【追記】
花田紀凱は、過去の自分の仕事すら徹底的に裏切っていると思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でこの拙記事を紹介頂きました。いつもありがとうございます。なおコメント欄でご教示頂きましたが、共犯者が必死で擁護している | inti-solのブログ - 楽天ブログによれば週刊文春編集長時代は統一教会批判をしていた花田が今や「統一教会と公然と交遊してる」というのだからそのクズぶりには改めて呆れます。
【追記終わり】
【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】（８８４）安倍元首相射殺報道、話が逸れている - 産経ニュース
花田と産経では予想の範囲内ですが「山上は殺人犯だ」の一点張りで「犯行動機である安倍と統一教会の癒着」から話をそらそうとしていることには心底呆れます。あげく花田紀凱は、過去の自分の仕事すら徹底的に裏切っていると思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も指摘、批判していますが「統一教会」の「政治的影響力」や「反社会性」が大した物ではないかのように強弁し「岸防衛相が統一教会から受けた選挙協力」など「自民党と統一教会の関係」を正当化（全日本仏教会など一般的な宗教団体と自民党の関係であるかのように強弁）しようともするから呆れます。
安倍元首相国葬に反対５３％、岸田内閣支持１２ポイント急落５１％ 共同通信世論調査 - 産経ニュース
国葬批判派、岸田批判派の俺にとっては「まだ反対論が低すぎる」「まだ岸田支持が高すぎる」のですが「国葬反対が過半数を超えたこと」「岸田支持率が落ちたこと（産経記事も書いていますが国葬反対、自民と統一教会の癒着表面化、コロナ蔓延と物価高の影響か？）」については素直に喜びたい。
正直「参院選挙中」に「コロナが蔓延してれば*1」「安倍自民と統一教会の癒着が今程度に騒がれていれば*2」「代表が泉ではなく、参院選一人区で野党共闘が進んでいれば」、「自民の議席数ももっと減ったはず」感が否定できません（物価高については既に参院選中にある程度表面化していましたが）。
内閣支持58%､2ポイント減 コロナ対策｢評価｣低下56%: 日本経済新聞
安倍元首相国葬に反対５３％、岸田内閣支持１２ポイント急落５１％ 共同通信世論調査 - 産経ニュースが報じる共同通信調査に比べれば下げ幅が小さいとは言え、日経調査でも内閣支持率が下がっています。なお、この世論調査で政党支持率が【1】統一教会問題での批判があっても自民の支持率が40％台であること、【2】「維新10％＞立民7％」にはげんなりします。【2】については、泉執行部がいつまで経っても退陣しないことが「維新を利している」といっていいでしょう。まずは泉執行部には総退陣して欲しい。とはいえ維新と立民の差が「ダブルスコア」ではない点などを考えると、維新の伸びも限界に来ているとみるべきなのでしょう。
岸田首相「丁寧な説明が大事」 旧統一教会と政治の関係 - 産経ニュース
共産党が「自民党に対して言う」のならともかく、「当事者の自民党総裁」がこんな他人事を言うのには心底呆れます。「党執行部として調査する」というべきでしょう。
【論点直言 電力逼迫と国力】再エネ偏重は現実見ず無責任 加藤康子氏 - 産経ニュース
主張の是非以前に「加藤六月元農水相の娘」「加藤勝信元官房長官の義姉」にすぎない「専門家ではない人間」が専門家面して話をしていることに呆れます。
立民・辻元氏「執行部刷新すべきだ」 参院選敗北を受け - 産経ニュース
「辻元氏の思惑（例：新執行部に自分が入る）が何であれ」辻元氏が言うまでもなく当たり前の話です。枝野前執行部に選挙敗戦を理由に退陣を要求しながら自分らは居座るというのだから心底呆れます。泉執行部が居座る限り、立民に未来はないでしょう。
森永ヒ素ミルク事件 小３で自殺未遂、６８歳女性の壮絶人生 - 産経ニュース（地主明世）
昭和３０年に起きた「森永ヒ素ミルク中毒事件」。その被害に今も苦しむ人がいる。猛毒のヒ素が混入したミルクを飲んで脳性まひを患い、症状の悪化が続くとして今年５月、大阪市内に住む女性（６８）が製造元の森永乳業（東京）に計５５００万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。
（中略）
「森永ミルク中毒のこどもを守る会」を立ち上げた保護者らは、森永乳業や国に救済を求めた。（ボーガス注：昭和）４８年に森永乳業が事件の責任を全面的に認め、恒久的に救済義務を果たす内容で被害者側と合意。守る会と国、森永乳業の三者会談に基づいて、救済のための公益財団法人「ひかり協会」（大阪市）が設立された。
◆手当は月額７万円*3
「私に、人間としての誇りを持たせてください」
女性は今月１９日、大阪地裁で開かれた第１回口頭弁論で涙ながらに訴えた。
昭和２９年に生まれた女性に両親は、「安心安全で育児に良い」と信じ、森永乳業のミルクを与えた。
ところが、ミルクを飲んだ後に中毒症状と思われる発疹と高熱に襲われた。
まひで左半身を思うように動かすことができなくなり、歩き方を見た周囲からは「タコ」「ロボット」などとからかわれた。精神的に追い込まれた小学３年の頃、ベルトを首に巻き付けて自殺を試みたが母親の顔が脳裏をよぎり、ぎりぎりで思いとどまったという。
女性は現在、協会から月額約７万円の手当を受給しているが、症状は年を追うごとに悪化。首や手足の恒常的な痛みやしびれに悩まされる現状を考えると、救済は不十分だと訴える。
法廷で森永乳業は、事件について謝罪し、救済事業の完遂まで社会的責任を果たすとした一方、女性の脳性まひについては「先天性のものだ」と主張。女性が求める賠償には応じられないとしている。
産経もこういうまともな記事だけ書いてれば誰も批判しません。
それにしても、ヒ素ミルク事件など「昔の事件」と思いがちです。
何せ事件発生は「67年前の1955年（昭和30年）」。「1955年体制」という言葉の元となった「左右の社会党合同（10月13日）」「保守合同による自民党誕生（自由党と民主党（鳩山一郎首相が総裁）が合同）（11月15日）」のあった年です。
他にも
1955年 - Wikipediaなど参照
◆5月14日
ワルシャワ条約機構結成、米ソ冷戦が激化
◆7月27～29日
日本共産党第6回全国協議会（6全協）開催。北京にいた徳田球一書記長が2年前の1953年に死亡していたことが発表され、武装闘争路線が放棄された。書記局員の一人に宮本顕治を選任。1958年には宮本が書記長に就任し、宮本体制を確立
◆8月6日
第1回原水爆禁止世界大会開催
◆12月1日
モンゴメリー・バス・ボイコット事件（ローザ・パークス）
などがあった。「ワルシャワ条約機構」は1991年に消滅したし、宮本氏（2007年死去）も既に故人です。
しかし被害者にとってはいつまでも被害が重くのしかかるわけで絶句します。
【追記】
この女性については以下の記事も紹介しておきます。
｢あの時、ヒ素入りミルクを飲まなかったらどんな人生が...｣ 夢も幸せも奪われた私は、こうして６７年越しの提訴に踏み切った ｜ 47NEWS
４０歳を過ぎると首や背中に強い痛みを感じるようになり、病院では、脳性まひの影響によって首の神経が圧迫されて体にしびれが出る「頸椎症性脊髄症」と診断された。
徐々に手足に力が入らなくなり、自力で歩くのが難しくなった。５０歳の時には障害者手帳の等級が３級から１級に上がった。
翌年、頸椎を矯正する手術を受けたが体のしびれは残ったまま。過酷なリハビリを続ける中で精神的にも不安定になり、窓から飛び降りようとしたり、包丁を眉間に突き刺そうとしたりして、うつ病と診断された。思うように体が動かないいらだちは家族にぶつけてしまっていた。夫とは別居。成人して就職した息子は結婚して家を出た。
現在は大阪市内で独り暮らしだ。手のしびれで家事はほとんどできず、食事はスーパーの総菜や冷凍食品で済ませる。つえを使うか壁伝いでないと、家の中で歩くのもままならない。足が上がらないので浴槽をまたぐのは難しく、湯船につかれば背中に激痛が走る。もう１５年近くシャワーで済ませている。手術した首は筋肉が凝り固まり、上下に動かせない。定期的な治療のために通院が必要だが、外出には介助が必要で、家に帰ると疲れがどっと出て動くのもおっくうになる。
生活を支えているのは、国の障害年金とひかり協会から支給される月約７万円の手当だ。協会は年金と合わせて月額１４万円を「生活保障水準額」と規定しており、障害等級が重くなり年金受給額が増えるほど、手当の支給額が少なくなる。
「こんな体になったのは森永のせいなのに、国の障害年金があるから給付額を減額するのはおかしい」と女性は訴える。
「（自分の親も含め）被害者は、自分の子供が将来困らないくらいの額をもらえると思って訴訟を取り下げたはず。なのに、私のような
重症患者からすれば、悪化する症状に対する十分な補償は得られていない。だまされたと言うほかないです」。
思うように動かない指先を見つめて女性は言葉を絞り出した。森永は裁判の場で企業の責任や被害者への謝罪をしていない。そんな思いも異例の提訴への原動力になった。
「毒入りのミルクを飲んだ赤ちゃんは人生を狂わされ、高齢になった今も苦しんでいる。企業の利益追求の姿勢が何十年たっても被害者を苦しめている事実に向き合ってほしい」
