◆島田洋一のツイート
島田洋一
中国側があくまで習近平国賓招待を求めてきた場合、日本政府にそれを断る勇気はないだろう。一方、世論の大多数が反対意思を示した場合、それを無視する勇気もないだろう。事は結局、中共と日本世論の戦いになる。
と言う島田の発言は事実上「安倍など信用してない」という発言です。つまりは「日本世論の大多数」が反対意思を示さない限り、安倍は「習氏国賓訪日を進める」という話であり、まあ「現時点において日本世論は強く反対などしてない」ので「コロナの第二波による大被害」が日本はまたは中国にでもない限り、まあ習氏は国賓訪日するでしょうね。これは安倍が退陣したところで同じでしょう。ポスト安倍なら習氏訪日が白紙になると言うことはまず考えられない。
島田がどういう思いでこうツイートしてるのか知りません。もしかしたら「我々は習国賓訪日を阻止できる」と思っているのかもしれませんが、習氏が国賓訪日すればそれは「国民多数は習氏訪日を容認した」ということであり、島田らウヨが「国民の支持を得られなかった」ということです。
島田洋一
日本も早く首相以下閣僚が靖国神社に並び立ち、天皇陛下参拝への露払い役を演じねばならない。英霊が待つのは天皇であり、政治家はその道を開くため(ボーガス注:靖国参拝への国内外の批判で政権が倒れても構わない?、)倒れていけばよいのだ
イヤー驚きましたね。
「露払い役」でググると
【図解・国際】中国共産党の組織図(2017年10月):時事ドットコム
・新たな中央委員のうち、政治局員に就くことが確実なのが、蔡奇*1党北京市党委書記(61)。
・今年8月に「習近平*2思想」に言及し、習氏の権威確立に向けた露払い役となってきた。
中国外交トップ・楊氏、2月下旬の来日調整 習氏国賓来日を左右 - 産経ニュース
・中国の外交担当トップである楊潔●*3(=簾の广を厂に、兼を虎に)(よう・けつち)中国共産党政治局員が、今月下旬に来日する方向で日中両政府が調整していることが分かった。北村滋*4国家安全保障局長と会談し、4月上旬に予定する習近平国家主席の国賓来日に向け詰めの調整を行う。
・習氏の露払い役として来日する楊氏がどう対応するのか注目される。
などという記事がヒットすることで分かるように当然「露払い役」の方が格下のわけです。
島田らウヨにとっては「天皇>越えられない壁>首相」のようです。安倍の靖国参拝すら「天皇参拝の露払い役、前座」でしかなく、つまりは「天皇参拝こそが本丸」だそうです。裏返せば「天皇さえ参拝すれば首相や閣僚など参拝しなくていい」「天皇が参拝しないから首相や閣僚で我慢してる」つう話ですね。
はっきりいって天皇や皇室もありがた迷惑でしょうが。今の皇室がそうした右翼路線を採用することはまず考えられませんので。
*1:杭州市長、北京市長などを経て北京市党委員会書記(蔡奇 - Wikipedia参照)
*2:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席、党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席(習近平 - Wikipedia参照)
*3:駐米大使、外相、国務委員(外交担当)などを経て党中央外事活動委員会弁公室主任(楊潔チ - Wikipedia参照)
*4:徳島県警本部長、警察庁警備局警備課長、警察庁警備局外事情報部外事課長、首相秘書官(第1次安倍内閣)、警察庁刑事局刑事企画課長、兵庫県警本部長、警察庁警備局外事情報部長、内閣情報官などを経て国家安全保障局長(北村滋 - Wikipedia参照)