新刊紹介:「前衛」2024年4月号

 「前衛」4月号について「興味のある内容」のうち「俺なりに何とか紹介できそうな内容」だけ簡単に触れています。「俺の無能」のため「赤旗記事の紹介」でお茶を濁してる部分が多いです。
特集「能登半島地震・被災者支援と復興の課題」
能登で生きていく希望もてる政治を:被災者の実態、要求に即した迅速な支援強化を(藤野保史*1
◆「助かった命を守る」:被災者によりそい、声を政治に届ける、苦難解決へ日本共産党の役割発揮に全力(秋元邦宏*2
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。

29回党大会/被災地の思い 胸に/募金に感謝 引き続き支援を2024.1.16
 党大会の会場で、党石川県委員長の秋元邦宏さん(68)と元党金沢市議の近松美喜子さん(70)に聞きました。

能登半島1.1地震/3.11の教訓は生かされたか/国は「住民が主人公」の支援を/共同支援センター責任者 藤野保史さんに聞く2024.3.11


北陸電力志賀原発東京電力柏崎刈羽原発は再稼働してはならない:うきぼりになる危険性、廃炉こそ(立石雅昭*3
 「志賀原発の停止」について「原発の危険性が改めて示された」として脱原発が主張されていますが、小生の無能のため詳細な紹介は省略します。


◆切迫する気候変動の危機 温室効果ガスの削減は待ったなし:再生可能エネルギー100%への本格的転換が急務(和田武*4
(内容紹介)
 気候危機を打開する日本共産党の2030戦略│2021総選挙政策│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会のような本格的な対策が主張されていますが小生の無能のため詳細な紹介は省略します。


◆混乱が続くインボイスは廃止を(村髙芳樹)
(内容紹介)
 赤旗の記事で代替。
主張/混乱インボイス/現場に苦難強いる制度なくせ


特集「外国人の権利と入管・就労をめぐって」
外国人労働者受け入れの経緯と課題(鈴木江理子*5
◆入管をめぐる諸問題と真の「改正」(児玉晃一*6
◆深刻化する難民・仮放免者の貧困:外国人困窮者支援の現場から(稲葉剛*7
(内容紹介)
 ネット上の記事紹介で代替。
「技能実習制度」の再考を - 鈴木江理子|論座アーカイブ
 なお、新刊紹介:「経済」2024年4月号 - bogus-simotukareのブログでも「同様の特集記事」を俺なりに紹介しました。


◆ライドシェア解禁とタクシー不足問題:いのちを守る規制と地域公共交通の構想こそ必要(髙城政利*8
(内容紹介)
 ネット上の記事紹介で代替。
赤旗
タクシー運転者の雇用守る/「規制緩和」転換を/自交総連委員長 高城正利さんに聞く2020.4.23
自民・維新迫る「ライドシェア」解禁/無責任に安全性強調2023.11.6
主張/ライドシェア解禁/公共交通への信頼損なわれる2024.1.25
メディアが報じないライドシェアの重大リスク…「日本は遅れている」と導入をあおって得をするのは誰か | PRESIDENT WOMAN Online(プレジデント ウーマン オンライン) | “女性リーダーをつくる”2023.12.13


◆検証・小池都政八年:財界ファーストがもたらしたもの(末延渥史)
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。

市民の声聞かない小池都政 共闘実らせ都知事変えよう/都民集会 小池書記局長の決意表明2024.1.26
 小池都政の問題点は第一に「経済界ファースト」、第二に「都民の意見を聴かない」、第三に「都民の暮らしに無関心」ということです。こんな都政を続けるわけにいきません。
 「経済界ファースト」の典型が神宮外苑再開発です。事業者の三井不動産主導で100年の歴史を重ねた自然と文化が台無しにされようとしています。都と森ビルが進めた麻布台ヒルズのマンション最上階の販売価格は200億円。普通の都民が住めない超富裕層のための「東京大改造」です。羽田空港の新ルートも外環道も、経済界の要求に応えたものです。
 「都民の暮らしに無関心」という姿勢が一番深刻です。小池知事の発想は「少子化は国力を低下させるから何とかしなければ」というもので、都民に寄り添っていません。そのため高齢者、障害者の暮らしや中小零細業者への支援には前進がありません。昨年12月議会に提出した補正予算では、物価高騰対策は全額国の予算だけで、都独自の財源は一円も出しませんでした。


◆独立警察監視機関創設に向けて:警察の不当な「捜査・職務執行」に対する民主的コントロール(茶畑保夫)
(内容紹介)
 ネット上の記事紹介で代替。

国家公安委員会制度等の改革についての緊急提案2000年3月30日
2,監察機構を警察から分離し、国家公安委員会のもとにつくる
 警察の一連の不祥事件のおおもとには、警察にはびこる独善性や秘密主義、不正・腐敗をおおい隠す隠ぺい体質があります。警察庁がおこなうなれあいの内部監察では、それを摘発できないのは当然であり、警察庁から分離・独立した監察制度を創設します。
(1)国家公安委員会に直属の監察委員会(仮称)をもうける
 国家公安委員会の直属機関として、警察から独立した監察委員会(仮称)をもうけ、警察庁と警視庁、道府県警察本部、および警視正以上の幹部職員、重要案件についての監察をおこなうようにします。
 監察委員長をふくむすべての監察委員は、警察官以外から起用します。監察委員の過半は、法曹資格を有するものとし、監察委員および委員を補佐する職員についても、警察庁との人事交流を禁止します。

66、司法・警察(2021総選挙/各分野政策)│各分野の政策(2021年)│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会
 警察の一連の不祥事件のおおもとには、警察にはびこる独善性や秘密主義、不正・腐敗をおおいかくす隠ぺい体質があります。警察庁都道府県警察の内部監察ではこの体質にメスを入れることができないのは当然です。監察制度を警察庁から分離・独立させ、国家公安委員会の直属機関として監察委員会(仮称)をもうけ、警察庁と警視庁、道府県警察本部、および警視正以上の幹部警察官、重要案件についての監察をおこなうようにします。
 監察委員長をふくむすべての監察委員は、警察官以外から起用します。監察委員の過半は法曹資格を有するものとし、監察委員および委員を補佐する職員についても、警察庁との人事交流を禁止します。

心あつめて 日本共産党新事務所建設独立警察監視機関研究者・元京都府参与 茶畑保夫さん党の躍進を心の底から願って/日本共産党大阪府委員会2022.4.30
 私は今、政権幹部街頭演説へのヤジを法的根拠もなく実力排除したり、選挙にまで直接介入する警察を民主的にコントロールする独立警察監視機関の研究をしています。


◆論点「イスラエルのガザ猛攻に国際司法裁がジェノサイド防止を命令:停戦への弾みとなるか」(坂口明*9
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。
集団殺害防止 イスラエルに命令/国際司法裁 南ア「実行に停戦必要」2024.1.28
主張/集団殺害防止命令/イスラエルは司法判断に従え2024.1.28


メディア時評
◆テレビ「テレビ山口労組のストライキ」(沢木啓三)
(内容紹介)
 ネット上の記事紹介で代替。

テレビ山口労組が31年ぶりのストライキ 放送を一部休止 山口 | NHK | 働き方改革2023.11.16
 テレビ山口労働組合は、冬のボーナスなどをめぐって経営側との交渉が決裂したとして15日から31年ぶりとなるストライキに入りました。
 会社や関係者によりますと、団体交渉で、組合側が物価高などを背景に冬のボーナスで処遇の改善を要求したのに対し、経営側は業績の悪化を理由に去年よりも減額すると回答し、交渉が決裂したということです。
 また組合側は、退職者数と採用数が釣り合わず若手を中心に業務の負担が増えていることなどを挙げて労働環境の改善を訴えましたが、経営側から納得のいく回答が得られずストライキの実施を決めました。

労組と会社合意、更なるスト回避 tysテレビ山口 /山口 | 毎日新聞2023.12.2
 「tysテレビ山口」(山口市)の労働組合が、冬のボーナス引き下げに応じられないとして11月に48時間のストライキをした件で、同社と組合側が2次回答で合意したことが同社への取材で判明した。ボーナスの額を1次回答よりも引き上げることで合意したという。2022年冬よりは減額された。


ジェンダー覚書:The personal is political「広がるパートナーシップ制度がもたらすもの」(武田恵子
(内容紹介)
 パートナーシップ制度の広がりが裁判所の判断などに影響を与えていることが肯定的に評価されている。

同性カップルも「法的保護の対象」 最高裁で確定:朝日新聞デジタル2021.3.20
 同性カップルも、異性の事実婚と同じように民法上の保護に値する。不倫をめぐる賠償の是非が争われた裁判で、そんな司法判断が確定した。最高裁第二小法廷(草野耕一裁判長)が17日付の決定で、不倫した被告の上告を退けた。
 日本では法律上、同性同士の結婚は認められていないが、独自に認証する自治体は増えている。同性カップル法律婚に準じる関係だと位置づける判断が最高裁で確定したのは初めてとみられる。
 原告の30代女性は2009年に相手女性と交際を始め、同性婚を認める米ニューヨーク州で14年に結婚。相手女性は出産を望み、SNSで知り合った男性(のちに女性に性別変更)から精子提供を受けた。その後に男性と不倫して破局し、原告は相手女性に約310万円の賠償を求めた。
 一審・宇都宮地裁真岡支部は「自らの意思で婚姻届を出していない異性の事実婚と比べ、結婚できない同性カップルの法的保護を否定する理由を見いだしがたい」と指摘。二審・東京高裁は2人が約7年同居し、日本でも披露宴を開いて法律婚と同様の関係を築こうとしていた点などから「婚姻に準ずる関係」と認めた。いずれの判決も、相手女性に110万円の賠償を命じた。(阿部峻介)

犯罪被害者の遺族給付金、同性パートナーも対象か 最高裁が初判断へ:朝日新聞デジタル2024.1.17
 同性パートナーが、犯罪被害者等給付金支給法(犯給法)に基づいて遺族に支払われる給付を受けられるかが争われた訴訟の上告審で、最高裁第三小法廷(林道晴裁判長)は17日、当事者双方の意見を聞く弁論を3月5日に開くと決めた。最高裁の弁論は二審の判断を変えるのに必要な手続きで、「同性パートナーは支給対象外」とした二審判決が見直される可能性がある。


文化の話題
◆美術「能登半島地震の被害とアート」(朽木一)
(内容紹介)
 ネット上の記事紹介で代替。

最涯の芸術祭の舞台も被災 「ネットワークが生きる」と北川フラム氏 [能登半島地震]:朝日新聞デジタル2024.1.16
 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市では、豊かな自然の中でアートを見せる「奥能登国際芸術祭」が2017年から開かれてきた。昨秋に3回目が開かれ、終了後も約20件が常設作品として残された。芸術祭を手掛ける総合ディレクターの北川フラムさん(77)は「芸術祭を訪れた人々が、被災地へ心を寄せていることは大きい」と話す。

「時を運ぶ船」無事だった 奥能登国際芸術祭の人気作品 さいはてアートに復興の光|社会|石川のニュース|北國新聞2024.2.1
 珠洲市で開催された奥能登国際芸術祭(北國新聞社特別協力)の常設作品「時を運ぶ船」は能登半島地震の揺れに耐え、美しさを保っていた。無傷で残った「さいはて」のアートに、復興への背中を押してくれる力を感じた。(社会部・巻山彬夫)


◆音楽「指揮者カーチュン・ウォンの視点」(小村公次)
(内容紹介)
 ネット上の記事紹介で代替。

日本フィル首席指揮者、カーチュン・ウォン始動 日本人作曲家作品をプログラムに - 産経ニュース2023.12.23
 シンガポール出身の若手指揮者、カーチュン・ウォン(37)の日本フィル首席指揮者としての活動が今シーズンから始まった。今秋のプログラムでは小山清茂外山雄三ら日本人作曲家の作品を取り上げた。
 11月には小山清茂の「管弦楽のための木挽歌」、12月は外山雄三交響詩「まつら」と伊福部昭「オーケストラとマリンバのための《ラウダ・コンチェルタータ》」を取り上げた。
 伊福部は映画「ゴジラ」の作曲家で映画ファンらには有名だが、日本のオーケストラではあまり演奏されない。
 首席客演指揮者を務めるドレスデン・フィルでも来年2月18日、今年1月に日本フィルで演奏した伊福部の「シンフォニア・タプカーラ」を演奏する。
「日本人の作品だから日本で演奏するのではありません。この曲を演奏したいとインスピレーションを受けるのです。他にも芥川也寸志黛敏郎武満徹らはヨーロッパのイミテーションではない見事な曲を書いています。日本はアジアの中で最も早く西洋文化を自分のものとして大々的に取り入れた国です。これからも日本人作曲家の作品の研究を日本フィルと進めたい」と話す。

*1:日本共産党政策副委員長(幹部会員兼務)。元衆院議員

*2:日本共産党石川県委員長

*3:新潟大学名誉教授。著書『地震列島日本の原発』(2013年、東洋書店)等

*4:立命館大学名誉教授。著書『飛躍するドイツの再生可能エネルギー』(2008年、世界思想社)、『環境と平和』(2009年、あけび書房)、『脱原発再生可能エネルギー中心の社会へ』(2011年、あけび書房)、『市民・地域主導の再生可能エネルギー普及戦略』(2013年、かもがわ出版)、『再生可能エネルギー100%時代の到来』(2016年、あけび書房)等

*5:国士舘大学教授。NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」(移住連)共同代表理事NPO法人多文化共生センター東京理事等を歴任。著書『日本で働く非正規滞在者』(2009年、明石書店)、『新版・外国人労働者受け入れを問う』(共著、2019年、岩波ブックレット)、『入管問題とは何か:終わらない〈密室の人権侵害〉』(共著、2022年、明石書店)等

*6:弁護士。著書『難民判例集』(編著、2004年、現代人文社)、『入管問題とは何か:終わらない〈密室の人権侵害〉』(共著、2022年、明石書店)等

*7:つくろい東京ファンド代表理事立教大学特任准教授、「住まいの貧困に取り組むネットワーク」世話人生活保護問題対策全国会議幹事、「いのちのとりで裁判全国アクション」共同代表等を歴任。著書『ハウジング・プア』(2009年、山吹書店)、『生活保護から考える』(2013年、岩波新書)、『鵺の鳴く夜を正しく恐れるために:野宿の人びととともに歩んだ20年』(2015年、エディマン)、『貧困の現場から社会を変える』(2016年、堀之内出版)、『閉ざされた扉をこじ開ける:排除と貧困に抗うソーシャルアクション』(2020年、朝日新書)等。個人サイト稲葉剛公式サイト

*8:自交総連(全国自動車交通労働組合総連合会)書記長

*9:著書『国連』(1995年、新日本出版社