パート19の続き。
シリーズ連載「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう(追記・訂正あり)
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20501216/4653219087
で、「釣りバカと同じパート20まではやりたい」と書いたがついにそのパート20です!。でも寅さんと同じパート48までやりたいとは言わない。きつそうだから。まあ、焦らずに普通に書いてて自然とパート48まで行けばいい。つうか本当はパート48までいったらまずい。
「南北朝鮮融和が進み、ついに平和的統一の運び」とか「日朝国交正常化が実現し、拉致問題にも進展が見られる」とか、「朝鮮学校無償化が実現し、かつ三浦のような低レベルなレイシストの発言場所がなくなる」とかなればパート48まで行くわけがないから。
■高政美さん、宗教団体に入信*1
高さんとは脱北者で三浦の「守る会」メンバーの一人。
「統一協会の霊感商法やオウムのサリン犯罪のように、他人に迷惑をかけない限り、何を信じようと人の勝手」と思ったが、高さんの入信したのはあの「カルト」と悪名高い「幸福の科学」。
三浦は
私は、私の信じる信仰がほかの信仰より上だとか下だとかいう判断は傲慢極まりないものだと思っていますから、高さんがこの信仰によって救いを得たのならば、それを論評するつもりはありません
と寛容ぶってるが、だったらこんなエントリは書く必要がない。三浦が高さんの入信を本心では嫌ってることはこの文章を書いたこと「だけ」でも明白だが、文章にもそうした本心が露骨に現れている。
このような問題について、個人の信仰の問題だから触れる必要はないという方もおられるでしょう
それが普通の考えだろ?。三浦が「幸福の科学は守る会を敵視しており、守る会活動と幸福の科学信仰は両立しない」とか「幸福の科学は反社会的な宗教だから、守る会活動に悪影響がなくても会員は入信すべきでない」と考えてるのなら話は別だが、そうじゃないというのだから、取り上げる理由が意味不明だ。
残念なのは、入信は自由としても、その後、こうして特定宗教団体への入信をインターネットという場で表明するのであれば、それは布教や宣伝の意味合いを持つのですから、一応、高さんから私たち守る会にも一報いただきたかったとは思います。
別に三浦たちに報告する義務はどこにもない。そして報告した場合、おそらく三浦たちは「脱会して欲しい」「それが無理なら幸福の科学信者と公言しないで欲しい」と言ったに違いない。もしかしたら、「幸福の科学」入信を誇りに思い、それを公言したい高さんは、三浦たちにそう言われることを嫌って報告しなかったのかも知れない。
こうして信仰を告白するときには慎重であるべきですし、そのことを教えなかったのは私の怠慢と批判されても致し方ありません。
信仰告白の仕方は価値観の問題であって、ただ一つの正解があり、それを誰かが教えるという問題ではないと思う。
高さんを格下に見るにも程がある。
守る会そのものは特定の信仰や主義主張によってまとまった組織ではなく、ただ帰国者、日本人妻の救援と、北朝鮮の人権改善を求める立場の方であれは原則的にだれにでも開かれた組織です。
だったら高さんの「幸福の科学」入信で騒ぐな、みっともない。騒いでること自体「開かれてない」事がモロバレだ。
これまで高さんが福祉から自立できるまでの間、それなりの支援や職探しをしてきたのは守る会とその関係者だったと思いますからやはり、一応ご相談はしてほしかったです。
別に支援をしてもらったからと言って「宗教問題」なんてプライベートでデリケートな問題について三浦たちに報告する義務はなかろう。
その場合、守る会としては、このような形での公表についての意見は述べられたと思います。
要するに「脱会してくれ」「それが無理なら信者だと公言するな」と圧力かけたい訳ね。それが嫌だから、既成事実を創るために幸福の科学サイトに高さんは登場したんじゃないの?
そして私個人は、信仰を止めはしませんが、ほかの様々な教えがあることは伝えられたと思います。
別に三浦に教えてもらわなくても、普通に日本で暮らしてれば「幸福の科学以外にいろいろな宗教があること」ぐらいわかる。どれだけ高さんをバカにしてるんだ。そもそも高さんが入信したのが「ローマ法王がトップのカトリック」「いわゆる鎌倉新仏教(浄土真宗とか日蓮宗とか)」といった、世間に普通に受け入れられてる伝統的な宗教でもお前は「(入信を教えてもらえば)ほかの様々な教えがあることは伝えられたと思います」と同じことを言ったのか?。違うだろ。
私は、私の信じる信仰がほかの信仰より上だとか下だとかいう判断は傲慢極まりないものだと思っていますから、高さんがこの信仰によって救いを得たのならば、それを論評するつもりはありません
と前の文章で言ってる癖に明らかに幸福の科学を否定的に評価してる。俺個人は「幸福の科学」はろくなモノじゃないと思ってるから三浦が否定的に評価することには個人的には反対しない。俺が問題にしてるのは「高さんの幸福の科学入信は構わない」といったその後で「あいまいな言葉でごまかしてるが事実上、高さんの幸福の科学入信を非難する」三浦の支離滅裂で無茶苦茶な態度だ。
ただ、高さんの信仰をどう評価するにせよ、これまでの彼女の証言や総連との戦いの意義が変わるものではありません。
そんな事は当たり前。「彼女の証言や総連との戦い」をどう評価するにせよ、入信前の出来事なんだから。「幸福の科学に入信するバカ女を支援して金と時間の無駄だった」とか、そう言うことを言う奴が「守る会」内部にいるのか?
最後に、幸福の科学の信仰については私はコメントいたしませんが、幸福実現党の様々な政策に対しては否定的であることを申し上げておきます。
こういうエントリで「幸福実現党の政策批判(ちなみに具体的に三浦的には何が問題なの?)」することは、高さんの入信を暗に批判していると誤解されてもおかしくないし、そういう誤解を招く行為(実際には誤解でなく、三浦は暗に批判してるのだろうが)はする必要はないだろ。
そう非難されたら「いや信仰は批判していない」と言い訳するんだろうが。
本当にやり口が汚いよな。
■オレ流・北朝鮮最新情報(2011.9/12分)
【その1:今日も北朝鮮ネガキャンにいそしむ日本マスゴミ読売新聞】
読売新聞「将軍さまに「勝て」と命じられた…北朝鮮監督」
http://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/representative/news/20110912-OYT1T00647.htm
タイトルがゲス過ぎ。アンチ北朝鮮はいいからもっと北朝鮮の選手をほめろ。大体北朝鮮非難できるのか、「ナベツネさまに『勝て』」と命じられ、勝てないと巨人監督をやめさせられる独裁体制の読売が(毒)
【その2:すすむ北朝鮮の改革開放路線】
http://www.chosunonline.com/news/20110910000011
朝鮮日報「ロシア極東地域で第1次ガスパイプライン開通(上)(下)
李明博大統領が、韓国・北朝鮮・ロシアのガスパイプライン連結構想について「思ったより早く(話し合いが)進んでいる」と語った8日、サハリン−ハバロフスク−ウラジオストクを結ぶ第1次ガスパイプラインが開通した。ガスプロムが北朝鮮を経由し韓国に進出することを念頭に置いて建設されたガスパイプラインが開通したことで、南北とロシアを結ぶガスパイプライン事業に一層弾みがつく見込みだ。
8日にはウラジオストクのルースキー島で、総延長1400キロに達するガスパイプラインの開通式が行われ、ウラジーミル・プーチン首相が出席した。ロシアが国家レベルでこのプロジェクトを推進しているという事実を示すものだ。プーチン首相は、ガスパイプにペンでサインをした後「サハリンから供給されるガスは、極東地域で購入している重油に比べ、価格は4分の1と安い」と語り、効用を強調した。プーチン首相は今年8月末にも同地を訪問し、天然ガス供給事業の重要性を強調している。8日に開通した第1次パイプラインの輸送量は、年間60億立方メートル。
ロシアは既に先月、北朝鮮との首脳会談を通じ、ガスパイプラインの通過に対し北朝鮮側の承諾を取り付けている状態だ。北朝鮮の金正日総書記が先月ロシアを訪問した際、金総書記に随行したロシア極東連邦管区のビクトル・イシャエフ大統領全権代表は「金総書記も、北朝鮮内でのガスパイプ建設のため、領土を提供する準備ができている」と語った。
専門家らによると、ガスプロムは衛星写真を用い、北朝鮮内のガスパイプライン通過路線の構想を既に終えたという。経済性・安全性を基に約3‐4の区間を検討中で、北朝鮮が合意した場合、実査に着手するという。
北朝鮮は、ガスパイプの通過料として年間最大1億5000万ドル(約116億3000万円)を要求しているという。
外交安保研究院の金徳柱教授は「先月の朝ロ首脳会談で、3国間のガスパイプライン事業をめぐり、かなり進展した合意があったものとみられる。今年11月に行われる李大統領とメドベージェフ大統領の首脳会談を契機に、議論がより加速することもあり得る」と語った。
韓国政府は、北朝鮮でのガスパイプライン建設と通過について、ロシア側が責任を持つよう徹底し、万一の事態で生じかねない危険負担を最小限に抑える方針だ。また、北朝鮮がパイプラインを閉鎖したり、破壊してガスの供給に問題が生じた場合には、大型の液化天然ガス(LNG)タンカーで供給するという方向で契約書を作成するという。しかし、ロシアが100%責任を負う契約に最終的に同意するかどうかは不透明だ。この問題に詳しい外交・安全保障の専門家は「あらゆる危険負担をロシアが引き受けるようにという考えだが、ロシアが果たして韓国の意図どおりに動くかどうか分からない」と語った。
また、契約書の上ではロシアがこれに応じるとしても、実際に北朝鮮が南北関係の悪化を理由に極端な行動に出た場合、ロシアが「韓国も政治的責任を共同で負わなければならない」と言い出す可能性も排除できない。
このため韓国政府内には依然として、ガスパイプライン事業に対し慎重であるべきという意見も多いという。さらに、長期的には日本ともつながるガスパイプライン事業を構想しているため、韓国が負う負担を減らさなければならないという意見も出ているという。
野田首相「長期的には日本ともつながるガスパイプライン事業を構想している=ガスの利益を日本にもやる」「韓国が負う負担を減らさなければならない=だから、家族会の強硬論など見捨て、パイプラインの負担をしてくれ」「わかりやすく言えばそう言うことですな」
李大統領「いかがですかな」
米倉経団連会長「われわれ経団連はおいしい話なら何でもいつでもウェルカムですよ。条件がいい話なら飲もうじゃないですか、首相。制裁なんか続行しても金にはならんのですよ。」と言う話ですね、わかります。
■オレ流・北朝鮮最新情報(2011.9/9分)
【その1:ブラック企業サムスンの飼い犬・中央日報はとっとと潰れろ】
中央日報【社説】中国で活動する韓国宣教師、北朝鮮のテロが懸念される
http://japanese.joins.com/article/672/143672.html?servcode=100§code=110
根拠レスでテロとふかすな。逮捕者が出てからそういう事は書け。お前は、ガセネタでも創価学会叩きネタなら平気で飛びつく週刊新潮か?
日本のマスゴミにも「中央日報によると」と書いて「僕が言ったんじゃない、中央日報が言ったんだ」と責任逃れしながら、このガセ臭いネタをネットで流すバカ(時事、共同、テレ朝)がいてうんざり。
【追記】
・珍右翼集団「守る会」も予想通りこのネタ(http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00104)を取り上げていた。
・後のマスコミ報道(http://sankei.jp.msn.com/world/news/110916/kor11091612520001-n1.htm)に寄れば逮捕者が出たとのこと。
現時点では本当に北朝鮮の工作員か不明だし、たとえそうであっても真偽不明の段階で飛ばし記事書いていい訳ではないので、俺の中央日報への否定的見解は変わりません、念のため。
【その2:進む南北交流】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110909/t10015498091000.html
NHK「韓国の指揮者 南北相互公演協議へ」
世界的な指揮者として知られる韓国出身のチョン・ミョンフンさんが、来週ピョンヤンを訪れ、南北の交響楽団による相互公演の実現を目指して北朝鮮側と協議することにしています。
チョン・ミョンフンさんは、パリのバスティーユ・オペラやソウル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めるなど世界的な指揮者として知られ、現在は、ユニセフ=国連児童基金の親善大使も務めています。韓国で南北問題を統括する統一省によりますと、チョンさんは旧暦のお盆に当たる来週、ピョンヤンを訪問することを希望していたもので、9日、計画が了承されたということです。統一省の報道官は、訪朝の目的について「子供たちに音楽を教えたり、南北の交響楽団が相互に訪問して演奏会を開くために北朝鮮側と協議する予定だ」と説明しました。南北間では、7月に核問題を巡る高官協議が2年7か月ぶりにインドネシアで開かれ、対決から対話の局面に向かいつつあります。韓国政府は、大雨による被害を受けた北朝鮮の被災地に食糧を支援することをすでに決めており、チョンさんの訪朝が関係改善の流れをさらに推し進めるのかどうか注目されます。
■9月7日 8日 呉吉男氏 日本で証言 ヨドックに沈んだ妻と娘 最終回
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00653
三浦によるユン氏誹謗中傷話が完結。で、君らはその誹謗中傷話をユン氏の生前から言ってたの?。死後初めて言い出したの?。死後初めてだとしたら、生前は言わなかったのはなぜ?。生前から言ってたとして、ユン氏が韓国公安に逮捕されなかったのは何故?。生前から言ってたとしてユン氏は何て反論したの?、と疑問が一杯!
まあ、常識で考えてガセだよな(笑)
他にも軽く突っ込む。
旅立つ前に何度も見せられた宣伝映画には、金日成のためならば死を覚悟せよという、まるでイスラムテロリズムの教育映画でした。
「宣伝映画には教育映画でした」と日本語がちょっとおかしいがそれは大目に見よう。
何故「まるでイスラムテロリズム」って書くんだか。イスラムに失礼だ。そこは「天皇陛下のためならば、死を覚悟せよと言う、まるで戦前日本の教育映画でした。」と自国の恥を書け。それが日本の伝統精神「謙譲の美徳」だ。
台南工作とための韓国人拉致
何で三浦は誤記が多いのか?。「台南」を一瞬「台湾南部?」と思ったが「対南」で「南」とは韓国のことだろう。
彼を北に派遣したユンイサンら、西ドイツ在住の韓国「知識人・民主運動家」らは、彼の亡命を批判し、しかも北(注:朝鮮)に会えるよう勧める始末でした。
「行くことをすすめた」ならともかく「派遣」はしてないだろ。「上の立場の者が命令して下の立場の者をある場所に行かせること」が派遣だろ?。ユン氏と呉の間にその種の上下関係はない。
それと「ら」とは具体的にユン氏以外の誰のことか名前出せるのか?。その「ら」もユン氏同様北朝鮮の工作員か?(まあ、「ら」もガセネタだろうが)
北に会えるよう勧める始末でした。
「会えるよう」じゃなくて「会うよう」だろ?。日本人とは思えない日本語の崩壊ぶりだ。
教唆国
一瞬「スパイ活動を教唆した国」と言う意味かと思ったが、そうではなくて「共産国」の誤記だろう(要するに北朝鮮のことだが)。
これらの、人の弱さを巧みにつく言葉
巧みについてるか?
「人質」として、簡単に殺す可能性は(中略)少ないということです。
この場合は人質として生かす価値があるからな。ただ、呉が帰る可能性が完全にない今はどうか知らないし、日本人拉致の場合、呉と事情が違うから、殺す可能性は少ないとは言えないと思う。
そもそも殺さなくても「拉致のショックで自殺とか病死」って可能性もある。
拉致被害者の場合は、寺越さん方式に代表されるような、訪問を限定的に認める形で家族と再会させる形で、沈黙を強要するのです。
根拠もないのに寺越さんを拉致呼ばわりするな。たとえ拉致だとしても寺越母子が今の状況に不満を感じてないなら、周囲が余計な口出しする事じゃねえし。
私は呉氏自身にはどうしても行為を持つことができずにいます。80年代の段階で、共産主義の理想はともかく、ソ連や中国の現実を見れば、北朝鮮や中国の体制が西側のそれより良いものと見えるはずがないのに、なぜ西ドイツに留まるか韓国に行く道を選ばずに北(注:朝鮮)を選んだのか、家族の反対を押し切って突き進んだのか、理解できないのが正直なところです。
「行為」じゃなくて「好意」な。誤記の多い男だ。
理解できないのなら、理解しなくていいだろ。そんな「理解しがたい事」は日本にも「水伝信じる大人」「ホメオパシー信じる大人」「頸がんワクチンは日本民族滅亡の陰謀という大人」「アポロは月に行かなかったという大人」とか山ほどいる。
むしろ俺は「お前が言うな」と言いたいぜ、三浦。
お前の周りにも荒木和博のような「従軍慰安婦は違法じゃない」「山梨県警がDNA鑑定結果を捏造した」「小泉訪朝後の2003年にも北朝鮮の拉致があった」「ホルミシス効果で飯館村は安全」ととんでもないことばかり言う「どうしても好意を持てない」「理解できない」大人がいるが、お前は奴を批判するどころか応援してるじゃねえか?
しかし考えてみれば、この時期、韓国でも民主化運動ではなく、はっきり親北(注:朝鮮)運動とみられる動きが出てきたこと、それが今もなお一定の影響を与えていることも事実です。
根拠もなく民主化運動や平和運動(三浦たちの強硬論に反対し太陽政策的な主張をする)に北朝鮮シンパのレッテル貼るな、屑。
分断国家の苦悩、反共主義の名のもときちんとした人権教育や民主主義が成立しにくかった事情など、私のような外部の人間には計り知れない状況があったのかもしれません。
韓国軍事独裁には本当に優しいな。北朝鮮には絶対に「私のような外部の人間には計り知れない状況があったのかもしれません」とは言わないのに。
呉氏の妻と娘が、そして生島さんが救出されることを心から祈ります
心にもないことは言わなくて良いから。助ける気なんかないし、むしろ「むごたらしく殺されてでもいれば北朝鮮が叩ける」と思ってるだろ、お前は。
まあ、呉の妻子はともかく生島さんは現時点では拉致被害者か不明だが(いわゆる「特定失踪者」に過ぎない)
■オレ流・北朝鮮最新情報(2011.9/8分)
これから紹介する記事は全て極右・増元辺りには不愉快なニュースだろう。こうした報道から分かるのは、増元ら極右が主張する「対北朝鮮強硬論の非現実性」だと俺は思う。
【その1:北朝鮮の改革開放経済の進展】
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0908&f=business_0908_068.shtml
サーチナニュース『北朝鮮が中国・吉林で「ビジネス・デー」開催…投資貿易博覧会』
吉林省長春市で6日に始まった第7回北東アジア投資貿易博覧会で開幕2日目の7日、北朝鮮「ビジネス・デー」が開催された。北朝鮮は中国との国境近くにあるラソン(羅先)への企業進出を強く呼びかけた。主に中国企業を念頭に置いたと考えられる。中国新聞社が報じた。
ラソンは北朝鮮北東部にある港湾都市。1980年代末から、ラソン(当時は羅津(ラジン))の港などを使い、中国東北地区やロシア、日本、韓国、モンゴルを結びつける「環日本海経済圏」構想が浮上し、日本でも新潟県など、日本海側の地方が大いに期待を寄せた。その後、北朝鮮が熱意を示さなくなるなどで計画は実質的にストップ。しかし2005年ごろから、北朝鮮は再び、ラソンを利用した経済活性化に関心を示すようになった。
ラソン地区人民委員会のファン・チョルナム副委員長は7日の「ビジネス・デー」開催にあたり「中朝両国は、ラソン経済貿易区の発展と共同開発について合意しており、ラソンを世界一流の経済特区に育てることになる」などと述べた。
ファン副委員長によると、ラソン地区をまず貿易の中継点、さらに加工・輸出、観光を三大支柱とする国際貿易区にすることが北朝鮮の法律でも定められたという。
ファン副委員長はラソン地区が外国からの投資に対して、さまざまな優遇策を設けていると説明。さらに「わが国は外国の投資者の財産を国有化したり徴収することはない。仮に、避けられない事情で国有化や徴収する場合には、十分な補償を行う」と述べた。
ファン副委員長によると、ラソン地区にはすでに外資系企業100社以上が進出し、14社が事務所を開設しているという。
◆解説◆
中国は遼寧・吉林・黒龍江の経済が伸び悩んでおり、失業率も高い状態だ。戦前の“満州国時代”から1970年代までに築かれた重工業中心の経済モデルが陳腐化し、新たな産業作りも怠ったためで、いわば「財産を食いつぶしてしまった」格好だ。中国は2006年、「東北老工業基地振興」を国策とした。一部では成果が出たが、全体としては「あまりぱっとしない」状況が続いている。
東北地方の振興の大きなネックになっているのが、吉林省と黒龍江省が海に面していないことだ。特に吉林省東部では北朝鮮とロシアに「あと十数キロメートル」というところで、海への出口をはばまれている。
そのため、1980年代末に浮上した「ラソン自由貿易港化」構想に、中国は大きな関心を示した。ところが北朝鮮が熱意を示さないようになり、計画はいったん、実質的に停止した。中国は北朝鮮に対して「相当な不満」を持ったとみられている。
2005年ごろから、北朝鮮は再びラソン地区の開発に熱意をみせるようになった。ラソンを「中継地」とする環日本海経済圏構想ではかつて、日本や韓国という経済先進国への期待が高かったが、現在は「中国頼り」の側面が強い。
ラソンを中心とする北朝鮮の経済活性化が本格的に動き出せば、インフラ建設などでまず、中国企業が恩恵を受ける可能性が高い。中国にとって、北朝鮮を自国の経済圏に組み込むことができれば、同国が「自国の意向によく従うようになる」という政治的な利点も大きい。また、「北朝鮮が崩壊して在韓米軍が中朝国境まで進出」という、中国にとって「悪夢のシナリオ」を避けることもできる。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110907-OYT1T00914.htm
読売新聞「北朝鮮、羅先にヘリポート…中露と定期便目的」
北朝鮮が、北東部の貿易港・羅先ラソンでヘリポート2か所を整備したことがわかった。
ロシア極東のウラジオストクと中国吉林省延吉への定期便の運航が目的。羅先市の黄哲男・人民委員会副委員長が7日、長春で開催中の貿易フォーラムで明らかにした。
北朝鮮の金正日総書記は8月に露中両国を訪れて協力強化を確認しており、投資誘致のための社会基盤整備とみられる。ただ、ヘリや航路誘導システムは用意されておらず、運航が実現するかどうかは不透明だ。
黄氏によると、羅先と露国境を結ぶ鉄道線路の幅をロシア側と統一する工事が10月に完了する見通し。これにより、ロシアからの貨物をスムーズに羅先へ運ぶことができるようになる。
【その2:韓国の平和路線、ハト派路線】
http://mainichi.jp/select/world/news/20110906dde007030008000c.html
毎日新聞『「朴元大統領も偉大な指導者」 金総書記、長女と会談時語る』
北朝鮮の金正日総書記が韓国の故・朴正熙元大統領の長女である朴槿恵与党ハンナラ党元代表と02年5月に平壌で会談した際、自分の父親の故金日成主席とともに朴元大統領を「偉大な指導者」と呼んでいたことが分かった。内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した米外交公電で明らかになった。
公電によると、金総書記は会談で、金主席と朴元大統領が推し進め、自主的・平和的・民族大団結の統一原則をうたった1972年の南北共同声明を「履行したい」と言明。「偉大な指導者の子供同士、(それぞれの亡父の)目標を達成するために協力して努力しよう」と述べた。
金総書記は、朴元大統領が農村近代化政策などで示した指導力を評価しているとされる。同会談では、ソウルを訪問すれば「(朴元大統領の)墓参りをしたい」と述べたことも既に明らかになっている。会談内容は朴元代表が08年にスティーブンス駐韓米大使に語った。
http://www.chosunonline.com/news/20110908000026
朝鮮日報『与党代表、新たな北朝鮮支援政策を提案:ハンナラ党の洪準杓代表が国会演説』
与党ハンナラ党の洪準杓代表は7日(中略)「北朝鮮の食料問題を解決し、統一に備えるには、北朝鮮支援のパラダイム(考え方の枠組み)を転換しなければならない」として、北朝鮮の食料生産基盤の拡大を支援する、新たな形の対北事業を提案した。洪代表は「今後はより根本的な対策に基づいて、北朝鮮の食料生産基盤を造成することを提案する。われわれの対北朝鮮政策も相互主義の原則は維持しながら、より柔軟性のある相互主義に転換すべき時期を迎えている」と述べた。
洪代表は▲北朝鮮が繭を生産して韓国が絹織りを行うという形の養蚕業支援事業▲ゴマや緑豆など高収益が期待できる作物の栽培支援▲畜産および果物や特用作物の契約栽培事業−などを検討課題として提案した。また、韓国が貯水池やかんがい用水路などの農業インフラを整備し、さらに農業機械、肥料、農薬などを支援する形で、北朝鮮の食糧自給自足基盤を拡充することも提案した。
洪代表は「北朝鮮が希望する2カ所から4カ所の地域でかんがい事業や干拓事業、土地整備事業を試験的に推進してはどうか」とも提案し、これらを基盤に開城工業団地や坡州、鉄原、高城などに「統一経済特区」を設置して南北が共同で管理する案も提示した。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/09/08/0200000000AJP20110908001700882.HTML
聯合ニュース「韓国最大野党代表、北朝鮮政策の転換を要求」
韓国の最大野党・民主党の孫鶴圭代表は8日に国会で演説し、南北問題について、政府の北朝鮮政策の転換を求めた。
孫代表は南北交流を再開し、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議を韓国が主導していくべきだと強調。対話を通じた南北関係の進展を促した。
北朝鮮問題と関係ないので引用しなかったが与党、野党代表ともに、「長時間労働をなくします」「非正規労働者の待遇改善につとめる」と言ってるようで、わが国の最大野党・自民党とのあまりの違い(もちろんこの記事を読む限りかの国の政党の方がご立派)に悲しいというか、笑ったというか。
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2011090833158
東亜日報「GDP3000ドルに成長させ、北朝鮮の民主化運動を誘う」李大統領の発言公開
李明博大統領の対北朝鮮政策基調である「非核開放3000」は、北朝鮮の住民が自発的な民主化運動を立ち上げられる水準に経済を成長させることを狙ったものであることが分かった。
駐韓米大使館が08年1月7日に作成した公電によると、李大統領は、就任前の当選者時代だった年の1月4日、ウィリアム・ペリー元国防長官*2、ロバート・ガルーチ・ジョージタウン大学長ら元高官らで構成された代表団に会った席で、「北朝鮮が核兵器を完全に廃棄して検証を受ければ、韓国は北朝鮮住民の1人あたりの国内総生産(GDP)を年間3000ドル(約320万ウォン)に上げることに努める」とし、「3000ドルという数値は大変重要だ。それに達して、北朝鮮住民が人権と政治的自由化に目を開くためだ」と話した。
1人あたりの国内総生産3000ドルというのは確か蒋介石時代・台湾や朴正煕時代・韓国など過去の経験上、そのくらいの経済発展をすると、国内にいわゆる中間層が増え、一定の政治力を持ち、政治民主化運動が活発化すると言うことで、北朝鮮でも同じ事を目指してはどうかと言うことだろう。ちなみにこの説、俺は以前何かで読んだ覚えがある。李閣下のオリジナル理論でないことは確かだと思う。韓国や台湾がそうだったからといって北朝鮮がそうなる保障はない(そもそも、この理論は、過去の経験から導かれた理論に過ぎず、数学的に因果関係や相関関係が証明されたわけではない)し、「人道目的」というより体制打倒目的のために「経済制裁しません」「北朝鮮の経済発展に協力します」と公言するのは人としてどうかと思うが、増元辺りの強硬論よりはマシだと思う。
■批判的書評 王何*3著 「多民族国家 中国」岩波新書(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=497
ぐぐったところ王氏は、「東トルキスタン共和国*4研究―中国のイスラムと民族問題」(1995年、東京大学出版会)*5、「20世紀中国の国家建設と「民族」」(2006年、東京大学出版会)と言った著書がある「中国近現代史研究家(特に少数民族問題に着目した)」のようだ。
ここで三浦が言ってることは要約すると
1)毛利和子*6「周縁からの中国」(1998年、東京大学出版会)など他の中国研究者と比べ、王氏は中国の少数民族政策に対する批判が弱く(もちろん批判がないわけではないが)、一方、民族独立派に対し(暴力的だなどと)あまりにも厳しい
2)中国は古代から多民族国家としてやってきたのであり、漢民族単一国家としてやってきたわけではない。そう言う意味で過去から学ぶことは多いのではないかと王氏は主張している
といったことだろう。
いつもの三浦の書評は、知識のない俺でも突っ込めるほど酷いが、この書評にはその種のあらは俺にはみつからなかった。
ただし、俺はこの問題に詳しいわけではないし、王氏の本や、三浦が紹介する毛利本などを読んで詳しく検討しないと何とも言えないとは思う。また、三浦の王氏への批判が大筋で正しいとしても、まともな人権派ならともかく、戦前の日本植民地支配を正当化する「エセ人権派のお前が言うな」とは思う。
以下は細かい突っ込み。
第2章の「漢民族国家という幻想」では、新帝国の統治を例に、中国を漢民族国家として捉える視点を出切るだけ相対化しようとする視点が見られる
「新帝国」って一瞬意味が分からなかったのだが恐らく「清帝国」の誤記だろう。
某雑誌に書いた文章をそのままノーチェックで流用したのだろう。いきなり先月号と言っても意味不明だ。
仮に旧チベット伝統社会に欠点があったにしても(同時にそこにはたぐい稀な精神的魅力もあった事は、前号の書評「私のチベット」をお読みいただきたい)そこに中国政府が強引に「自治区」として侵略する*7資格はないのだという視点はどこにも見られない。
三浦が言うように旧チベット社会の欠点を理由に王氏が中国の対チベット政策に甘いとしたら確かに問題だ。だが同じ事は三浦たちが正当化しようとする「遅れた朝鮮や台湾」を支配した戦前日本にも言えるのだが。良い度胸だ。
そして三浦が紹介する「私のチベット」(http://miura.trycomp.net/?p=293、http://miura.trycomp.net/?p=298)は江戸時代の人間が「江戸時代は良かった」というようなもので大した価値はないと思うが。よほど酷い社会でない限り、何らかのとりえはあるだろうし、三浦は「農奴制」などの旧チベット社会の問題点に甘すぎだ。
なお、三浦は中国が民主化すれば問題解決するかのようなことを後の方で言っているが、そんなことはないだろう。民主主義国家でも民族問題を抱えた国はある(例:日本の在日朝鮮・韓国人問題、イギリスの北アイルランド問題、スペインのバスク問題)。
また民族問題が中国にあるとしてそれは一党独裁が原因と言うより、民族的マジョリティ(漢民族)の側のマイノリティへの配慮が足りないからであり、そう言う問題は民主化すれば解決するという話ではあるまい(一党独裁はもちろん改革されるべきだが)。
独立運動側も、圧倒的に強大な中国政府の圧力を撥ね退けるためには、諸外国や国際世論を味方につけるべく努力するのは戦略上当然のことではないか。
ここでの三浦の王氏批判が正しいとしても「お前が言うな」と呆れる。「圧倒的に強大な」日本政府の「圧力を撥ね退けるため」に「諸外国や国際世論を味方につける」べく「従軍慰安婦アメリカ下院決議」を韓国人活動家が目指したら陰謀であるかのように因縁つけたのはお前ら珍右翼だろ。お前らは韓国とかが外国の力を借りて日本批判しようとすると逆ぎれる癖に批判される対象が中国だと「お前は強いんだからそのくらい我慢しろよ」「力借りてるかどうかじゃなくて、主張が正しいかどうかだろ」かよ。ナイスブーメラン(嘲)
自分の嫌いな金大中やカーターのノーベル平和賞受賞は平気でネグる三浦がダライの受賞は絶賛か。アンチ中国のご都合主義野郎が。恥を知れ。
経済成長が少数民族にも利益をもたらしていること、また民族独立運動は少数派の主張に過ぎない事は強調されるが、何故か中国の民主化についてはほとんど触れる所がない。
ここでの三浦の王氏批判が正しいとしても「お前が言うな」と(以下略)。なぜか戦前日本の独立運動弾圧に触れずに経済成長を理由に日本の朝鮮・台湾植民地統治を正当化しようとした屑がふざけるな。
参考
「東トルキスタン共和国研究」のAmazonレビュー
本書を読んでみて、東トルキスタン共和国は主席にウラマーのイリハン・トレを担いだものの、実権は親ソ派のウイグル知識人が握っていたことがわかり、妙に納得した。彼らはソ連に留学して、ソ連式の近代化を行おうとした。最終的に彼らは階級革命のためとしてイリハンを排除した。
(中略)
東トルキスタン共和国はイスラム法(シャーリア)よりも近代的な法律システムと教育を重視した。
(中略)
ソ連は当初東トルキスタンを(注:外)モンゴルのように中国(注:当時の中華民国)から切り離して、ソ連の衛星国にしようとしたが、モンゴルを中国に承認させる代わりとして東トルキスタンを見捨て、東トルキスタン共和国は崩壊した。残った親ソ派のウイグル、キルギス、カザフの知識人の指導者達は中国共産党が呼びかけている「新政治協商会議」に出席するために乗った飛行機がソ連領内で事故に会い死亡した。(注:本当に事故死か、ソ連による謀殺か)真相は不明だが、東トルキスタンへのソ連の介入を知る不都合な人間が消された結果になる。中国人が書いたからという理由で批判するのもいいが、この地域は日本と違い、四方八方の大国に囲まれて、少数の民族が翻弄され続けた歴史がある。本書は当時の指導者の近辺にインタビューをして、その歴史を客観的に追求している。それを踏まえずして日本の都合(またはプライドだけで)でいたずらに対立を煽ることはこの地に不幸しかもたらさないだろう。
「東トルキスタン共和国」って単純に絶賛できそうにないな。
■人間のくずとしか言いようのない三浦の暴言
ただし、これは三浦のブログではなく、ある珍右翼のブログで見つけた。三浦が自ブログに書かないのは、珍右翼相手には支持される発言でも、一般人にはどん引きされる暴言と自覚しているからか。だとしたら卑怯な男だ。まあ、三浦が必死に隠しても、お仲間が「三浦さんのすばらしい発言」としてばらすのでは意味がないが(毒)。なお、西岡の発言も相当酷いがあえて突っ込まない。というのも西岡は、自分の極右ぶりをごまかす三浦と違って自ブログでも酷い記事を書いていて既に俺が何度か突っ込んでるからだ。三浦と違って西岡が正直なところ「だけ」は評価できる。
http://hanausagi2.iza.ne.jp/blog/entry/2430529/
花うさぎの「世界は腹黒い」2
『生きているのになぜ助けられない9.4緊急国民集会*8』
三浦小太郎氏は、「日本で出来ることはある、それは朝鮮総連の一斉捜査だ。すでにかなり拉致関連の証拠は消されている可能性はあるが、いろいろな国会議員に工作したり、資金が流れている疑惑があり、そういうことを明らかにする意味でも大事な課題だ」などと述べ、会場から大きな拍手が寄せられていました。
根拠レスで朝鮮総連が拉致に関与した呼ばわりするな、屑。
大体、動かぬ証拠があったら手前に指図されなくても警察や検察が一斉捜査に乗り出してるわ、カス。
警察や検察が手心を加えている、あるいはお前が分かることが分からない無能と中傷する気か?
つうか、朝鮮総連本部ビル関係の事件(元公安調査庁長官が逮捕された例の事件。余り詳しいことを俺は知らないが)で既に、総連本部に家宅捜索に入ったと思うが?。それで拉致関係の話なんか何もでなかったろうが?
ああ、そうか、だから「支部も含めた同時一斉捜索」とほぼ確実に実行が不可能なことを言う訳ね?。一党独裁の中国じゃあるまいし、証拠もないのにそんな家宅捜索令状を裁判所が出すと思ってるのか?。明らかな犯罪組織である暴力団ですら一斉捜査などそう簡単には出来ないのに(仮に家宅捜索令状がでて一斉家宅捜索がされたとして証拠が出なくても根拠レスでこのバカは証拠隠滅されたと言うんだろうが)
むしろやるべきことは
「日本で出来ることはある、それは統一協会の一斉捜査だ。すでにかなり霊感商法関連の証拠は消されている可能性はあるが、いろいろな国会議員に工作したり、資金が流れている疑惑があり、そういうことを明らかにする意味でも大事な課題だ」だろ?。
■平成23年9/2、野田政権成立
お手並み拝見だが、まずは俺がここでネタにしてる朝鮮学校問題だ。野田みたいな極右じゃ憂鬱な予想しかできないが。
ほかにも「自公との大連立の有無」「小沢問題」「脱原発問題」「消費税問題」「沖縄基地問題」「歴史認識問題」「日中・日韓関係」「(いまだに実現していない)雇用問題の改善(派遣規制など)」などいろいろあるがすべて「最悪の予想」しかできない。
何せ産経と経団連会長が絶賛する男だからな。これでご祝儀で菅よりよい支持率(最近はたいていそうなるのだが)だったり、新聞が野田ほめたりしたらレベルの低さにあきれる。政治がよくならないのも当たり前。国民とマスゴミがバカだからだ。
【追記】
産経新聞「朝鮮学校の無償化は文科省の対応を見守る 藤村官房長官」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110902/plc11090213020030-n1.htm
うがった見方をすれば菅の顔を立てるためこういう一方で、「除外しないと高校無償化自体つぶす」と裏で文科省を脅し、無償化除外で決着させ批判が出たら、政治主導を売りにしたくせに「文科省の専門的判断です、政治介入はよくない」(教科書検定への政治介入はする気満々だろうに)と寝言をはき、すべて文科省に責任転嫁する(立場の弱い文科省はそうされても泣き寝入りする、余り文句を言うようなら、別にお土産(文科省の新規事業に多額の予算つけるとか)を出して買収すればいいと踏んでいる)気かもしれないが、中井や中野のような露骨な差別発言されるよりはひとまず「現時点では」ましだろう(大人になると正直に人の言葉を受け取ることができなくなるのだよ、青少年の諸君)。
今後の焦点はその種の陰謀や腰砕け(当初は文科省に任せると言っていたのに文科省が無償化路線でゴーしたら与党内のウヨの非難にしどろもどろになる)をどう防ぐかだろう。
それにしてもこの時期、韓国、ロシアがパイプライン建設に動いてることは本当によかったと思う。日本の異常さが際立ってるわけだから。これを機に家族会が正気を取り戻せればいいんだが。まあ無理だろう。
■オレ流・北朝鮮最新情報(2011.9/2分)
俺が紹介するニュースに増元のような珍右翼が号泣してるかと思うとアンチ珍右翼の俺は飯がうまい。しかしヨンビョン島砲撃事件の後にこういうのが急浮上すると俺のような素人はびっくりしちゃう。予想しなかった独ソ不可侵条約に仰天して、「欧州情勢は複雑怪奇」のぼやきを残して、辞任した戦前の平沼内閣じゃないが、俺のような素人には「朝鮮半島情勢は複雑怪奇」だ。
水面下では以前から色々やってたんだろうし、少なくとも日本の政府与党(たぶん自民党時代から)、外務省は韓国やロシアからのお知らせで本当は「以前からよく知ってる」「全然意外じゃない」んだろうが。そして下手したら、パイプライン計画大歓迎だと。ただし横田さんや増元の反発が怖くてそういうことは表に出せないと。
【その1:着実に進んでるらしいパイプライン計画】
http://www.chosunonline.com/news/20110902000029
http://www.chosunonline.com/news/20110902000030
朝鮮日報『ロ外相「パイプラインの北朝鮮通過を確信」』(上)(下)
先月24日に北朝鮮の金正日総書記とロシアのメドベージェフ大統領の間で原則合意した「北朝鮮を通過するパイプライン連結事業」が、11月に予定されている韓ロ首脳会談でも話し合われる可能性が高いことが分かった。また、ロシアの国営ガス会社「ガスプロム」と韓国ガス公社の間では、現在も協議が進行中だということも明らかになった。ガスプロムは先月31日、本紙に送付した電子メールを通じ「ガスプロムと北朝鮮政府はエネルギー協力に関して協議を進めている」「韓国ガス公社ともサハリン、ハバロフスク、ウラジオストクのガスターミナルから韓国にガスを送るためのさまざまな方法について話し合いを行っている」などと発表した。
11月には韓国とロシアの双方が参加する国際会議が三つ予定されている。米ハワイで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、フランス・カンヌでの主要20カ国・地域(G20)首脳会議、インドネシアのバリで開催される東アジア・サミット(EAS)首脳会議だ。この機会に韓ロ首脳会談が最低でも1回は行われ、パイプライン問題が話し合われるのは自然の流れだ。李明博大統領がロシアを訪問すれば、パイプラインについての話し合いもより現実味を帯びてくる。与党ハンナラ党の洪準杓代表は最近「11月中に南北関係にとってよいニュースがあるだろう」と発言したが、これもパイプライン関連のものとみられている。韓国政府のある高官は「先週末に李大統領と洪代表が大統領府で会談したが、このとき李大統領は洪代表に“11月ごろにロシアとのパイプライン事業でよい結果が出るかもしれない”と発言したと聞いている」と述べた。
ハンナラ党外交通商統一委員会に所属するある議員は「ガスプロムの担当者が近く韓国を訪問し、韓国ガス公社とパイプライン連結事業について話し合う予定だ。これは外交通商部の金星煥長官が明らかにした」と発言したという。
南北とロシアの3カ国でパイプラインを結ぶ事業は、ロシア主導の下で韓ロ、朝ロの2国間での話し合いが進められている。しかし最も大きな障害となるのは、やはり南北の直接対話が実現していないことだ。韓国政府の関係者は1日「パイプライン連結の最大のカギは、南北間での話し合いだ」と指摘している。
政府関係者によると、北朝鮮はパイプラインの通過を認める見返りに年間1億5000万ドル(約115億円)を要求しているという。パイプラインが通過する国に支払う額は、ガスの供給国と通過する国の間で常に懸案となる問題だ。2009年にロシアは欧州向けのパイプラインが通過するウクライナとこの問題で対立した経緯がある。当時、ロシアはパイプライン100キロを基準に、送られるガスの量1000立方メートル当たり1ドル70セント(現在のレートで約131円)=2009年=をウクライナに支払うことで合意した。これを適用すれば、北朝鮮は通過を認める見返りに年間1億7000万ドル(約131億円)を要求することもできる。ガスプロムと韓国ガス公社が08年に結んだガス産業協力議定書によると、年間のガス輸入量は100億立方メートルが予定されており、南北とロシアの合意が実現すれば、北朝鮮を通過するパイプラインの長さはおよそ1000キロになるものと予想されるからだ。
韓国政府の高官は「北朝鮮とロシアの話し合いが始まったとはいえ、合意に至るまで数年はかかるだろう」と述べた。
【その2:着実に進んでるらしい朝露経済交流】
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE2E3E2E6988DE2E3E2EBE0E2E3E39494E3E2E2E2;at=ALL
日経新聞「北朝鮮、ロシアから農地賃借 食糧不足の解消狙い」
8月に9年ぶりの首脳会談を開いたロシアと北朝鮮が、農業分野で協力を広げる動きを見せている。北朝鮮の農業省などの代表団は1日、ロシアの極東アムール州を訪問し、ロシアから農地を賃借する意向を示した。ロシア極東で穀物や野菜を栽培し、国内の食糧不足解消につなげる狙い。
アジアでの影響力強化を目指すロシアも北朝鮮との協力に積極姿勢に転じている。
インタファクス通信によると、1日に農地貸借に向けた交渉を開始した。アムール州政府によると、北朝鮮側は数十万ヘクタールの農地を賃借することに関心を示している。1ヘクタールあたりの年間貸借料は約50ルーブル(約150円)を下限として交渉しているという。
北朝鮮では食糧不足や市民の生活困窮が慢性化し、金正日政権は経済再建に焦りを強めている。ロシアで農地を確保することで、中国の食料支援への過度な依存を脱したいとの思惑があるとみられる。
ロシア側も北朝鮮との農業協力に前向きになっている。アムール州は20万ヘクタールに達する未利用の農地を抱え、有効活用が課題となっているからだ。同州幹部は1日の交渉で北朝鮮による農地や農業設備への投資に期待を表明した。ロシアは外資導入を極東の農業再建につなげる戦略を打ち出しており、2009年には沿海州で韓国の現代重工業が現地の農業法人を買収している。
ロ朝は8月の首脳会談で、天然ガスパイプラインの建設推進で合意したほか、鉄道設備の更新なども協議したもよう。8月末にロシア国防省の代表団が平壌を訪問し、軍事協力の再開でも合意している。ロ朝両国の協力の背景には中国をけん制する意図もあり、協力分野が広がる可能性がある。
【その3:韓国で進む南北対話路線】
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011090200551
時事通信『仏教団体の訪朝容認=柔軟姿勢で変化促す』
韓国統一省は2日、同国仏教最大宗派の曹渓宗関係者ら37人が3日から北朝鮮を訪問し、景勝地・妙香山の寺で記念行事を開催すると発表した。哨戒艦沈没事件を受けた昨年5月の対北朝鮮制裁措置発令以来、韓国政府が南北交流のための訪朝を認めたのは初めて。
李明博大統領は8月31日、統一相を強硬派の玄仁沢氏から側近で対話派の柳佑益・前駐中国大使に交代すると発表しており、韓国政府は北朝鮮に対し柔軟な態度を示し始めている。
韓国内では、6カ国協議の再開に向け、7月に続く2度目の南北、米朝高官協議が今月中にも開かれるとの見方が浮上している。米韓は、6カ国協議再開の前提として、ウラン濃縮活動の停止などを求めており、韓国政府は柔軟姿勢を見せることで、次回協議で北朝鮮の態度軟化を引き出そうとしているもようだ。
■9月7・8日 呉吉男氏、東京で証言 ヨドックに沈んだ妻と娘(3)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00652
三浦のユンイサン氏への誹謗中傷文章は吐き気がするので引用はしない。興味のある方はリンク先を読めば良かろう。俺の理解ではこのエントリで三浦が言ってることは二つある。
【その1:9/7,8にぼくらがやる会にアムネスティとか有名団体が参加するよ】
だから何?。アムネスティが参加しようと三浦の運動なんか俺は評価しない。大体「代用監獄」「従軍慰安婦」等、自分に都合の悪い、あるいは興味のない「アムネスティの声明」は平気で無視する奴が何様だ。
【その2:呉吉男が北朝鮮に行ったのは、北朝鮮工作員のユンイサンがだましたからだ】
根拠レスで反論できない故人を工作員呼ばわりとは恥を知れ。まさかお前(三浦)はこの文章でユン氏が工作員であることを疑いなく示すことが出来たと寝ぼけてるんじゃないだろうな?
一応いくつか突っ込んどくか。
「統営*9の娘」申淑子氏(69)
揚げ足取りになるが、69歳の老女じゃ娘って言わないだろ?。「統営の母」とかの方がよくね?
基調演説って誰がするんだ?、と思ったら中野さんね。だったらもっと早くそう書けよ。
北朝鮮支持者であったユン・イサン
俺がググって調べた限り、北朝鮮支持者ではないと思う。三浦の紹介する呉の話は真偽不明だし(従軍慰安婦問題とかで、お前ら珍右翼がよく言う居直りの台詞「被害者証言は安易には信用できない」はどこ行った?)。北朝鮮に対する認識は甘かったかも知れないが、ユン氏は韓国軍事独裁批判派で南北早期統一支持、対話派のハト派だろ?
北朝鮮がロシアや韓国とガスパイプラインを創ろうとしているという「見たくない現実を見ようとしない」、そういう現実を無視して、無意味な対北朝鮮強硬論吐くお前(三浦)が言うな。他にもお前(三浦)は荒木の「ホルミシス効果で飯館村は安全」理論垂れ流しに荷担するとか、「山梨県警DNA鑑定捏造陰謀論」を好意的に紹介して山本美保さんの死亡を認めないとか「見たくない現実を見ようとしない」恥知らずな行為をしまくってるよな。
自分がいわゆるブーメランな事言ってる自覚はないのか?。こいつを代表にして恥じない「守る会」の連中(もちろん俺が憎悪し、軽蔑してるid:noharraを含む)は屑過ぎだ。
で、今後もこのユンイサン氏への中傷話は続くようなのでそのときは突っ込む予定。
■9月5日 ソウルで収容所解体のための記者会見
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00650
貴重な証言が期待できるのでお知らせいたします
まさか貴重な証言ってのは
じゃねえだろうな?。既に俺は突っ込んでるが、呉が北朝鮮にいたのは1986年のことだ。その証言が事実だとしても、20年前のことについての証言なんか無価値だ。脳みそにおがくずでも詰まってるのか?
で、明日以降、「7月18日で中断したままの呉吉男の話」(http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00624)を再開し完結させるらしい。日本にも弟子がいるという世界的作曲家・尹伊桑氏を根拠レスで北朝鮮の工作員呼ばわりとかとてつもなく信憑性が怪しく、かつ尹氏に失礼な話のようだが、明日以降、三浦の書くという文章に改めて突っ込む。尹氏を根拠レスで北朝鮮の工作員認定するこういう屑が代表の会に入ってる野原とか、こういう屑を人として評価できる草加耕助とかには呆れるね。
参考)
http://www.suigyu.com/yuji/ja-text/2003/yun.html#Anchor251389
尹伊桑(ユン・イサン)の場合
高橋悠治
ある日、ユンさんが言った。韓国では、村の読書人*10も世の不正を見過ごせないで、書を捨てて民衆のために立ち上がる伝統がある。平和がもどると、なにごともなかったように書斎の生活に帰る。わたしも一段落ついたら交響曲やオペラをつくりたい(中略)。そういう在郷の文人を、たしかソンビ(志士)と呼ぶと思うが、ユンさんにはそういうところがあった。1981年、光州での民衆蜂起の1周年にコンサートがあり、日本にあった韓国の反政府組織にたのまれて、尹伊桑の「範例−光州よ永遠に」という交響曲の日本初演を指揮したときのことだ。
コンサートに先立って政治集会があり、ユンさんは在欧組織の議長としてそこにいた。活動家たちには、ユンさんの音楽はむずかしかったらしい。だが、その曲のエネルギーと激情だけはよく伝わったようだ。
1967年、尹伊桑が韓国情報部にベルリンからソウルに拉致された事件は知られている。その時は国際的な抗議と西ドイツ政府の介入で釈放され、ドイツの市民権をとり、ベルリンの音楽大学教授になった。もっと以前、朝鮮が日本の植民地だったときは、抵抗運動に加わって日本で投獄され、拷問されたこともあった。わるい政治のために生活や仕事を破壊されれば、抵抗しないわけにはいかない。
「作曲家は、自分の生きている世界に無関心ではいられない。人間の苦しみ、抑圧、不正、すべてがわたしの思いのなかに顕れる。苦痛があるところ、不正があるところ、わたしは音楽を通じて言いたいことがある。1983年、尹伊桑」
政治は世界を一つの方向に向けようとする。その過程で、政治運動はたえず分裂する。ユンさんは政治の場で同志たちと論争するよりは、書斎に帰って、一曲の交響曲を書きたかっただろう。数年後に、政治活動から身を引いて、作曲に専念するという記事を読んだ記憶がある。
尹伊桑は5曲の交響曲、4つのオペラ、いろいろな楽器のための協奏曲を多数書いた。それらは、しだいに調和と平和にみちたものへと変わっていった、と言われている。それらをそんなにたくさん聞いているわけではないが、印象にきざまれているのは、深い哀しみの翳りをもった音楽だ。それは個人的な思い出と切り離すことができない偏った見方かもしれないが。
ドイツで西洋音楽の技法をつかいながら朝鮮のうねり曲がる音を表そうとしたのは、民族性や個性を強調するよりは、相互理解の道をさがすため。
(中略)
東西文化の架け橋となりたいと願いながらも、ユンさんはベルリンで長い一生を終えた。20世紀のこの時期、東洋人は一方的に西洋の理解を求めてきた。はたして西洋の作曲家は、東洋人に人間として歩み寄ったことがあっただろうか。東洋哲学を神秘化したり、異国情緒の骨董趣味にふける以上の理解が、どのくらいあるだろう。尹伊桑の音楽が現代のドイツ音楽にどれほどの痕跡を残したことか。そして次世代の東アジアの作曲家にとって、かれの音楽はどう見えているだろう。
尹伊桑は生前は、韓国でアカと呼ばれ、帰国することもできなかった。南北分断国家の和解のシンボルとして38度線上でコンサートをひらく夢も実現しなかった。いまの韓国の作曲家にとって、尹伊桑はどのような存在なのだろう。ピョンヤンには尹伊桑音楽研究所があったはずだが、そこで学んだことを作品に生かした作曲家は北にいるのだろうか。
ユンさんにはじめて会ったのは1964年、西ベルリンで、当時の西ベルリンは、東ドイツに囲まれた陸の孤島(中略)だった。そこで暮らす外国人は、すくなかった。芸術家仲間でも、ユンさんははるかに年長で、でも生活は貧乏な留学生のようだった。インスタント・コーヒー数粒をお湯に溶かして中国茶をイメージしながら飲むこと、台所でモヤシを育てること、韓国語の新聞をよみながら、不幸な国ですよ、とつぶやいていたことなど、日常のこまごましたことを覚えている。朝鮮の宮廷音楽のテープも聴かせてくれたが、おなじ唐楽をとりいれながら、日本の雅楽とはまったくちがうのにおどろいた。ユンさんはいくらか古風で威厳のある日本語を話し、朝鮮語もわからず、朝鮮文化も知らなかった日本の音楽家にも寛大でしんせつだった。
http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110826/p1
尹伊桑の芸術 Vol.6
嫌韓かまびすしい昨今において韓国出身の作曲家の作品などを聴いていたら、(注:フジテレビ前の)デモなどに熱心なテレビ大好きな方々(右翼、とは違ってただ単になんとなく気に食わないからギャアギャアと騒ぐ赤ん坊的なメンタリティ*11を持っているように端からは見える)に刺されるかもしれませんが(いや、おそらくテレビが大好きな人はこのブログなんか読んでないので平気であろう)2009年にカメラータ・トウキョウから『尹伊桑の芸術』と題するCDシリーズが出ていたことを知り「これは聴かねば!」と意気込んでいる今日この頃でございます。尹伊桑(ユン・イサン、1917-1995)は前述のとおり韓国出身の国際的にも活躍した作曲家。その活動規模は武満徹と並んで、東洋を代表する作曲家だった、と言っても過言ではありません。彼の波乱に満ちた生涯については各自お調べいただくとして、彼がベルリンで教鞭を取っていたときに現在国内外で活躍する日本人作曲家を指導していた、という事実は注目するポイントだと言えましょう。細川俊夫も三輪眞弘も尹伊桑の弟子でした*12。
全9枚のラインナップについてはこちら(http://www.camerata.co.jp/J/blog/news/2009/11/2009-11-16-01.html)をご覧ください。1〜3枚目の「管弦楽曲」は80年代に入ってからの交響曲を中心にしたもので、私は別なレーベルから出ている交響曲全集をすでに持っていたため、6枚目の「室内楽」から攻めています。収録曲は以下。
・洛陽(ローヤン)〜室内アンサンブルのための(1962/64)
・ピース・コンチェルタンテ〜室内アンサンブルのための(1976)
・サロモ〜アルト・フルートのための(1978)
・箜篌(コンフ)〜ハープと弦楽合奏のための(1984)
・バランスのために〜ハープ・ソロのための(1987)
なお、《コンフ》はナクソス(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000EMH7J6/kusobae-22/ref=nosim/)から出ているCDでも聴くことができます。「東洋の響きと西洋の響きとの融合」というテーゼは東洋に生まれたいろんな作曲家が掲げていますが、尹伊桑もまたそのひとり。80年代に入るとその楽想は一気にロマンティックで平明な方向へと流れるのですが(しかし、ベタに東洋感を煽るのではなく非常に洒脱な響きのなかに東洋エッセンスが紛れ込んでいるような感じ)、このCDを聴くと60年代の作品においても基本的な姿勢は変わっていないことが確認できます。この時期ですと既に日本においてでさえ武満徹が《テクスチュアズ》を書いていますから、彼の音楽の響きは斬新なもの、とは言えなかったでしょう。もはや古典的、と言っても良い響きだったかもしれません。しかし、そうした古典的な響きに聴きごたえを感じたりもするのでした。
■オレ流・北朝鮮最新情報(2011.8/31分)
これから紹介する記事は全て極右・増元辺りには不愉快なニュースだろう。こうした報道から分かるのは、増元ら極右が主張する「対北朝鮮強硬論の非現実性」だと俺は思う。
【その1:北朝鮮の観光事業が始まった】
http://www.chosunonline.com/news/20110831000024
朝鮮日報『金剛山:外国人観光客を乗せ万景峰号が羅津出港、北朝鮮、外国人観光客の誘致をスタート』
北朝鮮が、一方的に没収を通知した金剛山観光地区内の韓国側資産を利用し、米国や中国など外国人観光客を誘致しようという動きを本格化させている。
金剛山に向かう国際観光団を乗せた万景峰号が30日、北朝鮮の羅津を出港した。また、北朝鮮を専門に手掛ける米国の旅行会社は、現代峨山が所有する金剛山ホテルを利用する旅行商品を発売した。
北朝鮮の朝鮮中央通信は30日、羅先・金剛山観光デモンストレーションを目的とする国際観光団が、羅先市で出港式を行ったと報じた。米国・日本・中国・ロシア・欧州からやって来た投資家や観光会社の関係者、取材記者らが、在日朝鮮人が北朝鮮に向かう際に用いられた万景峰号*13に乗船し、羅津港を出発したという。
同通信は「4泊5日のこの観光は、朝鮮の東北端にある羅先市で万景峰号に乗り、朝鮮東海(日本海)を遊覧して金剛山に到着、そこで世界に名高い九竜淵や万物相、三日浦、海金剛一帯などを探勝することになっている」と報じた。
この日万景峰号に乗船した国際観光団には、中国の東北3省*14の代表団が含まれ、米国のAP通信、ロシアのイタル・タス通信、イギリスのロイター通信や中国の環球時報、日本の朝日新聞、香港の鳳凰テレビなどの記者団が同行取材しているという。
また同じく30日、米国のラジオ放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」は「北朝鮮を専門に手掛ける米国の旅行会社が、現代峨山の所有する金剛山ホテルを利用する観光商品を発売した」と報じた。
VOAによると、米国イリノイ州にあるアジア太平洋旅行社が、2012年の北朝鮮観光商品の一つとして3泊4日の金剛山旅行を発表し、その旅行プランには金剛山ホテルでの宿泊が含まれていると広報したという。
韓国ともめてる件をひとまず置けば、出だしは好調なようですな。韓国との件を上手く解決させて、改革開放をどんどん進めていただきたい。北朝鮮も食えるようになれば危ないチキンゲームなんかしないでしょう。「衣食足りて礼節を知る」「恒産なくして恒心なし」ですよ(意味が違う?)。ちなみにこの朝鮮日報の記事は「守る会サイト」(http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00100)でも紹介されている。
【その2:統一部長官がタカ派からハト派に交代か?】
・他に文化体育観光部長官(名前からして日本の文部科学大臣に当たる?)、保健福祉部長官(名前からして日本の厚生労働大臣に当たる?)、女性家族部長官(名前からして日本の男女共同参画・少子化担当大臣に当たる?)、総理室長(総理を補佐する総理室の長官。と言うことは日本では官房長官に当たる?。あの国には大統領がいるので首相の位置づけは日本と違いますが)の交代もありますがやはりメインは統一部長官人事なんでしょう。
・北朝鮮は長官交代は評価しているものの、玄氏が政権内に残ったことは「政策変更が中途半端」と批判してるようだ。
http://japanese.joins.com/article/345/143345.html?servcode=500§code=510
中央日報『統一部長官候補の柳佑益氏、北朝鮮も「対話できる相手」』
柳氏は今年5月まで駐中大使を務め韓中関係を円満に調整したという評価を受けた。長期にわたり行き詰まっている南北関係を中国の力を借りて改善できる適任者として指定されてきた。ハンナラ党の洪準杓代表ら指導部が最近李大統領に柳氏の統一部長官起用を強く建議したのもこうした理由からだ。与党関係者は30日、「北朝鮮当局が柳氏を“対話できる相手”と見ているという話を聞いた。李大統領が北朝鮮の雰囲気まで考慮して指名したとみれば良い」と話した。
http://japanese.joins.com/article/335/143335.html?servcode=200§code=200
中央日報「韓国統一部長官に柳佑益氏、対北朝鮮政策に変化も」
李明博大統領は30日、統一部長官に柳佑益前大統領室長を指名するなど4閣僚を交替する内閣改造を断行した。
(中略)
玄仁沢統一部長官は大統領特別補佐官(統一政策担当)に任命される予定だ。
青瓦台(大統領府)の金斗宇広報首席秘書官は30日、「国政運営に活力を吹き込み、核心国政課題を仕上げるための人選」と話した。青瓦台は柳氏の指名と関連し、「今後南北関係を未来指向的な関係で正常化するのに重要な役割を遂行するだろう」と明らかにした。
柳氏は駐中大使を務め北朝鮮の核開発計画など南北問題を扱うことに関わった。与党関係者は、「玄仁沢統一部長官に対する北朝鮮の拒否感が大きかった。柳佑益前室長に統一部を任せたのは、これまでの対決的だった南北関係を対話局面に変えるという意志の表現で、李明博政権の対北朝鮮政策に大きな変化を与えたもの」と評価した。ただし急激な南北関係の変化をもたらすのではないかという一部保守層の反発を意識して玄仁沢長官を大統領特別補佐官に任命することにしたと関係者は説明した。
http://www.chosunonline.com/news/20110831000021
朝鮮日報「次期統一部長官に柳佑益・元大統領室長」
李明博大統領は30日、これまで北朝鮮や与野党が対北政策の変化を求め交代を要求してきていた玄仁沢統一部長官を更迭し、駐中韓国大使の経験がある柳佑益元大統領室長を新しい統一部長官に内定した。
(中略)
なお玄仁沢長官は、大統領統一政策特別補佐に内定した。
大統領府(青瓦台)の金斗宇広報首席は、この日のブリーフィングで「統一部長官に内定した柳元大統領室長は、玄仁沢長官が進めてきた政策を維持しつつ、発展的統一政策を行っていくものと期待している」と発表した。長官が交代するとはいえ、対北政策の基調に大きな変化はないという説明だ。
しかし、北朝鮮や野党はもちろん、最近では洪準杓ハンナラ党代表など与党内部からも、玄長官の更迭要求が公に出た。対北政策の基調を変えたければ、まず玄長官から変えなければならないという論理だ。洪代表は29日「南北関係に11月ごろ良いニュースがあるだろう」と語った。こうした状況で、新たに統一部を担当することになる柳佑益元大統領室長は、駐中韓国大使時代に南北首脳会談を打診してきた人物だ。
「大きな変化はない」という大統領府側の説明にもかかわらず、対北政策で大なり小なり変化を模索することになるだろうという話が出る背景には、こうした事情がある。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22948020110831
ロイター「韓国統一相に穏健派の柳氏、南北関係改善の可能性も」
韓国大統領府は30日、対北朝鮮政策を担当する統一相に、柳佑益氏を起用すると発表した。穏健派とされる柳氏を統一相に就任させることで、緊張する南北関係の打開を狙ったとみられる。
北朝鮮は李明博大統領と対話を行わない方針を表明しており、2013年に同大統領の任期が終了する時期まで、韓国と交渉しない可能性を示唆している。韓国のこれまでの対北朝鮮政策は、強硬派とされる玄仁沢氏前統一相が担当していた。
柳氏は過去に大統領室長や中国大使などを務めた李大統領の側近。平和的な統一政策を進め、南北関係の改善を目指すものとみられている。
http://www.asahi.com/international/update/0830/TKY201108300707.html
朝日新聞「韓国統一相に対話重視派を起用 対北朝鮮政策に変化も」
韓国大統領府は30日夜、4閣僚を交代させる内閣改造人事を発表した。李明博大統領は、政権内で対北朝鮮強硬論を主導してきた玄仁澤統一相の後任として柳佑益前駐中大使(61)を内定。代わりに大統領の統一政策特別補佐官を新設して玄氏をあてた。
柳氏は李大統領の初代大統領室長として、常に大統領を補佐してきた側近。これまでの南北間の秘密接触にも深くかかわってきており、対話路線を重視するとされる。任期切れまで約1年半となった政権の北朝鮮政策は、変化する可能性が出てきた。
http://mainichi.jp/select/world/news/20110831ddm007030086000c.html
毎日新聞「韓国:強硬派統一相、交代へ 南北関係改善図る?」
韓国の李明博大統領は30日、対北朝鮮政策を担当する玄仁沢統一相を大統領特別補佐官(統一政策担当)に回し、後任に側近の柳佑益前中国大使を充てるなど4閣僚を交代させる人事を発表した。新閣僚は国会の人事聴聞会で同意を得てから就任する。
玄氏は対北朝鮮強硬派の中心人物で、北朝鮮が解任を要求していた。韓国政府は対北朝鮮政策の「基調に変化はない」としているが、玄氏を外すことで北朝鮮との関係を仕切り直し、南北関係の改善を図る可能性が高い。
玄氏は、昨年の韓国軍哨戒艦沈没事件や延坪島砲撃事件に対する北朝鮮の謝罪を南北対話再開の条件とするよう主張し、韓国保守派内からも「柔軟性に欠ける」との批判が出ていた。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110831/kor11083100030000-n1.htm
産経新聞「韓国統一相ら4閣僚を交代 対北朝鮮政策に変化も」
韓国の李明博大統領は30日、統一相に柳佑益前駐中国大使を充てるなど、4閣僚を交代させる内閣改造を行った。大統領府が明らかにした。
柳氏は李政権の初代大統領室長を務めた李大統領の側近。北朝鮮への強硬策を主導してきた玄仁沢統一相が交代することで、対北朝鮮政策に変化をもたらす可能性がある。大統領府は柳氏について「今後の南北関係を未来志向的な段階に正常化させる、重要な役割を果たすと期待する」とした。
(中略)
玄統一相は、大統領統一政策特別補佐官として南北政策に関与を続ける。
今後、国会の聴聞会を経て、正式に就任する。(共同)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011083000937
時事通信「新統一相に前中国大使=4閣僚が交代−韓国」
韓国の李明博大統領は30日、統一相に柳佑益・前駐中国大使を起用するなど4閣僚が交代する人事を内定した。国会の同意を経て決定する。内閣改造は5月以来。来年4月の総選挙をにらみ、議員出身閣僚らを交代させる。
玄仁沢統一相は、大統領室の統一政策特別補佐官に移る。対北朝鮮強硬派の玄統一相の交代は、政権終盤を迎える中で、北朝鮮の軟化を促す狙いもありそうだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011083102000022.html
東京新聞「統一相に柳前中国大使 韓国、南北関係打開狙う」
韓国の李明博大統領は三十日、閣僚級五人を交代させる内閣改造を発表した。南北政策の要となる統一相から対北朝鮮強硬策を掲げた玄仁沢氏(56)を外し、前駐中国大使の柳佑益氏(61)を充てた。残り任期一年半となった李政権が七月の対話以降こう着した南北関係の打開を狙った人事とみられる。
新統一相の柳氏はソウル大教授出身で、大統領室長も務めた李大統領の側近。中国大使時代は北朝鮮と独自の対話チャンネルを維持したと評価される。一方、玄氏は南北関係改善には昨年の韓国軍哨戒艦沈没や延坪島砲撃に対する北朝鮮側の責任ある措置が必要との立場で一貫。「対話のための対話」に反対し、与野党から交代を求める声が強かった。
北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議再開、ロシアから北朝鮮を経て韓国に至るパイプライン建設計画をめぐる動きも先月来相次いでおり、南北関係の改善を念頭にした交代の可能性が高い。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4814994.html
TBS「韓国で内閣改造、統一相など交代」
韓国のイ・ミョンバク大統領は、対北朝鮮政策を担当する統一相などを交代させる内閣改造を行ないました。
30日に発表された内閣改造人事では、統一相に大統領側近のリュ・ウイク氏が起用されました。
北朝鮮への強硬政策を主導してきたヒョン・インテク統一相から、対話を重視するリュ・ウイク氏への交代は、イ・ミョンバク大統領が膠着状態の続く南北関係を改善する意思を示したものとして注目されています。
■四十九日法要(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=489
父が入院後、病室で読んで大変面白がっていた本をいくつか紹介しておきますので、興味がありましたら供養と思って読んでみてください。
三浦のことなので父親が読んでない本を供養と言ってすすめている疑いがないわけではない(毒)
山本周五郎作品は読むかも知れないが他は多分読まない(そもそも俺はミステリー以外小説はほとんど読まない人間だ)。
百田作品は週刊漫画アクションで漫画化され連載されてる(ちなみにこの連載をしている漫画家・本そういちがこれ以前にアクションで漫画化してたのは蓮池さんがタカ派だった頃に書いた「奪還」。要するにそう言う人なのだろう。うぜえから本そういちは竹書房で麻雀漫画だけ書いてろ)がこの間斜め読みしたら、「特攻は愛国精神の発露」「戦後は戦前を全否定するマスコミのせいで愛国心が衰退した」云々と登場人物(特攻隊の生き残りとか言う極右爺*15)が寝言をほざいててどん引きした。Amazonレビューも斜め読みしたが、予想通りのネトウヨ系ゴミ本のようで吐き気がした。三浦のほめる本だし、どうせろくなものではないだろう。親子して珍右翼か、やれやれ。
ちなみに今のアクションの連載漫画って俺的には「レモンハート」と駅弁漫画以外はぶっちゃけゴミだからどうでもいい。
光人社はいくつか斜め読みしたことがあるが、思い切り軍オタクオリティで戦前批判とかまるでないからな。まあ「肉じゃが」限定なら面白いかも知れない。肉じゃがについては真偽不明な伝説のようだが海軍ルーツ説が存在する(ウィキペ「肉じゃが」参照)。この本もその立場なのだろう。
肉じゃが(ウィキペ参照)
牛肉(地方によっては豚肉)、じゃがいも、玉ねぎ、糸こんにゃくなどを醤油、砂糖、みりんで甘煮にしたもの。肉は一般的に牛肉を使うが、東日本では豚肉を使うことが多い*16。好みによっては鶏肉も使われる。
■誕生の経緯
1870年から1878年までイギリスのポーツマス市に留学していた東郷平八郎が留学先で食べたビーフシチューの味を非常に気に入り、日本へ帰国後、艦上食として作らせようとした。しかし、ワインもドミグラスソースも無く、そもそも命じられた料理長はビーフシチューなど知らず、東郷の話からイメージして醤油と砂糖を使って作ったのが始まりと言われている。
しかし、当時の日本では既にビーフシチューや、その変形であるハヤシライスが洋食屋での一般的メニューであったこと、また、牛肉を醤油と砂糖で煮るのは牛鍋(すきやき)や牛肉の大和煮と同様の手法であるため、この説を創られた伝説とする意見もある。
ビーフカレーと材料が同じ料理という事で海軍食として非常に都合が良く定着した。ただし牛肉やじゃがいもという当時の日本人には馴染みの薄い食材を使うせいか、一般社会の食卓にはなかなか定着しなかった。肉じゃがが家庭食として定着したのは早くても1970年代と言われている。しかし今では「おふくろの味」の代名詞として家庭料理の代表作と呼ばれるまでになっている。この流れはカレーライスの普及と時を同じくしており、食材の牛肉とじゃがいもが日本の家庭に定着するのと軌を一にしている。
■陸軍の肉じゃが
海軍だけでなく陸軍でも、レシピ集である軍隊調理法の中に、『肉と馬鈴薯の甘煮』という名称で肉じゃがの調理法が記述されており、肉じゃがの調理法は日本軍内に広まっていた。
■発祥の地論争
京都府舞鶴市が1995年10月に「肉じゃが発祥の地」を宣言。しかし1998年3月に広島県呉市も「肉じゃが発祥の地」として名乗りを上げた。
(参考)
「舞鶴市サイト:肉じゃが発祥の地・舞鶴」
http://www.city.maizuru.kyoto.jp/modules/kikakup/index.php?content_id=17
根拠は、
舞鶴市:東郷平八郎が初めて司令長官として赴任したのが舞鶴鎮守府であり、現存する最古の肉じゃがのレシピが舞鶴鎮守府所属艦艇で炊烹員をしていた故人から舞鶴総監部に寄贈されたものである。
呉市:舞鶴赴任より10年前に呉鎮守府の参謀長として赴任している。
としている。
しかし資料が曖昧であり、最古のレシピが本当に舞鶴で作られたものか、他の鎮守府から伝わったレシピを書き写したものではないかという論争が決着していないため、両市は「舞鶴・呉の双方が発祥地」としている(注:そもそも東郷考案者説自体が怪しいようだが)。
ハヤシライス(ウィキペ参照)
薄切りした牛肉とタマネギをバターで炒め、赤ワインとドミグラスソースで煮たものを白飯の上にかけた料理。
ハヤシライスの「ハヤシ」の語源については、以下のように諸説あるが、確実な定説はない。
・ハッシュドビーフ説
ハッシュドビーフライスが訛って「ハヤシライス」となったとする説。
・早矢仕有的説
丸善創業者の早矢仕有的が作ったとする説。『丸善百年史』には、丸善創業者の早矢仕が野菜のごった煮に飯を添えたものを友人に饗応し、それが有名となって人にハヤシライスと称され、いつしかレストランのメニューにもなったとの説が書かれてある。
丸善では店内のレストランでハヤシライスを「早矢仕ライス」の名で供している。そしてハヤシライスソースを自社ブランドで製造販売している。(参考:http://www.maruzen.co.jp/shop/ftproot/html/hayashi.htm)
丸善のハヤシライスについて。このサイト(http://majin.myhome.cx/pot-au-feu/address/tokyo-chuohku/maruzen_cafe_nihonbashi/maruzen_cafe_nihonbashi-20080509.html)に寄れば、今は丸善のハヤシライスは、大して上手くなく、本当に上手いハヤシライスが食いたければ定評のある有名洋食屋に行くべきであって、話の種に一回食えば十分だそう。そもそも、「元祖ハヤシライス」を宣伝しながら、今は丸善がカフェを直営してるわけではないらしいと言うのもどうかと思う。
【追記】
百田作品の酷さについては
法華狼の日記「『永遠の0』で広がる視界はゼロ」
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20130817/1376703356
を紹介しておく。
*1:ただし入信は事実ではないことが後に分かったそうで今このエントリは守る会サイトにはない
*3:正しくは「王柯」。いい加減誤記を減らす努力をしろよ
*4:今の新疆ウイグル自治区に当たる。最終的には独立国(といっても国際的に承認されたわけではなく、中国国内の混乱による事実上の独立に過ぎない)でなく中国の自治区となったわけだが、ウイグル独立派は自治区となったことをチベット独立派のように中国の侵略と言っているようだ
*6:三浦の紹介する「周縁からの中国」の他に著書として「現代中国政治を読む」 (1999年、山川出版社世界史リブレット)、「日中関係」(2006年、岩波新書)などがある
*7:中国の行為を侵略と呼べるかは疑問。俺は「チベット解放」を(それ以前は事実上、日本の直接支配が及んでいなかった)「琉球処分」や「北海道開拓」のような出来事と考えており、良いこととは思わないが侵略呼ばわりには疑問を感じる
*8:根拠レスで生きてると言うな。悪いけど「もう死んでる」と思うよ。生きてたら蓮池さんみたいに帰国させるだろ
*9:申女史の生まれ故郷
*10:インテリ、知識人、文化人のこと
*11:赤ん坊に失礼だと思う。赤ん坊の方が連中よりましだ
*12:ウィキペに寄れば他にも、嶋津武仁、古川聖が弟子
*13:経済制裁で日朝間で使えなくなり、使わないのももったいないので観光船に転用された
*15:俺の持ってる岩井忠正・忠熊「特攻」(新日本出版社)は特攻隊生き残りの方が書かれた本だが、特攻を厳しく批判している。特攻隊の生き残りで極右なんて輩が本当にいるのだろうか?
*16:本当かどうか分からないが、俺が以前読んだうんちく本によるとカレーや肉うどんも関東は豚肉を使うことが多いのに対し、関西は牛肉を使うことが何故か多いらしい