデマを放言し、それを政府も容認している現時点では北朝鮮は明らかに「日本には対話意思があるか疑わしい」と思ってるでしょう。当たり前の話です。日朝対話を進めるためには特定失踪者などと言うデマを撤回し、問題を「政府認定拉致被害者」に限定することが必要でしょう。