呉座勇一の要望に「正当な道理がないこと」について

凍結につきまして - 呉座勇一のブログ

 谷村氏からは別途、書面協議の要請が出ておりますが、北村氏との紛争については和解で解決しておりますので、今は代理人等はどなたも立てておりません*1。私は現在に至るまで和解条項を遵守しており、和解後に自分の手で弁護士と書面のやりとりをする*2のは精神的負担です。現在、心療内科に通院している状況であり、弁護士からいきなり書面を送られることじたい恐怖を感じます。人間文化研究機構との訴訟で精神的に疲弊している中、不必要な*3書面送付はお控えいただくよう、谷村氏には伏してお願い申し上げます。

 おいおいですね。
 「人間文化研究機構*4との訴訟」は「いわゆる本人訴訟(弁護士なしの訴訟)ではなく弁護士を立ててる」でしょうから、「今後は弁護士に送付してほしい」と呉座が谷村氏(北村氏の代理人弁護士)に依頼すればすむ話です。呉座の弁護士が「日文研相手の訴訟以外は受任したくない」と言うとも思えない。
 それでも「嫌がらせ」として呉座に書面送付するようなまねは谷村氏も北村氏*5もしないでしょう。
 「俺は和解条項を遵守してる(呉座)」てそれは「呉座に好意的に理解しても」、単に「呉座*6の認識」でしかありません。その認識に北村氏や谷村氏が従う義務はどこにもない。
 勿論「伏してお願い申し上げ」ても、今後も「必要だと思えば書面は送付する」でしょう。
 結局「日文研の降格処分(助教から准教授(勿論、常勤)に昇進が内定していたのが、取り消されたあげく助教(常勤)ではなく期間雇用(非常勤)の研究員に降格されて契約更新)については自分に不利益だから、裁判勝訴による撤回の可能性がある限り裁判で争うが、北村氏に対しては応答しても利益にならないから無視したい(呉座)」ということでしょう。どう見てもこれは「反省してる(呉座)」という人間の言動ではない。慇懃無礼としか言い様がない。
 最終的にはまた、北村氏を激怒させて「また裁判沙汰になってもおかしくない」のではないか。
 それにしても

(1/28追記:当記事は、はてな運営からプライバシー侵害の疑いで公開停止要請が出され、一時非公開としていました。当記事が非公開になったことに北村紗衣氏が困惑していると知人から教えてもらい、その旨をはてな運営に伝えたところ公開許可となりました。)

というのは、事実ならば「呉座の問題ではなくはてな社の問題」ですが「?」ですね。
 北村氏か谷村氏の要望でなければ「はてな運営からそんな要請が行くとも思えない」のですが。
 北村氏らの要望もないのに「はてな社から呉座に要請」なのか?。

*1:後述しますが「人間文化研究機構との訴訟代理人(弁護士)」に対応を依頼すればすむ話です。

*2:北村氏や谷村氏も「呉座が全て対応しろ」とは言ってないでしょう。繰り返しますが「人間文化研究機構との訴訟代理人(弁護士)」に対応を依頼すればすむ話です。

*3:「必要だと思うから書面送付」でしょうに「おいおい」ですね。

*4:呉座が所属する国際日本文化研究センター日文研)の上部団体。傘下には日文研以外に国立歴史民俗博物館歴博)、国文学研究資料館国文研)、国立国語研究所(国語研)、総合地球環境学研究所(地球研)、国立民族学博物館(民博)がある(人間文化研究機構 - Wikipedia参照)。

*5:武蔵大学准教授。著書『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち:近世の観劇と読書』(2018年、白水社)、『お砂糖とスパイスと爆発的な何か :不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』(2019年、書肆侃侃房)、『不真面目な批評家、文学・文化の英語をマジメに語る:シェイクスピアはなぜ「儲かる」のか?』、『不真面目な批評家、文学・文化の英語をマジメに語る 2 』(以上、2020年、アルクEJ新書)、『批評の教室』(2021年、ちくま新書)。個人ブログCommentarius Saevus

*6:著書『戦争の日本中世史:「下剋上」は本当にあったのか』(2014年、新潮選書)、 『日本中世の領主一揆』(2014年、思文閣出版)、『一揆の原理』(2015年、ちくま学芸文庫)、『応仁の乱』(2016年、中公新書)、『陰謀の日本中世史』(2018年、角川選書)、『日本中世への招待』(2020年、朝日新書)、『頼朝と義時:武家政権の誕生』(2021年、講談社現代新書)。「日文研の降格処分後」に講談社が著書を刊行したことで「講談社が呉座を高評価してるらしいこと」はわかりますが、多くの出版社は「トラブルに巻き込まれること」を恐れて彼と積極的に付き合う気にはならないのでしょう。