「反共分子集団」リベラル21に今日も悪口する(2023年9/8日分)

リベラル21 志位委員長は古臭い「革命政党」のシンボル、退場しないと共産党はこのまま消えていく広原盛明)
 タイトルだけでうんざりですね。
 志位氏に失礼極まりない。そもそも「誰が党首であるべきか」など基本的には「党内の問題」でしょう。
 「立民党党員やサポーターでない」俺が「立民は泉代表のママでいいのか」というのは「本来は越権行為」でしょうが
1)「枝野代表時代に決定した野党共闘」を泉がろくな党内議論もなく、また「共闘相手(共産や市民連合など)」へのきちんとした申し入れもなく事実上「反故にする」という無茶苦茶をやってること
2)衆院選敗戦を理由に枝野に代表辞任を迫り、自分がその後釜になりながらも、泉自身は「参院選敗北」でもやめず、ついに枝野時代は「立民>維新」だった支持率を「維新>立民」にまでしてしまい、それでも辞めない恥知らずさ
を理由に「許容範囲だ」と思っています。
 そして後でも触れますが「リベラル21」の方こそ「高齢寄稿者(それもほとんどが1945年より前に生まれた戦前・戦中世代*1)しかいないリベラル21、若手を登用しないとこのまま消えていく」でしょう。
 広原の主張は以下の点で大間違いでしょう。
 まず第一に最近の選挙で苦戦してる以上、「過大評価は禁物」ですが共産は2014年衆院選挙で「8→21」と議席を増加させています。広原の「志位辞任論」はこの「勝利」をどう説明するのか。
 第二に広原が悪口する共産は、世論調査政党支持率では「自民>維新>立民>公明>共産(調査時期によっては共産>公明の場合もある)」位の位置にいつもつけています(共産より下の位置にいるのが、れいわ、国民民主、参政、社民、政治家女子)。
 つまり、「過大評価」は禁物ですが「日本で最も支持されてる左翼政党(立民は左翼政党とは言えないでしょう)」「日本で、立民の次に支持されてる野党(維新は野党の名に値しないでしょう)」が共産党です。そして広原らリベラル21など社会的影響力皆無の「無名集団」です。
 広原らがどう悪口しようと「広原らリベラル21より共産の方が支持されている」「知名度も政治的影響力もある」という事実は否定できません。
 第三に広原らの物言いは実に歪んでいます。
 「立民や維新は左派として支持できない」「左派が支持できるのは共産だけ(社民やれいわは党勢が弱すぎる)」としながらそこから出てくるのは「共産への激励」ではなく「にもかかわらず、共産が俺たちの期待を裏切ってる」という悪口です。
 「共産に不満があるなら、れいわを作った山本太郎のようにお前等が政党を作ればいいだろ、誰も支持してくれと頼んでない」といいたくなりますが、「そんな力はないこと」を広原等も自覚してるのでしょう。何とも滑稽です。
 というかこんな共産への悪口よりも「秋本議員逮捕(風力発電会社からの収賄)」「ジャニー喜多川の性加害問題」「森首相補佐官の官邸ツアー問題」とか、いくらでも「取り上げるべき最近の問題」はあるでしょうに(呆)。
 なお、京都府立大学名誉教授という「一応学者」の広原が共産に無茶苦茶な悪口をする一方で
新春対談/上智大学教授(政治学) 中野晃一さん 文明壊す安倍政治と決別する「覚醒の年」に/日本共産党委員長 志位和夫さん 国民にポジティブな魅力が伝わる野党共闘へ2020.1.1
新春対談/同志社大学教授 岡野八代さん/日本共産党委員長 志位和夫さん2021.1.1
新春対談/東京大学教授 本田由紀さん/日本共産党委員長 志位和夫さん2022.1.1
等、少なくない学者が共産へのエールを送っていることを指摘しておきます。
 なお広原ほど無茶苦茶な悪口ではないにせよ

新春対談/東京大学教授 本田由紀さん/日本共産党委員長 志位和夫さん2022.1.1
本田*2
 共産党が総選挙で訴えた平和、暮らし、ジェンダー、気候はどれもすごく大事だと思っています。私は賛成します。
 でも、その訴えが響かない人々、違うところに関心があったり、そういった訴えがきれいごとに思えるような層というのが、どっかり存在していることは確かです。

であり、共産支持層も何も「手放しで共産万歳」ではない。志位氏も「この程度の苦言」は受け入れる度量があるわけですが、「俺のコメント*3を掲載拒否して恥じない」広原やリベラル21、あるいはinti-sol、kojitakenにはこの程度の度量もないのではないか?
 第四にこんなことをリベラル21の方こそ

◆岩垂弘*4、田畑光永*5、横田喬*6(1935年生まれ)
◆坂井定雄(1936年生まれ):龍谷大名誉教授
広原盛明*7(1938年生まれ):京都府立大学名誉教授
◆阿部治平(1939年生まれ)
◆盛田常夫*8(1947年生まれ)
◆小川洋*9(1948年生まれ)

と寄稿者は高齢者(それもほぼ戦前、戦中世代で戦後世代がほとんどいない、数少ない戦後世代も皆1940年代後半生まれ)だらけ、しかも

澤地久枝*10(1930年生まれ、作家、『九条の会』呼びかけ人)
上野千鶴子*11(1948年生まれ、東大名誉教授、NPO法人ウィメンズアクションネットワーク (WAN) 理事長)

などの「女性は皆無」という体たらくです。
 この点、以前もリベラル21&広原盛明のバカさに呆れる(2023年6月27日記載)(副題:深刻なリベラル21の高齢化、ほか) - bogus-simotukareのブログ等で書きましたが

新刊紹介:「前衛」2023年6月号(副題:ジャニーズ事務所がついに性加害問題で謝罪、ほか) - bogus-simotukareのブログ参照
【誕生年順】
◆大和田敢太氏*12(1949年生まれ):滋賀大学名誉教授
 『 ハラスメントの根絶のために(上):実効力ある包括的なハラスメント規制の原点』で職場のハラスメント問題に言及
◆小泉昭夫氏*13(1952年生まれ):京都大学名誉教授
 『 PFAS(有機フッ素化合物)による汚染と血中濃度測定、毒性研究』で在日米軍のPFAS問題を批判 
山田朗*14(1956年生まれ):明治大学教授
 『昭和天皇の戦争認識(Ⅲ):『昭和天皇拝謁記』(1952‐53)の検証』で昭和天皇の政治言動を批判
◆清末愛砂氏*15(1972年生まれ):室蘭工業大学教授
 『軍事力に依存する政治を許してはいけない:戦場で実感する日本国憲法の平和的生存権の価値』で九条護憲を主張
◆髙橋哲氏*16(1978年生まれ):大阪大学准教授
 『「働き方改革」で問われるべきことは何か:給特法見直しの論点を考える』で「教員版ホワエグ=給特法(残業の有無に関係なく、毎月、給与へ4%の上乗せをする代わりに残業代を全く払わない)」が「残業増加を助長している」という認識に基づく給特法廃止主張(きちんと正規の残業代を払うこと)を中心に「教員の過重労働問題」が論じられています。

ですからね。明らかに前衛はリベラル21よりは「寄稿者の多様化(年齢、性別など)」に務めています(勿論、ここでの前衛寄稿者紹介は一例にすぎません)。
 大和田氏*17(1949年生まれ)、小泉氏(1952年生まれ)、山田氏(1956年生まれ)、清末氏(1972年生まれ)、高橋氏(1978年生まれ)等のような「1945年(戦後)以降に生まれた世代」に何故、リベラル21はまるで寄稿依頼しないのか。
 リベラル21の寄稿者はそのほとんど全てが「戦前、戦中世代」というていたらくです。
1)リベラル21には高齢者しかメンバーがおらず、しかも2)組織がエコーチェンバー化してるので外部に寄稿依頼することもない(外部から厳しい意見が来ることを希望しない、仲間内で馴れ合いたい)のだとしか理解できない体たらくです。これでよくもまあ共産を「高齢化」云々で批判できたもんです(呆)。 
 さて広原の駄文にも突っ込んでおきます。

 これまで党員の年齢構成が公表されたのは五十年史だけで、(筆者の知る限り)その後は一切公表されていない。

 等と偉そうなことを抜かす広原と「広原記事を掲載したリベラル21の面々」には「何故、広原がメンバーのリベラル21には広原(1938年生まれ)など高齢の寄稿者しかいないのか、何故若手の寄稿者がいないのか」「リベラル21には高齢者メンバーしかいないのか」説明して欲しいもんです(仮にリベラル21に高齢者しかいないとしても外部筆者に頼めばいいのですが)。
 以前も「何故高齢寄稿者しかいないのか」「リベラル21には高齢者メンバーしかいないのか」「外部に寄稿依頼しないのか」とコメントを投稿して質問しても「完全無視」なので期待していませんが。
 リベラル21の「寄稿者の高齢者ぶり」に比べれば、共産の方が「赤旗、前衛」においてよほど若手寄稿者の登用に努めています。
 そして「繰り返しますが」、広原らリベラル21がここまで悪口する共産が「リベラル21など比較にならない支持を得ていること」を広原らリベラル21はどう認識しているのか。

 共産党の存在意義を「革命政党」であることでしか話せないようなリーダーは、今の時代に合わない。時代は新しい政治リーダーを求めている。

 そもそも志位氏は共産党の存在意義を「革命政党」であることでしか話せないという認識自体が間違いでしょう。第二に志位氏の言う『革命』とは『民主主義革命』であって『社会主義共産主義)革命』ではないでしょう。
 なお俺が志位氏に委員長を退任して欲しいわけでは全くないですが「宮本氏(1958~1982年まで共産党トップ(書記長→委員長)で在位24年、委員長退任当時74歳)」「不破氏(1982~2000年まで約18年間委員長、委員長退任当時70歳)」「志位氏(来年で70歳、在位24年)」なので「来年辺り委員長を退任するのではないか」と見ています。
 そうした退任予想の一因は「田村政策委員長(参院議員)の衆院選鞍替え出馬発表」ですね。
 勿論「蓮舫民進党代表」「福島社民党党首」「山本れいわ代表」等で分かるように「政党党首が衆院議員である必要はどこにもない」のですが、「衆院議員の党首が多い」ので、「田村氏の委員長就任を予定した上での鞍替えでは?」と見られているわけです。
 なお、以上を投稿しようとしましたが1)投稿拒否設定なのか、2)単にエラーなのか知りませんが残念ながら投稿できませんでした。まあ投稿したところで以前同様、恐らく掲載拒否でしょうが。自称「リベラル」が聞いて呆れます。

*1:戦後世代は一番高齢の1946年生まれだと、今や「今年で77歳」ですからね。それで「戦前・戦中世代(78歳以上)ばかりが寄稿者」というリベラル21は明らかにおかしいでしょう。

*2:著書『若者と仕事』(2005年、東京大学出版会)、『多元化する「能力」と日本社会』(2005年、NTT出版)、『「家庭教育」の隘路』(2008年、勁草書房)、『軋む社会:教育・仕事・若者の現在』(2008年、双風舎→2011年、河出文庫)、『教育の職業的意義』(2009年、ちくま新書)、『学校の「空気」』(2011年、岩波書店)、『社会を結びなおす:教育・仕事・家族の連携へ』(2014年、岩波ブックレット)、『もじれる社会:戦後日本型循環モデルを超えて』(2014年、ちくま新書)、『教育は何を評価してきたのか』(2020年、岩波新書)、『「日本」ってどんな国?国際比較データで社会が見えてくる』(2021年、ちくまプリマー新書)等

*3:まあ、本田教授と比べると俺はリベラル21等に対して「かなり敵対的コメント」でしたが

*4:朝日新聞社会部次長、編集委員など歴任。著書『戦争・核に抗った忘れえぬ人たち』(2018年、同時代社)等

*5:TBS北京支局長、香港支局長などを歴任。TBSを定年退職後は神奈川大学名誉教授。著書『鄧小平の遺産』(1995年、岩波新書)等

*6:元朝日新聞記者。著書『反骨のDNA:時代を映す人物記』(2020年、同時代社)、『夜郎自大の30年』(2021年、同時代社)

*7:著書『観光立国政策と観光都市京都』(2020年、文理閣)、『評伝・西山夘三』(2023年、京都大学学術出版会)等

*8:著書『ハンガリー改革史』(1990年、日本評論社)、『ポスト社会主義の政治経済学:体制転換20年のハンガリー』(2010年、日本評論社)、『体制転換の政治経済社会学:中・東欧30年の社会変動を解明する』(2020年、日本評論社)等

*9:教育評論家(元高校教諭)。著書『なぜ公立高校はダメになったのか』(2000年、亜紀書房)、『消えゆく「限界大学」:私立大学定員割れの構造』(2016年、白水社)、『地方大学再生:生き残る大学の条件』(2019年、朝日新書

*10:著書『妻たちの二・二六事件』(1975年、中公文庫)、『暗い暦:二・二六事件以降と武藤章』(1982年、文春文庫)、『昭和史のおんな』(1984年、文春文庫)、『続・昭和史のおんな』、『もうひとつの満洲』(以上、1986年、文春文庫)、『火はわが胸中にあり:忘れられた近衛兵士の叛乱・竹橋事件』(1987年、文春文庫)、『私のシベリア物語』(1991年、新潮文庫)、『わたしが生きた「昭和」』(2000年、岩波現代文庫)、『家計簿の中の昭和』(2009年、文春文庫)、『昭和とわたし:澤地久枝のこころ旅』(2019年、文春新書)、『記録・ミッドウェー海戦』(2023年、ちくま学芸文庫)等

*11:著書『「女縁」を生きた女たち』(2008年、岩波現代文庫)、『家父長制と資本制』、『セクシィ・ギャルの大研究』(以上、2009年、岩波現代文庫)、『不惑フェミニズム』(2011年、岩波現代文庫)、『生き延びるための思想(新版)』、『ナショナリズムジェンダー(新版)』(以上、2012年、岩波現代文庫)、『差異の政治学(新版)』、『発情装置(新版)』(以上、2015年、岩波現代文庫)、『近代家族の成立と終焉(新版)』(2020年、岩波現代文庫)、『女の子はどう生きるか:教えて、上野先生! 』(2021年、岩波ジュニア新書)等

*12:著書『フランス労働法の研究』(1995年、文理閣)、『労働者代表制度と団結権保障』(2011年、信山社)、『職場のいじめと法規制』(2014年、日本評論社)、『職場のハラスメント』(2018年、中公新書

*13:著書『永遠の化学物質:水のPFAS汚染』(共著、2020年、岩波ブックレット

*14:昭和天皇関係の著書に『昭和天皇の戦争指導』(1990年、昭和出版)、『大元帥昭和天皇』(1994年、新日本出版社→2020年、ちくま学芸文庫)、『昭和天皇の軍事思想と戦略』(2002年、校倉書房)、『昭和天皇の戦争:「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと』(2017年、岩波書店→増補版、2023年、岩波現代文庫)、『日本の戦争III:天皇と戦争責任』(2019年、新日本出版社)、『昭和天皇の戦争認識』(2023年、新日本出版社)など

*15:著書『ペンとミシンとヴァイオリン:アフガン難民の抵抗と民主化への道』(2020年、寿郎社

*16:著書『現代米国の教員団体と教育労働法制改革』(2011年、風間書房)、『迷走する教員の働き方改革:変形労働時間制を考える』(共著、2020年、岩波ブックレット)、『聖職と労働のあいだ:「教員の働き方改革」への法理論』(2022年、岩波書店

*17:一番年長の大和田氏ですら「1930年代生まれ(戦前世代)ばかりのリベラル21寄稿者(例:1938年生まれの広原)」と違い戦後世代(1949年生まれ)です。