珍右翼・高世仁に悪口する(2023年9/29日分)

安倍元首相殺害にメディアの責任 - 高世仁のジャーナルな日々
 高世はその事実を絶対に認めないでしょうが「拉致敗戦もメディア(勿論高世含む)の責任」です。
 「バーター取引で拉致解決」「そのためにまず、平壌に常駐事務所を設置」等というまともな主張を「北朝鮮に対し軟弱、腰抜け」等と罵倒し、無茶苦茶な強硬論を唱えた家族会、救う会をメディア(勿論高世含む)が批判できず迎合したことが今の拉致敗戦(2002年の小泉訪朝後、20年経過しても問題が解決せず)を生みました。
 蓮池透拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(2015年、講談社)等といったメディアの救う会、家族会批判はゼロではないものの「わずかにとどまりました」。
 批判できなかったのはメディアだけでなく「与野党(今なら自民、公明、維新、立民、共産、社民、国民民主、れいわ等)の政治家、外務官僚等」我々の社会全体が、ですが。
 これについては小生と概ね同意見と思われる以下の記事を紹介しておきます。
拉致問題に対応するのに、中国と仲良くしていて損はない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2011.5.17
米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2016.4.22
対価なくして北朝鮮から拉致被害者が帰ってくるのか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2016.12.9
いまだ、強硬策で拉致被害者が北朝鮮から帰国できたと立証する文書・証言を知らない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2018.1.5
やっぱり金を払わなければ解放されないじゃないか(北朝鮮拉致や北方領土も同じこと) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2018.10.30
そういう例を出すのなら、拉致問題だってやっぱり金(対価)次第じゃないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2018.11.15
韓国と良好な関係を保てないで、拉致問題解決や対北朝鮮対応などできるわけもない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2019.1.22
なんとも無様で無残な話だと思う(拉致被害者家族の有本明弘氏) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2019.7.16
金丸信吾氏のこの発言に、拉致被害者家族らはどのように反応するのか(無視だろうが、それではどうしようもないというものだ) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2020.1.20
ほれみろ、米国とイランだって、けっきょく対価じゃねえかよ(こういうことを拒否しまくっているから、9月17日に拉致問題がろくに話題にならないという事態になるのだ) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2023.9.21
交渉や仲介してくれる国のありがたさをあらためて認識する(北朝鮮に(理由はともかく)入国した米兵の北朝鮮出国・米国帰国について) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2023.9.29
 高世も「拉致問題での自分の責任」を棚上げして

 権力とメディアのあいだの緊張関係、メディアの権力監視機能がいかに重要かを痛感させる指摘だ。
 安倍氏殺害とそれ以降の展開から引き出すべき教訓は多い。

などと良くも偉そうなことが抜かせたモンです。高世は「救う会、家族会」との間に何ら緊張関係などなかった(むしろ癒着していた)。高世には「恥を知れ」と言いたい。
 そもそも「それが全ての理由ではない」とはいえ、マスコミが安倍批判を躊躇した理由の一つは
安倍晋三や巣食う会が自分たちに何をしてくれたのか拉致被害者家族会は考えたらどうか(家族会が安倍の足を引っ張っている事例もある)(追記あり) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2020.6.7
韓国も軍事政権末期ですでに、北朝鮮をさしたる脅威と考えていなかったのではないか(何をいまさらながら、拉致被害者家族会の安倍傾倒に心底から呆れかえる) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.7.28
も指摘するように

「家族会、救う会」が「拉致解決のヒーロー安倍官房副長官(訪朝当時、後に官房長官、首相)」と安倍を持ち上げたこと

そして挙げ句の果てには安倍批判は「統一協会への祝電」「モリカケ桜疑惑」「河井夫妻の公選法違反」「安倍友(山口敬之)のレイプもみ消し疑惑」のような「安倍の無法な行為への批判」すら「北朝鮮を利する」と悪口したことなのに「そんな家族会」をろくに批判してこなかったくせに高世は何様のつもりなのか(未だに家族会、救う会は公式には安倍を何一つ批判しません)。
 というかそもそも救う会の右翼達(救う会の西岡会長、島田副会長、特定失踪者問題調査会代表の荒木等)自身が「統一協会」と癒着している疑いがあるわけですが。
 勿論そうしたことについて長年高世は何一つ「救う会や家族会」を批判してこなかった。