「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年6/4分:荒木和博の巻)

中村三奈子さん常設展が完成
 拉致被害者ならまだしも特定失踪者というのだから呆れて二の句が継げませんね。大体「1998年失踪」なんてもんが北朝鮮拉致のわけがないでしょう。
 安明進が「横田めぐみ拉致疑惑」を公言したのが1997年、それがきっかけで家族会が出来たのが1998年、小泉訪朝が2002年ですからね。


目撃証言の有無で選ばれた被害者 体制崩壊で救済される日|日刊ゲンダイDIGITAL(荒木和博)

 体制が崩壊して上から下までグチャグチャになれば、千載一遇のチャンスが生まれる可能性もある。

 いつもながら荒木の無茶苦茶さには呆れますね。荒木の目的が拉致被害者救出ではなくそれを口実にした「打倒北朝鮮」でしかないこともよくわかりますが。日刊ゲンダイもよくもまあこんなバカの与太を掲載するもんです。
 まず第一に中露が経済支援しているので、北朝鮮が崩壊する可能性は極めて低いでしょう。
 第二に確かに「東ドイツ崩壊」のような平和的崩壊なら「拉致被害者帰国」の可能性はあるかもしれません(「ある」と断言は出来ませんが)。
 しかし今のイラクやシリア、一時期のユーゴのような内戦状態になったら、帰国どころか、死の危険性すらあるし「平和的に崩壊する保証」はどこにもありません。


あらためて『「ただいま」と言えない 「おかえり」と言えない』拡販にご協力を【調査会NEWS3276】(R02.6.3): 荒木和博BLOG

 県議会などの拉致議連でお買い上げいただくなどのご協力をいただきたくお願いします。

 この一文は興味深いですね。つまり拉致議連ですら「荒木の特定失踪者本」なんか買いたがらないわけです。誰が考えてもデマですからね。
 そしてこんな文章を書けば「拉致議連ですら買わないのか!」という俺のような突っ込みは簡単に予想できますが、それでも荒木はこう書かざるを得なかったわけです。それだけ追い詰められている。
 まあ、そもそも版元が扶桑社や文春、新潮社といった「大手ウヨ出版社」ではなく「高木書房」なんて時点で失笑物ですが。