「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年2/20日分:荒木和博の巻)

北朝鮮による日本人以外の拉致(R4.2.21): 荒木和博BLOG
 6分程度の動画です。説明文だけで見る気が失せます(一応見ましたが)。
 「外国人の特定失踪者(荒木が北朝鮮拉致だと強弁する米国人青年「デイビッド・スネドン*1」など)」は論外ですが、

◆「自力で韓国に脱出した」が韓国人映画監督の申相玉、女優の崔銀姫
横田めぐみ氏の夫、キム・ウンギョンさんの父である韓国人男性「金英男
曽我ひとみジェンキンス夫婦が目撃したというルーマニア人女性「ドイナ・ブンベア」、タイ人女性「アノーチャ・パンジョイ

など「数の大小はともかく」「どれほどの人間が現在も存命かはともかく」外国人拉致被害者がいることは事実です。しかし「だからといって」この荒木動画が「まともな動画か」といったらそんなことはありません・
 第一に「外国人拉致被害者がどれほどいるのか」も勿論正確なところは全くわかりません。
 第二にそんなことは日本は当事者ではなく「当事者である外国政府(韓国、タイ、ルーマニアなど)」が取り組むべき問題であり、政府の動きが鈍い場合も「外国(韓国、タイ、ルーマニアなど)の国民」が自国政府を動かすべき問題です。
 「日本が何かできないか(荒木)」て、できるわけがない。日本がそれらの国(韓国、タイ、ルーマニアなど)に仮に働きかけたところで何かが動くわけもない。
 第三にそんなことが日本人拉致被害者救出と何の関係があるのか。何の関係もない。
 例えば「先日の中国政府による日本人身柄拘束」「沖縄の基地問題」「原発反対運動」などで「中国が身柄拘束してる外国人」「外国の米軍基地問題」「外国の原発反対運動」云々なんて話は普通しないでしょう。いや、そうした話をして「何か成果が出ればいい」。
 実際「外国の原発(米軍基地反対運動)反対運動と連帯している日本の脱原発派(基地反対派)」なんてのもいるかもしれない(そのあたりは全く俺は無知ですが)。「そういうことをしてはいけない」とまでは俺もいわない。
 ただ、少なくとも荒木の場合は「日本人救出の見込み」すらないのに「外国人も大事だ。日本人だけ救出でいいのか」「そもそもそれでは日本人救出もできないのではないか」とほざいて「拉致解決のハードル」を高くして日朝国交正常化を妨害したいだけですからね。言うまでもないですが「金丸訪朝での第18富士山丸船長帰国」「小泉訪朝での拉致被害者5人帰国」でわかるように「日本人だけ救出は無理」なんてことはありません。
 なお、冷たいと言われるかもしれませんが俺は「基本的には身内(家族や日本国民など)第一主義」「助ける余裕がある場合はよそ者(外国人など)も助けるがない場合は助けない主義」です。拉致についていえば「日本人拉致被害者救出だけでも難しいのに外国人拉致被害者のことまでやってられない」「それは当事者である外国の政府、国民がやるべき話だ」という考えですね。でもそれが「普通」じゃないのか。
 「フセインイラク大統領による日本人身柄拘束」「タリバン侵攻時の在アフガン日本人の帰国」「ウクライナでの在住日本人の帰国(万が一ロシアが侵攻*2した場合に備えた対応)」、すべて「外国人のこと」なんか「基本的に問題になってない」わけです。
 さすがに「アフガン駐在の日本大使館やJICAで働いていたアフガン人は希望するなら日本に『亡命』させては」という指摘がありましたが、それは「そういうアフガン人は身内も同然」だからです。日本と全く関係ないアフガン人まで助けようなんて話はさすがになかった。


西武山口線で「乗り鉄」の話(R04.2.20): 荒木和博BLOG
 6分程度の動画です。荒木の鉄道趣味話で拉致は全く関係ありません。西武山口線については以下を紹介しておきます。

西武山口線 - Wikipedia
 東京都東村山市多摩湖駅と埼玉県所沢市西武球場前駅間を結ぶ西武鉄道の案内軌条式鉄道(AGT)路線。愛称「レオライナー」。
◆歴史
 元々は1950年(昭和25年)に開業した多摩湖ホテル前駅*3ユネスコ村駅*4を結ぶ単線「おとぎ線」を走る「おとぎ電車」という名称の遊戯施設で軌間762mmの「軽便鉄道」だった。
 1952年(昭和27年)に「おとぎ線」を地方鉄道法に基づく地方鉄道に転換し「山口線」と改称したが、「おとぎ電車」の名はその後も用いられた。運賃は西武鉄道の他の一般鉄道路線とは別建てで大人片道200円、子供片道100円で営業時間は9:30から17:30まで。当初は蓄電池機関車(バッテリーロコ)だけだったが、1972年(昭和47年)に「日本の鉄道100年」を記念して蒸気機関車の運行を開始し、平日は蓄電池機関車、冬季以外の休日は蒸気機関車が走るようになった。
 施設・車両の老朽化、ならびに多摩湖線から西武ライオンズ球場(現:西武ドーム)へのアクセス改善を図るため、1984年(昭和59年)5月に「おとぎ電車」の運行を終了して大掛かりな改修工事を行い、翌1985年、案内軌条式鉄道(AGT)として開業し、西武の他路線と同一の運賃体系に統合された。なお、手続き上は従来のおとぎ電車の路線を一旦廃線扱いとした上で、新たに案内軌条式鉄道の免許を取得している。
 日本の案内軌条式鉄道(AGT)路線で「第三セクター」でない「純民間企業」経営のものは、2019年時点では山万ユーカリが丘線西武山口線の2例のみである。


予備役ブルーリボンの会「レブラ君とあやしい仲間たち」第73回(吉見美保さん): 荒木和博BLOG
 17分程度の動画です。
 それにしても「特定失踪者家族」とは「バカなのか?」と呆れます。
 「国内で既に40人以上発見され、そのほとんどが自発的失踪。発見者の一部には犯罪被害(例:足立区女性教師殺人事件 - Wikipedia)もあるがどれ一つとして北朝鮮と関係ない特定失踪者」のどこが「北朝鮮拉致の疑い」なのか。
 それとも「話題になればいい。居場所がわかるかもしれない」と「荒木の主張が嘘である」と知りながら協力しているのか。
 そもそも「嘘と知りながら加担すること」自体が「無茶苦茶」ですがそんなことをしたところで「失踪者についての情報は集まらない」。「特定失踪者だと騒ぎ立てたから発見された」のなら、荒木の嘘に加担していいわけではありませんが、過去の「発見されたケース」も別に「荒木が北朝鮮拉致だと騒ぎ立てたから」ではないでしょう。むしろ、こんなことをすれば「家族が北朝鮮拉致だと言ってるのならもうそれでいい。俺は二度と家族の前には姿を出さない(自発的失踪の場合)」「俺が殺害して遺体を埋めたのに北朝鮮拉致扱いなんてラッキー(殺人事件の場合)」となって「真相解明」に逆行する恐れすらある。

*1:小泉訪朝後の失踪で、失踪場所は北朝鮮から遠く離れた雲南省なので拉致の可能性はほとんどありません。中国政府の「遺体は発見されていないが、雲南省でトレッキング中に滑落して死亡したのではないか」という主張を疑うまともな根拠はどこにもありません( デビッド・スネドン - Wikipedia参照)

*2:俺個人は「ここまで欧米に騒がれた以上、プーチンも侵攻したくてもできない」「むしろ『侵攻する気は全くないのにバイデンが誹謗した。欧米にはロシアへの偏見がある』という話にするのではないか」と願望込みですが思っています。

*3:1961年の多摩湖ホテル廃業を受け、1963年に西武遊園地駅、1979年に遊園地前駅と名称変更。1985年に廃止

*4:1985年に廃止。ユネスコ村自体も2006年に閉園。ユネスコ村だった場所の一部が現在は『ところざわのゆり園』として「百合の開花時期(5月下旬から7月中旬頃)」のみ営業している。