「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート73(追記・訂正あり)

【最初にお断り】
 某女史について批判*1したところはてなを通して「某女史の馬鹿さに突っ込む1〜6」なる文章に某女史が恐怖感を感じたという抗議を受けた、正当な抗議と考えたので強制プライベートにする、それが嫌なら削除しなさいというご連絡がありました。実は小生、このご連絡に気付かず*2、強制プライベートに気付き慌ててはてなに問い合わせ「以前連絡した」というおしかりを受けた次第です。
 争うと言う道もありますが「勝てる保障はない」ですし、こんなことでもめるのもばからしいと思い基本「某女史」について触れた部分は削除します(突っ込むシリーズは名指しで非難されたので削除しましたが女史は突っ込むシリーズ以外も不愉快なようです)。ただ一部については伏せ字対応もします。
 女史のお名前でググってヒットしなければそれなりに満足なのかなと思うし、はっきり言って「(いちいち確認が面倒だから)誹謗発言をした奴は私に触れた文章は全て削除しろ」というのは無茶でしょう。はてなメールを小生が理解した限りはシリーズ以外も『私に触れた文章は原則削除して欲しい』ということのようです。伏せ字も駄目だと言われたら削除するかも知れないですけどね。正直、はてなから撤退しようか、ココログとかに移ろうか、とすら思いつつある(別に何でもいいんですが「はてなからの引っ越し」でググったらすぐヒットしたのがココログなので)。
 また今後は某女史についてはノーコメントですね。いきなりはてなにプライベートモード要請をするような「敵認定した人にはいきなり言論弾圧まがいの行動に出る人(まずは訂正を当人に求めるのが筋じゃないんですかね?)」は関わり合いたくないですね。mccrearyさんの「某女史についてはこれ以上コメントしたくない」という感想は全く正しかったわけです。


■7月28日 守る会関東学習会のお知らせ
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01001

南さんは朝鮮学校問題でも、脱北帰国者の立場から本質を突いた朝鮮学校批判をしてこられました。

 また朝鮮学校に誹謗中傷かよ。単に「脱北経験だけ語ればいい」のにバカというか「見下げ果てた屑」というか。


■かるめぎ100号目次に大笑い

http://hrnk.trycomp.net/karumegi.php?eid=00084
特別決議 在特会の主張と行動はもはや容認できない

今頃そんな決議かよ。在特会が問題行動始めたのは何時だよ。遅いんだよ。「マスコミが在特会の問題を取り上げたり、警察が逮捕したり、安倍ですら批判したりして、在特会をスルーしたり擁護したり出来なくなって渋々」ってのが見え見えじゃねえか。いつまで経っても何もしないよりはマシだが「出し遅れの証文」って言葉知ってます?
なおこれについては「萩原遼氏が反在特会の動きを始めたことについて賛否両論」(http://togetter.com/li/520333)を紹介しておきます。
 俺は勿論、山下歩氏、高林敏之氏、河津聖恵氏のように「とても手放しで萩原を評価できない」「萩原の在特会批判を評価する場合でも萩原の朝鮮学校差別を批判しないのではおかしい」という萩原批判に同感です。萩原を絶賛するbcxxxは論外です。
 繰り返しになるけど大体批判が遅すぎだろ。

パプアニューギニア国の教育プロジェクトに参加して④:守る会会員 菅原民生

 「パプアニューギニア」などという全然、会の活動に関係ないことを載せる神経がわかりませんね。


脱北者20人、ラオス経由で韓国入りか そして救援活動は今日も続く
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01000

韓国外交部(省に相当)は今回脱北者20人が韓国入りしたかどうかについて「コメントできない」としている。

 まあ20人の件を大騒ぎすると今後の脱北者保護に影響が出かねませんからね。当然の措置でしょう。

救援募金のお願い
救援費用35万円が不足しています。

 35万円くらいお前らが身銭切れよ。「1人1万円×35人」程度の事も出来ないのかよ。守る会って「1人1万円出すのも苦しい貧乏人揃い」なの?。それとも「守る会って35人未満の団体」なの?
 これが「1億円足りないんです」ならともかくたかが35万円ではなあ。
 まあ、「1億円足りないんです」でも募金する気ないけどな。「朝鮮学校を無償化除外しろ」とか「寺越武志さんを拉致認定しろ」とか馬鹿なことばかりほざく連中に献金する気には全くならないですね。金が勿体ない。


北朝鮮最新情報 :60年前の北朝鮮捕虜「今こそ北への幻想捨てるべき」 
http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00301
 俺は日本人で訪韓経験もないので向こうの事情はわかりませんが、普通に考えて、ヨンビョン島砲撃事件とかの後で、今時誰も北朝鮮に幻想なんか持ってないでしょうよ。まあ、「太陽政策で平和的に統一」というのはウヨ連中にとっては「北朝鮮に甘い幻想」に見えるのかもしれませんが「制裁で打倒」「軍事力で打倒」の方が幻想でしょ。そんなリスキーなことが出来るわけないでしょうに。


■中国軍当局「国軍捕虜が脱北すれば韓国行きを支援」 ・・・では脱北者は?
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00999
 国軍捕虜ってのは「朝鮮戦争での韓国軍捕虜」です。で普通の人間だったら「一歩前進」と喜ぶと思うんですが反中国極右の三浦は「そんなんじゃ足りない」と因縁つけるわけです。どうしようもないバカ。

彼らは朝鮮戦争で、韓国を守るとともに、悪しき全体主義体制*3からアジアの自由と民主主義を守ってくれた兵士なのですから、本来は日本の私たちももっとこの問題に関心を持つべきでした。

捕虜の帰還ってそういう話じゃないと思うんだけどね。
「悪しき侵略戦争・太平洋戦争、日中戦争なら日本軍の捕虜や兵の遺骨がどうなろうと構いません」とか「悪しき侵略戦争・第二次大戦を起こしたドイツ軍の捕虜や兵の遺骨がどうなろうと構いません」って話じゃないんだから。

本来の大韓民国憲法からすれば、脱北者も韓国国民なはずです。

 そんなん「北朝鮮にとっては韓国も領土」「中国にとっては台湾は領土」並みのフィクションだろ。何で「脱北者は難民」と言う普通の言葉が書けないかね。
【追記】
コメ欄でid:Bill_McCrearyさんが「北朝鮮も国連加盟してるのに何馬鹿なこと言ってるんだか」って言ってますがそういうことですよね。欧米諸国も日米除けばほとんどの国が国交があるし。

中国が朴大統領を「立志伝的な人物」と評価するのなら、その父の朴正煕大統領に対し中国がかってどのような態度を取っていたか

そんなん朴クネ大統領へのリップサービスに決まってるだろ。バカか、手前。ま、それはともかくよく考えたら「立志伝的な人物」ってのは「歴史に名を残す人物」って意味だから「朴チョンヒ政治については何の評価もしてない」んだよな。韓国大統領のような大物政治家になればそれだけで「立志伝的な人物」だからな。
 そう言う意味では「三浦がおそらく大嫌いな」トウ小平*4金日成*5も「立志伝的な人物」だし。
 さすが中国は言葉の使い方がうまいというか何というか。

確かに強権政治ではありましたが韓国を発展される基礎をつくった朴正煕

本当に「右の独裁者には甘い」のな、三浦と「自称アンチネトウヨid:noharra君も入ってる守る会は。
「左の独裁者」トウ小平には「確かに強権政治ではありましたが改革開放で中国を発展される基礎をつくったトウ小平」なんて一言も言わない癖に。


■光射せ 11号発行のお知らせ
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00997

【特集2 朝鮮学校補助金を全面停止せよ】

 予想はしてたが、また朝鮮学校差別か。げすいなあ。本当にホームラン級の屑だな。死ねばいいのに。
 こんな屑団体に入りながら「僕は朝鮮学校無償化については意見保留です」とほざけるid:noharraには心の底から呆れるよな。

神戸講演 おかしいぞ! 兵庫県!! 朝鮮総連の釤虚像釤におびえて毎年一億数千万円も与えるとは
 守る会名誉代表・萩原遼

 おかしいのは兵庫県じゃなくて手前の脳みそだろ、萩原遼
 別に怯えてねえっての。怯えるほどの政治力があったら橋下とか各地の県知事が補助金カットしねえっての。むしろ各地の県知事が手前らウヨに怯えて補助金カットしたり、手前らウヨに怯えて民主党は無償化適用が出来なかったんじゃねえか(怯えたのではなく積極的に差別した屑政治家も勿論いるが。橋下や石原がそうだろう)。話をあべこべに描くんじゃねえよ。
 むしろ怯えるほどの政治力があったら裁判闘争とかして苦労しねえっての。
 お前ら屑と違って兵庫県知事以下、兵庫県庁の皆さんには常識と良心があるんだよ。兵庫県は今後もその態度で頑張って下さい。しかし本当に萩原はウヨの宣伝塔になって恥ずかしくねえのか。さすが「共産党を除籍される」「根拠もないのに金日成暗殺説を唱える」屑だけのことはある。老害はとっとと死ねよ。本当、中越戦争取材で死んだ高野功・赤旗記者のかわりに萩原のバカが人民解放軍の銃弾くらって死ねばよかったのに。

レンブルグの『雪どけ』 ノンフィクション作家 萩原遼

 エレンブルグとか朝鮮問題にかけらも関係ないだろ。ま、「朝鮮学校補助金を出すな」なんて差別文を書くよりはマシだろうが。

安倍政権に期待すること
 福井県立大学教授、拉致被害者を「救う会」副会長、国家基本問題研究所企画委員
 島田洋一

 よりによって島田なんかに紙面やるなよ。あいつは産経文化人の中でも特にたちの悪いゲス野郎じゃねえか。普通の産経文化人が「100段階評価」で「10や20」だとしたらあいつはぶっちぎりの1桁台だぜ。あいつに勝てるのって河添恵子ぐらいじゃねえの?
【追記】
なお、島田がどんな内容の文章を書いたかは島田本人がエントリ『北朝鮮人権問題のオピニオン誌『光射せ!』最新号発刊 』(http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3101800/)で全文引用しています。
 この島田論文については別途『「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(4/10分:島田洋一の巻)(追記・訂正あり)』(http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3101800/)にて突っ込みます。こんな島田の非常識な文章を載せられる三浦小太郎もいい度胸です。とはいえ、島田の文章は中国、北朝鮮レジームチェンジ(体制打倒)のみ唱え「河野談話なんか撤回しろ」だの「靖国参拝して何が悪い」だの書いてないのは「右でも左でもない」と中道ぶる三浦から「レジームチェンジ論以外書かないで欲しい」と頼まれ、それに配慮したからかもしれません。だとしたら随分と島田も常識があるもんです。
 てっきり「俺の書きたいように書かせろ、それが嫌なら掲載拒否で結構」とか言い出すかと思ったんですが。「レジームチェンジ論以外は国基研や正論で書けばいいや」と思ったんでしょうか。まあ、島田が「穏健保守や中道、左派どころか」、荒木和博や西岡力など「救う会仲間」と比べても極めて異常であることは明白で三浦も「僕らは極右ではない」と偽装したいなら、島田ではなくせめて荒木や西岡でも使うべきだと思いますけどね。まあ、レジームチェンジ論なんか載せる時点で三浦はまともじゃないですし、三浦の雑誌に出てくる執筆者はそのほとんどが「聞いたことのない無名人」か「極右(今回の島田))」か「守る会のお仲間連中(名誉会長・萩原遼や会長・山田文明)」と言う広がりのなさですが。

北朝鮮による拉致の可能性のある人は八六八人と警察が公表
 救う会徳島・会長 陶久敏郎 

特定失踪者なんか拉致じゃねえっての。しかも警察はその数を後で864人に下方修正してるだろうが。

富士山丸事件から尖閣漁船衝突事件まで配慮ばかりの日本外交から脱却せよ!
 守る会会員 山田喜弘

おいおい。富士山丸事件で配慮しなかったら抑留された人間が殺されかねないだろうが。
それと尖閣漁船事件なんか北朝鮮とかけらも関係ないだろうが。
なお、山田喜弘でググったら『良書紹介:山田喜弘著『昭和史再考』』(http://www.jiyuushikan.org/rekishi/rekishi256.html)なるウヨエントリがヒットした。このウヨエントリが紹介する右翼「山田喜弘」と守る会会員「山田喜弘」が同一人物か、同姓同名の異人かは調べようがないがもし同一人物なら「やはり守る会ってのは右翼の巣窟なんだな*6、自称アンチ右翼の守る会会員id:noharraは恥ずかしくないのかしら?。ああ、また都合の悪い突っ込みはスルーですよね。本当に屑だな。俺以外何故か、お前に突っ込まない*7からって応答しないでトンズラしても大丈夫と調子乗るのも大概にしろよ、id:noharra」と改めて言わざるを得ないな。


■書評 実録! あるこーる白書 西原理恵子 (著), 吾妻ひでお (著), 月乃光司 徳間書店(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1775
 新しいエントリをあげる暇があったら、『ちょっとケルト美術を思わせる不思議な魅力 ラビア氏来日をアイヌ芸術家がデザインで祝福』(http://miura.trycomp.net/?p=1770)コメ欄での砂沢氏の批判にコメ欄で応答したらどうなんだか。三浦は誠実性のかけらもない屑だな。

元(?)漫画家月乃光司氏が参加(読んだ印象では吾妻氏以上に深刻なアルコール依存症だったのでは。なんせ家に火をつけかかっている)

ウィキペ「月乃光司」によれば

小中学校時代にいじめられた経験を持つ。高校入学後に対人恐怖症、醜形恐怖症を患い4年間引きこもり生活を送る。20代半ばからアルコール依存症を患うが精神科病院への入院や自助グループへの参加により健康を回復し社会人として生活を送る

というから月野氏の場合、アルコール依存症(以下、アル中と呼ぶ)が深刻とかそういう以前の問題だと思うが。まあ、そこから立ち直るわけですが。
 吾妻ひでお氏というのはウィキペ曰く漫画家です。

・1989年11月〜 1990年2月に一度目の失踪。一日中酒を飲んでは寝るという生活を繰り返しているうちにうつが重くなり、山で首つり自殺をしようとしたが失敗。そのまま埼玉県入間市での雑木林でホームレス生活を始める。深夜に駅前でシケモクを拾っていたとき、警官に発見・保護された。
・1998年春までにはアルコール依存症、すなわち眠っている時以外は酒が手離せなくなるという「連続飲酒」状態になっていた。しだいに奇行が多くなりまた自殺未遂なども行う様になり、1998年12月25日、家族によって三鷹市の病院に強制入院させられる。1999年春、三ヶ月の治療プログラムを終了して退院。以後、断酒を続けている。

というのだからすさまじいですね。で吾妻氏もアル中から立ち直りこの経験を「失踪日記」なるマンガにして「第34回日本漫画家協会賞大賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第37回日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門を受賞」というのだからすさまじいですね。
 西原理恵子氏も漫画家です。彼女の場合、彼女自身ではなく元夫・鴨志田穣氏(故人)がアル中だったそうです。

治療(要するに断酒しかない)

ああ、やっぱそうなんだ。アル中になると「健全な酒飲みに生まれ変わる」ってわけにはいかないのね。

まずこれで朝酒を止めました。

 朝酒っておいおい。普通やらないぜ、そんなこと。

アルコール依存症ですでに症状が出ており、日常生活にも周囲にも支障をきたしているのに、例えば配偶者や両親、また時には周囲の「親友」「理解者」が、愛情、友情の故でしょうが。患者の起こしたトラブルの後始末をしたり、お金の面倒を見たり酒でできた借金やツケを払ってあげたり、あるいは「この人は私が支えなければ」といった、正直屋や自己陶酔的な思い込みから、患者の悪しき面を認め支えることで、かえって依存症を悪化させてしまう
・才能ある人が、表現に苦しんだり、他者との関係がうまく取れずアルコールや麻薬に走った時「あの燃え尽きた生き様がいい」とか「滅茶苦茶だけどその中にすごい才能や表現がある」みたいに美化してしまうこと。本書でも、月乃氏は、依存症だった中島らもさん、赤塚不二夫さんなどを決して美化しないでほしい、それはかえって依存症を理解する上ではマイナスになると発言しています。特にらもさんについて、依存症による奇行と、彼の本当の表現をきちんと区別して評価してほしい、と付け加えているのはもっともな発言。

・まあ、正論なんだけどね。実際難しいと思うよ。下手な対応して自殺でもされたら嫌だし。
・そして「アルコール依存症」ならぬ「歴史捏造主義依存症(日本は悪いコトしてないんだ!、南京事件慰安婦なんて捏造だ!)」に適切な対処が出来ない三浦が恥ずかしげもなく、よくこういう文章を引用できるよな。
 「歴史捏造主義依存症」も周囲に迷惑かけてるんだから批判されて当然なんだが「自虐史観」とか抜かして居直るから弱る。
 まあ、三浦自体が「歴史捏造主義依存症」だけどね。
・しかし赤塚といい、中島と言い何とかならなかったのかと言う気はします。ウィキペ読むだけでも明らかに酒が寿命を縮めてると思いますね。

アルコール依存症だったフォークシンガーの高田渡さん

ウィキペ見てびっくりしましたね。なくなったのはまだ50代だったのかと。NHKの特集番組で見たことがありますがもっと高齢だと思ってました。あれは酒が原因で老けてたんですかね。

お酒で死んだ漫画家土田世紀

ウィキペ曰く享年43歳、死因が肝硬変だそうですからね。飲酒が原因なんでしょうが何とかならなかったんでしょうか。


■ちょっとケルト美術を思わせる不思議な魅力 ラビア氏来日をアイヌ芸術家がデザインで祝福(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1770
 三浦の紹介する砂沢陣氏ですがググったところどうやら相当酷い人のようですね。一言で言えば「アイヌ人(アイヌ民族)の癖に何故か極右と一緒になって『明治以降の日本のアイヌ政策に問題はない』といい、同化政策を批判する北海道アイヌ協会などを罵倒する珍人物」のようです。彼のブログも『後進民族アイヌ』(http://koushinminzoku.blog117.fc2.com/blog-entry-124.html)などというとんでもないタイトルの代物です。以前、この『後進民族アイヌ』について三浦がメンバーの極右団体『アジア自由民主連帯協議会』がエントリ(http://freeasia2011.org/japan/archives/2230)で紹介していたので、「アイヌ専門家ではないので反論する能力はなく、当然反論する気はないが、タイトルからしアイヌに無礼の極みで許せない。どうせ低能なネトウヨが書いたんだろうが」と批判した事があったかと思いますが、まさか書き手がアイヌ人・砂沢氏だとは思いませんでした。
「明治以降の日本政府のアイヌ同化政策を擁護し、同化政策を批判する北海道アイヌ協会などに悪口雑言を吐く」砂沢氏のような人が「中国のウイグル統治は少数民族ウイグル否定の同化政策だ」と右翼と一緒に中国批判というのはたちの悪い冗談にしか見えません。
 「日本のアイヌ同化政策はきれいな同化、中国のウイグル同化政策*8は汚い同化」「ラビア・カーディルの中国批判は正当だが、アイヌ協会の日本批判は言いがかり」なんて砂沢氏のような戯言が世間に通用するわけもないでしょう。
 世界ウイグル会議やその日本支部「日本ウイグル協会」も砂沢氏のような人とつきあってもメリットはないでしょう。つうかウイグル会議やウイグル協会は「アイヌ協会を罵倒し日本による北海道近代化絶賛」の砂沢氏に「中国のウイグル統治は問題ない。ラビア・カーディルこそ民族の敵だ」という「中国支持ウイグルの姿」を見て不愉快になったりしないんでしょうか?
 もうラビア・カーディル一派は完全に日本ウヨのおもちゃにされてぼろぼろになる「拉致被害者家族会路線」「ダライラマ一派路線」に完全に突入していますよね。まあ、例の靖国参拝の時にそうした路線は既定コースだったと思いますが。
 砂澤氏の珍主張とそれへの批判は後で紹介するMukke氏のエントリをご参照下さい。小生も、まだきちんと読んでないので後でじっくり読もうかと思います。
 砂沢氏の主張がトンデモであることは誰でも感覚的にはわかるでしょうが、なかなかトンデモを論理的に批判するというのは難しいので、こういうエントリは大変いいことだと思いますね。アイヌ協会とかあるいは、アイヌ研究者とかからも砂沢批判はあるのでしょうが。
 砂沢氏など以前、「ライプツィヒの夏」のMcCreary氏*9が「社会的に影響力がないので批判する気持ちはない」と言っていた某女史並みに影響力のない人間ですが、エントリ主Mukke氏は砂沢氏がでたらめな言論で「アイヌ協会を誹謗し、日本のアイヌ政策を全面擁護する」のを見てられないという方なんでしょうね。ま、Mukke氏のおかげで、無知な俺も「砂沢氏がトンデモな人」というのが簡単に理解できるので大変ありがたいことです。砂沢氏のお父さん(ウィキペディアに寄れば砂沢ビッキなる芸術家だったそうですが)もこんな酷いアイヌ差別右翼だったのか?。それとも、お父さんが生きていたら砂沢氏に苦言でも呈するんでしょうか?(なお、Mukke氏も指摘してますし、言わずもがなですがアイヌ協会に何らかの問題(補助金の不正使用など)があるからと言って、それでアイヌ協会の有り様を批判するならまだしも、アイヌ否定論が正当化できるわけもありません。部落解放同盟がときどき「補助金の不正使用」で批判されることがあるからといって「解放同盟のありよう」を批判するならまだしも「部落差別など存在しない」といえないのと同じ事です)


【砂沢氏への批判エントリ】
Danas je lep dan.
『砂澤陣氏の論説を読んで考えた』
http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20100416/1271424203
『砂澤陣氏への応答――他者の民族的帰属を否定するということ』
http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20100418/1271593509
『砂澤陣氏の誤謬を糺す』
http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20100607/1275920935


 なお、Mukke氏は「アイヌ否定論」と言うタグを作り砂沢氏以外のアイヌ民族否定論(例:小林よしのり)も批判していますので興味のある方はそれらも読むといいでしょう。
 これが島田洋一当たりだと「日本を誹謗中傷するアイヌ協会への内部批判者・砂沢氏!」とか書いて砂沢氏のトンデモぶりをさらしてしまうわけですが、その当たり、実に三浦は狡猾ですね。
 砂沢氏の正体を知らない人間は「日本のアイヌ同化政策を批判する人(砂澤氏)が中国のウイグル同化政策批判者ラビア・カーディルに連帯してる」と「麗しい誤解」をするでしょう。何せ砂沢氏はアイヌ人ですし今時「日本のアイヌ政策に何の問題はなかった」なんて言う人は極右ぐらいしかいません。アイヌ人の砂沢氏が「アイヌ同化政策容認の極右の一人」だなんて思う人は先ずいないでしょう。しかし実は砂沢氏は「日本のアイヌ政策を全面擁護する人」なわけです。
 しかし、三浦は砂沢氏の政治的志向について何も書いてないのでそうした誤解についてあとで「私は砂澤氏の政治性については何も言ってない」と言い訳が出来る。まあ、砂沢氏の政治的志向について一言も触れないことが三浦が「砂沢の政治的主張を表に出したらまずい」と自覚していることを伺わせますが。
 いつもながら三浦とはどこまでも汚い男ですね。こんな汚い男が人権活動家ずらしてるのは醜悪の極みですし、こんな汚い男を「代表だの副代表だの」会の役員にかついで恥じないid:noharraら守る会会員もまさに屑といっていいでしょう。
 しかしid:noharra君も最初は俺の三浦批判、「守る会」批判に「反論する!」とかでかい口叩いてたのに今じゃ完全スルーですから、本当に屑ですよね。「三浦にも守る会にも何の問題もない、全てボーガス某の言いがかりとは言えそうにない」ことがわかって、都合が悪いので反論しないで逃げることに決めたわけです。これが「質問大歓迎」と自ブログに書く男のやることですよ。id:noharraはどれほど卑怯者で人間のくずでチンカス野郎なのか。
 これだけ「人間のくず」「卑怯者」「チンカス野郎」と罵倒しとけば、id:noharra君もそろそろ我慢できなくなって、何か俺に悪口でも言い出すかもね。まあ、何も言い返さずにトンズラでも別に構いませんが。当方が「ああやっぱりid:noharraって誠実さのかけらもない屑なんだ」という確信をさらに深めるだけですので。

 
【追記その1】
ま、はてなのシステムというのは同じはてなーであれば、リンクを張れば「自動トラックバック」されるようになっています(自動トラバしない設定にしない限り)。なので、Mukke氏のリンクを紹介すればあちらが自動トラバで気付き何かコメントすることはあり得るわけです。
であちら(http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20130606/1370462266)曰く小生に対し

・デムパ*10
・「右翼」を批判するために少数民族を差別するという本末転倒,あるいは笑えない冗談について
・なんというかちょっとあまりにもアレというか読んでいて怒りと吐き気に襲われたので憤怒を込めて晒す。

だそうです。あちらのエントリは書き出しからこれです。
 ま、小生も自分が「非の打ち所のないすげえ立派な人、日本人の鏡」と思うほど思い上がっておらず「変な所」は多々あるとは思います。
 とはいえ、この駄文も別にMukke氏を挑発するために書いたわけでもない。「紹介ありがとう」と別に褒めてもらえるとか褒めて欲しいとか、そんな事も思ってませんが、ここまでの罵倒は当然想定していません。
 たとえは悪いけど「米軍風俗使用奨励発言後、憤る米軍にびびる橋下」みたいな感じでしょうか(まあ、橋下のケースの場合、「俺のナイスアドバイスを何で理解してくれないんだ!(困惑)」とでも思ってるのか、米軍の怒りにびびる橋下の方が理解不能ですが)。 
 いきなりここまで罵倒されればこちらの方こそ『当惑*11に襲われ』ますが、まあ、読んでみて納得したら謝罪しますし納得できなければ反論できる範囲で反論ですね。なお、俺は少なくとも主観的には最初から「「右翼」を批判するために少数民族を差別する」なんてことはした覚えがありません。
 『右翼に政治的に利用されている砂沢氏やラビア・カーディルダライ・ラマなどの振る舞いを醜悪だと思う』『日本の少数民族差別を正当化するウヨとつるむことに彼ら少数民族は疑問を感じないのか?。政治的にベターだと思ってるのか?(勿論俺は道義的是非以前に、功利的観点からも最悪の政治的振る舞いだと思います)』と書いた覚えはありますが。
 つうことで早速読んでコメントしてみましょう。実は小心者のヘタレ野郎、打たれ弱い性格なのでエントリタイトルやタグからして敵対的というここまで罵倒調の文章を読むのは正直びびるものがあるのですが。

第一に――砂澤氏はアイヌ民族に属する人物ではない。本人は自らのことを「アイヌ系日本人」,つまり「アイヌを祖先にもつ日本民族の一員」と位置づけている。

小生が砂澤氏をアイヌ人(アイヌ民族)と書いた事への批判です。まあ、小生うかつにも砂澤氏の自己認識を気にせずアイヌ人と書きましたが、砂沢氏が自らを「アイヌ系日本人」と認識してるのならそう書くべきだったんでしょうね。とは言えここは納得いかない感情があります。
アイヌを祖先にもつ人間」が右翼とつるんでアイヌに悪口雑言というのはおかしいのではないのか、そういうことを俺は言いたかったことはあの駄文を読めばわかるような気がするのですが。そうした俺の認識は砂澤氏の自己認識によって変わるもんじゃないでしょう。

第二に――「アイヌの癖に」という物言いはまずもって差別的だし(「障碍者の癖に」「同性愛者の癖に」などというフレーズを想像してみるといい。

ええ?。俺は「同じ女性の癖に慰安婦を誹謗中傷するなんてそれでも稲田朋美は人間か」とか平気で使う人間です。でこういう用語法が別に女性差別だとは俺は思いませんが。
 あそこでの「アイヌの癖に」というのはそういう用語法ですが。
 そういう用語法なら「障碍者のくせに」「同性愛者の癖に」といって問題ないと俺は思っています。
 たとえば、うーん、いいのが思いつかないけど「身体障碍者の癖に精神病者を差別するとはどういう事か?。同じ差別に苦しむ病者ではないか」とか「同性愛者がスカトロやSM、小児性愛*12を差別するとはどういう事か?。同じ性的マイノリティではないのか」とか。

それだけではなく「アイヌ民族であるならば○○という考えを持たねばならない」という考え方を無意識のうちに押しつけている。

いや、どんな価値観を持とうと基本的に自由だと思いますが、「アイヌを祖先に持つ人間が、日本のアイヌ政策を正当化したい右翼とつるんでアイヌ協会に悪口雑言」なんてのはダメでしょ。まあ、俺の価値観ではダメだと思うだけですが。

わたしはフリー・チベットを叫ぶ人間の一人として,「右翼」の行動を嗤いたいがゆえにチベットウイグルの民族運動をこのように貶める筆致には嫌悪感をおぼえる。

 俺がおとしめるも何も実際、連中の右翼とのつきあいは「右翼以外には眉をひそめさせるもの」でしかありませんが。いわゆる「大人のつきあい」ならまだしも、「立場が弱いんだから仕方ない」「日本の事情をよく知らないんじゃないか」ですむレベルを既に完全に超えてると思いますよ。

日本社会における歴史修正主義という問題にさほど詳しくないであろうという推測

いやだから、そんなことが歴史修正主義の被害者(南京事件被害者遺族や元慰安婦など)に通用する言葉なんですか?
大体、日本人とつきあうときに「相手がどんな主張をしてるか、それは自分らの主張にとってメリットかどうか」位調べろと言いたい。とてつもなく難しいことを要求してる気はありませんが?

現在のわが国の政界でもっともチベットへの支援を訴えているのが左派ではなく歴史修正主義者であるという皮肉な事実

 単に反中国のために政治利用してるだけじゃないですか。連中は日中関係が破壊されてもいいと思ってるからそりゃ「支援」するでしょうよ。
 一方、左派は「頭がお花畑」ではなくそれなりに現実主義ですので(左派に限らず右派も極右以外はそうですが。世界的にも「チベットウイグルは極右とつるんでるのか」、それとも「日本の特異現象」なのか、どうなのか?)。
 日本の極右が主張したがる「チベット独立論」「ウイグル独立論」など現実性がないです(率直に言ってこの件で一番お花畑な主張は極右でしょう)。
 日中間の経済関係を考えれば、あまりにも無茶苦茶なことを言って中国と完全な敵対関係になれるわけもない。せいぜい「日中関係に配慮しながら苦言を呈する」位の対応にならざるを得ないでしょう。でそのくらいなら左派や「極右以外の右派」もやってるわけです。

アイヌに対して,右翼を批判する道具という以上の感情を持っているのなら,頼むから砂澤ビッキの名前くらい知っておいてくれ。

砂沢ビッキの名前を知らないと砂沢陣批判をしてはならないというあなたの価値観はよくわかりました。賛同はしませんけど。
 正直、「アイヌ当事者やアイヌ問題に取り組む行政担当官、研究者、ジャーナリストなどには失礼ながら」小生には彼らほどの強い特別な感情はアイヌにはありません。
 それを『右翼を批判する道具という感情』と表現したいのならばそうして結構です。小生的には「アイヌを知ろうが知るまいが」、「アイヌに特別な感情があろうがあるまいが」、砂沢陣氏の振る舞いは批判せざるを得ない愚行だと思っただけですが。
 ちなみに小生が知ってるアイヌアイヌの血を引く人)というと、「本多勝一氏の本で取り上げられていた萱野茂氏」「『徹子の部屋』に出演し自分がアイヌの血を引くことを語った俳優の宇梶剛士氏」ぐらいですね。

参考

萱野茂(ウィキペ参照)
 二風谷アイヌ資料館を創設し、館長を務めた。アイヌ初の国会議員(1994年から1998年まで参議院議員)。在任中には、「日本にも大和民族以外の民族がいることを知って欲しい」という理由で、委員会において史上初のアイヌ語による質問を行ったことでも知られる。

宇梶剛士(ウィキペ参照)
・母親の宇梶静江はアイヌの詩人・古布絵作家で、民族運動家でもある。この事情から母は家庭不在のことが多く、青年期まで確執があったと著書やメディア*13で自ら述べている。東京アイヌ協会名誉会長・浦川治造は叔父に当たる。
アイヌとの関わりから、北海道白老郡白老町にあるアイヌ民族博物館内でのアイヌ文化紹介VTRに進行役として出演している。また、叔父である浦川を追ったドキュメンタリー映画「カムイと生きる」のナレーションも務めている。

第二に――同じ発言をしていたのが「日本人」だとしても,あなたは同じことを言うのか? 

全く同じ発言をしていたのが日本人ならこんなことは言わないでしょうね。
ただ砂澤氏の発言と似たような構図の発言、たとえば『被爆者の子どもが、広島への原爆投下を肯定する』とか『ホロコースト生き残りの子どもが反ユダヤ主義に荷担する』なんてのを見たら同じようなことは言うでしょう。
 「お父さんもこの人と同じ価値観なのだろうか」と。

別エントリで書かれた某女史に対する評価について――氏の過剰なダライ・ラマ猊下チベットへの礼讃について,わたしは苦笑いしながら読んでいるし,氏が少しカジュアルな反中主義に甘く見えること*14も事実なので,そこを批判するのならばわたしは止めない。が,ブロガーとしての,あるいは市民としての彼女だけではなく「学者としての」彼女を問題にするのなら,中央アジア研究に対して彼女が為した貢献を無視することは許されないだろう――チベット語モンゴル語満洲語の史料を駆使して,漢語史料だけを見ていたのでは見えない「チベット仏教世界」という歴史像を実証的に提示した*15彼女の,中央アジア史や清朝*16をやろうと思う者ならば知っていなければモグリであると断言してもよいほどの業績を。

 小生は「興味関心も評価能力もどちらもない」ので、はなから女史の研究業績なんか問題にしていません。褒めてもけなしてもいない。あくまでも彼女の「市民として許されないと思う変な発言(「変な」は勿論俺個人の判断ですが)」に突っ込んでるだけです。「転生万歳なんておかしいのと違うか」などと書いた覚えはありますが。
それに対して「学者としてはすごい人」とか言ってもしょうがないでしょう。後ろの文章でMukke氏が取り上げてるネタは別に女史の研究業績とは関係ないと思いますが。

チベット・サポーターによる不確実な引用のみに頼って論じ,あまつさえそれに基づいて「邪宗」と呼んでのける――なんと笑えない冗談だ。

 ちなみにMukke氏が批判してる拙エントリは『女史の馬鹿さに突っ込む・パート2』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20130312/5643098721)だ(注:はてなを通した女史の削除要請に従い削除した)。
 それは失礼しました。「チベット・サポーターによる不確実な引用のみに頼って論じた」、ここは「うかつだった」と謝罪するほかはないように思いますので謝罪しましょう。
 しかし、いくつか醜い(?)言い訳をさせてもらえば「自称とはいえチベットサポーター」が自殺を非難する中国に対して「教義に反しない」と反論し、俺の観測範囲ではそれに対する批判が見られないというのは明らかにおかしいと思いますが。
 そして「本当に自殺がチベット仏教教義に反しない」のなら「邪教と呼んでいっこうに構わない」と俺個人は今でも思っています。

この文章を書いた人間,および読んで何の問題もないと思った人間は,二度と差別や民族問題といったテーマについて偉そうに語らないでもらいたい。「無様なチベットにワロタ」だって? どれだけの厚顔無恥さを持てば在日コリアンに対する差別を糾弾するのと同じブログでこんな文章を書けるのか。

 ちなみにこの文章と同じエントリに俺は次の文章も書いてます。

法政大学の校舎のはす向かいに警察車両がゴロゴロとまっていて、その建物はハングルで表札がでてていた。もしやと思って聞いてみたら、やはり●鮮総連だった。ワロタ。(女史のツィート)

 何がワロタなんだか。右翼である女史のことだから、警察への批判ではないんだろうな。合法組織たる朝鮮総連を警察が敵視することが問題ないと思ってるのか?。こういうことを問題視しない人間が「中国公安のチベットへの大量投入」を非難するのだからそのバカさには呆れて物も言えない。女史って単に「チベットバカ」なんだろうな。総連を警察が敵視することが問題ないと思ってるのか?

つうことで朝鮮総連弾圧を「ワロタ」と言う女史への皮肉のつもりだったのだが、かなり口が滑ったかなと今にして思う。まあ、今から削除するのも卑怯な気がするし、こういう感情を持ったことは事実なので残しておくが。

猊下の同性愛に対する態度や日本仏教(および神道)の軽視には苛立ちをおぼえる。

 同性愛に対する態度に問題があるとは知りませんでした。勉強になりました。よく批判されるカトリックのような態度なんでしょうね。

チベット仏教における転生僧という制度が,わが国をはじめとする諸国の君主制と同様に子供の自由を損なっているという批判も,もっともなものであろうと思う――わたしはそれには与しないが。

うーん、与しないんですか。

念のために言っておく――チベット仏教ダライ・ラマ猊下に対する批判を行いながら中国共産党への批判をあまり行っていないことについて,それ自体を責めるつもりは毛頭ない。誰にだって興味の偏りはある。それは人のリソースが有限である以上どうしようもないことだ。

「誰にだって興味の偏りはある。それは人のリソースが有限である以上どうしようもないことだ。」
ま、おっしゃるとおりですね。
最後に一言、「アイヌチベットについて語るな」だそうですが小生は「アイヌチベットについて語った覚えはありません」。アイヌの面汚し「砂澤氏」やチベットの面汚し「ペマ・ギャルボ」、「オウムから黒い金をもらってわびもしない人間のくず・ダライラマ」を「馬鹿な奴らだ」と罵倒した覚えはありますが(面汚し、バカは勿論俺の個人的評価ですが)。その程度の事が「アイヌチベットを語ったこと」になり「語るな」と言われるのでしたらそれには賛同できませんと言っておきましょう。今後も小生は砂澤氏やペマやダライのバカぶりを気が向いたら批判するでしょう(気が向かなければ批判しませんが)。
今のところ思いついたことをコメントすると、こんな所ですかね。


【追記その2】
Bill_McCreary氏のコメ欄でのコメントに応答してみます。

すいません、まだ私はお休み中なのですが、Mukke氏関係の記事は私も全く関係ないわけではないので、ちょっとコメントを。

なんか気を遣わせてしまって悪いです。

まずチベットウイグルもそんな無知じゃないし、Mukke氏の態度はけっきょく「見て見ぬふり」でしょう。もしほんとに連中がそこまで無知なら、ぜひMukke氏が教示してあげればいいじゃないですか。

 まあ、俺も以前、書きましたが国連が「慰安婦問題での日本の態度は問題あるよ」と勧告出したり、アメリ国務省報道官氏が橋下批判コメントしたりすることでわかるようにある程度、調べればたとえ外国人だって日本の歴史修正主義者が如何に酷いかはわかるわけです。その程度の調査能力くらいチベットウイグルにだってあるでしょう。ないとまずい。
 でそういう歴史修正主義者とつきあいながら中国批判ってのは筋が通らないし、戦術としても最悪でしょう。中国政府は「あんな奴らとつきあうチベットウイグルは当然嘘つきだ」とネガキャンするかもしれないし、あるいは「あんな奴らとつきあうようなお前らと交渉なんか出来るか!」と憤慨するかもしれない(その憤慨が1)マジで憤慨してるのか、2)憤慨はしていないが憤慨ポーズを見せないと国内のタカ派が「なぜ憤慨しない」と言って暴れるから憤慨ポーズしてるだけなのか、3)チベットウイグルの愚行にこれ幸いと憤慨ポーズで交渉を拒絶してるだけなのか、1)〜3)のどれなのかはひとまずおきます。憤慨されても仕方がないようなことをするのはただのバカでしょう)。

私たちは、女史の学問業績などなにも問題とはしていませんよね。ただブロガー、市民としての彼女の態度はとても世間で通用するものではないとは強く思います。

ですよね。女史の学者としての業績については「興味関心も評価能力もないので」論じたことはないし、それとこれとは話が別でしょう。
たとえばもしかしたら英語学者としての渡部昇一上智大学名誉教授)はもしかしたらすごいのかもしれませんけど、あの男の南京事件否定論などのトンデモ論は話になりませんよね。女史への俺の評価もそれと同じつもりです。つうかよほど歴史捏造主義者の笠原十九司氏や吉見義明氏への物言いの方が俺の女史への物言いなんぞより酷いですし(とりあえず今思いついた応答コメントはこんなところです。Bill_McCreary氏はお休み中ですので今回もIDコールは送りません)。


【追記その3】
Mukke氏のコメントに応答しましょう。

いちいち突っ込むのは面倒臭いのでこれっきりにしておきます

そうして下さるとこちらも幸いです。お互いわかり合えないんだろうなと思ってますので。小生も「今後チベットウイグルに対しあなたが不快になるような突っ込み」をすることはあるかもしれませんが、基本的に今回の件であなたとやりとりする気はこれ以上はないです。

本人の性的志向に基づいてその人の発言の方向性に介入しようとしている点において,差別です。

俺とは差別観が違うんだなあとしか言いようがないですね。なお、俺は自分の書いた言葉「アイヌの癖に」をそもそも不適切だと思ってませんが「不適切発言=差別」だとは思っていません。
 権力者の発言ならともかく、俺のような一私人の発言など、言われた側(この場合、砂澤氏)は無視することも出来るわけです。
 つうか「少数民族とか性的マイノリティとか広い意味では仲間なのに、仲間を差別するなんておかしくね?」ってのがそんなに問題ですか?

以上の文章が,「学者としての女史」に対する評価でないのなら何なのですか。

ああ、そういえばそんな事書いてましたね。しかしこれは「『在日米軍がないと中国が沖縄に侵攻する』だの市民としてあまりにも非常識なことを言う女史に対する皮肉」ですが。今覚えば悪口雑言が少し過ぎた気もしますが。
別に他人を持ち出して、自分を正当化する気もないですし、本多勝一氏は俺のようには書いておらずもっとやんわりでしたが、本多氏も以前、渡部昇一など産経文化人学者について『自分は彼らの専門業績を知らないが、あれほどトンデモなことを言って恥じない連中に専門業績など出せるのだろうかと首をひねる。』と言う趣旨のことを書いてたことがありました。

だいたい「抗議」ってここで否定されてる「否定的な感情に支配された行動」そのものじゃん。

であるなら、例の自称チベットシンパブロガー氏が「焼身自殺を奨励する気はない」と断りながらも「焼身自殺はチベット仏教の教義に反しない、中国の批判は間違ってる」と言ったりしないでしょう(勿論彼はあなたと違い「抗議意思」を「否定的感情」とは評価していません)。彼の文章は「チベットシンパ」を偽装する人間がわざとチベットの評価をおとしめることを書いてるようには見えませんし、もしそうなら、俺の観測範囲に彼への批判が見られないなんて事もないでしょう(女史も彼の存在は知ってると思いますよ。確か彼のツィートにリツィートしてましたから)。
結局、あなたのような人にも、自称チベットシンパブロガー氏にもいい顔するためにチベット側が曖昧な言葉でごまかしてるだけでしょ。

イスラームは女性の権利などの自由で民主的な価値観にそぐわない「邪宗」である,と。ゆえにイスラーム全体を邪宗として取り扱うことは正当であると。

それには賛同できませんね。大体、そういった認識はシリン・エバディ氏(2003年ノーベル平和賞受賞者)のようなイスラム女性の存在で否定できると思いますが。彼女らは現状のイスラムを全肯定してるわけでは無論ありませんが、極右のようなイスラム否定者でもないわけです。またカトリックなんかに対しても様々な理由から女性差別だという批判はあるわけですしねえ。
 かつ「邪宗であると思う」と表明することは「だから何やってもいい」と言うことを意味しません。

この信念を邪悪なものだと思うのなら御自由にどうぞ。

別に邪悪だとは思いませんよ。あなたがそう思いたければそう思えばいいんじゃないですかね。
ただ本当に「自由意思の自殺」なんてどれだけあるのか?
「人生が楽しくて毎日が明るい」のに「でも自殺する」なんて人は先ずいないでしょう。であるなら、自殺は否定され、「自殺させない努力」をみんなでしないといけない。もちろんそれは自殺者を「何故自殺した」と責めることではなく、自殺させた要因を一つ一つ潰していくことになるでしょうが。

そのことをもってわたしの文章の評価をどうこう言うのならば,わたしの文章など最初から肯定的に評価すべきではなかったのですよ。

小生は「以前は肯定的に評価していたが今回の文章で評価を改める必要を感じた」と書いた覚えはありません。今回の文にはほとんど賛同できませんが、だからといってあなたの書いた砂沢氏批判文を紹介したことが無意味だったとかそういうことは考えていません。ま、是々非々の評価ですね。
McCreary氏は「評価を改めた」云々ということ(あるいはそう理解可能なこと)をコメ欄で書いたかもしれませんが、小生への批判とMcCreary氏への批判をごっちゃにするのはいかがなもんでしょうか。またこれはあくまでも俺の理解に過ぎませんが、McCreary氏が問題にしてるMukke氏の最大の問題点は「転生についての評価」ではなく「チベットウイグル歴史修正主義とつきあう事への評価」だと思います。要するにチベットウイグルに甘すぎると。
まあ今思いつくコメントはこんな所ですね。


【追記その4】
 三浦のエントリに砂沢氏ご本人が降臨してコメントしているので見てみましょう。そのうち三浦も応答するかもしれませんが(2013年6/9追記:今のところ三浦のコメント無し。「すぐに回答できないので待っていただけないでしょうか?」レベルの応答ぐらいすればいいのに)。

私は「アイヌ芸術家」という者ではありません。 帰属意識としては日本人であり日本国民*17であります。

まあ、Mukke氏が以前指摘したのと同じ事ですね。砂澤氏はコメントの冒頭で

作品の紹介にご協力いただいた事に感謝を申し上げます。

としていますし、基本的に三浦の文章は砂澤氏の作品を好意的に評価するもの*18ですが、砂澤氏にとっては「アイヌ」と言われることはどうやら相当の屈辱のようです。

又職業は「工芸家」であり芸術家ではありません。

芸術家と呼ばれることも何故かお嫌いなようです。

所謂アイヌの猿真似的似非文化と歴史捏造、そして人様の物を平気で盗む所謂アイヌ

何のことなんですかね。ま、砂沢氏がはっきり書かないので何が言いたいのかよくわかりませんが、砂沢氏がやたら「いわゆるビッキ紋様はうちの親父が考案したんだ」と言っていることから想像するに、砂沢氏のお父上が好人物で生前から騒がないのをいいことに(あるいはお父上が物理的に騒ぐことの出来なくなった死後に)勝手にビッキ紋様を使用したあげく、「これはアイヌの伝統的紋様」とでも言う輩(アイヌの面汚し)がいたんですかね。それはもちろん問題でしょうが、だからといってそんなことは、ウヨとつるんで「過去から現在に至るまでのアイヌの歴史、伝統、文化」に対して「猿真似的似非文化」「歴史捏造」などと悪口雑言吐く事を当然正当化しません。

一族の歴史を所謂アイヌの功績の様に語られる埋もれて行く事に強い危惧を覚えた

いやお父上・ビッキ氏はアイヌなんだからアイヌの功績でしょ。もちろん「ビッキ氏の功績」でもあるから「アイヌの伝統文様、誰が作ったかわからない」なんていって「ビッキ氏の存在を隠す輩」がいたら非難されて当然ですが。

物を作るという行為は、それ自体が保守的な行為

別に「物作り」といわゆる保守思想と関係ないと思うが。うーん。


■「三浦小太郎=ラグタイムララバイ」の書評にコメント
 以前はアホ書評への突っ込みだけしてましたが、今回は必ずしもそうではありません。

ナイチンゲール (Century Books―人と思想)
いわゆる「クリミアの天使」「人道的・献身的な聖女」のイメージでははかれない彼女のすごさ。

 俺も詳しくはありませんが彼女については「クリミアの天使」「人道的・献身的な聖女」というよりは「女傑」とでも言った方がいいでしょうね。「イメージでははかれない」んじゃなくてそもそもそういうイメージが間違ってる。
で、そうしたナイチンゲールについてはたとえば以下のサイトを紹介しましょう。

http://www.stat.go.jp/teacher/c2epi3.htm
ナイチンゲールと統計
 「近代看護教育の生みの親」とも呼ばれるイギリスの看護師フロレンス=ナイチンゲール(1820-1910)ですが、統計とも深い関わりがあることは日本ではあまり知られていません。
(中略)
 ナイチンゲールは、イギリス政府によって看護師団のリーダーとしてクリミア戦争(ロシアとトルコの間の戦争で、イギリスはフランスとともにトルコに味方してロシアと戦った)に派遣されると野戦病院で骨身を削って看護活動に励み、病院内の衛生状況を改善することで傷病兵の死亡率を劇的に引き下げました。
 彼女は統計に関する知識を存分に使ってイギリス軍の戦死者・傷病者に関する膨大なデータを分析し、彼らの多くが戦闘で受けた傷そのものではなく、傷を負った後の治療や病院の衛生状態が十分でないことが原因で死亡したことを明らかにしたのです。
 彼女が取りまとめた報告は、統計になじみのうすい国会議員や役人にも分かりやすいように、当時としては珍しかったグラフを用いて、視覚に訴えるプレゼンテーションを工夫しました。今も「鶏のとさか」と呼ばれる円グラフの一種はこの過程で彼女によって考え出されたものです。
 1860年には、ケトレーが立ち上げた国際統計会議のロンドン大会に出席し、統一的な病院統計のためのモデル形式を提案しました。統計のとり方がバラバラであっては、有効な比較分析に支障を来し、医療技術の向上にもつながらないと考えたのです。提案は会議の分科会で討議され、各国政府に送付する決議が採択されました。
 国をまたいで統計調査の形式や集計方法を標準化することは、今日でも簡単なことではありません。 ナイチンゲールには現場の経験と統計の知識に裏付けられた揺るぎない信念があったのでしょう。
 このような活躍が認められ、ナイチンゲールは1859年に女性として初めて王立統計協会(the Royal Statistical Society)の女性会員に選ばれ、その16年後には米国統計学会の名誉会員にもなっています。


■エリー・ナイ、ヒトラーが愛したピアニスト(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1761

両親やその知人達が徹底した反ユダヤ主義だったため、かなりの部分で影響を受けて育った。

つうのなら、彼女がヒトラーに愛されたのも単に音楽家としてではなく「反ユダヤ主義の同志」としてではないかと思うし、彼女がヒトラーに尽くしたのも「逆らうことなど亡命でもしない限り無理だから」ではなく、積極的に荷担したんじゃないか、なら「ヒトラーの被害者に恨まれて1952年まで演奏活動が出来なかった」というのも自業自得じゃないかと思えますが、三浦を信じればそうじゃないようです。ググってもまるでエリー某についての文章はヒットしないので三浦の主張が正しいかどうかはわかりません。

 大戦中にヒトラーお気に入りの「総統のピアニスト」と言われていた事や、ナチス関係の機関に所属していた事を指摘され、戦後数年間は楽壇からオミットされる不運に見舞われた。
 しかし、大戦中ナイ自身が政治活動に興味がなく、演奏活動しかしていなかった事、ヒトラーが一方的にナイの演奏のファンだった事、当時のドイツ国民の事情や立場を考えたらヒトラーからの厚意を拒絶出来るはずがなかった事、反ユダヤ主義の両親に育てられた事はナイ本人に帰すべき責任がない事……などが考慮され、何よりもナイの演奏によるモーツァルトベートーヴェンブラームスが聴けないのは世界的損失である事などの声が上がり、ナイは名誉復権を果たす。

反ユダヤ主義の両親に育てられた事はナイ本人に帰すべき責任がない事」
・まあ、「親の因果が子に報いはおかしい」って意味ならその通りでしょうね。「親の因果が子に報い」を平然と朝鮮学校相手にやる三浦がよくこんな文章を書けると思いますが。
・ただし「彼女ががちの反ユダヤ主義でも親のせい」って擁護の意味ならそれは違うでしょう。屑の親でも立派な子どもはいくらでもいるし、いい大人が「親のせいだ」なんて恥ずかしいことこの上ない。
 そのあたりがこの三浦の文章だとよくわからないな。


■久しぶりに台湾独立建国同盟に突っ込む

http://www.wufi-japan.org/archives/330
今年の228記念集会に、チベットウイグル南モンゴルの活動家の方々をパネリストとしてお招きしました。

228事件の実行者は国民党、一方現在チベットウイグル南モンゴルを統治しているのは共産党で全く関係ないのに何で招くんでしょうか?。「どちらも大陸中国人のやったこと」なんてのはおかしいでしょうよ。

その折、「台湾は、中国に侵略されて苛酷な運命を強いられている自分たちのようにならないように、今のうちに、”自分たちは中国ではない”と声をあげるべきだ」という忠告を受けました。

ばかばかしい。中国は台湾侵略などしないでしょうが、事実上、台湾は独立国状態な訳です。「中国の一方的な意思で統一はしない(現在の主張)」と言えばそれで充分でしょう。わざわざ独立宣言なんかする必要はない。

http://www.wufi-japan.org/archives/326
台湾独立建国聯盟は、台湾は「主権が完全ではなく、建国が未完成の状態」にあると考える:
1.国際社会において、「中華民国」が主権独立であると承認している国家は非常に少ない。

 のっけからずっこけます。確かに「中華民国(台湾)を独立国家」と認める国は非常に少ないですが、それらの国は「大陸中国中華人民共和国)こそ主権独立国家で台湾はその一部」という立場の訳です。「中華民国を否定する」建国聯盟を支持してる訳じゃ全然ない。そういう状況下で「とにかく独立を目指せ」ってバカにも程があります。

2000年の政権交代の後、まさに「正常な国家」にむけて邁進していた。しかし、中国国民党の再度の統治の下、台湾は、次第に中国国民党によって各種の方法で「中華人民共和国」に売り渡されつつある。独立建国の艱難を正視し、向き合い、完全なる「主権独立」国家建立の完成に努めることによってのみ、中国国民党の売台および中国共産党の侵台の野心を阻止することができるのである。

まあ、呆れて物も言えませんね。大体台湾独立なんて台湾人が支持していない。台湾の多数意見は「独立」でも「統一」でもなく「現状維持」です。そして国際社会も「現状維持」を望んでいる。
 中国も「将来的には統一したいが当面は現状維持で構わない」「ただし独立を宣言すれば武力を使ってでも阻止する」としているわけです。この政治状況で「現状維持」を目指すのは自然でしょう。何ら「売台」ではない。だから2012年の総統選でも、ここまで建国同盟が罵倒する馬英九総統が再選されるわけです。
 仮に民進党に政権が移行しても独立宣言なんかしないでしょう。俺が思うに今の台湾で「独立」を騒ぐことは国民党側から「現実無視」「独立以外に何も言うことがないのか、生活に密着した問題に興味がないのか?」とレッテルを貼られて民進党敗北でジエンドでしょう。2012年総統選はそういう結果だったわけです。


■第8回台湾セミナー許世楷大使講演「台日関係から台湾の前途を考える」 : 日本李登輝友の会
http://freeasia2011.org/japan/archives/2397
三浦小太郎が宣伝する右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った文章です。

台湾の馬英九政権も、2008年5月の発足以来、台湾の有識者などから中国傾斜の危険性が指摘されてきた

有識者と言うよりただのアンチ中国です。台湾と中国が経済関係を深めることはごく自然なことだと思うのですがね。大体台湾の多数派は「馬氏の対中国外交」をアンチ中国ほどには問題視しないからこそ2012年に再選されるんでしょうに。

最近は米国寄りのスタンスも見せている。しかし、一方で中国との統一のステップだといわれる和平協定締結の姿勢も捨てていない。

 和平協定ってのは文字通り「和平協定」じゃないんですかね?。まあ、今時中国が台湾を軍事攻撃すると思ってる人はいないでしょうし、実際やらないでしょうが、建前上はおそらく「微妙な関係」にあるんでしょう。
 過去(1950年代)の中台間の戦争もおそらく「建前では終戦していない」。であるなら和平協定を結ぶことに何の問題があるんでしょうか?。和平協定なんて結ばなくても中国は台湾を攻撃しないでしょうが、まあ、結べるなら、そして結ぶことに大きなデメリットがないなら結ぶに越したことはないでしょう。もちろん「和平協定」が「中台統一」に進む可能性はありますが、和平協定それ自体は「統一と直結している」わけではないですし、現実問題として仮に馬政権が将来の統一を目指していたとしてもあくまでもそれは「遠い将来」でしょう。台湾人の多数意見は「現状維持」ですから。であるのなら和平協定にも「統一云々」と言う記述は書き込まれないであろう事が当然に予想されます。まあ和平協定の具体的な文案がでない限り「統一のステップ」云々なんて非難するのは馬鹿げています。

果たして、日本の「生命線」である台湾の真の独立とはどういうことなのか

「中国による台湾の侵略などない」「遠い将来ならともかく近い将来に中台統一などない」と思いますがそれはさておき。
今後台湾に何が起ころうと、台湾は「日本の生命線」なんかじゃありませんよ。
かつ戦前、「満蒙は日本の生命線」という言葉があったことを考えると俺が「李登輝友の会」の立場だったら自らが侵略主義者と誤解されかねませんので「生命線」なんて言葉を絶対に使いませんがそのあたりの躊躇はないんでしょう。下手したら「李登輝友の会」は「満蒙は日本の生命線」と言う言葉も「問題ない」と未だに思ってるのかもしれません。

許世楷*19・元台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)を講師に迎え第8回台湾セミナーを開催する。

ま、許氏って人は日本右翼とつるんで疑問を持たない人なんでしょう。困ったもんだと思います。

2000〜2004年、総統府人権小組諮詞委員に就任。2004〜08年、台北経済文化代表処代表。

つまり陳水扁政権(民進党)時代に政府役職に就き、馬政権登場とともに退任したわけです。
この退任が馬氏による更迭か、許氏が「馬政権で役職に留任することを潔しとせず」自ら辞めたのかはともかくこういう人は当然、馬政権についてはかなり批判的でしょうね。ただしウィキペ「許世楷」によれば『胡志強*20台中市長(国民党)の招聘で台中市政顧問』だそうですから、何が何でも民進党というわけでもなさそうです。


シルクロード科学プロジェクト緊急報告会 未曾有核爆発災害 2012年タリム盆地核ハザード調査
http://freeasia2011.org/japan/archives/2399
 三浦小太郎が宣伝する右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った文章です。この文章の何が問題かというと「どんな集会だかさっぱりわからない」。日時と場所、出席者の紹介しかない。
 一体どんな報告がされるのかとか、協賛団体の「日本シルクロード科学倶楽部」「福島を人道科学で支援する会」「放射線防護センター」とは何なのかとか何の説明もありません。
 それで出席しろとは随分と変な集会です。しかもそれで参加費(2000円)を取るというのだから絶句。どうせ、いつものお仲間しか出ないからこれでもいいのでしょうが。まともな人間ならいろいろな人に参加して欲しいと思うでしょうし、であるならばどんな集会か簡単にでも内容を書くでしょうに。 この告知では内容がわからない、不親切だと思う奴は来なくてもいいだの、わからないなら連絡先に聞けだの思ってるのなら思い上がりにも程があります。そんな不親切な集会告知がどこにあるのか?
 まあこの会の中心人物たる高田純という人物は「第4回アパ賞最優秀賞受賞者」という明らかなトンデモなのでおそらくこの集会は聞きに行くだけ金と時間の無駄でしょう。
(高田の酷さについては例えばApes! Not Monkeys! はてな別館『アパグループ第4回「真の近現代史観」懸賞論文、受賞作決定』(http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20111103/p1)参照)
 何せ来賓の一人が東中野修道南京虐殺の徹底検証』(1998年、展転社)、田中正明南京虐殺否定15の論拠』(1987年、謙光社)などを英訳し世界に発信するというトンデモ集団『史実を世界に発信する会』の茂木弘道という香ばしさ。
 こんな集会にペマ・ギャルボや、イリハム・マハムティは来賓として出席するというのだから何というか呆れて物も言えないですね。常識のあるチベット人ウイグル人には連中の馬鹿さに眉をひそめている人もいるでしょうが「悪貨が良貨を駆逐する」状態なんでしょう。困ったもんです。


■六・四天安門事件二十四周年記念集会ご案内:集広舎
http://freeasia2011.org/japan/archives/2394
 三浦小太郎が宣伝する右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った文章です。「24周年って何やねん」と思いますね。普通こう言うのは切りのいい「25周年(来年)」とか「30周年(6年後)」とかにすると思うんですけどね。それとも毎年やってるのか?。あるいは「24周年をやらないと行けない事情(例:今年の習近平国家主席就任を非常に重視してるとか)」があるのか?
 何故「24周年か」位書けばいいのに。
(追記:ググったら『六・四天安門事件二十三周年記念集会ご案内:民主中国陣線日本支部』(http://freeasia2011.org/japan/archives/1254)てのがあったので毎年やってるみたいですね。)

日時:2013年6月4日(火)18時開場 18時半開会 21時半閉会

何で平日にやるのと思いますね。土日(6/1または6/2)にやればいい。「6/4が天安門事件だから仕方がないのか」と思いきや「23周年集会」は「6/3(日)」なのでよくわかりませんね。

会場:文京シビックセンター

 また「文京シビックセンター」か。会場利用料が安いとか、交通至便とか、なんかここで開きたくなる特殊事情でもあるんでしょうか?


■生死の岐路に立つ9人 自由を夢見て希望に満ちていたこの子たちの笑顔はもうない
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00995
1)朝鮮学校無償化除外だの補助金廃止だの唱えて「朝鮮学校の子どもを悲しませて恥じない屑」
2)横田夫妻の訪朝を妨害して「ヘギョンさんを悲しませて恥じない屑」
がよく言うよな。強制送還がかわいそう、諸外国や日本はもっと批判しろって、諸外国や日本にも国益ってもんがあるからさ、そうそう「理想主義万歳」ってわけにもいかんだろうが。ま、こいつらのしたいことって子どもを出しにした北朝鮮叩きでしかないだろうが。
 まあ、こんだけ騒がれれば「ノーペナルティ」ってことはたぶんないんだろうが、北朝鮮もあまり無茶は出来ないと違うの?。少なくとも「生死の岐路に立つ」ってことはないだろうよ。「生死の岐路に立たなければ」送還していいってもんではないけどね。


■核は大切だが脱北者の生命はどうでもいいのか
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00994
 単なる極右・北朝鮮打倒論者に過ぎない癖に「脱北者の命が大事」とか心にもないことは言わないで欲しいですね、全く。
 もちろん「建前論」「理想論」ではどっちも大事ですよ。しかし現実ってもんがあるわけです。
 現実的には「核・ミサイル問題(自国民の生命)>脱北者の生命」のわけです。自国民の命が何より大事なのは当然でしょう。かつ核・ミサイル問題がこじれて戦争にでもなったら脱北者や「脱北者予備軍たる北朝鮮国民」の命だってないだろうし、脱北者の内、政治難民はともかく経済難民は「太陽政策」でなくせる、あるいは減らせるわけです。まあ、日米韓とも三浦のような阿呆右翼の寝言なんか平然と無視でしょうが。

中国が過去の歴史問題を言うのならば、今現在、人身売買されている脱北女性をどう考えているのか、保護しているのかをぜひ聞いてみたく思います。

ばかばかしい。麻生が靖国参拝したり、橋下が慰安婦否定論ほざいたり、河村が南京事件否定論ほざいたりするから批判されるのであって自業自得だろ。中国の「歴史問題」での日本批判の是非*21と「脱北者の人身売買」なんて関係ねえじゃん。
俺の方こそ、「脱北女性の人身売買」を騒ぐ三浦に
1)『戦前日本の人身売買である慰安婦問題についてどう思うのか?。the factsをどう思うのか?。「教科書に慰安婦問題を書くなどきちんと対応せよ」という国連の日本政府への勧告をどう思うのか?。慰安婦問題で橋下を批判した米国国務省、ロシア外務省、ノーベル平和賞受賞者の女性達*22などをどう思うのか?。駐韓日本大使館前の慰安婦像や米国各地の慰安婦モニュメントをどう思うのか?』
2)『誰かの妄想・はてな版「人身売買実態報告2009年版(米国国務省作成)雑感」(http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20090617/1245254794)、「6月の風物詩」(http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20110629/1309357565)などが指摘する米国国務省の日本評価(国務省は日本の人身売買対策が遅れていると批判しています)をどう思うのか?。たとえば米国国務省が批判する外国人研修制度の日本での現状についてどう思うのか?』
聞きたいですね。どうせまともに答えられないでしょうが。三浦が「脱北女性の人身売買」を騒ぐのは中国叩きがしたいだけで「人身売買という犯罪が許せないわけではない」からです。
 日本の人身売買について意見を聞かれてもバカ右翼の三浦は逆ギレするか、醜い詭弁を吐くだけでしょう。

安倍政権が価値観外交を言うのならば、それは自由と民主主義を普遍的価値としたものでしょう。

ばかばかしい。安倍の価値観外交なんてただの反中国外交でしかない。それをごまかすために「自由と民主主義」なんて言ってるだけです。
だからこそ「慰安婦問題でNHKに恫喝をする」などという「自由と民主主義に反する行為」が安倍には出来るし、「自由と民主主義に反する改憲案」と各方面から非難されるような改憲案を自民党案として公表できる。慰安婦問題でも海外から「自由と民主主義に反する態度」という趣旨の批判を浴びるわけです。

核や安全保障だけではなく、日韓米は、人権と脱北者保護での連携をもっと追究すべき時でしょう

日韓米の連帯を阻害する原因となってるのは明らかに「慰安婦問題での安倍政権の態度」ですが、もちろん腐れ右翼の三浦は安倍政権批判なんかしません。
それどころか「安倍首相がヘイトスピーチについてコメント」(http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00987)などと安倍のおべんちゃらを言う無様さですし、「三浦の飼い犬・id:noharra」も「守る会会員」の癖に「安倍絶賛しかしない安倍の飼い犬・三浦小太郎は守る会副代表を辞めろ!」などと言ったりはしません。id:noharraほどの「偽善者の屑」は俺は見たことがないですね。


【追記】
ラオスの送還の件について、愛読している『スーパーゲームズワークショップエンタテイメント』が触れていたので紹介する(追記:6/4現在、アクセス禁止表示が出る。うーん、何があったんだろう?)。

http://sgwse.dou-jin.com/Date/20130602/1/
 ラオスで起こった脱北者強制送還問題だが、ここに来て興味深い展開になってきた。なぜか日本のマスコミでは報道されていないが、ラオス外務省はこの件について「韓国人宣教師による脱北孤児の人身売買だった」と発表しているからだ。
(中略)
 もしラオス外務省の発表通りであれば、子供達を保護して朝鮮へ送り返したのは全く妥当な行動だった事になる。実際に脱北者を韓国などに逃がす活動をしているブローカーには人買いのヤクザとしか思えない連中が非常に多いのも事実であり、そうした連中はキリスト教系ボランティアの看板を掲げている団体にもたくさんいる。連中は韓国に着いたら脱北者に支給される定着支援金のかなりの部分をピンハネするのだから、それだけで半分人身売買と言われても仕方がないだろう。今回の場合は連れ出された脱北者が子供ばかりだったという点で疑念が深まる。
特にアメリカでは脱北者孤児の福祉を建前にして今年の1月に「北朝鮮児童福祉法」というのが成立しており、これで今後脱北者の児童がアメリカに養子に出される例が増える事が予想されるからだ。「地獄のような北朝鮮を脱出してアメリカに養子に行けるのだからいいじゃないか」と思う向きも多いだろう。だが現実はそんなに甘っちょろいものではない。かつて韓国が軍事独裁時代に孤児など国内児童を大挙アメリカに養子縁組に出す政策を行った事があるのだが、これらの多くはアメリカ社会に溶け込めず落ちこぼれてしまったり親から虐待を受けるなどの悲惨な事例が続出した。アメリカで暮らせず韓国に戻った者もいたのだが、韓国語が分からずに仕事にも就けず、頼る親類縁者もいないのでそのほとんどがホームレスになるという、アメリカにいても韓国に戻っても地獄というまさに悲劇だった。もちろんそのアメリカへの養子には今の脱北ブローカーのように悪質な人身売買じみた例も少なからずあり、現在においても韓国では大きな社会問題になっている。脱北者の児童をアメリカへ養子に出すのを政策として大々的にやるというのは、かつての韓国の二の舞になる可能性が高い。アメリカで子供を欲しがっている夫婦相手に人身売買に近い事が行われるというのは今でもよくある話だが、脱北者の孤児達がその犠牲にならない保証がどこにあろう。今回のラオスの件もそうでないと誰が断言出来ようか。
 今はまだはっきりしないので、今回の件については単なる難民の脱北ではなく人身売買の可能性もあり得る、という点に留めておきたい。仮にもジャーナリストであるならば、氏素性の怪しいキリスト教系脱北ブローカー側の話だけでなく、ラオス政府側の言い分にも耳を傾ける必要があるだろう。特に北朝鮮だけをひたすら悪魔のように言い立てる風潮のはびこる日本のような国では、なおさらその必要がある。

 まあ、正論だと思う。「今回の件がどうかはわからない」し「問題があるから強制送還していい」と言うもんでもないとは思うが、単純に「脱北万歳」ってのも間違いだと思う。


■4.24教育闘争から65年、マダン劇「O‐ゼロ‐」を観て(一応見終わった)
http://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/ec3f8193aa993fbd18c1802717e17552が紹介する劇のDVDが届いたので今見てるところです(全部で1時間20分程度)。
 ちょぼちょぼ見てるので感想を随時書いていこうかと思います(追記:見終わりました)。まあ、どうしたって「4.24教育闘争などの朝鮮学校草創期の差別との闘争」というテーマがテーマですし、このご時世ですから全編明るく楽しい劇ってわけもないので「一気に通しで見る」ってのは結構俺にとって「精神的に大変」なのでちょぼちょぼと見ようと。
 深刻な社会問題をテーマにした演劇は何でもそうでしょうが「学校草創期の差別との闘争」というのは見ていて「コメディのように何も考えずに素直に面白がれるかという意味では」面白い物ではないし、過去の出来事になってないわけですからね。過去の出来事になっていても見ていて愉快ではないですが。

・DVDが届いてから気付いたんですがこれって舞台は大阪って設定なんですかね(セリフが小生のような関東人にも吉本芸人でおなじみの関西弁なので)
・タイトルの「ゼロ」というのが最初意味がわからなかったんですが「ゼロからの出発」と言う意味なんでしょう。「朝鮮学校」も「日本植民地からの独立」もゼロからのスタートだったわけです。
・子役の諸君がうまいなあと。まあ、子役の出る劇は子役がうまいのは当たり前ですけど。
・始まってから30分頃に「子どもの前でオヤジギャグをやる謎のおっさん」が出てきますけど、あれはどう理解したらいいんですかね。
 政治問題がテーマの劇だからってかしこまらずに見て欲しいというためのネタ投入でしょうか。個人的にはこういうの嫌いじゃないし大笑いさせてもらいましたけど。あのネタは特に理由もないでしょうから、いつもあのネタじゃなくてTPOに応じてネタも変わるんでしょう。
・4.24教育闘争から65年、マダン劇「O‐ゼロ‐」を観て
http://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/ec3f8193aa993fbd18c1802717e17552

最後の場面でソンフィが、警官を前に必要以上に卑屈に振舞っているように見えましたが、何か作者の意図があるのかと考えています。

つうのは何のことだろうと思ったんですが、最後まで見てああそういうことかと。警官に喧嘩を売るわけにもいかんし、別に「卑屈」とも俺個人は思いませんでしたがまあ、そのあたりは感受性の違いなんでしょう。


下村博文文部科学大臣記者会見録(平成25年5月24日)
http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1335107.htm
 下村がした朝鮮学校関係の発言について、2013年5/29現在、文科省の文字起こしが乗ったので早速引用する。

記者)
 先だって、国連の社会権規約委員会が朝鮮学校の高校無償化の適用除外について、差別であるので改善をするべきという決議を出しましたが、それについて大臣の考えをお聞かせください。
大臣)
 御指摘の国連の社会権規約委員会の最終見解、21日に公表されたと。朝鮮学校にも高校無償化を適用するよう、勧告がなされているということは承知しております。
 朝鮮学校の高校無償化に係る不指定処分については、一つには、朝鮮学校朝鮮総連と密接な関係にあり、教育内容、人事、財政にその影響が及んでいることなどから、法令に基づく学校の適正な運営が行われているとの確証が得られなかったために、不指定処分となったと。
 二つ目に、朝鮮学校都道府県知事の認可を受けて学校教育法第1条に定める高校になるなどすれば現行制度の対象となり、また高校や他の外国人学校に在学する在日朝鮮人等は現行制度の対象となっているということを踏まえれば、差別に当たらないということは明確であると思います。つまり、朝鮮学校北朝鮮系の生徒が全て行っているわけではなくて、在日の人たちはそれぞれの選択によって行く中で、かなりの一部の子弟が実際は朝鮮学校を分かって選択をされているということでありまして、かなり大多数は実際は日本の第1条校、普通の日本の学校、公立や私立の学校に行っているという事実があるわけでありまして、これは民族差別には全く当たらないというのははっきりしていることだと思いますし、そもそも朝鮮高校が我々の指摘に対して理解を示せば、第1条校化すれば済む話でもあるのではないかというふうに思っております。
 そういう意味で、この国連の社会権規約委員会の指摘というのは、これは、我が国の状況を十二分に理解していない中での見解だということで、改めて国連の社会権規約委員会に対して、日本政府としての主張をきちんと更に伝えることによって、逆によく理解をしてもらう必要があるのではいかと、理解を十分にしていない中での見解ということで、非常に残念に思います。

下村コメントを俺なりに要約した上で突っ込み。
「国連は日本を誤解してるんだ。説明すればわかってもらえる」
 いや正解だろ。説明すればわかってもらえるって「河野談話否定論でウヨが言ってる寝言」と全く同じだな。
「ほとんどの在日は朝鮮学校以外に行ってるんだ」
 だからそれが差別じゃないって理由になるのかよ。数が少なければ差別していいとか言ったら正気を疑われるぞ。
朝鮮学校以外に行けば無償化対象じゃないか」
 だから何で朝鮮学校へ行ったら除外されるんだと言ってるんだろうが。
一条校になればいい」
 だから何で一条校にならないといけないんだと言ってるんだろうが。大体一条校じゃないから排除してるんじゃないだろ。一条校じゃない外国人学校だって確か対象だろ。

*1:悪口雑言はしていますが一応批判のつもりです

*2:どうもスパムと勘違いし削除した模様

*3:北朝鮮のこと。もちろん、北朝鮮が民主的だとは思わないし、北朝鮮の侵攻も支持などしないが当時の韓国李承晩体制だって全体主義に近い代物だと思うので俺は三浦の認識には全く賛同できない

*4:財政部長、副首相などを経て国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*5:国家主席朝鮮労働党総書記、朝鮮人民軍司令官

*6:まあ、極右の島田洋一へコラムを依頼する時点で「極右の巣窟」確定だが。そうは思いませんか、id:noharraさん

*7:まあ、id:noharraの屑ぶりに呆れて突っ込まないのかもしれないが。突っ込んでもまともに回答しないのは見え透いてるし、あいつに何か政治力がある訳じゃないから放置してもある意味実害ないしね。突っ込み続ける俺も「朝鮮学校無償化除外反対と書いただけで北朝鮮現体制支持者であるかのように誹謗されたこと」に激怒したからとは言え、本当に我ながら執念深いバカだと思う。まあ、「質問大歓迎」とブログに書きながら俺の質問から逃げ続けるあいつの卑怯者ぶりも相当だが。

*8:ただし中国は同化政策などしていないと反論していますが

*9:現在、ブログお休み中なのでIDコールは送りません

*10:もちろん「宇宙の電波を受信して」云々ということで変な人への別称として使われるスラングですね。当初は「宇宙の電波」云々という精神病としか思えないレベルの人に使われる言葉だったと思いますが最近は単なる変人レベルでも使われると思います

*11:さすがに怒りと吐き気ではない

*12:勿論嫌がる相手にSMを強要するとか、小児を実際にレイプするとか犯罪行為をやる場合はまた話が別です。そういう行為は容認できるわけがない。

*13:徹子の部屋」もその一つです

*14:「反中主義に甘く見える」どころか、明らかにあの女は反中国差別主義者だが。Mukke氏も随分と反中主義に甘い物だ

*15:そんな実証的な人間が「転生は真偽不明」とかバカをほざく脳みそ構造がよく理解できないですな

*16:少なくとも中央アジアに関係ない清朝研究なら、たとえば清朝・朝鮮関係なら知ってなくても問題ないのでは?

*17:ただし、砂沢氏と違い自らをアイヌ人と考える人だって国籍についての帰属意識は「日本国民」でしょう。

*18:勿論ケルト云々と言う評価に砂澤氏が同意するかは全く別ですが

*19:著書『日本統治下の台湾』(1972年、東京大学出版会

*20:李登輝政権時代に外交部長

*21:勿論俺は是の立場だが

*22:たとえば、産経『ノーベル平和賞の女性5人、橋下氏の発言を非難』(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130531/stt13053112010001-n1.htm)参照