小選挙区制「よい」53%、重複立候補「よくない」72% 朝日世論 [憲法]:朝日新聞デジタル*1
それは小選挙区制のせいだ | inti-solのブログ - 楽天ブログで気づいた記事です。
小選挙区制が「よい」という人は年代が上がるほど減る傾向がみられた。
つまりは「小選挙区しか経験してないから分からない」のに「分からない」と(恥ずかしくて?)回答できずに「いい」と回答してるだけではないか。また「日本共産党」を除いて「小選挙区批判」をする政党が少ないことも影響してるでしょう。
まあ「死票の多さ」等を「勉強して理解」すれば「中選挙区制」を経験しなくても、「悪い」と理解できるのですがね。まあ年配者(批判派が多いらしい)に「悪い」が「相対的に多い」のは彼らの世代だと「ハトマンダー」「カクマンダー」(ゲリマンダーから生まれた言葉で鳩山一郎首相や田中角栄首相の小選挙区導入論への批判)と言う言葉を知ってるというのもあるでしょうが。
恐らく「何がいいのか、評価理由を教えてくれ」と理由を聞いても、多くの日本人はまともには回答できないでしょう。それもどうかと思いますが(呆)。
なお、小選挙区以外にも「いわゆるべからず選挙」「高い供託金」「自書式選挙(例えば先進国では日本だけ。誤字や書き間違えも起こるのに、なぜ「自分で名前を書いて」投票するのか | 日本最大の選挙・政治情報サイトの選挙ドットコム参照)」等、「世襲議員に有利な制度」があることをこの機会に指摘しておきます。
また「小選挙区」が「世襲議員」を助長してることは事実でしょうが中選挙区時代から
◆鳩山一郎
鳩山和夫衆院議長の息子。元首相。鳩山由紀夫元首相の祖父
◆鳩山威一郎
鳩山一郎の息子。福田赳夫内閣で外相。鳩山由紀夫元首相の祖父
◆小泉純也
濱口、第二次若槻内閣逓信相を務めた小泉又次郎の女婿。池田、佐藤内閣で防衛庁長官。小泉元首相の父
◆安倍晋太郎
岸元首相の女婿。三木内閣農林相、福田内閣官房長官、自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)を歴任。安倍元首相の父
◆山村新治郎 (11代目) - Wikipedia
池田内閣行政管理庁長官を務めた山村新治郎 (10代目) - Wikipediaの子。中曽根内閣農水相、宇野内閣運輸相を歴任
など世襲議員がいたことも指摘しておきます。
また、国会議員とは違うとは言え
1)「天皇制」「家元制度」「落語家(古今亭志ん生の子である金原亭馬生、古今亭志ん朝、林家三平の子である九代目林家正蔵など)、歌舞伎、文楽等、伝統芸能での世襲」という「世襲制度」が存在し、
2)全ての二世芸能人が成功者というわけではないし、成功者も「親の七光りだけで成功してるわけではない(それなりに実力もあれば努力もしている)」とはいえ「緒形直人(緒形拳の子)」「神田沙也加(神田正輝の娘)」「高嶋政宏、政伸(高島忠夫の子)」「船越英一郎(船越英二の子)」など二世芸能人が多数存在する日本は「世襲に寛大な国」ではあるのでしょう。