今日のしんぶん赤旗ニュース(2024年2/15~18日分)(副題:大下英治、森田実のクズさに呆れる)

全府省の賃金格差は深刻/非正規女性、正規男性の4割弱/田村智子議員事務所調べ
 府省で「男女別賃金格差」があるなら勿論問題ですが「府省でも民間同様に女性に非正規が多いこと(そして民間同様に正規と非正規の賃金格差があること)」の影響でしょう。


自民・二階氏 裏金で書籍3470万円購入/段ボール125箱 どこに置く?

 派閥パーティーでつくった裏金を書籍代に充てたという二階氏。購入した書籍のうち7種類は、二階氏が「主役」の本です。政治家の本に携わった経験がある出版関係者は、二階氏について書いた本が、書店に並んだり新聞広告に出たりすることで、同氏の「大物感」が演出できるといいます。

だそうですが、二階氏が購入したという二階氏が「主役」の本

大下英治*1二階俊博の政界戦国秘録(第5巻)』(2020年)、『最長幹事長*2』、『政権奪取秘史:二階幹事長・菅*3総理と田中角栄』、『自民党幹事長・二階俊博伝』(2021年)
森田実*4二階俊博幹事長論』(2020年)

等があるのには呆れると共に吹き出しました。
 「本の購入」のかなりの部分が「二階氏の自己宣伝」だったわけです。
 それにしても「二階氏の大量購入目当て」でこんなことをやる大下、森田ら(大下らから売り込んだのか、依頼があったのかはともかく)も「人間として本当にクズ」ですね。

大下英治 - Wikipedia
山下元利*5物語』(1988年)
渡辺美智雄*6の総裁選』、『小説・安倍晋太郎*7』(1990年)
『蠢く野中広務*8』(1999年)
『人間古賀誠*9』(2000年)
『人間渡部恒三*10』(2003年)
平沼赳夫*11の「宣戦布告」』、『武部勤*12の熱き開拓魂』(2005年)
『日本再生の切り札与謝野馨*13』(2009年)
石破茂*14の「日本創生」』(2017年)
自民党の番頭林幹雄*15の凄腕:二階幹事長の懐刀』(2019年)

ということで大下は二階氏以外にも「政治家紹介本が多い」ですが、『小説・土井たか子:山が動いた』(1990年)、『日本共産党の深層』(2014年)など一部(さすがに土井や共産党がそういう汚いことをやるとは思えない)を除き、全て「(大下から売り込んだのか、依頼があったのかはともかく)対象となった政治家や政党による大量購入目当ての宣伝本」でしょう。大下も呆れたクズです(そんな本を出す連中にも呆れますが)。


海自幹部ら165人 違憲の靖国参拝/昨年5月 制服姿 毎年実施か/事務次官通達に抵触
 陸自だけでなく、海自でも違憲靖国公式参拝が発覚しました。自衛隊防衛省内で「政教分離否定、戦前美化」が横行している疑いが否定できなくなってきました。


「若い人や女性の力生かしたい」/田村委員長NHKインタビュー/「政治マガジン」
 田村インタビューについてはNHK記事共産党初の女性委員長 難局にどう臨む “タムトモ” 田村智子新委員長 | NHK政治マガジンを紹介しておきます。
 まず赤旗が記事本文だけでなく、タイトルでも触れた「若手、女性の登用」についてはNHK記事は以下の通りです。

 若手の登用も目立ち、世代交代を印象づけた。
 政策委員長には、39歳の参議院議員・山添拓が、書記局長代行(副委員長等兼務)には、42歳で次世代の人材の1人と期待される田中悠がそれぞれ就任した*16
 若手の登用とともに、力を入れているのがジェンダー平等だ。
 田村自身、2人の子どもを育てながら要職を歴任してきた。
 委員長に就任したとき、田村は「女性のエンパワーメント*17」という言葉が思い浮かんだという。
「重責ほど1人だけでは担えず、支えるスタッフや相談できる相手をつくっていかなければならない。そういう組織でなければ発展できない。若い人や女性の力をもっと生かしていけるような党に改革していかなければならない」

 さて松竹除名についてはNHK記事では以下の通りです。全く同感です。

日本共産党は、日米安保条約の廃棄を当面の政治改革の第一の柱に位置づけている。その旗をおろせという本をいきなり出版し『旗をおろさないから野党共闘が進まない』という攻撃を、党員であることを売りにして宣伝した。攻撃を外から行うのは、党内の議論ではないので、除名にするしかなかった。」

 NHK記事について他にもコメントしておきます。

 最初に打診を受けたのは去年秋だったという。

 何時どんな形で書記局長や委員長について打診があったか不破氏、志位氏において過去に発言は無かった(機密事項としてノーコメント?)ように思うので意外な発言です。

*1:1944年生まれ。1970年に週刊文春特派記者となって以降、1982年まで13年間在籍。在籍中に月刊『文藝春秋』に執筆した「三越の女帝・竹久みちの野望と金脈」が大反響を呼び、三越岡田茂社長が解任に追い込まれる三越事件のきっかけともなった。1983年、週刊文春から独立し作家に転身。なお、二階氏の購入リストには入ってないようだが、大下には他にも『ふたりの怪物:二階俊博菅義偉』(2019年)と言う著書がある(大下英治 - Wikipedia参照)

*2:二階氏のこと

*3:勿論、菅直人ではなく菅義偉

*4:1932~2023年。日本評論社出版部長、『経済セミナー』編集長等を経て、1973年から政治評論家。なお、二階氏の購入リストには入ってないようだが、森田には他にも『志帥会の挑戦』(2020年:志帥会二階派のこと)、『二階俊博の新たな挑戦』(2021年)と言う著書がある。また、『2004年7月、著書『公共事業必要論』の記念講演会を二階俊博が代表を務める自由民主党の派閥「二階派」が主催し、「二階派」から寄付も得た』とのこと(森田実 - Wikipedia参照)

*5:大平内閣防衛庁長官

*6:福田内閣厚生相、大平内閣農水相、鈴木内閣蔵相、中曽根内閣通産相自民党政調会長(竹下総裁時代)、宮沢内閣副総理・外相等を歴任

*7:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)等を歴任

*8:村山内閣自治相・国家公安委員長小渕内閣官房長官自民党幹事長(森総裁時代)等を歴任

*9:橋本内閣運輸相、自民党国対委員長(小渕、森総裁時代)、幹事長(森総裁時代)、選対委員長(福田、麻生総裁時代)等を歴任

*10:1932~2020年。中曽根内閣厚生相、自民党国対委員長(竹下総裁時代)、海部内閣自治相・国家公安委員長、宮沢内閣通産相新進党総務会長、副党首、衆院副議長、民主党国対委員長等を歴任

*11:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相たちあがれ日本代表、日本維新の会代表代行兼国会議員団代表、次世代の党党首等を歴任

*12:小泉内閣農水相自民党幹事長(小泉総裁時代)等を歴任

*13:村山内閣文相、小渕内閣通産相自民党政調会長(小泉総裁時代)、第一次安倍内閣官房長官福田内閣経済財政担当相、麻生内閣財務相菅直人内閣経済財政担当相等を歴任

*14:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相等を歴任

*15:二階派幹部。福田、麻生内閣国家公安委員長、第三次安倍内閣経産相等を歴任

*16:何故かNHKは書いていませんが、こうした若手抜擢には「41歳の参院議員・吉良佳子氏」が山添氏(政策委員長就任前は政策副委員長)の後任の「政策副委員長」に就任したこと(女性抜擢でもありますが)も挙げていいでしょう。

*17:支援のこと。「パワー(力)」に接頭語エンがつくことで「力づける」になり接尾語メントがさらにつくことで「力づけること=支援」になります。似たような英語には「カレッジ(勇気)→エンカレッジメント(勇気づけること、激励)」「フォース(強制)→エンフォースメント(強制すること)」などいろいろあります