今日のロシアニュース(2024年9月25日分)

対露強硬派のチェコ大統領がウクライナ領土の占領容認論 「一時的に一部が」 - 産経ニュース

 チェコのパベル*1大統領は、米紙ニューヨーク・タイムズ電子版が23日報じたインタビューで、ウクライナは「一時的に、一部領土がロシアの占領下に置かれること」を受け入れる必要があると述べた。
 ロシア寄りのハンガリーのオルバン首相が欧州の結束を乱しているのに加え、侵略の長期化による支援疲れが至るところで高まっていると指摘。ウクライナは各国からの支援や全領土の奪還という目標について「現実的になる必要がある」と述べた。

 過去には

ロシアと戦うウクライナにチェコが砲弾80万発? なぜ支援に奔走?東西冷戦「プラハの春」の苦い記憶 | NHK | WEB特集 | チェコ
 ことし2月、チェコのパベル大統領の発言が大きな注目を集めました。
 国際シンポジウムの場で突如「ウクライナにすみやかに送ることができる砲弾80万発がある」と明らかにしたのです。

チェコ、ウクライナに砲弾を引き渡し 第1弾は数万発か [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル
 チェコは弾薬不足に苦しむウクライナを支援するため、欧州外の第三国の在庫を購入するなどして供給する仕組みづくりを主導。各国から資金を集め、砲弾80万発を調達する計画を立てている。このうち、第1弾がこのほどウクライナに搬入されたという。

と言う報道もあるし、パベルは「ハンガリーのオルバン首相(2010年から首相)」のような親露ではないと思います。そうした国からこうした声が出るのはやはり支援疲れでしょう。今年2月にウクライナ支援をぶち上げたのに、9月末にロシア融和論とは随分と「急変」の気もしますが、「2月の計画」が上手くいかなかったのか?。


ロシアとの戦い「終わりに近づいていると思う」 ゼレンスキー大統領“ウクライナ強化”の重要性訴え | TBS NEWS DIG
 上で紹介したパベル発言を考えればとても「終わりに近づいてる」とは思えないし、「終わりに近づいてる」のに「支援強化」を訴えるのも変な話です。
 支援疲れに配慮して「終わりに近づいてる(だから支援してくれ、支援は小規模で済む)」と言ってるようにしか見えません。

*1:チェコ参謀総長NATO軍事委員長等を経て2023年から大統領