「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年11/4日分:荒木和博の巻)

◆荒木ツイート

荒木和博
 令和5年11月10日金曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1305号。かつてどこに行っても「滅共統一」のスローガンがあった韓国が(ボーガス注:今はそこまで反共国家ではなく)様変わりした理由はその当時にあったのではないか、というお話しです。

 7分35秒の動画です。「様変わり」とやらの話は単純でソ連が崩壊し、また北朝鮮の経済力、軍事力も「韓国>北朝鮮」なので「北朝鮮を敵視する理由が薄れた」と言うだけの話です。

荒木和博
 令和5年11月4日土曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1299号。山本美保さん・秋田美輪さんのバッグなどの遺留品、1990年代に失踪した若い女性の残した車など、偽装工作で捜索を攪乱したと思われるケースは少なくありません。

荒木和博
 令和5年11月6日月曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1301号。今回は偽装工作の一例として広島で失踪した佐々木薫さんと清水桂子さんの例を。

 4日が4分48秒、6日が9分7秒の動画です。山本、秋田、佐々木、清水さんは政府認定拉致ではなく「荒木ら救う会右翼が勝手に認定してる特定失踪者」にすぎないので北朝鮮拉致ではないし、自発的失踪の疑いすらあります(特定失踪者認定された人間が国内で発見され、北朝鮮拉致どころか犯罪被害ですらなく、自発的失踪だと分かったケースは過去に沢山ある)。
 当然「遺留品」を偽装と見なすまともな根拠もない。
 というか「秋田、佐々木、清水さん」はともかく、「山本さん(失踪当時、山梨県甲府市在住)」は「1984年6月4日に失踪→2004年3月、山梨県警1984年6月21日に山形県の海岸に漂流していた腐乱死体(腐乱が酷く肉眼で身元確認できずDNA鑑定)が山本さんと確認できたと発表(つまり失踪の約17日後に遺体となったがすぐには身元が分からず、身元の判明は遺体発見後、約20年後*1)」ですからね。荒木らは「警察のDNA鑑定捏造→山本さんは北朝鮮拉致被害者」を強弁し、山本さんの遺体と認めておらず、家族の死を認めたがらない遺族もそれに同調していますが(山本美保 (拉致被害者) - Wikipedia*2参照)。警察は「山本さんの死亡」に「殺人」等の事件性を認めておらず「遺族は絶対に認めたくない(自分たちが事前に自殺意思を把握し、阻止できなかったことを認めたくない)」のでしょうが普通に考えて「(理由が何かはともかく)自発的失踪→自殺」でしょう。
 いずれにせよ山本さんの件*3蓮池透氏に「山形県の海岸で遺体で発見された人間の何が拉致被害者か!」「あいつらの特定失踪者認定はデタラメだ」「あいつらには本当に拉致を解決する気があるのか?。反北朝鮮右翼のただの北朝鮮叩きじゃないのか。俺たち拉致被害者家族は連中に政治利用されてるだけじゃないか?」と救う会への疑念を深め、「蓮池氏の救う会批判→蓮池氏除名(ここで蓮池氏の側に立たず、家族会が救う会に迎合したことは最悪でした、まさにこの期に及んで統一協会解散請求を批判するのだから、どれだけ非常識なのか(西岡力―さすがに拉致被害者家族会もいつまでこのような人物についていくつもりなのか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でしょう)→拉致の風化」を招いたわけでこの一件は荒木らにとって完全に「社会からの信用を大きく失う自滅行為」でしたが今更「山本さんの認定は間違いだった」とは認められないのでしょう。
 そもそも拉致問題において大事なのは「拉致被害者がどこにいるか」「どうすれば北朝鮮から帰国させられるか」であってそれは仮に荒木の言う「偽装工作」云々が「事実」と仮定しても(事実ではないでしょうが)そんなことは「拉致被害者がどこにいるか」「どうすれば北朝鮮から帰国させられるか」とは何一つ関係ない。

*1:正直、荒木が「特定失踪者」というデマを言い出したのは「2002年9月の小泉訪朝以降」なので遅くても小泉訪朝までに「山本さんの死亡が確認されていれば」感はあります。

*2:拉致被害者ではない」のでウィキペディアの表記も実に酷いですね。

*3:勿論、特定失踪者限定ですら山本さん以外にも国内で発見された人間がいるし、蓮池氏が疑念を感じたのは「特定失踪者以外の問題(例えば「『九条改憲して自衛隊拉致被害者救出』を救う会が連呼→『拉致問題は九条改憲のためのネタか?』など)」もあるでしょうが。