今週の週刊漫画ゴラク(2023年6/2記載)(追記あり)

 読まないと理解できない感想が多いですがご容赦ください。
◆わたしの死に方
 「身近にある死の危険」の紹介漫画*1で、今回は「海で溺れたらどうするか?」ですね。
 これについてはマンガでも指摘がありますが

海で溺れたら「浮いて待て!」 と注意喚起。ただし川では…|FNNプライムオンライン
 「浮いて待て!」とは、衣服を着たまま、無理に泳がず、救助されるまで仰向けで力を抜き、大の字で漂流する対処法。

だそうです。「泳ぎの達人」でもない限り、下手に泳ごうとすると、体力を消耗し、かえって溺れて死亡する危険性が高くなるからです(勿論、ライフジャケットがない場合、どうやって浮くのかという難問がありますが)。
 ただし「浮いて待つ」が通用するのは流れのない「海や沼、湖」など。川では流れがあるので「浮いて待つ」は残念ながら困難です(川での事故については川の中で遊ぶのは絶対やめるということにしないといけないと思う(最初に泳ごうと言った子は、もし生きているのなら、まさに死ぬまで苦しむことになりそうだ) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を紹介しておきます。なお、勿論それでも「浮いて待つ」方が川でもベストです)
 また

海で溺れたら「浮いて待て!」 と注意喚起。ただし川では…|FNNプライムオンライン
 水難学会によると、真水1に対する人の比重は0.98。そのため、真水だと体の2%程度が水に浮くことになります。2%だと(ボーガス注:立った状態だと)浮くのは頭のてっぺんのみ。

ということで通常は比重の関係で「体のたった2%しか水面にはでません」。
 したがって鼻と口を水面より上に出して呼吸をするには背中を下、腹部を上にして「仰向け」になる必要がどうしてもあります。
 なおライフジャケットを着用すると

海で溺れたら「浮いて待て!」 と注意喚起。ただし川では…|FNNプライムオンライン
 ライフジャケットを着用すれば、真水でも10%程度、浮くことができます。

だそうなのでライフジャケットがあるに越したことはありません(勿論この場合でも10%しか浮かないので結局仰向けになるべきですが)。
 また

溺れた時「助けて」と叫んではダメ。ではどうすれば?:日経xwoman
 大声で助けを呼んではいけません。
 要は比重の問題で、水の比重は1.0、人間は空気を吸うと0.98。しかし「助けて!」と声を出すと、肺から空気が抜けて、体の比重が水より重くなってしまいます。

だそうです。


ダイマジン@リチャード・ウー×コウノコウジ
 「防護服の着脱訓練シーン」があると言うことは「この女性(与党代議士の政策秘書)が犯行実行予定者」という主人公たちの読み自体はもはや「間違いない」のか(追記:実際、『防護服を着た彼女』が犯人で犯行は阻止されました)。しかしマンガだから「何でもあり」ですが、国会内部に毒ガス(ノビチョク)を撒いて多数の政治家を殺害なんて現実問題、勿論無理でしょう。


酒のほそ道@ラズウェル細木
 「人手不足で酒の提供が遅い」て、俺の経験上、むしろ「酒の提供」は早いですけどね。
 何せ「熱燗(温める)」「カクテル(混ぜる)」を除けば、酒は「注ぐだけ」ですから。むしろいつまで経ってもつまみがない中で酒を飲むことの方が多い。そうなると、どうしても「早くでるであろうつまみ(作り置きをそのまま出すだけ)」として「キムチ」「イカの塩辛」などを注文してしまう。


◆ガングライフ~オレとオモチャと家族と離婚~@烏山英司
 奥さんが離婚届を出す気だと表明したと言うことは、「離婚を撤回させる」にせよ「させない」にせよ終了も近いのか。
【2023年6月9日追記】
 来週、ついに最終回だそうです。話の流れから見て「ハッピーエンド(離婚回避)」にはなるのでしょうが、果たしてどう終わるのか?。
【2023年6月16日追記】
 散々「玩具趣味を辞めないと離婚する」と言っていた妻が、結局、夫の嘆願に折れて、妥協する(当然、離婚届も出さない)という落ちに「散々ドタバタして、そんな落ちなの?」感はありますね。いや勿論夫も「趣味はセーブする」とは言っていますが。


◆44歳の彼女@ホリユウスケ

読んだ本 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明
 事情知らない人から見るとどう見えるのか

 今までの連載で主人公(44歳)と「44歳の彼女」が「いい感じなのか」と思いきや、突然登場した「ライバル」30代の女性に対して「自分には魅力がない(だから今まで結婚できなかった)」「30代の彼女ほど主人公との結婚を真面目に考えてきたか疑問が出てきた」として「戦線離脱」を表明する「44歳の彼女」。まあ、それは別にいいんですが、戦線離脱に留まらず「30代の女性」との結婚をプッシュするのはねえ。主人公でなくても「はあ?」でしょう。なお、事情を知らない人には「44歳の彼女」は「30代の女性の姉」にしか見えないでしょう。それなら結婚プッシュも自然ではあるでしょう。しかしどう落とす気なのか。散々「44歳の彼女」をヒロイン扱いしながら本当にここに来て完全に「戦線離脱」で話が全然変わるのか。


◆Wスティール@早坂ガブ
 主人公(カメラマン)が「官房長官と癒着する巨悪(カルト宗教教祖)」と直接対面するとは、終了も近いのか。
 それにしても精神を病んで、一時戦線離脱した「主人公のパートナーの女性(週刊誌記者)」が復帰するのはいつのことか。
 このまま「女性が登場せずに終わり」はないでしょうが。

*1:今後も気が向いたらこの漫画を紹介予定です。