リベラル21と阿部治平に呆れる(2021年11月22日分)

リベラル21 都会の目、村の目2021.11.22(阿部治平*1
 「私たちは護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った」とサイトに掲げているのだから「政治記事か」と思いきや全然違います。

ニホンジカ
 シカの害は年々ひどくなっている。別荘地帯のカラマツ林のなかで、おとなの男が2,3人何か作業をしていた。見ると子鹿が罠にかかっている。暴れる子鹿を抑えているもの、罠を引っ張って足から外そうとしているもの、それぞれだ。別な一人がプライヤーをもってきてワイヤをバチンと切った。罠から放された子鹿は、ものすごい勢いで逃げ去った。みんな大喜びだ。
 子鹿を助けられては(ボーガス注:鹿が農作物を食い荒らすから)困るなあ(ボーガス注:鹿の食害をなくすために罠を仕掛けてるのに)と思ったが、男たちがあまり一所懸命なので「やめてくれ」とは言えなかった。
 都会出身の新住民には「子鹿のバンビ*2はかわいいな」よりも、映画「子鹿物語*3」を思い出してほしい。百姓はシカと同居はできないのだ。
◆キノコ採り
 キノコ探しに夢中になって別荘の庭先に入ったことがあった。見ると「立入禁止」の札が立っている。そこの主人がおっかない顔をしてこっちをにらんでいる。「やあ、こりゃ申し訳なし」とあいさつしても無言でこちらの写真を撮っている。不法侵入の証拠にするつもりだろう。林はもともと入会地だった。私有地であろうがなかろうが、我々は昔からキノコ採りや薪採りをやってきた。いきなり「立入禁止」とはなんだ。

という「都会出身の新住民」への「地元出身の旧住民・阿部」の「ぼやき」ですからね(呆)。政治と全く関係ない。
 阿部治平が「生活の雑感」を「奴の個人ブログ」に書くのは奴の自由です。
 「私たちは護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った」に何故政治記事ではなくこんな記事を載せるのか。
 「政治記事しか載せられません」「こういう記事はあなたの個人ブログに書いてください」とリベラル21側が阿部に掲載拒否すべきでしょう。
 まあ、ググったところ阿部の個人ブログなどヒットしないので、阿部は「PC音痴で個人ブログ開設ができない」のかもしれません。
 この阿部記事も実は「阿部がパソコンから入力しているのではなく、阿部の手書き原稿をリベラル21関係者がパソコン入力している」のかもしれませんが、そんなことはこんな無茶苦茶を正当化しません。
 こんな無茶苦茶を平気でやるのなら「私たちは護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った」なんて文章はサイトから外したらどうなのか。
 大体、こんなぼやきを阿部が記事にしても何もどうにもならない。「状況を変えたい」のなら新住民に直接に阿部の考えを申し入れるべきだし、「新住民ともめたくないから、何も言わずに我慢する」つうなら「こんな記事は書かずに黙ってろ」て話です。リベラル21の読者に「阿部さんがかわいそう」と慰めてほしいのか、はたまた「新住民にこうした形で悪口雑言すると気分が晴れるのか」知りませんが、建設性のない話です。
 つうか、この文章を新住民が読んで、「私有地に入ったらいけないのは当然だろ。キノコ採り云々ってバカも大概にしろ」などと阿部に抗議したらどうする気なのか。何せ、俺のような「半匿名(ハンドルネーム)」と違って、阿部は実名出して、「個人の秘密日記」ではなく「全世界から閲覧可能なブログ」に書いてるわけですからねえ。そういうことがないとは言い切れない。
 「直接、その場で新住民に抗議できないようなへたれ」の阿部がそのように抗議されたら「しどろもどろ」で醜態をさらすんじゃないか。阿部も意外と「面と向かっては何も言えない小心者」ではないのか。
 しかし阿部(1939年生まれ、82歳)もそうですが、

【誕生年順(誕生年が同じ場合は名前順)】
リベラル21 眞子さんに贈る祝福の言葉―「行き着くところまで行ってみよう」(平塚らいてう)(2021.10.28)、リベラル21 ひとりの人間がどう生き、なぜ「死」を選んだのか―(2021.11.06)の米田佐代子*4(1934年生まれ、87歳)
リベラル21 どうする被爆国日本(2021.11.13)、リベラル21 核禁条約締結国会議への「オブ参加」に衆院議員の過半数が賛成(2021.11.20)の岩垂弘*5(1935年生まれ、86歳)
リベラル21 始まった?習近平の文化大革命(7)(2021.10.25)、リベラル21 あまりに無内容、しかも厚顔(2021.10,30)の田畑光永*6(1935年生まれ、86歳)
リベラル21 二十世紀文学の名作に触れる(14)(2021.10.5)、リベラル21 二十世紀文学の名作に触れる(16)(2021.11.3)の横田喬*7(1935年生まれ、86歳)
リベラル21 米NBC視聴者激減(2021.9.2)、リベラル21 コロナ禍でラジオ聴取者増える(2021.10.8)の隅井孝雄*8(1936年生まれ、85歳)
リベラル21 タリバン政権下の現状報道を回復(3)(2021.11.10)、リベラル21 アフガニスタン、暫定政権発足から3か月(2021.11.19)の坂井定雄*9(1936年生まれ、85歳)
リベラル21 共産党はなぜ党首の直接選挙を実施しないのか、(2021.11.9)、リベラル21 「敵に塩を送る」ことは美談だが、立憲京都府連を支援することは「票をドブに捨てる」のと同じことだ、(2021.11.11)の広原盛明*10(1938年生まれ、83歳)
リベラル21 不思議の国・日本(2021.10.13)、リベラル21 政治家に国債無害論を吹き込む手口を暴く(2021.10.22)の盛田常夫*11(1947年生まれ、74歳)
リベラル21 教員不足の解決に向けて(2021.9.18)、リベラル21 安倍政治の恥ずかしさ思い出そう(2021.9.29)の小川洋*12(1948年生まれ、73歳)

というリベラル21の「筆者が完全に固定化していて新規筆者の登場はほぼゼロ。しかもその固定筆者が軒並み70歳以上の高齢者」つう「惨状」には「何が『私たちは護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った』だ(呆)」「そんな大きな口を叩くのなら、20歳代の若者を筆者にしろとは言わないが、せめて60歳以下の現役世代を筆者にしろよ!」と心底呆れます。

*1:著書『もうひとつのチベット現代史:プンツォク=ワンギェルの夢と革命の生涯』(2006年、明石書店)、『チベット高原の片隅で』(2012年、連合出版

*2:1942年公開のディズニーのアニメ映画。またはディズニー映画を元に手塚治虫が1952年に描き下ろした漫画(2005年に講談社から復刻。復刻版なので、昔の仮名遣いのままである)(バンビ (映画) - Wikipedia参照)。

*3:「思い出してほしい」も何も「1946年公開の映画」なんかそもそも知らないでしょう(子鹿物語 (1946年の映画) - Wikipedia参照)。

*4:個人ブログ米田佐代子の「森のやまんば日記」 | A great WordPress.com site。著書『平塚らいてう』(2002年、吉川弘文館

*5:朝日新聞社会部次長、編集委員などを歴任。著書『生き残れるか、生協』(2001年、同時代社)、『核なき世界へ』(2010年、同時代社)、『ジャーナリストの現場』(2011年、同時代社)

*6:TBS北京支局長、香港支局長などを歴任。TBSを定年退職後は、法政大学客員教授神奈川大学教授を歴任。著書『中国を知る』(1990年、岩波ジュニア新書)、『鄧小平の遺産』(1995年、岩波新書)、『勝った中国・負けた日本:記事が映す断絶八年の転変(1945年~1952年)』(2015年、御茶の水書房

*7:元朝日新聞社会部記者。著書『反骨のDNA』(2020年、同時代社)、『夜郎自大の30年:蘇る言論圧殺の悪夢』(2021年、同時代社)

*8:日本テレビ社員。日本テレビ退職後は京都学園大学教授、京都ノートルダム女子大学客員教授を歴任。著書『隅井孝雄のメディアウォッチ:3・11から安保法制まで』(2015年、リベルタ出版

*9:共同通信記者、龍谷大学教授を歴任。著書『テロの時代』(1986年、教育社)

*10:京都府立大学名誉教授。個人ブログ広原盛明のつれづれ日記。著書『震災・神戸都市計画の検証』(1996年、自治体研究社)、『開発主義神戸の思想と経営』(2001年、日本経済評論社)、『日本型コミュニティ政策:東京・横浜・武蔵野の経験』(2011年、晃洋書房)、『観光立国政策と観光都市京都』(2020年、文理閣

*11:著書『ハンガリー改革史』(1990年、日本評論社)、『体制転換の経済学』(1995年、新世社)、『ポスト社会主義の政治経済学:体制転換20年のハンガリー』(2010年、日本評論社)、『体制転換の政治経済社会学:中・東欧30年の社会変動を解明する』(2020年、日本評論社

*12:著書『なぜ公立高校はダメになったのか』(2000年、亜紀書房)、『消えゆく「限界大学」:私立大学定員割れの構造』(2016年、白水社)、『地方大学再生:生き残る大学の条件』(2019年、朝日新書