今日の産経ニュース(2023年12/8~10日分)

【正論】「坊っちゃん」背景に神道的感性 東京大学名誉教授・平川祐弘 - 産経ニュース
 「坊ちゃん」にそんなものは感じません*1し、仮にそうだとして「だから何?」ですね。


河野氏「うみ出し切れ」 自民安倍派の裏金問題 - 産経ニュース
 河野の所属する麻生派にも裏金疑惑が浮上してるのに良くもこんなことが言えたモンです。


自民に激震 裏金疑惑が安倍派「5人衆」らを直撃 分裂懸念の声も - 産経ニュース
 安倍派五人衆が「安倍派幹部」であるのみならず、「世耕参院幹事長」「高木国対委員長」「西村経産相」「萩生田政調会長」「松野官房長官」と「岸田政権における内閣、党の幹部」であるがゆえに、安倍派だけでなく、岸田も苦境に追い込まれています。
 政権幹部を5人も更迭すれば打撃は大きいでしょうが、更迭しなくても世論の批判で打撃が大きいという状況です。
 しかも疑惑は他の「派閥幹部で政権幹部」の「麻生副総裁(麻生派領袖)」「茂木幹事長(茂木派領袖)」等に広がる可能性もある。
 もはや「リクルート事件での竹下退陣、宇野、海部内閣誕生(宇野、海部氏はリクルート事件が発覚し、安倍幹事長、渡辺政調会長、宮沢蔵相ら派閥幹部が謹慎に追い込まれなければ首相の可能性はなかった)」のような、岸田首相辞任後の「疑惑議員謹慎」による「意外な首相誕生(初の女性首相・野田など)」もありうるのではないか。いずれにせよ岸田による衆院解散の可能性はほぼなくなったのでしょう(解散があるとしたらポスト岸田)。


<独自>首相、政務三役から安倍派の全員交代を検討 官房長官、経産、総務、農水の4閣僚ら - 産経ニュース
 安倍派五人衆のうち「松野官房長官」「西村経産相」の更迭がほぼ決まったようです。果たして「党役員からも安倍派五人衆更迭(完全な5人衆更迭)」がされるかどうか。なお、安倍派以外の「主要4派閥(麻生派、岸田派、二階派、茂木派)」にも裏金疑惑が浮上したので、今回の岸田の「安倍派排除の理屈」だと「森山派(現在閣僚には不在)」「石破グループ(現在閣僚には不在)」「谷垣グループ(現在は加藤少子化等担当相)」「無派閥(現在は高市経済安保相、土屋復興相)」「公明党(現在は斉藤国交相)」だけで組閣することに本来はなるでしょう。


学術会議が声明発出 政府の法人化案に〝反対〟 - 産経ニュース
 学術会議に対する自民党の「異常な敵視姿勢」には心底呆れます。


【主張】皇后陛下ご還暦 感謝と共にお祝いしたい - 産経ニュース
 彼らが俺の生活に利益を与えてるとは思いませんので、お祝いはしますが感謝はしません。


世田谷一家殺人23年を前に情報提供呼び掛け 風化との戦い「今だからこそ」 警視庁 - 産経ニュース
 遺族感情からこう言わざるを得ないのでしょうがもはや「事件解決の見込み」は皆無でしょう。そもそも昔(当初は15年、後に延長されて20年)なら既に時効が成立しています。


【産経抄】現代の焚書と損なわれる知る権利 - 産経ニュース
 産経の普段の論調からタイトルだけで「角川の例の件」とわかりますが「LGBTヘイト本が抗議によって刊行中止」は「当たり前のこと」であって焚書でも何でもない。
 【以毒制毒】まさに日本の危機 トランスジェンダー本刊行中止 出版界の矜持はどこに消えた 有本香 - 産経ニュースといい産経の「LGBT差別」には心底呆れます。そしてむしろ「矜持(誇り)」があったらヘイト本なんかに手を出さない。むしろ刊行中止で「角川の矜持は救われた」と言うべきでしょう。


真珠湾攻撃の軍神、岩佐直治中佐の追悼式 郷里・前橋で - 産経ニュース
 問題は「どんな追悼式か」です。産経記事ではその辺りが分かりませんが仮に「軍神美化」なら論外です。


【主張】派閥パーティー 首相が説明を迫るときだ - 産経ニュース
 批判自体は正論ですが果たして、疑惑発覚が今ではなく「安倍政権下」でも「モリカケ桜疑惑」で安倍をかばった「安倍万歳」産経は同じことが言えたのか。
 問題発覚は安倍の死後とはいえ「犯行」それ自体は安倍政権下で「安倍派」で行われていました。
 疑惑の中心人物である安倍派5人衆は全て

◆世耕参院幹事長
 第四次安倍内閣経産相
◆高木国対委員長
 第三次安倍内閣復興相
◆西村経産相
 第四次安倍内閣経済財政担当相
◆萩生田政調会長
 第四次安倍内閣文科相
◆松野官房長官
 第三次安倍内閣文科相

安倍内閣の閣僚でもある。

*1:「坊ちゃん」の「ある種の正義感」を「神道的感性」とするのは詭弁も甚だしいでしょう。イスラム教であれ、キリスト教であれ、仏教であれ、ユダヤ教であれ、何であれ「正義」を掲げない宗教などどこにもない。