今日の産経ニュース(2023年12/5~7日分)

首相、事態収拾へ苦渋の派閥離脱 信頼回復へ背水 - 産経ニュース

 閣内には松野博一官房長官西村康稔経済産業相ら安倍派の事務総長経験者を抱える。特に政権のスポークスマンである松野氏は記者会見などで具体的な説明を避けており、党内では交代論もささやかれている。

 松野が説明を逃げ続ければ批判を浴び、しかし更迭すれば任命責任を問われるし「誰を長官にするか」と言う問題も生じ、まさに追い詰められる岸田です。


政府、多子世帯「大学無償化」へ 7年度から所得制限なし - 産経ニュース
 何もしないよりはマシですが「多子世帯」と言う辺りが岸田の限界です。そんな制限をつける必要はどこにもない。せめて「負担が重い多子世帯をまず対象にしただけで最終的には一人っ子世帯でも無償化する、決して『無償化して欲しければ子どもを産め』と言う話ではない。『異次元の少子化対策』とは別の話」位のことは言って欲しい。とはいえ恐らく『無償化して欲しければ子どもを産め』なのでしょうが。


<独自>岸田首相、派閥を離脱へ 国民の理解得られないと判断 - 産経ニュース
 岸田も追い込まれていますが「きちんとした調査」をしない限りこんな派閥離脱は評価されないのではないか。
 また岸田の理屈なら「麻生副総裁(麻生派領袖)」「茂木幹事長(茂木派領袖)」も派閥離脱しないとおかしいでしょう。


【今村裕の一筆両断】こんなに劣化したのか? 日本人の道徳心 -お天道さまが見ている- <記事を取り消します> - 産経ニュース

 作家・百田尚樹氏から「盗作」との指摘を受けました。筆者本人も文章を書き写したことを認めており、記事を取り消します。

 道徳心を云々する記事が盗作とは呆れます。


高市早苗氏の第2回勉強会、出席者減も「次期総裁選公約に」対外情報収集体制強化訴え - 産経ニュース

 岸田首相は(ボーガス注:麻生副総裁の麻生派、茂木幹事長の茂木派など)党内主要派閥の支持を受け、その派閥はパーティー券問題で揺らいでいるだけに、女性で無派閥の高市氏は「起死回生のカードになる」(中堅議員)との計算も働いている。

 「女性で無派閥」「過去に総裁選出馬」「大臣や党三役経験(高市総務相自民党政調会長等)」なら「野田聖子総務相自民党総務会長等)」もそうなので産経には「やれやれ(呆)」ですね。別に野田が好きなわけでもないですが、世間受けがいいのは「高市のような極右ではない」野田の方ではないか。


国の年金減額 合憲確定へ 最高裁、15日に上告審判決 - 産経ニュース
 行政を追認してばかりの「権力の愛玩犬」最高裁なら予想の範囲内ですがげんなりします。


女子大生に性教育 人生設計に役立てて タブーを次世代に持ち越さない挑戦 - 産経ニュース
 「性教育反対」の宗教右派とズブズブの産経とは思えない良い記事です。


<独自>非殺傷装備の輸出全面解禁へ 与党、5類型見直しは先送りの公算 - 産経ニュース
 憲法九条を踏みにじる行為には怒りを覚えますが、大事なことは現時点では正式発表ではなく「観測気球」ということです。
 つまりは「批判が強ければ先送り」の可能性があるわけで、急速に批判を強めていく必要があります。問題は「立民の泉」がウヨであり、こうした自公の行為に「批判的か怪しいこと」です。


【主張】派閥の裏金疑惑 自ら実態を明らかにせよ - 産経ニュース
 裏金作りは「安倍会長時代」からの話ですが、安倍が存命でもこんなことが言えたのか。そもそもこの記事では「安倍派」は批判しても「安倍」について「名前を出す形」では何一つ批判しません
 そして

 安倍派の事務総長経験者である松野博一官房長官西村康稔経済産業相は記者会見で、事実関係を具体的に語るのを避けている。

という産経には「何故その二人の名しか出さない?(二人だけを切って捨てる気か?)」ですね。安倍派の政権幹部(閣僚ではなく党幹部ですが)なら「世耕参院幹事長」「高木国対委員長<独自>安倍派事務総長の聴取検討 経験者にパーティー券収入不記載確認、東京地検 - 産経ニュースによれば高木も事務総長経験者)」「萩生田政調会長」もいるのに。「事務総長でないから知りません」で済む話ではない。