「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年5/8分:天を回せの巻)

加藤健の「天を回せ! ロビー活動で挑む」 : 朝鮮学校のリンチ、恐喝と「日本人を殴る義務」

 仙台の東北朝鮮高級学校で昭和57年、河吉成君という北海道旭川市出身の16歳の少年がリンチで殺されています。

 吹き出しました。
 よりによって朝鮮学校を批判するのに去年やおととしならまだしも、「1982年」つまり今から約38年前の出来事を持ち出すとは正気ではないですね。
 自民党を批判するのに直近の不祥事「モリカケ桜を見る会」などではなくて「闇将軍・田中角栄*1」を持ち出すようなもんです。
 あるいは未だに三越を「岡田茂三越事件」で批判するようなもんです(ウィキペディア三越事件』『岡田茂』によれば岡田は1982年9月の取締役会で社内クーデターの形で会長を解任され、平取締役に降格。1982年10月には特別背任容疑で逮捕された)。
 そもそも「不良学生がリンチで同級生を殺したら」、それが何で「学校の教育のせい」になるのか。
 どこの世界に「リンチで同級生を殺して構わない」なんて教えてる学校があるのかという話です。
 もちろん不良学生の行為については「朝鮮学校」に限らず、学校の教職員に道義的、政治的責任はあるでしょう(場合によっては法的責任も生じる)。
 しかしそれはこのバカウヨのように「朝鮮学校の教育」と不良学生の無法を無理矢理つなげることではないし、ましてやこんなことは「朝鮮学校無償化除外」のような差別政策の正当化理由にはなりません。

*1:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)などを経て首相