日本における「マイヤー・マイヤー」の名前を考える

日本における「マイヤー・マイヤー」の名前を考える - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を読んで思いついた記事です。
【1】

結婚後、名字と名前の読みが同じになります… | 恋愛・結婚 | 発言小町
 結婚したいと思いあえた男性の名字が私の名前と同じ読みなのです。
【例】佐倉桜
 結婚が本格化したので彼と相談し私の名字を名乗る(婿養子ではありません)と一応決めました。
 先日、結婚のご挨拶に彼の実家に伺いました。
 結婚には賛成をして下さったのですが、彼が私の名字を名乗ることは大反対。佐倉桜(仮名)になるのが嫌なら夫婦別姓*1かあなたの名前を改名したらどうか?と言われました。愛着のある名前ですから改名はできません。

 これに対する回答の一つ。

りんか
2010年11月3日 12:05
 婚約者のご両親、おかしいでしょう。
 名前を改名しろなんて、あまりに横暴な。
 奥さん側の姓を名乗っている方なんてたくさんいますよ!それとも、婚約者のお宅は、名前を残さなければいけないような、名家なんですか?
 ちなみにご両親の言葉に婚約者さんは何て仰ったんですか?
 それによっては、結婚自体考え直した方がいいんじゃないですか?

 まあ、俺も同意見ですね。勿論「その両親について他に問題がない」なら「あえて妥協する(佐倉桜でも妥協する)」という選択肢も否定しませんが。

【2】
1)著名(?)な実在の人物(ペンネームや芸名含む)、あるいは著名なフィクションの人物に限る
と言う縛りをかける一方で
2)完全に一致してなくてもいいと条件を緩めることでいくつか書いておきます(今後思いついたら増える可能性あり)。

たかたかし - Wikipedia
 1934年生まれ。作詞家。1967年から美川憲一「ネオン化粧」でデビューし、 西城秀樹「情熱の嵐」、松崎しげる愛のメモリー」等、ヒット曲を世に送り出す。

野比のび太 - Wikipedia
 藤子・F・不二雄の漫画作品『ドラえもん』に登場する副主人公。野比のび助野比玉子の一人息子

藤子不二雄 - Wikipedia
 藤本弘(1933~1996年)と安孫子素雄(1934~2022年)の共同ペンネーム。1954年からコンビを解消する1987年まで使用。解消後はそれぞれ藤子・F・不二雄藤子不二雄Ⓐと名乗った。代表作は『オバケのQ太郎』(共作)、『ドラえもん』、『パーマン』(藤本)、『忍者ハットリくん』、『怪物くん』(安孫子)など。

藤田富士男 - Wikipedia
 1949年生まれ。作家。
【著書】
◆『ビバ!エル・テアトロ!炎の演出家佐野碩*2の生涯』(1989年、オリジン出版センター)
◆『伊藤道郎*3・世界を舞う』(1992年、武蔵野書房
◆『劇白・千田是也*4』(1995年、オリジン出版センター)
◆『評伝・平澤計七*5:亀戸事件で犠牲となった労働演劇・生協・労金の先駆者』(1996年、恒文社、共著)
◆『平澤計七作品集』(2003年、論創社、共編著)

吉田義男 - Wikipedia
 1933年生まれ。阪神選手(1953~1969年)、阪神監督(1975~1977年、1985~1987年、1997~1998年)、フランス代表監督(1990~1995年)を歴任。1992年に野球殿堂入り。

 コメント欄で「吉田義男」について、ご教示があったので追記しておきます。

*1:旧姓使用のことか?。それとも事実婚か?

*2:1905~1966年。インターナショナルの訳者(佐々木孝丸との共訳)として知られる。後半生はメキシコを拠点とした演劇活動に費やし、メキシコでは「メキシコ演劇の父」と称される(佐野碩 - Wikipedia参照)。

*3:1893~1961年。ダンサー、振付師。建築家・伊藤為吉(1864~1943年)の次男(伊藤道郎 - Wikipedia参照)

*4:1904~1999年。1944年、東野英治郎(1907~1994年)、小沢栄太郎(1909~1988年)、青山杉作(1889~1956年)らと俳優座を創立、亡くなるまで俳優座代表を務めた。建築家・伊藤為吉(1864~1943年)の五男で本名は伊藤圀夫(千田是也 - Wikipedia参照)

*5:1889~1923年。1919年9月、友愛会を脱し、「純労働者組合」を結成、代表に就任。運動の拠点として労働会館を作り、次に関東地方での消費協同組合の先駆となった「共働社」をはじめ、労働金庫、労働者のための夜学校「文化義塾」、「労働劇団」を立ち上げた。劇作家としては、1919年6月、それまでに労働運動の機関紙誌に発表した小説や戯曲を集めて『創作・労働問題』(海外植民学校出版部)を出している。著書『平沢計七先駆作品集:一人と千三百人/二人の中尉』(2020年、講談社文芸文庫)(平澤計七 - Wikipedia参照)。