今日のロシアニュース(2023年7月28日分)(副題:ゼレンスキー政権を批判する、ほか)

ゼレンスキー氏「ロシアは再び侵略する」 圧倒が必要に - 日本経済新聞

 ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、侵攻を続けるロシアに関して「我々がウクライナ全土から追放した後でさえも、再び侵略することをためらうとは思わない」との見解を述べた。将来も侵略を止めるには、同国を(ボーガス注:軍事的に?)圧倒する必要があるとの認識を示した。

 完全な「捕らぬ狸の皮算用」「来年のことを言うと鬼が笑う」でありゼレンスキーのアホさに呆れます。
 「ロシアが撤退した」際に、ロシアがどうなるか(例えばプーチン体制崩壊ならば、再侵攻の危険は薄れるでしょう)は分かりません。また、現時点において戦争は膠着状態で、ゼレンスキーの言う「全土からの撤退」の「全土」が「クリミアまで含む(完全なウクライナ全土)」にせよ「昨年2月のロシア侵攻以前に戻す(それ以前のロシア支配地域は含まない)」にせよ当面「ロシアのウクライナ全土からの撤退」の見通しもない。
 蒋介石ルーズベルト等「連合国首脳」が「日本との戦争(日中戦争、太平洋戦争)」の終結の見通しが経たない前に「我々が日本に勝利した後でさえも、再び侵略することをためらうとは思わない」として「日本を(ボーガス注:軍事的に?)圧倒する必要があるとの認識を示す」位、馬鹿げてはいないか。
 そもそもこの発言「ウクライナ戦争終結後」も「ロシア再侵略の脅威」を口実に「戦時体制を維持し続ける(ゼレンスキーによる独裁的体制を続ける)」と疑われても文句は言えないのではないか。


ウクライナ、北朝鮮製ロケット弾使用か - 産経ニュース

 ウクライナ軍がロシアに対抗するため、北朝鮮製のロケット弾を使用していると英紙フィナンシャル・タイムズが28日報じた。主に1980~90年代に製造されたとみられる。戦争の長期化でウクライナ側は弾薬不足に陥っており、信頼性の低い武器を併用せざるを得ない状況になっているようだ。戦闘などを通じてロシア側から押収した可能性があるが、入手経緯は不明。

 「ロシア軍から押収した武器」か「かなり昔、北朝鮮から購入したが使ってない武器」か知りませんが、欧米(NATO)供与の弾薬を使わずにそうしたものを使うとは「ホンマかいな?」ですね。「弾薬不足を宣伝するため(実際はそこまで深刻ではない)」「(『北朝鮮製ミサイルの入手経路はロシア』と主張して)ロシアはそんなものまで持ち出すほど弾薬不足(実際、どうなのか知りませんが)ということを遠回しに宣伝」等の「ウクライナの情報工作」の可能性も疑ってみるべきでしょう。


ウクライナとロシア、互いに住宅地をミサイル攻撃…露報道官「厳しい報復措置取る」 : 読売新聞
 「お互いに」が事実であり、ウクライナによるロシア住宅地攻撃(民間人攻撃)が「過失でなく故意によるもの」なら当然非難されるべきです。
 「ロシアによるウクライナ住宅地攻撃(民間人攻撃)は非難されるが、ウクライナによる同様の行為は問題ない」なんてことはない。


【速報中】「ロシアに平穏な場所はない」 ウクライナ空軍報道官 [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル
 問題は「ロシアに平穏な場所はない」(ウクライナ空軍のユーリー・イグナト報道官)とは「何を意味するか」ですね。「ウクライナに侵攻するロシア軍限定」での発言なら「問題ない」ですが、「ロシア国内のロシア人(それも民間人)」を含みウクライナとロシア、互いに住宅地をミサイル攻撃…露報道官「厳しい報復措置取る」 : 読売新聞等が報じる「ドローンによるロシアの住宅地(民間人)攻撃」を「我々ウクライナの攻撃だが何が悪い。文句があるならロシア人はプーチン政権打倒に動け」「もはやロシアには前線と後方(銃後)の区別はない」と言う「居直り」なら批判されて当然でしょう。
 そもそも「そうした正当化」は「ロシアによるウクライナの住宅地(民間人)攻撃」を批判することを困難にします。


プリゴジン氏、アフリカ高官と握手か ロシア北西部で写真撮影 - 産経ニュース

 ロシア紙コメルサント電子版などは27日、6月に反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が、(ボーガス注:7/27から)ロシア・アフリカ首脳会議が開かれている北西部サンクトペテルブルクでアフリカの高官とみられる人物と握手している写真を掲載した。撮影場所や日時は確認されていない。

 詳しい内容は不明とは言え「プリゴジンが今も政治的に健在で活動している」かのような写真をロシアメディアが掲載している点、それをプーチン政権が「容認しているらしい点」は謎です。プリゴジンは失脚したのではなかったのか?