今日のしんぶん赤旗ニュース(2024年1月1日分、1月6日分)(追記あり)

きょうの潮流 2024年1月6日(土)

 原発についての質問に答えず、年頭の記者会見を一方的に打ち切った岸田首相。

 岸田らしいですが全くふざけています。


災害時に自衛隊ヘリ動員/習志野で降下訓練 住民「物資輸送すべきだ」
 勿論、訓練する自衛官が悪いという話ではなく、「そんな訓練は止めさせて震災対応に回さない政権はおかしい」と言う話です。


「刷新本部」 最高顧問に菅・麻生氏/BSフジ番組 岸田氏が「お願い」

 疑惑の渦中にある派閥「志公会」(麻生派)の領袖・麻生氏を最高顧問に置くことが「政治刷新」となるのか疑念が持たれます。

 「裏金疑惑」に名前が出てない「石破派領袖の石破」等ならまだしも全く同感です。


◆その他の「1月6日記事」
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【4面】
 京都市長選に言及。「自公・立民相乗り」「維新・国民民主相乗り」「自民から離党した二之湯元府議」「共産」の4候補の対決です。俺的にはベストは共産、ワーストは維新ですが果たしてどうなるか(追記:結果的には残念ながら「自公・立民相乗り」の勝利でした)。


日曜版新年合併号 社会主義・共産主義の魅力 「人間の自由」花開く社会/志位委員長が大いに語る

志位
 1917年のロシア革命の前のロシアでは、ツァーリと呼ばれた皇帝が絶対権力を持ち、人民にはまったく権利が保障されていませんでした。ドゥーマと呼ばれた国会が一応あったけれど、権限はまったくありませんでした。
 中国革命*1の場合はどうだったのか。中国では、1911年から1912年に辛亥革命が起こり、(ボーガス注:清王朝から)中華民国という民主共和制の国になりますが、軍閥が割拠しており、日本の侵略があり、革命前の中国には議会はありませんでした。
 こうしてロシア革命も中国革命も、自由、民主主義、人権、議会がないか、大変に未成熟なところから出発したのです。
 もう一つ決定的なのは、住民の文化水準の問題でした。ロシア革命直後の住民の識字率は32%、7割は字が読めませんでした。中国革命についても革命直前の識字率は17%、8割以上は字が読めませんでした。こういう立ち遅れは、自由や民主主義をつくる上でも大きな障害になったと思います。
 日本の場合は、曲がりなりにも日本国憲法が施行されて七十数年間、自由、民主主義、人権の制度があって、議会制民主主義も行われてきて、いろいろと逆流もあるけれども、国民のたたかいによってこれらの制度を育ててきたわけです。これらを土台にするわけですから、(ボーガス注:一部ウヨが放言する共産党による)自由のない社会への逆行など、起こりえない。

 だから「民主主義の基盤が未成熟だったソ連や中国が独裁になっても仕方がなかった」と言う話でもないですが、志位氏の言う「民主主義の伝統」「識字率」は重要な要素でしょう。この点、日本は戦前においても既に識字率は高く、「天皇主権」とはいえ、「それなりの権限を持つ議会」が存在した。「国民主権」の戦後においては勿論言うまでもない。
 現代日本と「ソ連、中国」等を同列視できないし、当然一部ウヨの放言する「共産党の脅威」など全く馬鹿げた話です。そもそも一部ウヨも本気ではなく「故意の誹謗」でしょうが。


東アジアの平和構築へ 東南アジア3カ国 発見と感動の9日間/志位委員長が新春緊急報告

志位
 在日ベトナム人労働者の問題でも話し合いました。
 ベトナム人労働者の問題では、実は5年前のベトナム訪問のときに、グエン・フー・チョン*2書記長に、この問題に取り組んでいくという約束をしました。その後、日本共産党国会議員団がこの問題を重視して取り組んでおり、調べてみたら2019年以降で37回も国会質問で取り上げているんです。不当な大企業による雇い止めの是正を指導させたり、コロナ危機のもとで実習生への給付金支給など、生活支援が行き渡るよう要求するなど、わが党の国会議員団は頑張っています。そういう話を先方に伝えました。
 技能実習制度の「国際貢献」という建前が成り立たなくなっており、実態は、低賃金と重労働などで人手不足が深刻な分野への外国人労働者の活用が意図されており、技能実習制度は廃止し、日本で働くことを希望する外国人に労働者としての権利を保障する制度へと、抜本的な見直しを求めていることをチョン書記長にも直接伝えました。

 ひとまず紹介しておきます。

*1:1949年の中華人民共和国建国のこと

*2:ハノイ市党委員会書記、国会議長、国家主席等を経てベトナム共産党書記長