珍右翼・高世仁に悪口する(2024年1/24日分)(副題:蓮池薫のアホさに呆れる)

蓮池薫さんが語る北朝鮮の嘘② - 高世仁のジャーナルな日々

 『中村哲という希望』(旬報社)、12月25日の発売から一ヶ月で重版が決まりました。

 と言っても高世の力ではなく共著者で

◆『佐高信の昭和史』(2018年、角川ソフィア文庫)
◆『池田大作宮本顕治』(2020年、平凡社新書)
◆『企業と経済を読み解く小説50』、『時代を撃つノンフィクション100』(以上、2021年、岩波新書)
◆『反戦川柳人・鶴彬の獄死』(2023年、集英社新書)

等と言った著書を多数刊行している佐高信氏の力でしょう。佐高氏も高世なんかに協力するとは困った御仁です。

 北朝鮮の政策を研究してきたロスアラモス研究所のヘッカー元所長と元米国国務省北朝鮮担当カーリン氏が、強い警告を発している。
朝鮮半島情勢は(朝鮮戦争勃発直前の)1950年6月初旬以降のどの時期*1より危険である。金正恩は1950年の彼の祖父(金日成)のように、戦争へと進む戦略的決断をしたと我々は信じている。』
 私はこの見方に概ね同意する。
 南朝鮮=韓国を同じ民族の同じ国の一部とみなすのをやめた*2のはその一環*3であり、ロシアと急速に近づいているのも戦争を意識した動き*4と解釈する。かつての朝鮮戦争前夜の中・ソ・北朝鮮連携がよみがえりつつある。
 2人は、このさい、「戦争など起したら、米国と韓国が北朝鮮の体制を破壊することを金正恩は分かっているから、そんなことはしないはずだ」という陳腐な議論*5はやめよと危機感をあらわにして訴えている。

 馬鹿馬鹿しくて話になりません。「韓国への軍事侵攻」など北朝鮮ができるわけもない。
 朝鮮戦争の時は中ソの支援があった。今回、北朝鮮が開戦したとして中露の支援はあり得ません。ロシアの場合「ウクライナ戦争に精一杯」でそんなことができる余裕はない。
 それで在韓米軍を相手に戦うなどという無謀を北朝鮮がするわけがない。高世もさすがに本気ではないでしょうが良くもこんなデマが飛ばせたモンです。高世がこういうバカだからこそジンネットも倒産したのでしょう。

 蓮池薫さんは、拉致問題の現状に強い危機感を抱いて公の場で発言を始めている。

 「はあ?」ですね。「2002年の小泉訪朝」から20年以上が経ち拉致が風化した今、蓮池薫ごとき「オワコン」「あの人は今」が何か言ったところで何がどうなるわけでもない。

蓮池薫 - Wikipedia
【著書】
『蓮池流韓国語入門』(2008年、文春新書)
『半島へ、ふたたび』(2011年、新潮文庫
『拉致と決断』(2015年、新潮文庫

ということで蓮池の著書の刊行ももはや「かなり以前のこと」です。
 蓮池は自分を何様だと思ってるのか?。思い上がるのも大概にしろと言いたい。今やマスコミが報じてるのは、拉致ではなく「中東問題(イスラエルのガザ侵攻やイエメンでのフーシ派)」「能登半島地震」「自民党裏金疑惑」「松本人志の性加害疑惑」等です。
 というか危機感云々言うなら「即時一括全員帰国などと言う無茶は撤回しろ」「特定失踪者などと言うデマは辞めろ」と家族会や救う会に言うべきでしょうに、それができないのだから蓮池のアホさには心底呆れます。

*1:1950年の『朝鮮戦争開戦』以外では、韓国に対する北朝鮮の軍事行動やテロ(背後関係がはっきりしないが北朝鮮の関与が疑われるものを含む)としては『青瓦台襲撃事件朴正熙大統領暗殺未遂)』(1968年)、『文世光事件(朴正熙大統領暗殺未遂)』(1974年)、『ラングーン事件全斗煥大統領暗殺未遂)』(1983年)、『江陵浸透事件北朝鮮工作員が韓国に上陸し韓国軍と戦闘)』(1996年:金泳三大統領)、『第1延坪海戦』(1999年:金大中大統領)、『第2延坪海戦』(2002年:金大中大統領)、『天安沈没事件』、『延坪島砲撃事件』(以上、2010年:李明博大統領)等がある(対南工作 - Wikipedia参照)。その「どれよりも今が危険」ねえ。寝言でしかないでしょう(呆)。

*2:勿論「北ベトナム南ベトナム」「西ドイツと東ドイツ」等と同様に「実際は同じ国ではない(明らかにフィクション)」ので「実態に即した見方」になっただけの話です。

*3:別記事にも書きましたが、むしろ「同じ民族ではない=軍事統一も含めて、当面の統一を諦めた」であり「高世らの主張とは全く逆」ではないのか?

*4:単に「ロシアからの経済支援」目当てでしょう。なおロシアに接近してるのは何も北朝鮮だけでなく、例えば「イランが軍事用ドローンをロシアに提供しているらしい」と言う指摘があります。とはいえ仮にそれが事実としても「イスラエル相手にイランが戦争するためにロシアに接近している」と考えることは常識的ではないし、高世らの北朝鮮評価はそのレベルに非常識です。

*5:「陳腐な議論」も何もそのように考えるのがまともな人間ですし、金正恩北朝鮮指導部にもその程度の常識はあるでしょう。むしろ危惧すべきは「在韓米軍の北朝鮮侵攻」の方でしょう(既に米国はグレナダ侵攻(1983年)、パナマ侵攻(1989年)、アフガン侵攻(2001年)、イラク侵攻(2003年)など外国の政権転覆の前科がある)。高世らの非常識には心底呆れます。