7月24日発売の月刊Hanada9月号に、渡辺京二『神風連とその時代』についての論考を寄稿しました。|三浦小太郎
Hanada編集部も、おそらく売り上げにはまったく貢献していない私の文章をよく連載してくれているなあ
死ぬまでに何とか3冊は書きたいテーマがあって、それだけは実現したいし、その意味でこうして発表の場を与えてくれる雑誌には常に感謝しております。
そんなことよりこの記事タイトルなら「渡辺京二*1や神風連」について説明したらどうなのか(苦笑)
白浜久さん、天国へ・『6月の雨』は堕胎を正面からうたった問題作にしてあまりにも美しい名曲|三浦小太郎
モッズ*2の初期メンバーでもあり、ARBでも活躍した白浜久さんが天国に旅立たれました。ロック好きの方でなければあまり聴かれたことはないかもしれませんが、この人はすごいミュージシャンというか、「芸術家」だったと思ってます。
正直、日本のロック界がこのような人をもっと生かせる、売れるシステムを持っていたらなあと思わずにはおれません
自分が嫌ってる個人や団体の不振(例えば選挙での共産など左派政党の不振)は「社会に支持されない彼らの努力不足」と悪口する一方で、今回の白浜氏のような「三浦が好きな人物や団体」については、このように「こんな立派な団体や個人が無名なんて日本社会はおかしい」と言い出すのだから三浦もいつもながらデタラメな男です。
なお、
白浜久 - Wikipedia参照
2011年、TBS系テレビアニメ「輪る(まわる)ピングドラム」の挿入歌にARBの「Rock Over Japan」(白浜久作曲)、挿入歌およびEDテーマに「灰色の水曜日」(石橋凌*3・白浜久作詞 / 白浜久作曲)が使用される。
2017年、テレビアニメ「輪るピングドラム」に提供した楽曲がパチスロに採用される。本人は自身のブログで「ギャンブルやサラ金などの宣伝等に自分の楽曲は使われたくない」として関係者が事後報告で伝えた事に苦言を呈している。
2019年、榎本高、西川貴博、多田暁、扇田裕太郎らを率い白浜久プロジェクト始動。7月26日、白浜久プロジェクトでフジロックフェスティバル2019に出演。
なので、三浦は白浜氏をあまりにも「不遇の人間」として描きすぎでしょう。
「6月の雨」という曲があり、日本のロックに限らずポップス全体でも、堕胎というテーマをこれほど真正面からうたった作品はないのでは。
というのは根拠レスの三浦の決めつけに過ぎません。
かつ
「不幸な若者の叫びが(ボーガス注:病院の?)ドアを叩き始める」
「夏が終わり(ボーガス注:中絶された?)20万の命に気付く頃無責任な子供達は俺じゃないと言うさ」
「(ボーガス注:中絶された胎児という?)何ダースもの不幸が(ボーガス注:中絶が行われた?)冷たい部屋に取り残されて白い影に怯える」
「(ボーガス注:中絶の?)麻酔が切れ、目が覚めても悪夢は続くだろう」
という「6月の雨」は「中絶を真正面から歌った」といえるのか。
中絶を連想させる言葉「20万の命」「麻酔」等という言葉がある物の、「中絶」を意味するそのものズバリの言葉はなく「この歌詞」から中絶を連想するには「一定の想像力」が必要です。
かつ「中絶は不幸」と白浜氏が思ってるらしいことは分かりますが、「6月の雨」からはそれ以上のことは何も分からないでしょう。
中絶を女性の権利として認めない場合は勿論、認める場合でも「胎児」「女性の身体」にとって不幸と認識してるでしょうし、だからこそ「中絶の権利」論者も「ピルなど妊娠防止の重要性」を主張しますので、「6月の雨」の歌詞が三浦が礼賛するほど素晴らしいとは俺は全く思いません。
なお、
白浜久 - Wikipedia参照
大学卒業後、法務教官として就職し、非行少年の教育を行う。
とのことなのでこの「6月の雨」の「中絶」は「法務教官時代に出会った非行少年のこと」かもしれませんね。
*1:1930~2022年。著書『逝きし世の面影』(2005年、平凡社ライブラリー)、『北一輝』(2007年、ちくま学芸文庫)、『維新の夢』(2011年、ちくま学芸文庫)、『日本近世の起源』(2011年、洋泉社新書y)、『神風連とその時代』(2011年、洋泉社新書y→2026年、中公文庫)、『ドストエフスキイの政治思想』(2012年、洋泉社新書y)、『もうひとつのこの世:石牟礼道子の宇宙』(2013年、弦書房)、『近代の呪い』(2013年、平凡社新書)、『私のロシア文学』(2016年、文春学藝ライブラリー)、『死民と日常:私の水俣病闘争』(2017年、弦書房)、『幻影の明治:名もなき人びとの肖像』(2018年、平凡社ライブラリー)、『私の幕末維新史』(2025年、新潮選書)、『私の明治時代史』(2026年、新潮選書)等。なお三浦には、『渡辺京二』(2016年、言視舎)、『渡辺京二論』(2024年、弦書房)の著書がある。
*2:1983年、「激しい雨が」が、マクセル『UD I』のCMソングに使用された。1984年には、TBS系ドラマ『もう高校はいらない!』のエンディングテーマに「バラッドをお前に」が使用された(THE MODS - Wikipedia参照)
*3:ロックバンドARBのボーカルだったが2006年3月に脱退を表明し、現在は俳優活動に専念している。1986年に映画『ア・ホーマンス』『ボクの女に手を出すな』でキネマ旬報新人男優賞を受賞(石橋凌 - Wikipedia参照)