今日の産経ニュース(2020年7月22日分)

立民・安住淳国対委員長「GoToで感染拡大なら内閣総辞職を」 - 産経ニュース
 「中止すべき」「延期すべき」「東京以外にも対象外地域を増やすべき」という批判の声があるのに、それを無視して強行した以上、このくらいのことは言われても仕方が無いでしょう。
 そこで「GoToで感染拡大しない自信がある」ともなんとも言えず逃げ続ける辺り、今の自民の愚劣さを象徴しています。 


立・国の両幹事長、合流「合意」ムードも…玉木氏は党名決定方法譲らず - 産経ニュース
 マジな話、玉木*1に党名へのこだわりがあるわけでは無いでしょう。
 「維新か、れいわと組みたい」「共産党を含む野党共闘などしたくない」「立民と合同して自らの政治力を減少させたくない」玉木としては、立民との統合は避けたい。
 ところがれいわも維新も玉木・国民民主との共闘について乗り気じゃ無い(玉木は都知事選ではれいわの山本を支持しましたが、れいわ自体は山本ほど玉木にべったりではないでしょう)。れいわも維新も立民に比べると支持率が低く、「立民との統合」よりもプラスとは言い切れない。
 しかも立民は「昔の仲間(同じ民主党民進党)」ということで統合派の平野*2幹事長らによって玉木は抵抗の余地を奪われつつあるわけです(代表と幹事長がここまで意見が違うという時点で国民民主党は党としてまるで展望が無く終わっていますが)。
 このままでは統合の上、玉木自身が無役の反主流派にされかねない。そこでとにかく「合同を阻止できないか」「合同を阻止できなくても自分の政治力を保持できないか」と思って持ち出したのが「党名は両党所属の国会議員の選挙で決めよう」だったわけです。
 ここで「分かりました、選挙で決めましょう」と言えないで「立憲民主党でいいじゃないか」としか言えない辺りが立民のダメなところです。
 選挙で決めたら「立民になるかわからない」、ならなかったら立民の面子は潰れるし、玉木の政治力も残存しかねないと思って、今のところは「選挙拒否」のわけですが、ここで「分かりました、選挙で決めましょう」と言えば玉木の抵抗の余地を「一つ封じられる」。その上で「立民」を支持する選挙結果になればかえって玉木の政治力が終わるでしょうが、それをやる度胸がないのでしょう。
 かつ、よほどの立民びいきでない限り「選挙で決めればええヤン」「立民は何くだらないことでごねてるの?」としか思わないわけです。まあいつもながら立民は政治センスが無い。

「お互いがしこりを残すような形は作りたくない」とも語り、投票による党名決定には否定的な考えを示した。

 福山*3の主張は詭弁ですね。「立憲民主党という党名を呑め」と押しつける方がよほどしこりが残るでしょうよ。
 というか「党名でしこりを残したくない」のなら、

明治生命保険(三菱系列)と安田生命保険が合併した明治安田生命保険
東京海上火災保険日動火災海上保険が合併した東京海上日動火災保険
スクウェアエニックスが合併したスクウェア・エニックス
◆タカラとトミーが合併したタカラトミー
コニカミノルタが合併したコニカミノルタ
◆大日本製薬と住友製薬が合併した大日本住友製薬
三菱証券UFJつばさ証券が合併した三菱UFJ証券
◆ラジオ九州(略称:RKB)と西部毎日テレビが合併したRKB毎日放送
合併 (企業) - Wikipedia参照)

や「自由党吉田茂*4総裁)と日本民主党鳩山一郎*5総裁)が合併した自由民主党自民党:初代総裁は鳩山一郎)」のように「立憲国民党」として新党名に「立憲民主党」と「国民民主党」の党名の一部を入れるという方法が無難で適切でしょう(玉木が「立憲国民党」を呑むかは分かりませんが、福山は「立憲民主党」をごり押ししようとしているのだからそれ以前の話です)。
 もちろん「新たにネーミングしてもいい」ですがどうもそんなことが出来そうな空気でも無い。次善の策として「立憲国民党」は充分あり得るでしょう。
 過去に立憲国民党 - Wikipedia犬養毅*6が総理(党首))と言う政党があることも別にネックにはならないでしょう。
 過去にも「板垣退助*7自由党」「吉田茂自由党鳩山一郎日本民主党と合同し、今の自民党になった)」があるのに、小沢一郎*8は「自由党」を結成していますし。
 しかし、福山らが何で

日産自動車プリンス自動車が合併した日産自動車(経営難で倒産の危機に直面したプリンスを吸収合併)
◆安宅産業と伊藤忠商事が合併した伊藤忠商事(経営難で倒産の危機に直面した安宅を吸収合併)
合併 (企業) - Wikipedia参照)

自民党新自由クラブが合同して自民党(1986年)
自民党と保守党が合同して自民党(2003年)
民主党自由党が合同して民主党(2003年)

のような「一方の名前だけ残す形にこだわるのか」と言えば「対等合併というイメージをもたれたくないから」「吸収合併のイメージを持って欲しいから」でしょう。上にあげた例は全て「倒産や党消滅の危機に直面した弱い側(プリンスや安宅、新自由クラブ自由党)が、より強い側(日産や伊藤忠自民党民主党)に飲み込まれた」と評価されてる。同様のイメージを立民は今回作り上げたいし、玉木はそれを阻止したい。
 それで何が「お互いがしこりを残すような形は作りたくない」なのか。そんな詭弁野郎のどこが「まっとうな政治(選挙ポスターに書いてある立民のスローガン)」なのか。


TOKIO長瀬さんがジャニーズ退所へ グループは3人で活動継続 - 産経ニュース
 「ジャニー喜多川の死去」「SMAPメンバー(稲垣*9、香取、草薙、中居)の独立(退所)」以降、ジャニーズも衰退過程にあるのかという気がします。しばらく前には手越の独立(退所)もありましたし。もちろん、だからといってジャニーズ事務所が今後、跡形も無く消えてなくなることもさすがに無いでしょうが。


カンテレ「快傑えみちゃんねる」終了へ 新型コロナでスタイル維持できず - 産経ニュース
 「昔はともかく今は視聴率が低いから」「25年も続けてマンネリ化している、新番組に変えたいから」打ち切りたいといったら「司会である上沼恵美子大平サブロー」あるいは「サブローの所属する吉本興業」との間に確実に角が立つわけです。
 従って「コロナの影響」云々はどこまで本当かは疑問符がつくでしょう。

*1:民主党政調副会長、民進党幹事長代理、希望の党代表などを経て国民民主党代表

*2:鳩山内閣官房長官民主党国対委員長(野田代表時代)、野田内閣文科相、国民民主党総務会長などを経て国民民主党幹事長

*3:鳩山内閣外務副大臣菅内閣官房副長官民主党政調会長(海江田代表時代)などを経て立憲民主党幹事長

*4:戦前、天津総領事、奉天総領事、駐スウェーデン公使、外務次官、駐伊大使、駐英大使などを歴任。戦後、東久邇宮、幣原内閣外相を経て首相

*5:戦前、田中内閣書記官長、犬養、斎藤内閣文相など歴任。戦後は日本自由党総裁、日本民主党総裁、自民党総裁、首相を歴任

*6:第一次大隈内閣文相、立憲国民党総理、革新倶楽部代表、第2次山本、加藤高明内閣逓信相、立憲政友会総裁などを経て首相

*7:参議、第1次大隈、第2次伊藤、第2次松方内閣内務相を歴任

*8:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党幹事長、「生活の党」代表などを歴任

*9:2010年、『十三人の刺客』で毎日映画コンクール男優助演賞を受賞(稲垣吾郎 - Wikipedia参照)