「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2024年1/30日分:荒木和博の巻)

鹿児島ライブの資料です【調査会NEWS3791】(R6.1.30): 荒木和博BLOG
 政府認定拉致被害者である「市川修一、増元るみ子さん」を除いて全員特定失踪者なのでお話になりません。


◆荒木ツイート

荒木和博
 令和6年2月1日木曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1378号拉致問題で悪いのは北朝鮮に決まっている

 4分28秒の動画です。そんなことが拉致の解決と何の関係があるのか(呆)。北朝鮮を非難したところで拉致被害者は帰ってこない。あるいは、ロシアを非難したところで北方領土は返ってこない。大事なことは「どうやって取り返すか」です。結局交渉以外に方法は無いし、その場合に「経済支援とのバーター取引は不可避」でしょう。
 しかし荒木がこんなことを言い出すのは「拉致解決の展望がない」からでしょう。荒木ら救う会は「外交交渉による拉致解決」を否定し続けてきた。「経済制裁すれば北朝鮮が降参して、拉致被害者を帰す」と2002年の小泉訪朝以来ずっと言ってきた。しかし20年も経済制裁しても勿論拉致被害者は帰ってこない(「中露の北朝鮮支援」が日本の経済制裁の効果を相殺しているわけですが、そんなことは2002年当時から指摘されていました)。そして荒木ら救う会にはもはや「こうすれば拉致が解決する」という説得力のあるまともな話が何もできない。
 「問題解決の展望がない」のでそれをごまかすために「そもそも北朝鮮が拉致するから悪い」と言い出すわけです。心底呆れます。

荒木和博
 令和6年1月30日火曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1376号北朝鮮は韓国や日本の親北左翼が怖いと思います。

 5分43秒の動画です。そんなことが拉致の解決と何の関係があるのか(呆)。なお荒木の場合「親北朝鮮」とは「北朝鮮シンパ」だけでなく「バーター取引でしか拉致は解決しない」「日朝国交正常化が拉致解決に先行してもいい」「民族教育(朝鮮語教育等)の見地から(教育内容に北朝鮮国家・礼賛的な問題が仮にあっても)朝鮮学校は無償化や補助金の対象にすべき」等という「柔軟派、穏健派(ハト派)」「交渉派」「太陽政策派」も含んでいること、要するに「荒木のような反北朝鮮ウヨ」以外は全て「親北朝鮮」という無茶苦茶な主張であることに注意が必要です(そもそも北朝鮮の問題点があまり表面化しておらず、また韓国が朴正熙独裁で、北朝鮮同様に反民主的だった時代(1960~1970年代)ならともかく今時、北朝鮮体制を全面美化するような人間は日本でも韓国でも皆無でしょう)。いずれにせよ「北朝鮮と何らかのパイプがある人士や団体(例:朝鮮総連)」を使って北朝鮮と交渉する*1と言うので無い限り「北朝鮮シンパ」云々など拉致解決に全く関係ない話です。

荒木和博
 令和6年1月29日月曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1375号。私がいた民社党も今年で解党30年。でもまだ「民社の精神」と言っている亡霊が残っています。私もその一人ですが。

 6分16秒の動画です。過去にも荒木は
民社党解党の話(R3.12.22): 荒木和博BLOG
1月24日は民社党の結党記念日です(R4.1.24): 荒木和博BLOG
等で「民社党話」をしていますが、そんなことが「拉致被害者の救出」と何の関係があるのかと心底呆れます。
 なお、民社党は「1994年の新進党の結党時」に新進党に参加し解散しました。この点は「新進党に参加した公明党」も同じですが、その後、公明党は「新進党解散」後に勿論復活します(民社党新進党解散後「新党友愛」となったものの最終的には、民主党に合流し、結局消滅しました。あえて言えば国民民主党が人脈的に民社党に最も近い立場でしょうが)。
 「創価学会」という「それなりの支持母体」がある公明と「そうでない民社党」の違いと言えるでしょう。
 なお、荒木が拉致問題に関わり出すのも「民社党解散」以降のことです。勿論荒木には「新進党職員→新党友愛職員」の可能性もありましたが、結局、そうならなかったのは、荒木は「評価されてなかった」のでしょう。荒木が「新進党職員になれた」のにあえて拒否し「拉致問題」に関わったわけではないでしょう。荒木には「何故俺は切り捨てられたんだ、何故俺は新進党に行けなかったんだ」という屈辱感が実は深いのではないか。しかもその拉致でも荒木は「救う会内部の内紛」によって事務局長を事実上解任され、「特定失踪者問題調査会、予備役ブルーリボン代表」を始めたわけで「救う会の西岡会長、島田副会長らへの恨み」も深いでしょう(救う会と完全な敵対状態になることができず口にはできないとはいえ)。

*1:勿論「アンチ北朝鮮の右翼」である荒木はそうした交渉を否定する立場です。