北朝鮮工作船事件20年：「普通の漁民じゃない」銃撃戦は思いもよらず 元海保主任航海士 | 毎日新聞2021.12.20
2001年の事件から22日で20年になる。当時の状況をよく知る海上保安庁関係者3人に話を聞いた。第1回は、事件当時、巡視船「みずき」（195トン）の主任航海士として工作船と対峙（たいじ）し、今も日本海側の海の守りの一翼を担う浜田海上保安部（島根県浜田市）の松本実部長。（第1回/全3回）
北朝鮮工作船事件20年：嵐の前の静けさから…不審船自爆で広報室騒然 元報道係長 | 毎日新聞2021.12.20
連載の第2回では本庁広報室で女性初の報道係長として、マスコミ対応にあたった中林久子*1・海洋情報部水路通報室長に本庁の状況や、工作船事件が海保に与えた影響について聞いた。（第2回/全3回）
北朝鮮工作船事件20年：引き揚げた船 「自爆」と書かれたスイッチあった 元警備課長補佐 | 毎日新聞2021.12.20
連載の第3回では本庁警備救難部警備課の課長補佐として事件の対応にあたった奥島高弘海上保安庁長官に当時の様子や経験の伝承、今後について話を聞いた。（第3回/全3回）
暗闇の銃撃戦、そして自爆、沈没… 海保vs工作船から20年：朝日新聞デジタル2021.12.22
事件から22日で20年。当時、対応にあたった前海上保安庁長官の岩並秀一さん（63）に「あの日」を振り返ってもらった。当時は、海上犯罪の取り締まりなどを担当する警備救難部で総合調整を行う管理課の課長補佐だった。
北朝鮮工作船と海保巡視船の銃撃戦から20年 海上保安官ら証言 | 北朝鮮情勢 | NHKニュース2021.12.22
九州南西沖の東シナ海で、海上保安庁の巡視船と北朝鮮の工作船が銃撃戦となった事件から、22日で20年です。
て確かに「今月22日でちょうど20年」のようですが、「はあ？」ですね。こんなことを「20年後に振り返ること」に一体何の意味があるのか（しかし産経でないあたりが俺的に意外です）。
「北朝鮮脅威論を煽って、岸田政権の軍拡アシスト」でもしたいのか（とはいえ、どう見ても、ほとんど話題になっておらず改めて拉致の風化を実感します）。
ちなみに、荒木が令和3年12月22日のショートメッセージ（Vol.627）でやったネタはこの事件ではなく「拉致や北朝鮮と何一つ関係ない」民社党解党の話（R3.12.22）: 荒木和博BLOGでした。
翌日の24日も、この事件ではなく拉致核ミサイルの｢包括的解決っておかしくないか｣（R3.12.23）: 荒木和博BLOG。
自称「北朝鮮専門家」のくせに「忘れてた」んですかね（苦笑）。それとも知ってはいたが、「あえて触れなかった」のか？
「あえて触れない理由」がわからないので「忘れてた」んだろうと思いますが。いずれにせよ、この動画は「北朝鮮拉致」がテーマのはずなのだから、12月22日に話すことは「民社党の解散理由」より「九州南西海域工作船事件（2001年12月22日）」であるべきでしょう。
それにしても「九州南西海域工作船事件（2001年12月22日）」から「約9ヶ月後」に小泉訪朝（2002年9月17日）ですからね。その間に日朝間で一体何があったのか？。
ちなみに「九州南西海域工作船事件」が起こった2001年には他には
2001年 - Wikipedia、2001年の日本 - Wikipedia参照
◆2月9日
えひめ丸沈没事件（教員5名、生徒4名が死亡）
◆6月8日
宅間守（後に死刑執行）による大阪教育大附属池田小学校襲撃事件（8名殺害）
◆9月11日
同時多発テロ事件（2,977人が死亡）
と言った「九州南西海域工作船事件」に「勝るとも劣らない」歴史に残る「大事件」が起きていますね。すべて「多くの人が理不尽に死んだ事件」というあたりが「何だかなあ（絶句）」ですが。
ということで
【えひめ丸沈没事件】
えひめ丸事故20年 亡き息子「心の中で生きとる」 割り切れぬ思い | 毎日新聞2021.2.9
えひめ丸事故から20年 在校生ら追悼式で慰霊碑に花：朝日新聞デジタル2021.2.10
「父さん、実習船に何かあったら…」えひめ丸事故から20年 元艦長が遺族への書簡に記した父子の会話2021.2.12
【大阪教育大附属池田小学校襲撃事件】
児童8人殺害 附属池田小学校事件 きょうで20年 | 事件 | NHKニュース2021.6.8
あのときの子どもたち その後の人生は 池田小児童殺傷事件20年 | 事件 | NHKニュース2021.6.8
【同時多発テロ事件】
WEB特集 アメリカ同時多発テロ事件20年～「テロとの戦い」何を生んだ？ | テロ | NHKニュース2021.9.10
米 同時多発テロ20年 追悼式典で日本人遺族も祈りささげる | テロ | NHKニュース2021.9.12
WEB特集 「負けてたまるか」夫を同時多発テロで失った妻の20年 | テロ | NHKニュース2021.9.13
【詳しく】なぜテロの脅威は減らないのか？米同時多発テロ20年 | アフガニスタン | NHKニュース2021.9.15
も紹介しておきます。
*1:2015年、木更津海上保安署長（女性初の保安署長）。2017年、串木野海上保安部長（女性初の保安部長）。2019年、第四管区海上保安本部交通部長（女性初の管区海上保安本部の部長）。有能な人間ではあるのでしょうが「海保上層部も随分とプッシュするなあ（苦笑）」とは思います。こんなに「海保で女性初」が続くのは明らかに偶然ではなく意図的なプッシュでしょう（中林久子 - Wikipedia参照）
