もはや日本のミステリドラマ、刑事ドラマでは『警察、検察は必ずしも正義ではない』(追記あり)

 高校生、大学生、警察庁に入庁したばかりの中村格が現在の自分を見たら、ああいうクズにだけはなりたくないと思ったろう - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を見ていて、思ったことですが、テレビ朝日『相棒』などわかりやすい例ですが、もはや日本のミステリドラマ、刑事ドラマでは『警察、検察は必ずしも正義ではない』設定です(勿論『正義設定』も一方ではありますが)。
 この点は「昔のミステリドラマ、刑事ドラマ」とは大きな違いかと思いますね。
 勿論、こうした変化の背景には明らかに高校生、大学生、警察庁に入庁したばかりの中村格が現在の自分を見たら、ああいうクズにだけはなりたくないと思ったろう - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)のようなことや、警察裏金疑惑、村木事件(検察の証拠改竄)などの近年の警察、検察不祥事があるでしょう。

【追記】
 コメント欄で「警察腐敗を取り上げたドラマ」としてGメン'75(1975~1982年)が紹介されていますが、『俺の個人的感覚』に過ぎませんが、やはり「警察腐敗」が普通に刑事ドラマで扱われるようになったのは『割と最近』の気がします。