今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年10月9日分)

大分県の離島に「住みよい北朝鮮」を築き上げた村長親子の末路 親子56年の「王朝」に吹いたつむじ風 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
 「首長や議員が世襲」で「無投票再選あるいは無投票再選に限りなく近い選挙(現職相乗りVS共産党など)」の一例(この件は完全な無投票の話ですが)の紹介ですが、それを「北朝鮮云々」と表現するのは果たして「適切なのか」と思いますね。また記事タイトルの「末路」も「何だかなあ」ですね。そう言うネガティブなタイトルはしない方が良かったんじゃ無いか。


警視庁 外事部門 19年ぶり再編 北朝鮮や中国の担当部署拡充へ | 北朝鮮情勢 | NHKニュース
 ちなみに19年前の2001年というと2001年 - Wikipedia2001年の日本 - Wikipediaによれば

◆1月6日
 中央省庁再編(森内閣)。
◆2月9日
 えひめ丸事故
◆4月26日
 第1次小泉内閣が発足。
◆6月8日
  大阪教育大学附属池田小学校襲撃事件(児童8人が死亡し、児童および教職員を含む15人が負傷)
◆9月11日
 アメリカ同時多発テロ事件
◆12月22日
 いわゆる九州南西海域工作船事件

などがありました。

 警視庁は、日本で活動する外国のスパイや国際テロなどを捜査する外事部門を設けていて、ロシアなどを担当する外事1課、北朝鮮や中国などアジアを担当する2課、イスラム過激派などを担当する3課が設置されています。
 関係者によりますと、来年の4月から外事部門を現在の3課から4課体制に増やし、今はアジア全体を受け持っている外事2課から独立させる形で北朝鮮を専門に担当する課を新たに設置する方針を固めました。
 北朝鮮工作員の活動や日本からの不正輸出、さらに、過去の日本人拉致事件などへの対応を強化するねらいがあるということです。
 北朝鮮は、核やミサイルの開発を続けているとみられ、警察当局は工作員による日本国内での活動も依然として行われているとみています。
 また、過去の拉致事件の解決の糸口も見えないままで「今後、何をしてくるか最も分からない国だ」と話す捜査関係者もいます。
 北朝鮮の研究を行っている聖学院大学の宮本悟*1教授は「核・ミサイル開発を進める北朝鮮は、日本にとって最も脅威だと考えられる。漁船などによる活動や工作員による外貨獲得の動き、それにサイバーテロもあり、いまだに実態の分からない国だという認識を持つべきだ」と指摘しています。

 「北朝鮮の脅威ガー」とは「宮本悟(聖学院大学教授:北朝鮮政治)」や「正体不明の捜査関係者」には呆れて二の句が継げません。「今後、何をしてくるか最も分からない国だ」てまさか「また拉致を行うかもしれない」と強弁する気でしょうか?。誰が考えても「国力的に見て中露の方がよほど脅威」でしょう。とはいえ中露とて「情報スパイ」ならまだしもテロなどしないでしょうが。
 ちなみに「宮本悟」でググったら

◆宮本悟(中央大学教授:フランス政治)『フランス家族手当の史的研究:企業内福利から社会保障へ』(2017年、御茶の水書房

なんて本がヒットしました。「同姓同名の別人」というのは結構いるもんですね。


◆産経と同レベルの『日経のあほ記事』に呆れる
 北朝鮮優先の文政権が受け継ぐ「NL系」学生運動の系譜 :日本経済新聞
 まあ「やれやれ」(呆)ですね。現実問題として太陽政策以外に現実的施策も無いでしょうに「北朝鮮シンパ呼ばわり」ですから心底呆れます。


◆「拉致」でググったら、今日、一番最初にヒットしたのは「北朝鮮拉致」ではなく「米国極右のミシガン州知事拉致計画」

ミシガン州知事拉致計画の疑い、6人逮捕 爆発企て (写真=AP) :日本経済新聞
 米司法当局は8日、中西部ミシガン州のグレチェン・ウィットマー知事(民主党)の拉致を企てた容疑で、同州やデラウェア州の男6人を逮捕したと発表した。容疑者グループは11月の大統領選挙までに知事を拉致し、州政府の転覆を企てていたという。
 米連邦捜査局(FBI)とミシガン州司法局が同日開いた記者会見によると、逮捕された6人はミリシャと呼ばれる武装市民組織の関係者とみられる。この組織は新型コロナウイルスを巡る同知事の外出規制政策を「憲法違反」と批判していた。同州では4月末、議会議事堂に数百人がライフル銃を抱え乱入した事件も起きている。
 FBIの捜査員がSNS(交流サイト)でグループの動きを察知。盗聴器などを使った捜査の結果、グループが知事の別荘近くで爆発事件を起こし警察の関心をひき付け、知事を拉致する計画を立てていることが判明した。誘拐に備えスタンガンの一種であるテーザー銃も購入していた。
 容疑者6人の思想的背景などは不明だが、有罪が決まれば最高で終身刑となる可能性がある。
 ミシガン州民主党共和党の勢力が拮抗している。民主党のウィットマー氏は新型コロナへの対応策など政治手腕が注目を集め、一時は副大統領候補としても名前が挙がっていた。

米ミシガン州知事の拉致企てる FBIが男6人起訴:朝日新聞デジタル
 トランプ氏はホイットマー氏を敵視し、4月には新型コロナウイルスで経済活動に制限がかけられたことについて「ミシガンを解放しろ!」とツイートで反発。州議事堂前では同時期、民間の過激な武装組織が経済活動の再開を求めて集結した。
 捜査当局が裁判所に出した書面によると、FBIは今年初頭、ソーシャルメディア上で複数の州政府の転覆計画に気づいた。
 その後、転覆計画の一環として「知事拉致」が持ち上がり、容疑者は8月末と9月下旬に2回、ホイットマー氏が休暇を過ごす別荘を長時間監視。拉致に使うためのスタンガンも購入していた。
 ホイットマー氏は8日の会見で、トランプ氏が「恐怖と憎悪と分断を広める人びとに安らぎを提供してきた」と指摘。先日の討論会で、白人至上主義者や過激武装組織を公然と批判しなかったことを非難し、「指導者の言葉こそが問題だ」と訴えた。

米 民主党の州知事への反発で拉致企て 武装グループ13人を訴追 | アメリカ人種差別問題 | NHKニュース
 アメリカのFBI=連邦捜査局と州の司法当局などは8日、記者会見し、中西部ミシガン州のホイットマー知事の拉致を共謀して企てた疑いなどで2つのグループの合わせて13人を訴追したと発表しました。
 発表によりますと、これらはいずれも民主党のホイットマー知事に反発し、銃などで武装する過激なグループで、このうち1つは来月の大統領選挙前の犯行をねらい、もう1つは警察官にも攻撃を仕掛けて内戦を引き起こすことをもくろんでいたとしています。
 発表を受けてホイットマー知事は会見し、いずれも白人至上主義を掲げるグループだとしたうえで、先月のトランプ大統領のテレビ討論会での発言に言及し、「トランプ大統領はこうしたグループを糾弾せず、『下がって待機せよ』と述べた。グループはこれを非難ではなく行動への呼びかけだと捉えた」と主張しました。
 ミシガン州では新型コロナウイルスの感染拡大でホイットマー知事が厳しく外出を制限していたことし4月、これに反発する抗議デモが起き、一部の参加者が銃で武装して州政府の建物に押し入りました。
 トランプ大統領はこの数日前、「ミシガンを解放せよ」とツイッターに投稿してデモ隊への支持を示し、その後もホイットマー知事を非難していました。

 確かに「ビッグニュース」ではありますが「北朝鮮拉致の風化」を改めて実感します。しかし「反トランプのミシガン州知事拉致(最終的には暗殺?)」すら企む極右がトランプ支持層ですからね。トランプ再選など絶対に許されることではないと実感します。

*1:著書『北朝鮮ではなぜ軍事クーデターが起きないのか?』(2013年、潮書房光人新社