「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート19(追記・訂正あり)

 パート18の続き。

朝鮮学校無償化手続き再開の撤回を求める要請文
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00649
 既に三浦の「無償化反対」の非論理には突っ込んでいるので改めては突っ込まない。何に突っ込むかというと早すぎる要請文公表時期。
 菅首相の無償化再開指示がマスコミ報道されたのが29日の午後、三浦がこのエントリをアップしたのが31日の午前8時47分。
 つまり要請文が創られて発表されるまでに2日しかない。この2日間で会で侃々諤々の議論が出来たとは思えない。つまり三浦が勝手に一人で作った文章を会の文章としている疑いがある。そこまで酷くなくても、会の上層部だけで決めた疑いがある。問題はそのことについて三浦が「緊急声明なので会の上層部だけで決めました」などの断り書きを全くしていないことだ。
 三浦は「自分一人」で、あるいは「会の上層部」だけで決めて問題ないと思ってるのかも知れないが、市民団体とはそう言う上位下達の組織ではいけないのではないか?
 これでは過去の「守る会」声明もどれほど会内部で議論がされたか疑問だし、守る会にまともな民主主義が存在するかも疑問だ。


北朝鮮最新情報 :「南北関係で11月に吉報」 ハンナラ党代表発言
http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00099

http://www.chosunonline.com/news/20110830000034
「南北関係で11月に吉報」 ハンナラ党代表発言 ガスパイプライン事業に言及か
 与党ハンナラ党の洪準杓代表は29日、非公開の党最高委員会議で、前日の李明博大統領との会談内容を報告し、対北朝鮮関係について「11月に南北関係の突破口となるような良いニュースがあるはずだ」と述べた。洪代表の側近によると、韓国、北朝鮮、ロシアを結ぶガスパイプラインの建設を念頭に置いた発言だという。
 洪代表は「遅くとも11月末までには、現在のような対北圧力ではなく、別の方法で南北関係の問題を解決できるきっかけが生まれる」とも述べたという。洪代表は前日、李大統領との朝食会に臨んでおり、一連の発言は李大統領の言質を伝えたものではないかとの観測が出ている。
(中略)
 これに関連し、ある大企業がガスパイプライン事業の実現を視野に、パイプラインの設計部門を設け、ロシアとの協力を進めるため、来年9月にウラジオストクで開かれるアジア太平洋経済協力会議APEC)首脳会議に宿泊用クルーズ船を提供する方向で準備に入ったとの情報が流れている。政界では現在、パイプライン建設に絡むさまざまな推測が飛び交っている。

朝鮮日報の記事。ぐぐったところ、似たような記事は他にも読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110830-OYT1T00900.htm)、日刊スポーツ(http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20110830-827533.html)、韓国の聯合ニュースhttp://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/08/30/0200000000AJP20110830003000882.HTML)、中央日報http://japanese.joins.com/article/289/143289.html?servcode=500§code=510)、ロシアの「ロシアの声」(http://japanese.ruvr.ru/2011/08/30/55374755.html)が見つかりました。
三浦たちに都合の悪い発言なので華麗にスルーするかと思っていたのだが。ロシアや北朝鮮の意向もあるし、韓国の政策決定だって、洪氏の自由になるわけではないから実際どうなるかは分からないが、与党代表(それも保守系)がこういう発言をしたと言うことは、(洪氏がスタンドプレーで暴走してるのでない限り)韓国政治がそう言う方向に全体として向かってると言うことだろう。訪ロした李大統領の側近・金星煥外相もパイプライン計画に乗り気な発言をしたそうですし、多分洪氏のスタンドプレーではないだろう。
 金大中氏、盧武鉉氏の流れを汲む野党(広義の左派)は当然洪氏と同意見だろうし、ハンナラより右と言ったら政権獲得の可能性がない極右しかないでしょうから、韓国では強硬論は支持されてないと言うことだろう。
 そういうことを前提にした対策を打つべきだと思うのだが。
 要するに三浦たちが唱える強硬策など多分無意味。しかし根拠レスで三浦は「洪氏は与党の意見を代表してない」とか言い出すのかね。洪氏は党代表なのに(それとも「韓国与党が裏切った」と罵倒が始まるのか?)。
 三浦のような珍右翼は日本の政治でさえ、「谷垣総裁は自民党を代表してない、竹島問題は鬱陵島を訪問しようとした稲田氏らこそ党の意見だ」とか無茶苦茶なことを言い出すからね。洪氏は谷垣総裁みたいな穏健派なんでしょう。ハンナラ党内の「韓国版・清和会(極右)」をどう押さえ込めるかが問題だろう(日本と違ってそう言う勢力は大して力がないかも知れないが)。
 しかし、対北朝鮮外交に限れば、日本は金大中盧武鉉時代には明らかに負けていたと思うし、このままではまた再度の敗北だ。朝鮮学校無償化除外なんて寝言を日本政府が言ってる間に、韓国政府は「北朝鮮を通過するガスパイプライン計画」ですよ。これが実現すれば、北朝鮮に年間1億ドルの通過料が入ると言われている。今「1ドル=80円」だから日本円で80億円ですよ!。朝鮮学校に行った税金(誰が考えても年1億ドルもない)が北朝鮮に行ったらどうするとか実にくだらない。そうした方が韓国の国益という理解なのだろう。天安撃沈とかヨンビョン島砲撃とかあって韓国人に死者も出ているのにそう言う冷静なことが出来る韓国の外交に日本は完全に負けている。サムスンヒュンダイが日本に追いつけ追い越せでのしてるようだし、世界各地で韓流ブーム。こりゃ、日本が韓国の後塵を拝する日は近い。だから珍右翼は韓流嫌いなんだろうし。最近の日本のだめさは「韓国で韓国人として生まれたかった」と俺に思わせるものがあるね。 


朝鮮学校無償化手続き再開 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00648

 予想通り朝鮮学校に醜いいいがかりをつける反北朝鮮珍右翼の三浦。
 何度も俺の「無償化除外は差別で道理無し」という考えを書いているが改めて論じる。
 なお、俺の考えは大した物ではないと自覚しているので、俺の以前書いたエントリ
朝鮮学校無償化問題関係ブログの紹介」
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20101125/3764529018
で紹介した諸氏の意見もご覧いただけると幸い。
 では早速三浦に突っ込む。突っ込みは思いつくままに書いているので、「とりとめがない」がご容赦ください。
 荒木や西岡、島田など他の珍右翼と違って朝鮮学校ではどうにも出来ない拉致問題や砲撃問題ではなく一定の対応が可能な教育問題を持ち出し、「生徒のためです」とお為ごかしを言ってるところは三浦は多少狡猾ではある。それが全く本心でないことは例えば三浦が、在日へのレイシズムを厳しく批判したりはしないことでモロバレではあるが。

【突っ込みその1】

歴史観は多様であってかまいません。

 で、その多様な歴史観にはお前ら珍右翼が支持するつくる会教科書が入る訳か。しかし朝鮮学校教科書は入らないと。ドンだけ恥知らずでご都合主義だ。こいつらが、朝鮮学校歴史観云々というのは、サヨの「つくる会教科書批判」を見て「これは使える」と思ったからかも知れない。
 しかし、サヨは「つくる会教科書採用する学校は無償化するな」とは言ってないので使えないが。

文科省のかたがたは朝鮮学校の教科書を読んでいただき、本当にこれが無償化にふさわしい内容なのかを考えていただきたいと思います。

お前ら珍右翼が教科書で騒いでる以上、常識で考えて読んだ上での判断に決まってる(そもそも教科書内容がどうであれ、無償化と関係ないし、三浦のような事を言ったら他の無償化された学校だって使用している教科書を読まないと筋が通らないが)。手前は珍右翼の分際で、手前より何倍もましな文科省官僚を侮辱、誹謗中傷するのも大概にしろ(つうか三浦よりゲスい人間を見つけるのは至難の業だ。こういう三浦を評価する草加耕助って本当にバカだ。草加が非難する成田空港会社の方が自分に正直なだけ珍右翼ぶりを必死にごまかす三浦よりマシだろ(毒))

少なくとも教科書内容の大幅な改善なくして、無償化はありえない

「少なくとも」ね。「教科書内容の大幅な改善」がなされても言いがかりつけて無償化しない気満々だな(毒)

【突っ込みその2】
 朝鮮学校教科書の歴史観が問題だという三浦だが、それが事実だとしても無償化除外すればまともになるというものではないだろうし、三浦が問題にする金日成金正日礼賛の歴史教育など、朝鮮学校教育の一部に過ぎない。
 三浦のことだから、歴史観が「正常化」しても別の言いがかりをつけるだけだろうが。

【突っ込みその3】
 三浦は朝鮮学校の教科書・教育を非難するが他の学校の教科書・教育は調べたのか?。「水伝」とか相当酷いことやってる教育現場もあるようだが。

【突っ込みその4】
 大体、「目的が正しければ国が権力的介入して良い」というものではあるまい(こいつらの目的は本当は在日差別に過ぎないと思うし、少なくとも除外論者に石原都知事などレイシズムを公然と垂れ流す輩がいることは事実だ)。
 放置すると人が死ぬなどの明らかな弊害が出るケースでない限り、権力的介入はすべきではない。現場の人間に任せるべきだし、権力的介入をせずとも批判自体は可能だ。
 俺は「フランスのブルカ禁止法はたとえ本当に女性差別撲滅が目的でも、手段が妥当ではない」と思ってる人間だ(本当はフランスも三浦と同じで本心は「イスラム差別」だろう。少なくともブルカ禁止法支持者にイスラム差別者がいることは否定できない。また、本心、女性差別撲滅が目的でも、現場の声に任せず強権発動なんてイスラム女性をバカにしすぎだ)。

【突っ込みその5】
 三浦は軍政時代の韓国学校教科書にも「無償化するな」と同じことを言ったのか。軍政時代の教科書ではたとえば「光州事件は華麗にスルーか、暴動扱い」だったろうがそれは問題ではないのか(詳しいことは知らず、「本国政府にさすがに喧嘩は売れないだろう」と言う理解でこう書いたが、詳しい当時の状況を教えてくれる方がいたら幸い)。
 多分言わないだろう。

【突っ込みその6】
菅政権の主張(事情が変わった)を俺は多くの批判者が言うようにおかしいと思うが、事情が平和的方向に変わってるのもまた事実だろう。南北朝鮮とロシアによるパイプライン計画が現実性を持ってきたとか。

【最後に屑のid:noharraへの突っ込み】
守る会代表・三浦が会のサイトに書いた文章曰く

この無償化手続き再開に対し、守る会として、早急に抗議ならびに撤回を求める声明を出す予定です。

しかし守る会会員だという野原は以前こんな事を書いていた。

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20101129
朝鮮学校無償化反対」は別に会の方針ではない。

で、これに俺は次のように突っ込んだ。

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20101201/5432089760
おいおい。会の方針じゃないのに会のサイト(http://hrnk.trycomp.net/)にでかでかと「朝鮮学校無償化の政府方針に抗議する守る会声明」、「朝鮮学校授業料無償化の決定に抗議し、国会での再検討を求める声明」、「北朝鮮の民間人砲撃という暴挙に抗議すると共に日本政府に断固たる姿勢と朝鮮学校無償化反対を求める要請文」なんて声明が載るのかよ?。それが事実なら一部の幹部がサイトを私物化してることになってそれは別の意味で問題だと思うぞ?
 もう少し考えていいわけはした方がいいと思うぞ。

で、今回の三浦の「会として、早急に抗議ならびに撤回を求める声明を出す予定」という文章で改めて俺の野原への批判(野原の「会は無償化除外を主張していない」という主張は嘘だし、仮に事実だとしても、その場合は代表・三浦が会サイトを私物化して、自分の個人的な意見にすぎないものを会の意見であるかのように偽装しているという別の問題が出てくる)が正しかった事が証明された。野原は当初「反論する」とデカイ口たたいてたが今じゃ俺を「華麗にスルー」しかしない。こういう明らかなデタラメを思いつきで書いたらそりゃ俺をスルーするしかないだろう。野原はどうやら「どんな小さいこと」でも自分の非を認める気は全くないようだから、それではスルー以外に道はあり得ない。


■オレ流・北朝鮮最新情報(2011.8/28分)

http://mainichi.jp/select/world/news/20110829ddm007030146000c.html
毎日新聞北朝鮮:金総書記訪中 中朝首脳会談なし 関係に変化か」
 北朝鮮朝鮮中央通信は27日夜、ロシア、中国を訪問した金正日総書記が帰国し、後継者の正恩氏が出迎えたと伝えた。北朝鮮の報道を見る限り、金総書記は、胡錦濤国家主席など中国の最高指導部と会見せずに帰国した模様で、中朝関係の変化を示すとの観測も出ている。
 北朝鮮情勢に詳しい北京の外交関係者は「胡主席はともかく、習近平・国家副主席など政治局常務委員の1人とは会うと考えていた」と語る。金総書記による従来の訪中では中国最高指導者との会談がセットされていたが、今回は戴秉国国務委員*1との会談だけだった。

今回の外国訪問のメインはロシアだ。「関係に変化」とまで言えるかは疑問だと思う。

政治局常務委員の1人とは会うと考えていた

ググったところ政治局常務委員は、9人いて、中国共産党の最高指導部だ(党が国家を指導するので国家、軍の最高指導部でもある)。
この9人の一部は国家の重職も兼務している。

中央政治局常務委員(ウィキペ参照)
 胡錦濤 - 序列第1位 中国共産党中央委員会総書記*2中華人民共和国国家主席*3中華人民共和国中国共産党中央軍事委員会*4主席
 呉邦国 - 序列第2位 全国人民代表大会常務委員長*5
 温家宝 - 序列第3位 国務院総理*6
 賈慶林 - 序列第4位 中国人民政治協商会議全国委員会主席
 李長春 - 序列第5位 中国共産党中央精神文明建設指導委員会*7主任
 習近平 - 序列第6位 中国共産党中央書記処*8第一書記、中華人民共和国国家副主席、中華人民共和国中国共産党中央軍事委員会副主席、中国共産党中央党校校長。胡錦濤氏の後継者と言われる人物。
 賀国強 - 序列第8位 中国共産党中央規律検査委員会*9書記
 周永康 - 序列第9位 中国共産党中央政法委員会*10書記、中国共産党中央治安綜合治理委員会主任

聯合ニュース北朝鮮金剛山特区のテストツアーで開発計画公開へ」
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/08/28/0200000000AJP20110828000200882.HTML
 北朝鮮が海外企業やメディアを対象に、8月28日から9月2日に行う金剛山観光特区のテストツアーで、金剛山地区の60平方キロメートルを国際観光地やビジネス地区に開発する第1段階の計画を公開する予定だ。
 北朝鮮の国営投資機関、朝鮮大豊国際投資グループのパク・チョルス総裁が28日、聯合ニュースの取材に対し金剛山開発計画を明らかにした。
 これに先立ち、北朝鮮金剛山地区にある韓国側資産を処分すると発表、現代峨山や関連企業の職員を追放したが、金剛山開発計画の公開は南北関係をさらに悪化させる可能性があるとみられる。
 第1段階特区地域に指定されている60平方キロメートルは、インフラ、エネルギー、電力など基礎施設の建設投資は特区管理委員会が主導し、観光施設、ビジネスプロジェクト投資は投資を希望する国に応じて区域を分け、自主的な開発を誘導することが計画の柱となっている。基本的に関税を撤廃し、各国が運営する施設に営業税を課す方針だ。
 また、金剛山特区へのアクセス性を高めるため、付近にある軍事飛行場を民間空港に改造する予定という。特区はほかの北朝鮮地域とは徹底して隔離しながらも、外国人の出入りは完全に自由化する。ゴルフ場を7〜8カ所に建設し、カジノや競馬場なども誘致する計画だ。
 まず、羅先特区と金剛山特区を旅客船でつなぐコースを軸に、日本や米国、欧州、中国などから観光客を呼び込む予定だ。
 テストツアーには日本や米国、ロシア、欧州、中国などの投資企業や観光会社関係者ら数十人に加え、日本の朝日新聞、米国のAP通信、英国のロイター通信、中国CCTVなどが参加する予定だ。28日に中国・延吉を出発し、琿春を経て北朝鮮の羅先に入る。羅先からは船便で金剛山に向かい、観光特区を視察し、羅先を通じ戻る日程となっている。

 どうなることか。北朝鮮が改革開放に力を入れてることはいいが金剛山問題では韓国と関係がこじれてるようなのでね。韓国とどう関係修復するか。それと韓国以外(日本や米国、欧州、中国など)からどう外資を引っ張れるか、がポイントだろう。こういう北朝鮮にとって明るいニュースは珍右翼「守る会」は全然紹介しない(毒)


宮嶋茂樹「再起」を紹介しました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=479

隔月刊雑誌「ジャパニズム」第3号(青林堂)が発売されました。

何故創刊号と3号だけ宣伝して2号(ちなみにこの2号は安倍晋三独占インタビューという「元首相とは言え政治生命がほぼ完全に終わった人のインタビュー」をうやうやしく載せるというバカげたことをやったらしい)を飛ばしたのか謎だがまた珍右翼雑誌の紹介か(毒)

今回、私は書評欄で宮嶋茂樹氏の写真集「再起」を紹介させていただきました

宮嶋って産経のコラムで、下劣きわまりないエセ関西弁で民主党に低レベルな言いがかりつけてる屑だろ。そんな奴の本を買う気には失礼ながらならん。amazonで表紙を見たら、何故か日の丸写真だし(表紙の日の丸写真や過去の産経ゲスコラムからしてゲスな「愛国主義」にあふれてる本だろう)。

この写真集は、おそらく宮嶋氏の仕事の中でも最も優れたものと思います。

井筒監督の「ガキ帝国」への賞賛の言葉も「最高傑作」。「最高」連発するとはボキャブラリーが貧困じゃね?


この写真集へのAmazonレビューも実にキモイ。

Amazonレビューその1
自衛隊の方々の姿が多くおさめられており

 被災者のために活動してるのは自衛隊だけじゃないが。やれやれ。宮嶋じゃ「福島原発事故」関係写真なんかひとかけらもないんだろう。Amazonレビューにもそう言う文章はないし。


 東日本大震災被災地の写真は他にも撮ってる方はいるので、買うとしてもまともな写真家の本を買う。大体、他の被災地写真集と比べて優れているから紹介したんじゃなくて、ウヨ仲間の助け合い、もたれあいでしょ。実にくだらない。
とりあえずぐぐって見つけた「ジャパニズム3号」の目次に突っ込む。

特別インタビュー
魔法少女まどか☆マギカ』と東日本大震災 アニプレックスプロデューサー岩上敦宏

1号、2号でも若者や女性に人気らしい有名アニメのプロデューサー(と言ってもアニメにあまり興味のない、興味のあるアニメでも監督やプロデューサーが誰かなど知ろうとは思わない俺は全然知らない人だが)*11をウヨがつかめなかった層(若者や女性)を引っ張るための客寄せパンダとしてインタビューしたが3号でもご同様。今後も続けるのだろう(表紙も1〜3号ともいわゆる萌え絵だ)。客が引っ張れているのかは不明だが。アニメプロデューサー氏が適当にお茶を濁しているのか、連中と同意見のウヨかは不明。もちろん彼らアニメプロデューサーがウヨだとしてアニメの価値とは別の話だし、アニメの価値が高かろうと珍右翼の政治的主張を支持する気は俺はないが。
 ほとんどのアニメファンはそうではないだろうか?

総力特集
いま「克」原発の時代へ
脱原発も推進もNO!』克原発を提唱する理由 西村幸祐

「反原発」「脱原発」「卒原発」(武村正義新党さきがけ元代表による造語。嘉田滋賀県知事、吉村山形県知事が広めようとしているらしい)、「縮原発」(経済同友会が提唱。山田京都府知事が広めようとしているらしい)だけでも頭が痛いのに「克原発」とかまた訳の分からない言葉をつくりやがって西村はふざけるな。反原発脱原発だけで良いジャン。反原発脱原発以外、造語する人たちって何なの?
それはともかく、珍右翼だからどうせ改憲なのに論憲とか創憲とか言ってごまかす連中(公明党とか)と同じで「克原発原発推進」なんだろ?。西村は荒木和博の「飯館村を勝手に応援する会」(http://araki.way-nifty.com/araki/2011/05/83-b586.html参照。ホルミシス効果飯館村は安全と主張するトンデモの集まり)の賛同者の一人であり、およそまともな原発放射線の知識があるとは思えない。

安全な原発推進派としての私 武田邦彦

やはり「原発推進」か。武田ごときトンデモに文を書かせるとはお前ら珍右翼は本当にみんなの期待を裏切らない(毒)

菅直人 謀略の正体 亡国宰相の原点を読み解く 野村旗守

タイトルだけはやたらおどろおどろしいが「謀略」「亡国」って具体的に何だ?

中国資本の森林買収 有本香

産経が書いて、水源地詐欺のネタになったデマ記事「中国資本の森林買収」を未だに記事にするとはバカだ。ジャロとか国民消費生活センターとか消費者庁とか関係しそうな所に「詐欺を煽ってる」とこいつら訴えてもいいんじゃないか?

刮目特集
拉致問題九年目の真実
【独占インタビュー】めぐみを取り返すために 横田滋・早紀江夫妻

 横田ご夫妻の気持ちは分からないでもないが、珍右翼雑誌に出ても読む奴は珍右翼だけだろうし、珍右翼以外の一般人には「ああ、横田さんもついにダークサイドに落ちたのね」と思われるだけだからよした方がいい。もし周囲の連中が「ジャパニズムに絶対に出てください」と「出ないのなら、蓮池透さんのような裏切りだ、許せない」くらいの高圧的態度でごり押ししたので仕方なく出たのなら、もうこの際、「家族会」止めてもいいのでは?。部外者の俺が軽々しく言うべきことではないし、決めるのは横田さんご夫妻だが、もし周囲が横田さんに対してそういう酷いマネしてるんならいてもメリットはないんじゃない?

菅直人首相の北朝鮮関連献金問題の本質 西岡力

本質も何も北朝鮮云々はお前らの言いがかりだろ。バカも大概にしろ。

政党ファイル … 民主党鷲尾英一郎/自民党・宇都隆史/みんなの党柿沢未途/幸福実現党・ついき秀学

とりあえずここに名前が挙がってる政治家は珍右翼に親和的な面子だと言うことは分かった。

コラム特集 ● 【靖国参拝】 日本の結界を巡る霊的攻防 山口敏太郎

 結界とか霊的攻防って?。靖国ってそう言うところか?。ぐぐったらこの山口氏って著書が「NASAアポロ疑惑の超真相・人類史上最大の詐欺に挑む」(徳間書店、要するに「アポロは月へ行かなかった」系の本だろう。Amazonレビューに寄れば飛鳥昭雄コンノケンイチら、と学会にさんざんいじられていた方々との共著らしい)、「本当にいる「宇宙人」完全ファイル」(笠倉出版社)と明らかにそれ系の人だと思うが。
 そう言う人に書かせても雑誌の信頼が落ちるだけではないかと思うが、そう言う人に書かせるなとは言わない(ただし読者にガチ扱いされて問題が起こらないようにする配慮は最低限必要だろう)。
 が、そう言う人に靖国について書かせた上、タイトルが戦没者追悼とか普通のありがちなタイトルならまだしも、結界とか霊的攻防とかすげえ不安だ。後で靖国関係者に「ふざけるな」と激怒されるようなことは書いてないだろうな。アンチウヨの俺が心配するのも変な話だが。

『平和戦隊ショクザイジャー』 山野車輪

山野らしいふざけたタイトル(2号からこのタイトルらしい)。誰のせいで何度も謝罪する羽目になってるか、分かってるのか?。「侵略戦争じゃない」だの「コミンテルンにはめられた」だの「南京事件従軍慰安婦はデマ」だの、ふざけたことばかり言う手前らのせいだろうが。

インタビュー ● 亡夫・中川昭一の遺志を継いで 中川郁子

昭一氏が亡くなったこの機会に、一度交友関係を整理して珍右翼とは縁を切ればいいのにと思うがそうも行かないのか。

明治快人伝・幸徳秋水 杉原志啓

珍右翼に幸徳秋水がまともに扱えるとは思えないが。とりあえず、大逆事件は冤罪だって事はもちろん認めてるよな?。珍右翼だと認めてなさそうで怖いな。
最後にジャパニズム1号、2号のAmazonレビューをお笑いネタとして突っ込んでみましょう。

皇国の夜明けは必ず来る!、と願いたい。(1号のレビュー)

レビューがガチなのか、ウヨをおちょくるネタなのか知らんが、いまどき「皇国」ね。

兎に角誤字脱字が多いです。創刊号の時も多かったのですが、今号も多い。
ざっと目についただけで10箇所以上ありました。流石にこれは多すぎる。「自由主義」が「時諭主義」になってるのを見た時はもしかして自分の知らない言葉なのかと思い、検索してしまいましたよ。(2号のレビュー)

「時諭主義」ってのは酷すぎだ(苦笑)


北朝鮮サッカー選手へのドーピング 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00647

・しかし、もう1ヶ月以上たってる(この三浦エントリのアップは8/28)がいつになったら「中井氏訪朝等、激変する北朝鮮情勢への分析」を理由に、7月18日で中断したままの呉吉男の話(http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00624)は完結するんだ(笑)。興味ないから完結しなくても構わないが(三浦も完結させないって事は呉吉男の話は正直どうでもいいのだろう。北朝鮮叩きネタは他にたくさんあるからと。叩きネタがネタ枯れしたら呉吉男の話を持ち出すのかもね)。
・それはともかく、北朝鮮女子サッカーチームがドーピングでFIFAから処分食らったというニュースを聞いて「北朝鮮帰国者の人権擁護とも北朝鮮の独裁批判とも関係ないのに反北朝鮮珍右翼の三浦は叩きネタとして取り上げるんだろうな」と思ったら予想通りで大笑い。わかりやすすぎるぞ、三浦(毒)
 そもそも北朝鮮以外の国、一般に民主主義国家と理解されてる国(欧米諸国)でもドーピングはあるし、今回の件が選手やコーチのみの犯行ではなく、政府ぐるみの犯行という証拠もないのだから、北朝鮮の独裁と結びつけるのはこじつけが過ぎる。
 三浦だっていつもドーピングで選手の所属する国の政府を批判してるわけではあるまいに。大体、北朝鮮はペナルティ食らってるんだからそれで、問題などあるまいに(ドーピングは二度とやらないだろうし、またやったらまたペナルティを与えるだけだ)。

このニュースを知ったある日本在住の脱北者の方が語っていた言葉を、できるだけそのまま紹介します。
「本当にこの選手たちかわいそうですよ。
(中略)
北朝鮮政府は、とにかく金正日のためにお前たちは勝たねばならない、ということで無理な練習をしたり、こうして薬品を使って筋肉を無理やりつけたりする。本当に、こういう選手の話を聞くと胸が痛くなる」

「とにかく勝たねばならない」なんてプレッシャーはどこの国にもあると思うが?。日本でもそれでマラソン円谷幸吉東京五輪で銅メダル)は自殺してる。
 ちなみに、ウィキペが紹介する自衛隊の円谷への扱いは酷すぎだ。

円谷幸吉」(ウィキペ参照)
 東京五輪後の目標を「メキシコシティオリンピックでの金メダル獲得」と円谷は宣言した。しかし、その後は様々な不運に見舞われ続けた。所属する自衛隊体育学校の校長が円谷とコーチ畠野洋夫の理解者だった吉井武繁から吉池重朝に替わり、それまで選手育成のために許されて来た円谷への特別待遇を見直す方針変更を打ち出した。
 吉池は円谷の婚約を「次のオリンピックの方が大事」と認めず、結果的に破談に追い込んでしまう。 直後に、体育学校入学以来円谷をサポート、婚約に対する干渉の際も「結婚に上官の許可を必要とした旧軍の習慣を振り回すのは不当だ」と抵抗した畠野が突然転勤となり、円谷は孤立無援の立場に追い込まれた。
 さらに円谷は幹部候補生学校に入校した結果トレーニングの時間の確保にも苦労するようになる。その中で周囲の期待に応えるため、オーバーワークを重ね、腰痛が再発。病状は悪化して椎間板ヘルニアを発症。1967年には手術を受け、病状は回復したが、既に嘗てのような走りを出来る状態ではなかった。
 メキシコシティ五輪*12の開催年となった1968年1月9日に、円谷は自衛隊体育学校宿舎の自室にてカミソリで頚動脈を切って自殺。享年27歳。 

かって、アメリカでも旧東側でも、まだこのような筋肉増強剤*13の恐怖がよくわかっていなかった時代に、確かにスポーツや格闘技*14の選手が薬を多用した時代はあったと思います。*15しかし、現在では、やはり危険性が高いことがわかり、少なくともこうした国際的な試合ではチェックが入るようになってきた。*16
しかし北朝鮮では、今でもこのような投薬が時としてなされてしまうのでしょう。

 今だってドーピングをやる奴は北朝鮮以外にもいるのに、ドーピングで北朝鮮叩きやるとは何、こいつ(嘲)
 しかもアメリカでも旧東側でも「筋肉増強剤(注:ドーピングは筋肉増強剤に限定されないが)の恐怖がわかっていなかった」から多用したんじゃなくて「分かった上で」多用してたと思うが(選手はともかくコーチら指導者はよく分かっていただろう)。
 北朝鮮叩きがしたいからって、アメリカや旧東側の過去のドーピング行為を無理矢理免罪するのはよそうな(毒)
 基本的には独裁云々じゃなくて「スポーツを国威発揚と結びつける考え」「行き過ぎた商業主義」なんかが原因なのであって、ドーピングに話を限れば仮に北朝鮮民主化しても、何の影響もないだろうよ。「健康を壊しても構わない」「フェアプレーなど知ったことか」と試合の勝利による金(政府や所属企業の報奨金、有名になった事によるCM出演料など)目当てに選手自らドーピングをやるケースもあるしな。
 何でもかんでも北朝鮮叩きに使うんじゃねえよ。そう言うことをすると自らの北朝鮮批判の説得力が下がると言うことが分からないなんて三浦と、そのお仲間連中(もちろん俺が大嫌いなid:noharraを含む)はバカだろ。

あえて極論を述べますが、国際機関が、このような独裁体制の国に対し、民主化と人権を改善しない限り国際大会には参加できません、と告げることこそ、真の意味で「スポーツと政治」を切り離すことにつながる*17のではないでしょうか。

 極論じゃなくて暴論だろ。
 スポーツ選手に罪はないのにそう言う差別発言するか、この屑は。ケー・スンヒがアトランタ五輪田村亮子を破るなど、強敵北朝鮮を排除するための謀略か?(毒)
 大体、そんなことしたら、発展途上国の選手は大部分出場できなくなると思うがそれでいいのか?。まさか北朝鮮だけが独裁国家とか、民主主義と人権の観点で問題があるとか思ってないよな?
 そして、欧米民主主義国家にだって人権問題は色々あるのだが?(例:最近起こったイギリスの暴動)
 また政治のスポーツへの不当介入は過去、日本でもあることなんだが?(例:モスクワ五輪に参加したらスポーツ補助金を出さないと、競技団体を脅した当時の日本政府)
 戦前の日本(あるいは今現在イラク戦争、アフガン戦争を実施している戦争大国アメリカ)が「戦争という人権侵害行為をやめない限り、お前らの国の選手は国際大会に出るな」と言われたらお前(三浦)はそれを支持するのか?
(三浦だと「日本やアメリカのした戦争は正義の戦争だ、何が悪い」といいそうだが(毒))
 どの人権問題をどういう基準で取り上げ、どう判断するかは単純に答えの出る問題ではなく、三浦の言うような事をやれば「スポーツと政治を切り離す」どころか「スポーツと政治がズブズブになるだけ」だと思うが。
 正直に「北朝鮮は嫌いだからスポーツ大会で活躍して欲しくない」と言えよ。

国策として競技に出され

どういう意味だろう?。国威発揚云々というならそれは日本を含む他の国だって同じだ。だから国が報奨金を出してるわけだ。

1968年、ソ連の戦車がチェコ民主化を蹂躙した「プラハの春」事件の直後、メキシコ・オリンピックで、当時女子体操の第一人者だったチェコベラ・チャスラフスカ*18選手は、ほとんど黒に近いレオタードで演技をし、ソ連への抗議と祖国への哀悼の意を表しました。

で、三浦理論だとソ連選手はもちろんだが、ソ連に屈服したチェコを懲らしめるためにIOCチェコ選手の出場も認めるなというのかも知れないが、それでチャスラフスカたちチェコの選手は喜ぶのか?。チェコ民主化は進むのか?
ちなみにメキシコ五輪では次のような事件もありましたか、ご存じですか、人権活動家の三浦先生(毒)。
そしてどう思いますか?(ウィキペ「メキシコ五輪」参照)

開会を間近に控えた10月2日(注:開会は10月12日)にメキシコシティでは大規模な反政府学生デモが実施されたが、メキシコ政府は軍隊や治安警察を導入して、多数の死傷者を出しながら鎮圧、オリンピックは予定通り開催された。

・モロ人権侵害やないか。ググったところ、この事件、メキシコでは「トラテロルコ虐殺事件」と呼ばれ、一説によると死者は300人とも400人とも言われているそうだ(政府公式発表では死者30人。残念ながら真相は今も不明で下手人も裁かれなかったようだ。当時のエチェベリア*19内務大臣(後に大統領)の命令による犯行らしい)。虐殺の起こった国・メキシコで自称「平和の祭典」オリンピックをやったとは何たるブラックユーモアだろうか?
ちなみにググったらこの件で次のような本が見つかったので紹介しておきましょう。

エレナ・ポニアトウスカ『トラテロルコの夜―メキシコの1968年』(2005年、藤原書店

・要するに北京五輪でだけ開催国(中国)の人権問題を騒ぐ珍右翼はおかしいって事ですよ!

陸上競技男子200mの表彰式上、アメリカ合衆国の黒人選手トミー・スミス(金)とジョン・カーロス(銅)がブラックパワーの象徴である黒手袋を掲げた(ブラックパワー・サリュート)。IOCは、両者に対し永久追放処分とした。

■トミー・スミス(ウィキペ参照)
 1968年メキシコシティオリンピック男子200mにおいて金メダルを獲得したスミスは、メダル授与の際、銅メダルを獲得したチームメイトのジョン・カーロスと共に黒手袋をつけ、靴を脱いで黒い靴下を見せる格好で表彰台に上がった。アメリカ国内の人種差別に抗議するために彼らは星条旗が掲揚されている間中、ブラックパワー・サリュートという拳を高く掲げるブラックパワーを誇示するパフォーマンスを行ったのである。同競技の銀メダリストでオーストラリアの白人ピーター・ノーマン*20も2人の抗議行動を支援、彼もまた表彰台で「人権を求めるオリンピック・プロジェクト(略称:OPHR)」のバッチを着けた。アメリカオリンピック委員会は2人のパフォーマンスを政治的パフォーマンスとして非難、アメリカ・ナショナルチームから即日除名すると共に、オリンピック村から強制的に追放した。しかし、オリンピックという国際舞台でのカーロスとスミスの抗議パフォーマンスは、アメリ公民権運動上の画期的な事件の一つとなった。
 両名に厳しい措置がとられたにもかかわらず、その後もメキシコシティオリンピックの表彰台ではアフリカ系アメリカ人による抗議のパフォーマンスが繰り広げられた。男子400mのメダルを独占したアメリカのリー・エバンス、ラリー・ジェームズ、ロン・フリーマンは黒いベレー帽をかぶり、トミー・スミスら同様に拳を掲げた。男子走幅跳の金メダリストボブ・ビーモンは黒い靴下を履き、男子走幅跳の銅メダリストラルフ・ボストンは素足で壇上に上がった。いずれも「黒」を強調することでブラックパワーを誇示するパフォーマンスである。非政治性・政治的中立性を建て前とするオリンピックが、奇しくも競技者の身体的表現によって、アメリカ国内における人種問題の矛盾を全世界に表明する政治的な「場」となったのである。

■ジョン・カーロス(ウィキペ参照)
カーロスは、「人権を求めるオリンピック・プロジェクト (略称:OPHR)」の発起人の一人であった。
オリンピックでカーロスは、銅メダルを獲得する。カーロスとスミス(金メダル)は、表彰台の上でアメリカ国歌が流れる中、黒い手袋をかぶせた拳をかかげて見せるブラックパワー・サリュートというパフォーマンスを行った。さらに黒い靴下を履き、靴を履かず、表彰台でアメリカでの黒人の立場を表現した。ノーマン(銀メダル)もOPHRのバッヂを付け彼らの訴えに賛同した。
 IOCのブランデージ会長は、非政治的なオリンピックの舞台で国内の政治的な発言は不適切だと考え、スミスとカーロスをアメリカ選手団から追放し、選手村への立ち入りを禁止した。
 しかし、多くの支持者がカーロスたちの勇気ある行動を賞賛した。その一方で反対の立場の人からは、彼らとその家族への脅迫行為もあり、各方面に大きな影響を与えた。

■ブラックパワー・サリュート(ウィキペ参照)
 ブラックパワー・サリュートは、アメリ公民権運動で黒人(アフリカ系アメリカ人)たちが行った、拳を高く掲げ黒人差別に抗議する示威行為である。
 1968年メキシコシティオリンピックにおいて行われたブラックパワー・サリュートは、近代オリンピックの歴史において、おそらく最も名高く、そして公然と行われた政治的パフォーマンスのひとつであろう。
 2人の黒人アスリート、スミス(金メダル)とカーロス(銅メダル)は黒人の貧困を象徴するため、靴を履かず黒い靴下を履いてメダルを受け取った。さらにスミスは黒人のプライドを象徴する黒いスカーフを首に纏い、カーロスはクー・クラックス・クランKKK)などの白人至上主義団体によるリンチを受けた人々を祈念するためロザリオを身につけていた。またノーマン(銀メダル)は彼らの考えに共感を表明し、3人で「人権を求めるオリンピック・プロジェクト(略称:OPHR)」のバッチを着けた。カーロスは当初身につける計画だった自分の黒手袋を忘れたが、ノーマンがスミスの手袋を2人で分かち合うように勧め、スミスが右の手袋を、カーロスが左の手袋をつけることになった。そしてアメリカ国歌が演奏され、星条旗が掲揚されている間中、スミスとカーロスは、目線を下に外し、頭を垂れ、黒い握り拳を掲げ敬礼した。
 彼らは観客のブーイングの中で表彰台を去った。スミスは後に次のように語った。


「もし私が勝利しただけなら、私はアメリカ黒人ではなく、ひとりのアメリカ人であるのです。しかし、もし仮に私が何か悪いことをすれば、たちまち皆は私をニグロであると言い放つでしょう。私たちは黒人であり、黒人であることに誇りを持っている。アメリカ黒人は(将来)私たちが今夜したことが何だったのかを理解することになるでしょう。」

 
 IOC会長のブランデージは、スミスとカーロスをアメリカ・ナショナルチームから除名、オリンピック村から追放する命令を下した。アメリカオリンピック委員会はこれを一度は拒否したが、「それならばアメリカ・ナショナルチーム全体が追放されることになる」と通告を受けた。この脅迫によって2人のアスリートはメダルを剥奪され、オリンピックから追放された。IOCの広報官は、彼らの行為が「オリンピック精神の基本原理に対する計画的で暴力的な違反」であったと述べた。
 スミスとカーロスは、以後何年もの間、ほとんどのアメリカスポーツ界から追放され、さらに彼らの示威行為に対する批判に晒された。ロサンゼルスタイムズは「ナチス風敬礼」と非難した。タイムはオリンピックの標語「より速く、より高く、より強く」をもじって「より忌々しく、より汚く、より醜く」のフレーズを五輪のロゴと共に掲載した。彼らは自宅に戻ってからも罵倒に晒され、家族にも殺人脅迫が何通も届けられた。
 スミスは陸上競技を続けると共に平等な権利への促進運動を続けた。彼は1995年にはバルセロナ世界室内陸上選手権アメリナショナルチーム補助コーチに就任した。1999年スポーツマンミレニアム賞を受賞した。現在は講演家となっている。
 カーロスも、スミスと似た経歴を歩んでいる。初めは陸上競技を続け、オリンピックの翌1969年男子100mの世界記録に並ぶ記録を打ち立てた。その後、膝を痛め、若くして現役生活に終止符を打つまでの間、フィラデルフィア・イーグルスアメリカンフットボールをプレイした。1970年代後半は不遇な時期を過ごしたが、1985年パームスプリングスの学校で陸上競技のコーチを務め、現在に至っている。
 スミスらの抗議行動に共感したオーストラリア人ピーター・ノーマンは同僚アスリートや地元オーストラリアメディアから非難された。1972年ミュンヘンオリンピックの代表では予選会で3位の成績を残したにもかかわらず選ばれることはなかった。彼は競技を続けたが、1985年傷ついたアキレス腱が壊疽となり、足を切断する寸前まで悪化してしまった。鬱とアルコール暴飲が彼に追い打ちをかけた。2006年10月3日逝去。葬式ではスミスとカーロスが棺側葬送者を務めた。
 2005年、カリフォルニア州立大学サンノゼ校は卒業生であるスミスとカーロスの抗議行動を賞賛し20フィートの銅像を建立した。

こんな事で永久追放とかブランデージ(以下、軽蔑の念を込めて「ブラ公」)以下、当時のIOC幹部連中は糞だろ(いや、五輪招致に絡んで金銭スキャンダルなどが噂される、今も糞か?)。今も撤回されてないのかね、この処分。
まあ、ウィキペ「ブランデージ」見る限り、ブラ公はナチスシンパという半端じゃないゲスのようだが。

ウィキペ「ブランデージ」
 アメリカのスポーツ選手で、IOC第5代会長を務めたスポーツ界の要人。
・反ユダヤと親ナチ
 1936年のベルリンオリンピックではユダヤ系ドイツ人が排除されたため、これをボイコットしようとする動きが盛んであったが、アメリカオリンピック委員会(USOC)会長だったブランデージはそれらの動きを否定した。
 ベルリンオリンピックの400mリレー競技では、当日の朝になってアメリカ代表のマーティ・グリックマンとサム・ストラーがチームから外され、ジェシー・オーエンスとラルフ・メトカーフに交代する事件が起きた(アメリカのトラック競技代表チームの中で、グリックマンとストラーの2人だけがユダヤ系であった)。グリックマンは後に、その決定がブランデージの圧力によるものであった可能性を語っている。
 ブランデージは後にドイツのアドルフ・ヒトラー率いるナチス体制を賞賛する発言を行った。

南アフリカ参加問題
メキシコ五輪開催に先立ち1968年2月2日にIOC総会において、当時アパルトヘイト政策をおこなっていた南アフリカの参加を認める決議が行われた。これに抗議してアフリカ諸国26カ国が出場ボイコットを発表。これにソ連、共産圏諸国も同調し、合計で55カ国がボイコットを表明した。これを受けて同年4月21日に決議を変更し南アフリカの参加を認めないこととし、ボイコットは回避された。

もちろん「人権活動家」の三浦先生はこの処分に大賛成ですよね(毒)

現在の商業主義によるスポーツの歪曲はもちろん問題ですが、独裁政権によるスポーツ選手へのこのような扱い(注:国ぐるみの犯行と決まった訳じゃないのに決めつけか、死ねよ、ゲス)はさらに許されるべきではないでしょう

どっちも許されないに決まってるだろうが。北朝鮮叩きがやりたいからって無理矢理序列つけてるんじゃねえよ、屑。


北朝鮮最新情報 :金正日総書記、帰路に中国入り 要人と接触の可能性
http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00097

最新情報って言っても朝日新聞記事の紹介に過ぎないが(苦笑)。北朝鮮問題が活動分野の団体がサイトにアップする「最新情報」が、「独自情報」とか「独自ではないが一般人では入手困難なもの」ならともかくマスコミ報道かよ。
で、その後のマスコミ報道に寄れば少なくとも中国の要人、王家瑞中国共産党対外連絡部*21長、戴秉国・国務委員(外交担当、副首相級)、つまり中国外交部門(政府及び党)のトップとは会談したらしい。

戴秉国(ウィキペ参照)
 国務委員(外交担当)。中国共産党中央外事工作領導小組弁公室主任。中国外交の事実上のトップ。
■略歴
 1965年に外交部入部。
 1994年から1995年まで外交部副部長。
 1995年7月から中国共産党対外連絡部副部長。
 1999年7月から2003年4月まで中国共産党対外連絡部長。その後、部長職を王家瑞中国共産党対外連絡部副部長に譲り外交部副部長に復帰。
 2005年、中国共産党中央外事工作領導小組弁公室主任に就任。
 2008年3月17日の全国人民代表大会で外交担当の国務委員(副首相級)に選出された。


脱北者のための日本語教育センター報告
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00646

 朝鮮学校を無償化除外しろだの、寺越武志さんを拉致認定しろだのと言ったふざけた主張には怒りを覚える俺だが、その俺でも、この「脱北者のための日本語教育センター」とやらが、インチキ健康食品(健康にかえって有害とか)やインチキ通信教育(国家資格が取れると宣伝して実際には取れないとか)などと違って本当に役に立ってるのなら、動機が「自らの珍右翼ぶりをごまかすための偽善」だとしてもその限りにおいてはもちろん三浦たちを評価する。
 その限りにおいてだが。

有田氏、櫛淵氏ら、いわゆるリベラル系の議員

櫛渕氏とやらはどうか知らないが、ネトウヨのデマに乗っかって国籍法改正反対を自ブログで主張したあげく未だに公には自分の過ちを謝罪しない有田がリベラルの訳がないだろ。

【追記】
ちなみに三浦がリベラルという中川正春氏(鳩山内閣菅内閣(改造前)で文科副大臣)は野田財務相の推薦人の一人だ。野田氏推薦人がリベラルねえ?
あの5人の代表選挙候補者中にリベラルと呼べる人間はいないと思うが、「A級戦犯は犯罪者じゃない」なんて言う野田氏は論外だろ。
(なお、櫛渕万里氏は馬淵氏推薦人、白真勲氏は鹿野氏推薦人)

朝鮮学校無償化に関する姿勢、また歴史観などは私個人はいろいろ違うこともあるかと思います。

 そりゃリベラルは「歴史修正主義者」で「在日差別者」の珍右翼・三浦とは「朝鮮学校無償化に関する姿勢」「歴史観*22は違うだろうな。違わなかったらリベラルじゃねえし。

しかし、この脱北者問題や人権問題は、そのような違いを乗り越え、とにかく目の前の人々をどう救うかという問題です。

 そう思うのだったら、最低限「脱北者問題」と「朝鮮学校無償化問題」は全く無関係の問題なのだから、それぞれ別の団体で扱えよ。

公的支援により教育機関がまがりなりにもできたことは大きな前進です。

日本語教育について言えば脱北者限定じゃなくて、難民一般とか外国人一般とかで話を進めるべきだと思うけどね。脱北者だけ日本語教育が充実ってのは明らかにおかしいし。

北朝鮮難民救援基金の努力と文化庁の決断が、そのような広い運動や関心の広がりにつながっていくことを信じ、敬意を表します。

 映画「靖国」問題でお前ら珍右翼に恫喝食らった文化庁は、お前らにほめられても少しも嬉しくないだろうな(毒)
 しかも朝鮮学校無償化問題では酷い誹謗中傷を文科省文化庁の上級官庁)に対してお前らはしてるしな。


■映画「ガキ帝国」の紳助は素晴らしかった(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=475

 三浦みたいな「インテリ気取りの格好つけ野郎」にマジで突っ込むのは格好悪いが、俺は格好悪い人間なので気にせず突っ込む。

今の彼が引退しようとしまいとあまり関心はない。

 関心はないのに紳助を擁護するかのようなエントリを書くのかよ。正直に関心があると認めればいいのに(苦笑)
 ちなみに俺も島田紳助に興味などあまりない(ただし若い頃の紳助が相方・竜介と出ていたNHK人形劇三国志は個人的に好きだ。*23あの頃の紳助はまだ小物だったこともあり今ほど態度がでかくないし)が「暴力団との不適切なつきあい」が事実なら、ご本人も引退表明したことだし、引退しないと、倫理上問題だろう。もちろん一部で噂される「芸能界引退で別の表舞台(政界とか*24)進出」というのでは責任を取ったとは言えないので、疑惑の全てを正直に語った上で、「普通人」として生活していただきたい(死ねとか、日本を出てけとかそこまでは言わん)。たとえば実業家として食ってけば(そして二度とテレビ出演したり本を書いたりという反省しているとは思えない派手な動きをしなければ)よほどのアンチでない限り誰も文句は言わないと思うぞ。

最近の芸風は、正直毒舌を超えて嫌味になっていた

 最近ではなく昔からああいう芸風だと思うが(そして俺はああいう芸風ははっきり言って好きではない)。

これまで散々使ってきたテレビ局が今になって彼と暴力団とのかかわりをどうこう言うのはいかがかと思う

 暴力団との関係を知ってて使ったのならそういえるだろうが、知らなかったのかも知れない以上、そういう物言いはどうなんだろうね(個人的には暴力団とのつきあいがあろうとなかろうと、マネージャーへの暴力事件を起こした時点で当分謹慎なんて甘い、引退しろよ、引退させろよと思うが)。また「テレビ局に非難する資格はない」としても「だからといって今まで通り使い続ける」のもどうかと思うし、紳助を非難しないのなら(八百長や賭博はともかく)相撲界と暴力団のつきあいも非難できなくなるだろうがそれでいいのか?。
 つうか、そもそも新聞や雑誌はともかく、テレビ局ってそんなに紳助や吉本を厳しく批判してたか?(例えば以下の赤旗記事を参照)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-08-25/2011082501_04_1.html
■テレビ自身が甘い体質
 島田紳助さんの引退表明会見以降、テレビはその模様をいっせいに伝えました。しかし、肝心の暴力団との関係への追及はほとんどなく、“引退を惜しむ”式の報道があふれています。

傑作映画「ガキ帝国」を見てもいないコメンテーターにどうこう言ってほしくはない。

 何を根拠にコメンテーターが「ガキ帝国」を見ていないと決めつけるんだか(そもそもコメンテーターが「ガキ帝国」を見ていたとしても紳助の今回の件についてコメントするのに「ガキ帝国」に触れる必要はどこにもない)。
 そして「ガキ帝国」が傑作であろうとなかろうと、コメンテーターが「ガキ帝国」を見ていようといまいと、紳助が暴力団と不適切なつきあいをしていたのなら非難されて当然だし、こんなふざけた物言いが許されるのなら「××さんの傑作作品○○を知らない癖に××さんを非難するな」と、あらゆる芸能人、文化人を擁護することが可能になるだろう。まあ、三浦がこういう物言いをして擁護するのって紳助など自分が好きな芸能人限定だろうが。それとも右翼の三浦にとって暴力団は同じ国士仲間なので紳助に限らず誰であってもつきあいがあっても問題視しない、それどころか、三浦自身も右翼としてヤクザとおつきあいしていますとそう言うことですか?(毒)

「ガキ帝国」は、1981年の映画で、井筒監督の最高傑作だと思う。

最高傑作と言うからにはそのほかの井筒作品を全部見てるんだろうな(毒)

この監督も正直そんなに好きになれない

 どの辺りが好きになれないか説明して欲しいものだ。珍右翼として「パッチギ」が気に入らないとか?(毒)
 ウィキペ「パッチギ」によれば浅川晃広名古屋大学専任講師とか言う珍右翼(「ザ・在日特権」(宝島社)の共著者ってだけで、この浅川っておっさんはまともじゃねえだろ。在日韓国人3世のくせに珍右翼って痛すぎだな。それとも在日韓国人には反北朝鮮のこういう珍右翼が意外と多いのか?)が「朝鮮総連翼賛映画」とかほざいてるらしい。おいおい、日本が「朝鮮総連翼賛映画」をヒットさせるような国なら「朝鮮学校差別」なんかおきねえよ。
 そして「朝鮮総連翼賛映画」にエリカ様のような有名女優が出演したり、キネマ旬報ベストテン1位、毎日映画コンクール最優秀作品賞、ブルーリボン賞作品賞なんて与えたり、その映画の監督・井筒氏をコメンテーターとしてテレビに出したりするような国では日本は全然ないから。
 三浦もこの浅川とかいうおっさんと同レベルの評価を「パッチギ」に対してしているのか?
 それともウィキペ「井筒和幸」が紹介する次のような左翼(?)的言動が珍右翼として許せないのだろうか(苦笑)

ウィキペ「井筒和幸」から
石原慎太郎製作・脚本の映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」について、「戦争の美化映画」と批判的なコメントを述べた。
・「日本の政治家はコスタリカを見習えよ。軍を廃止して、丸裸の国ですよ」と日本の防衛体制として非武装中立を主張している。
週刊新潮の「私の名作ブックレビュー」において井筒は角田房子『閔妃暗殺―朝鮮王朝末期の国母』を挙げて「閔妃暗殺」について語り、日本がいかに朝鮮で悪いことをしたかを述べ「その生々しさ、血腥さを、いまは誰も知らない」と主張した。
・在日韓国・朝鮮人については「日本に取り残されて生まれた」人々で、在日韓国・朝鮮人一世は「労働力や徴兵のために強制的に日本に連れて来られてきた人たち」とし、「ちゃんと日本国民の権利を取得させて、必要な人には補償もして、日本国民と平等に」すべきで「それが本当の謝罪」と主張している。

 石原の映画を井筒氏のように理解しないのは珍右翼だけだろ。俺はこの映画を幸か不幸か見てないがタイトルからして戦争美化以外の何物でもないだろうし、南京事件を否定したりする珍右翼の石原にそれ以外の映画は撮れないだろ。
 コスタリカについて言えば確か米軍が駐留しており、警察軍もあるので「丸裸」は言い過ぎだろうが、珍右翼のような軍拡万歳・日米安保万歳に比べたら井筒氏の方が真っ当な意見だろう。俺的には細部はともかく、大筋ではウィキペ「井筒和幸」が紹介する井筒氏の主張(平和主義とか日韓友好とか)に異論はない。

唯一、この映画だけは心から感動した。いちおう内容を紹介しておく。

「唯一感動した」だの「いちおう紹介」だの手前、何様のつもりだよ。「天下の三浦様」「世界の三浦様」か(嘲)

主人公で少年院上がりのチンピラ、リュウを演じたのが、まだ漫才をやっていたころの島田紳助

 三浦の書き方では、最後まで生き残り最終シーンに登場するケンが主人公のようだが、三浦に寄ればあくまでも主人公はリュウらしい。
 ちなみにぐぐったところ三浦が紹介する他の登場人物を演じたのは次の通り。
・チャボ(紳助の相方だった松本竜介):抗争によってリュウとともに死亡
・高(升毅):抗争によってリュウに殺される
・ケン(趙方豪*25
暴力団・神竜会の小野(上岡龍太郎
・ゼニ(名村昌晃):「ホープ会のガキに改造ガンで射殺されたケンの友人」(三浦の文章による)
ホープ*26会長(北野誠

名前でわかると思いますが「高」は在日コリアン

 揚げ足取りすれば三浦の文章だけじゃわからねえよ。「高」は三浦の文章では「こう」とよむのか「たかし」と読むのか分からないし、チャボは明らかに本名ではなくあだ名だろうから「高」は「高橋」とか「高山」とかのあだ名かと思ってもおかしくはないだろう。

ラストシーンで学生デモを片目で見ながら、ビールを注文するケンの姿

ググったところ「ビールを注文する」その前に「機動隊隊員に昔の敵がいる事に気づいたケンはそいつをボコボコにしたあげく、『デモ隊の一員か?』と逮捕しようとする機動隊を全速力で逃走して振り切る」というシーンがあるそうだが、三浦が紹介しないのは何故ですか?。反権力っぽいから?

「パッチギ」のような政治的説教臭さは,少なくともこの時期の井筒には無縁だった。

 で、それが何か?。何の根拠も上げないので本当に「ガキ帝国」には政治的説教臭さがない(三浦の紹介だと、死んでいった奴らに比べ、生き残ったケンの生き方こそが正しいと説教しているようにも見えるが)のに「パッチギ」に政治的説教臭さがあるかも疑問だが、それがあったとして何か?。まるで政治的メッセージを入れることは悪のような書きぶりだが、政治的メッセージの有無とその映画の価値とは何の関係もない(その政治的メッセージが妥当かどうかという問題はひとまず置く)。三浦が娯楽映画に政治メッセージを入れるのは如何なる場合も邪道という立場なら話は別だが、日本ユニセフ協会推奨(http://www.unicef.or.jp/about_unicef/advocacy/movie080701.html)の娯楽劇映画「闇の子供たち」(人身売買反対という政治的説教がある)*27北朝鮮批判の娯楽劇映画「クロッシング」(北朝鮮批判という政治的説教がある)を自ブログで評価していたのだから三浦はそう言う立場ではあるまい。また、政治的メッセージの入った娯楽映画など古今東西、山ほどあると思うが(例:チャップリン「独裁者」)。
 三浦が「政治的説教臭さ」なる言葉で「パッチギ」について何が言いたいのか俺にはさっぱり分からない。「闇の子供たち」や「クロッシング」は政治イデオロギーがあっても面白いが、「パッチギ」は政治イデオロギーが映画をつまらなくしている*28と言いたいならそれぞれの映画についてそう思う具体的根拠を上げた上でそう書けよ。
 それとも「闇の子供たち」や「クロッシング」が訴える政治的メッセージは正しいが、「パッチギ」の政治的メッセージは間違ってると言いたいのか?。その場合もそれぞれの映画についてそう思う具体的根拠を上げた上でそう書けよ。


見沢知廉氏のドキュメント映画 10月末公開(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=470
 まず三浦に突っ込む前に見沢氏についてウィキペで紹介。三浦の説明ではよくわからないので(ウィキペでもよくわからないところがあるが)。俺は見沢氏については本を読んだこともないしほとんど何も知らない。見沢氏について語る(といっても以下の文章は三浦への突っ込みがメインだが)なら最低限、見沢氏の著書を読むべきなんだろうが文学苦手なんだよな。

ウィキペ「見沢知廉」(1959年8月23日〜2005年9月7日)
 新右翼活動家、作家。元一水会相談役。元統一戦線義勇軍総裁。本名は高橋哲夫。
 中学3年時からヤクザを親にもつ級友の影響でグレはじめる。その後、高校進学後は非行行為に走る。非行に走った理由は、両親の不和や高校の管理教育に対する反抗。暴走族でも活動し、ブラックエンペラー白山支部千駄木極悪、ZERO根津の集会に参加した。
 同級生の新左翼活動家に「こわっぱ教師なんか相手にするんじゃなく、国家権力と闘おう。」とオルグされ、共産主義者同盟戦旗派に加盟する。1978年の三里塚闘争での成田空港占拠闘争に参加した。しかし1979年には戦旗派を離れる。理由は、「左翼では民衆の心はつかめない。だから右翼に行く」というもの。これは三島由紀夫の自決について、戦旗派のメンバーが「茶番」と決めつけたことに対して「人が命がけでやったことを茶番とは何だ。こいつらは人の心が分からない」と左翼に絶望したためだという。
 後に高校は退学処分となり、定時制高校を経て中央大学法学部2部除籍中退。
 1980年、三島事件(1970年)に感銘を受けた事を機に、右翼学生団体・日本学生同盟に加入。左翼から右翼に再び転向したが、連合赤軍には共鳴していたという。
 1982年、新右翼統一戦線義勇軍書記長に就任。日本IBM、英国大使館等への火炎ゲリラ活動を行う。同年秋、スパイ粛清事件(「スパイ」とは「組織に潜入している公安当局のスパイ」を指す)を起こし、逮捕。懲役12年の判決を受け、1994年12月まで服役。
 釈放後の1995年に、獄中で執筆した『天皇ごっこ』(現在、新潮文庫から刊行)を発表。第25回新日本文学賞の佳作に選ばれる。1996年、獄中手記『囚人狂時代』(現在、新潮文庫から刊行)を発表し、8万5千部を売り上げる。1997年、『母と子の囚人狂時代』(現在、新潮文庫から刊行)などを発表。同時期に『調律の帝国』(現在、新潮文庫から刊行)で三島由紀夫賞候補に選ばれたが落選。 以降は講演会等を中心に活動していた。
 講演活動以外にも、その後慶應義塾大学文学部通信教育課程に入学し、学生として勉学し直していたが心身の不調に悩み、1998年には立教大学で講演中に脳梗塞で倒れ、救急車で搬送された。抗鬱剤を濫用し、乱脈な生活を送ったために原稿の締切を守れなくなり、招かれたイベントには無断欠席を繰り返し、仕事が減少。諸方に不義理を重ねたことへの自責の念から2004年には事務所で自殺を図って血まみれの姿を母に発見されたこともある。
 2005年9月7日、横浜市戸塚区の自宅マンションから飛び降り、転落死。享年46。自殺の動機については、経済的に困窮していた事などが言われている。公式ホームページでも自身がカンパを求めていた。

まあ私はこの映画にかかわっているわけではないのですが、パンフレットのための年表資料を作って送りました。
(中略)
映画自体は私も見ていないので批評はできませんが、

映画パンフのための年表資料を作る男(三浦)が映画を見ていないだの、そんな男にパンフのための資料を作らせるだの俺には意味不明だ。
映画関係者や見沢氏に失礼ではないのか?

個人的には、才能はあったけれども花開かせることはできなかった方だと思います。

「十分に」花開かせたかどうかは議論の余地があるだろうが、プロの小説家として認められたというのは「花開かせたこと」ではないのか?
 三浦だと自殺した小説家は見沢氏に限らず、三島由紀夫であれ、芥川龍之介であれ、太宰治であれ、有島武郎であれ、川端康成であれ(しかし意外と自殺した有名小説家多いな)誰であれみんな「才能はあったけれども花開かせることはできなかった方」呼ばわりしそうだな。
 大体、見沢氏のパンフを作るやつが、見沢氏への言及でいきなり「才能はあったけれども花開かせることはできなかった方」と悪口から入るってのも斬新だな(毒)。お前本当に見沢氏を評価してるのか?。こんなやつにパンフ作成依頼してよかったのか(締切期限を大幅に過ぎたそうだし)
 うがった見方をすれば締切を過ぎたのは、多忙だったというより見沢氏について書きたいことが本当はないから、つまり見沢氏に対する愛情がないからじゃないのか?

見沢氏がメンバーの一人を「スパイ」とみなして殺害してしまったのは、事件としては偶発的でも、あえて言えば「自分たち右翼も戦前の左派や一部新左翼のように、非合法も辞さぬ反体制運動をやらなければ」「敵を殺すためには、味方の中の裏切者を許さないくらいの厳しさがなければいけない」などという、かって戦前の共産党連合赤軍新左翼内ゲバなどがとっくに過ちであることを証明した間違った過激主義に過ぎません。

 見沢氏についての文章で左翼へのネガキャンかよ。左翼にも見沢氏にも失礼。
 そもそも以下のことは指摘しておこう。

1)非合法運動や仲間殺しは左翼のみにあり、右翼にはないかのような笑えない冗談はやめてほしい。
 右翼の非合法運動は「犬養首相暗殺」「浅沼稲次郎暗殺」のように山ほどあるし、仲間殺しとてないわけではない。(死ななかったが)、血盟団メンバーによる西田税狙撃事件はその一例だろう。俺は右翼の仲間殺しというのを全然知らないが、探せばいくらでもあるのではないか?
 右翼とは言い難いかもしれないが、新撰組の粛清なんかも新撰組が左翼でない以上、仲間殺しが左翼限定でないことの証明にはなるだろう。また仲間殺し扱いするのは不適切かもしれないが、相沢事件も皇道派の相沢が暗殺した永田が統制派であることを考えれば軍(ある種の政治勢力)を左翼のように考えれば、革マル対中核のように理解することも可能ではないか?

2)幸い、殺しにまでは至っていないが最近のウヨにだって醜い内ゲバはいくらでもあるだろうに。「つくる会内紛」は怪文書まで出た充分醜い「内ゲバ」だったと思うが、そう言う理解は三浦にはないのか?
 あるいは、家族会による蓮池透さん除名は「醜い内ゲバ」(蓮池さんが一方的に酷い目に遭わされただけで蓮池さんに非はないと思うが)とは三浦は思わないのか?。まさかとは思うが自分らウヨは内ゲバとは無縁と思ってないだろうな?。実際には内ゲバ(殺しレベルは論外だが蓮池透さん不当除名とか)の危険性はどんな組織であれ、そう簡単には排除できないように俺は思うし、蓮池さん不当除名など見ているとウヨ連中がそうした危険性の除去に注意してるようには思えないのだが。

3)戦前の共産党についていえば、「特高の弾圧(とくにスパイを党内に送り込んでの摘発)が党内部の疑心暗鬼を招いたこと」、「党内の粛清劇(俺はこの辺りまったく詳しくないが)には、特高スパイによる煽りが一因のものがあるかもしれないこと(有名なスパイ松村を使って強盗をやらせ、銀行に迷惑をかけて恥じない特高ならば、松村的存在によって、粛清劇を仕掛けることは当然あったと考えるべきだろう。粛清の対象は銀行どころか特高にとって拷問で殺してもかまわない連中・共産党員なのだから、粛清謀略によって死なせたり大けがさせたりすることに何ら罪の意識などなかったらだろう)」に注意が必要だろう。
 戦前共産党に問題がないとは言わないが戦後の内ゲバとはかなり性格が違うだろう。
 特高の犯罪(詳細がいまだにまるで明らかになっていない点が日本人として恥ずかしい)をスルーして戦前共産党をウヨの三浦が非難するなど恥さらしにもほどがある。

見沢氏が「天皇ごっこ」のラストシーンで北朝鮮のパレードを、感動しているのか、どこか茫然と見てはならぬものを見てしまったと思っているのか、そのどちらともつかぬ表現で書いている部分があります。

 三浦の誤読の可能性もあるのだから引用ぐらいしろよ。それはともかく、誤解を恐れずに言えばその二つの感情は両立しうると思うが。
 「北朝鮮のパレード」はそれだけ見れば、芸術的に評価されることがあるナチドイツのベルリン五輪プロパガンダ映画「民族の祭典」のようになかなか美しく感動的なのだろうと思う(そうでないとプロパガンダとして意味がないだろうし)。
 しかし「その背後にあるもの」を考えたらナチのプロパガンダ映画と批判される「民族の祭典」同様、「見てはならぬものを見てしまった」と思う人もいるだろう。
 要するに見沢氏が描きたかったのは「全体主義の美しさ」ではないのか?(この本を読んでない俺の、三浦の記述だけを基にした勝手な想像にすぎないが)
 「全体主義には人をくるわせる何かがある」「ただ批判すればいいってものじゃない」と見沢氏は言いたかったのであり、別に北朝鮮を賛美したいわけではあるまい。
 北朝鮮讃美か非難か、北朝鮮を描くには二つに一つしかないと思ってるらしい三浦のほうが人として浅すぎ、薄すぎだろう。さすが文筆家として成功してないだけのことはある(毒)

したがって

あそこは見沢氏の一番本質的なところが表れている部分で、「右翼」になろうとして結局なりきれない、天皇陛下や皇室文化*29についに憧れるだけで触れること*30ができなかった見沢氏の戸惑いと寂しさが表れています

などという三浦の評価はおそらく大外れだろう。これ以降の見沢氏評価もおそらく「すっとこどっこい」な代物だろう。
・そもそも戦前天皇制でのパレード(おそらく三浦は評価している)と、三浦が非難する北朝鮮のパレードと、「全体主義的」と言う意味では一緒だろう。どこが違うのか俺にはまったく理解できない。

獄中体験や戦後への反逆以外に、書くことが何もなかったとしたらあまりに文学として貧しい気がする。

左翼への反発と戦前へのあこがれ以外何もないであろう珍右翼の、しかも文章力もない三浦にそんなことを言われる筋合いは見沢氏にはないと思うが。

見沢氏には自らの貧しさをきちんと自覚し、それを乗り越えようとはしていた。乗り越えきれずにあがいた末に、自死を選んでしまった

ろくな根拠もないのに他人の自殺理由を憶測で語るなど失礼すぎだろう。そして三浦は他人のことを貧しいよばわりできるほど豊かなのかよ?

生前の見沢氏には何度かお会いしたことがありますが、一度、私のつたない文章を「ずいぶんうまくなったねえ」とほめてくださったというお話を伝聞で聴いたことがあります。

ふーん、伝聞ね。本当かどうかわからないし、最悪「死人に口なし」で三浦がデマってる可能性もあるわけね。
まあ、事実だとしてもほめてるのは「文章能力が多少向上したこと」、ただそれ「だけ」のようだが(毒)

そのことは今もうれしく覚えているのに、こんな文章を書いているのも恩知らずとは思います

ああ、そうだね、すごい恩知らずだと思うよ。

もう一度見沢氏の本が読みなおされ、その苦闘と、氏の貧しさを乗り越えた人たちが出てくれることに期待します。

三浦の言う「見沢氏の貧しさを乗り越える」とはどういう意味か分からんが、そもそも文学とはそういうものなのだろうか?(いわゆる娯楽文学、大衆文学は明らかにそう言うモノではないのでいわゆる純文学に話を限定)
もちろん文学によって作者が自らの問題や社会問題を解決することが出来れば、それ自体は良いことだが、文学の目的は必ずしもそう言うことではないだろうし、そういうことと文学の評価とは違うだろう。
たとえば毒蛇山荘先生(山崎行太郎氏)が評価する芥川賞作家・西村賢太や西村が評価する藤澤清造などは三浦的にはどういう評価になるのだろうか?。恐らく評価しようがないのだろうが。
(なお、西村評が面白いかなと思ったからこのエントリを紹介したに過ぎないのであって、山崎氏の意見を支持してるわけでは必ずしもないこと、特に氏の「小沢崇拝論」はアンチ小沢として全く支持していないことを一応断っておく。)

http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20110118/1295296297
■文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』 「あの西村賢太芥川賞を受賞する時代が、やっとやってきたということだろう。」
 西村賢太という作家がいる。中卒で、コンプレックスの塊のような、貧しく、自虐的な青年を主人公にした「私小説」を書き続けている作家である。現代では、きわめて珍しい作家であるが、実は、西村賢太の小説のファンというか愛読者、ないしは支持者は少なくない。僕も、デビュー当時から、つまり2004年、『煉瓦』第30号(同年7月)に発表した「けがれなき酒のへど」が『文學界』12月号に転載され、同誌の「下半期同人雑誌優秀作」に選出された時から、「これぞ小説だ」と思ってきた。しかし、芥川賞を受賞するまで書き続けるとは思っていなかった。西村賢太が敬愛し、惚れ込んで、自分の力でその全集まで出したいという、大正時代の不遇な貧乏作家・藤澤清造*31のように、不遇な貧乏作家で終わるのかもしれないと思っていた。その西村賢太が、昨日の芥川賞選考会で、見事に芥川賞を受賞することになったという。そういう時代になったのだと言わざるを得ない。

■西村の受賞記者会見の一部引用
問)受賞のときは。
西村さん)
自宅で、そろそろ風俗いこうかなと。いかなくてよかったです。


問)私小説を書いたのは。
西村さん)
もともと私小説しか興味がない。小説を読んだのが私小説だったもんですから、当然、というか自然に、それ以外に興味が向かないんです。
僕の場合は、ずっとそれに救われてきたので。
名前をあげるのは、あれですけど、藤澤清造にしろ、田中英光*32にしろ、本当に救われてきたんで、その、自分で書くとなったら、その形式というか、方法しかとれないです。



問)藤澤清造に救われたというのは。
西村さん)
今回の「苦役列車」にも書いたんですが、あんまり、僕の場合は、いい家庭環境に育ってなかったので、それで小説っていうのを読み始めて、最初は、田中英光だったんですが、田中英光は、結局、一種のエリートなんですよ。
そこでもう、なんか、そこでこう、もの足りないものを感じたときに、藤澤清造という、本当に、どう言ったらいいのか、悪い言葉で言えば、僕よりもダメな人。で、自分よりダメなやつが、まだいるんだなと。
そこで救われた、というのが、本当のところです。


問)私小説を書くのは。
西村さん)
何もないと思うんですけど、ただ、読んでくださった方が自分よりも駄目なやつがいると思って、自分のケースじゃないですけど、ちょっとでも救われた気分に、ものすごくおこがましい考えですけれども、ちょっとでも、そういうふうに思ってくれたら、本当にうれしいですね。書いたかいがあるというか。
それで、何とか僕も、かろうじて、社会にいれる資格が、首の皮一枚、細い糸一本で、つながっているのかなあと。これは本当に思います。
そういうふうに。


問)書くことで自分も救われるのでしょうか。
西村さん)
自分が救われるということはないですけども、ただ、まあ、書いているうちにおもしろくなることはありますね。
ずいぶん、ダメなやつだなあ、ダメなやつだなあと思いながら、書いてて、あー、でも、これ、俺のことなんだよなあって、それでがくっと落ち込み、もう、お酒に逃げ、その繰り返しです。いま。


問)今後、芥川賞をとった自分を書くんですか?
西村さん)
そのときになってみないとわからないですけど。
でも、華やかなことは書けないです。僕は。
自分のみっともないこととか、屈辱的なこととか、考えただけでも腹が立つようなことじゃないと、やっぱり、書いても意味がないと思いますし。


問)芥川賞をとり、いろいろと仕事が来るかと思うが。
西村さん)
自分の場合は、それはないと思います。
本当に僕はあちこちからほされていますから。
今回も、本当に、新潮に書いたやつで、とらせていただいたんですが、8月号だったかな、新潮に短編書いたんですが、実はそのときも、非常にふざけたことをしてしまいまして、そこで、こう、担当編集者と、編集長が、キレたら終わりだったんです。僕は。そこを、一ヶ月遅れて、のっけてくださったんで、いまこうやって、芥川賞という、すごい、伝統ある賞をいただいて、本当に、新潮の担当編集者には感謝しております。
ゲラを戻さなかったんですよ。ちょっとした、行き違いがありまして。
でも、広告というか、新潮社のPR誌とかにも、広告、刷っちゃったらしいんですけれども、なんか、僕が、それをやっちゃったおかげで、直したらしいんですよ。25日、6日ぐらいに、引き上げちゃったもんですから、どうにもなんなかったみたいですね。意固地になったんです、僕が。


問)これから書きたい作品というのは。
西村さん)
馬鹿の一つ覚えですけど、やっぱり自分のことしか書けないんですよ。僕は。
視野狭さくも、はなはだしいんですが。
やっぱり僕はそういう小説を書くのが好きだし、どっからも需要が無くなってもやっぱりそういうふうにやっていると思います。

ふだん、誰ともしゃべらないんですよ。友達もいないですし。
ふだん、話して、流出しない分、文章にしたときに、多少なりとも、そういうのがこもるんじゃないかなあと、いうくらいには思いますね。

*1:日本の内閣に当たる国務院のメンバー

*2:総書記は党のトップ

*3:国家主席は中国の国家元首国家主席とは別に首相に当たる国務院総理があるので大統領のようなものと理解すればいいだろう

*4:中央軍事委員会は軍の最高指導機関

*5:日本の国会議長に当たる

*6:国務院は日本の内閣にあたり、国務院総理は日本の首相に当たる

*7:党の宣伝担当部門

*8:党政治局常務委員会の事務局

*9:党の監査部門。党規違反の処分などを担当

*10:党の司法部門のトップ。最高人民検察院(日本の検察庁に当たる)や司法部(日本の法務省にあたる)、公安部(日本の警察庁に当たる)を指導する立場にある

*11:そもそも監督とか原作者とかではなくプロデューサーに注目してるアニメファンはどれほどいるのだろうか?。ジブリアニメのプロデューサーは鈴木敏夫とか言う人だったと思うが、鈴木氏が敏腕だとしてもたいていの人は宮崎駿など監督や原作者の方に注目してると思うが。客寄せとしてプロデューサーインタビューはどれほど有効なのだろう?

*12:ちなみにメキシコ五輪では君原健二がマラソンで銀メダル

*13:筋肉増強剤の検査は五輪では1976年モントリオール五輪からされているので、少なくとも1976年以降の使用は「副作用の恐怖がわからなかった」は言い訳にならないと思うが

*14:分けて書くと言うことは三浦にとって格闘技(ボクシング、レスリング、柔道、剣道、空手、合気道ほかいろいろ)は何故かスポーツじゃないらしい。護身術だからか?。それともプロレスとかK1とかスポーツ性よりもショー性が強く、スポーツ紙は取り上げても全国紙スポーツ欄では取り上げられないもののことを「格闘技」と言っているのか?

*15:「あった」って過去形で書くな。今も多用してる奴はいるだろ。いるからドーピング検査をやってるわけで。

*16:で、それに対して検査に引っ掛からないドーピング方法の開発なんかがおそらくされているわけだ

*17:さすがの三浦も「スポーツと政治が繋がって何が悪い」と言う気はないらしい

*18:プラハの春」に賛同し、いわゆる「二千語宣言」に署名した

*19:どこかで見た名前だと思ったら、俺の持ってる五十嵐仁「活憲」(2005年、山吹書店)p101にエチェベリアの名前が出てくる。メキシコを中国の国連加盟支持から棄権にかえるために1971年当時、エチェベリアが大統領だったメキシコに日本政府(当時は佐藤政権)が2億ドルの港湾建設費をぶちこみ買収した疑いがあるという話が紹介されている(ネタ元は元毎日新聞記者・大森実の著書「激動の現代史50年」(2004年、小学館))

*20:ノーマン△

*21:中国共産党の外交担当部門

*22:マジレスすると歴史修正主義歴史観などと呼べる代物ではないと思うが

*23:あの番組でのメインはもちろん劉備(声:谷隼人)や曹操(声:岡本信人)といった英雄豪傑で紳助・竜介コンビではないが。

*24:希望的観測ではあるが、さすがの政界も今の紳助には手を出さないのではないかと俺は思うが

*25:これで「ちょう・ばんほう」と読む。ググったら「パッチギ」の登場人物「バンホー(波岡一喜が演じた)」が響きが似ているのは偶然ではないのではないかという指摘があったがどうなんでしょう?。ちなみに「パッチギ」で密航者を演じた趙萊和(ちょう・たみやす)氏は趙方豪氏の甥(ウィキペ「パッチギ」「趙方豪」参照)

*26:ホープ会、ピース会のホープ、ピースとは煙草の銘柄らしい

*27:ちなみに「闇の子供たち」の阪本監督も若い頃の「どついたるねん」などは政治的説教臭さとは無縁でしたね(毒)

*28:世間の評価が常に正しい訳ではないが、興行成績や知名度から判断すれば一番面白いと評価されたのは「パッチギ」だろう。まあ人身売買(闇の子供たち)や脱北者クロッシング)の映画よりは青春映画(パッチギ)を普通の人間は見たがるとは思うが

*29:皇室文化って具体的に何だろう?。歌会始とか、陛下の田植えとか?。それとも皇室所有の文化財のこと?

*30:三浦の言う「触れる」の意味がよく分からないが。どうすれば三浦的に「触れたこと」になるのか?

*31:西村効果なのだろう、長く忘れられた作家だった藤澤の代表作「根津権現裏」が2011年に新潮文庫から刊行されている

*32:著書『桜・愛と青春と生活』(1992年、講談社文芸文庫