今日のMSN産経ニュース(11/1分)

■【外信コラム】上海余話 外国人俳優への評価

 清朝末期の人物を生き生きと描いた浅田次郎さんの「蒼穹(そうきゅう)の昴(すばる)」を原作にした同名の日中共同制作ドラマで、外国人出演者ながら、西太后役を演じた田中裕子さんの評判は中国でもなかなか高い。
 中国の友人らは「田中さんの演技をみて西太后が好きになった」と口をそろえた。中国紙などは、演技に加え実際の西太后の写真と比べ、「田中さんは鼻を除けば西太后にそっくりで2人の相似度は70%」とする整形外科医の分析を伝えるなどフィーバーぎみだ。

 日本人として嬉しいことです。
 「あんな演技なら中国人女優の誰それの方がまし」「日本人女優なら他にも沢山いるのになぜあんな人を選んだか」などと言われてはたまりませんから。


■【世論調査朝鮮学校無償化は6割が「不適切」
 人権問題というのは多数決で決めるべきものじゃないんだが。単に日本に差別主義者が多いってだけだろうが(但しそれでも約4割は適切ないし分からないとしてることは希望)。やれやれ。


■中国「世界最速列車」のベルが鳴る 新幹線そっくり…でも「国産技術」
 産経というのは中国をけなさずにはいられない病気なんでしょうか?
 滑稽なのはここでの中国批判の一部が日本にも当てはまると言うこと。
 「ジニ係数の増加が象徴する貧富の格差の拡大」「都市と地方の格差」は中国ほど酷くはないでしょうが日本にも当てはまることです。中国をこの問題で批判するのなら日本に対しても批判しないと筋が通らないのですが。

中国の高速列車には、「和諧(わかい)号」という愛称がつけられている。胡錦濤(こ・きんとう)主席と温家宝(おん・かほう)首相ら現指導部が、対外的に一党独裁の堅持と同時に格差是正を目指すとして掲げている政治スローガンの「和諧社会」にちなんだものだ。

 一党独裁の中国ですら少なくとも建前では「格差是正」を唱えるのに、民主主義国家の日本で「格差は当然」と言う政治家がいるのには頭が痛くなります。中国の方が日本よりある意味ましでは?


■【耳かき殺人 裁判員判決】「死刑回避のため被告の事情に傾く」…新潟大法科大学院の西野喜一教授
 ブクマにも書いたけど、西野さんって確か裁判員制度廃止派なんですけどね。西野さんの本「裁判員制度の正体」(講談社現代新書)のアマゾンレビューを読むだけでもそれがよくわかる。
 なぜそう言う人に話を聞くのか?。もう今回の判決をdisってほしいという下心がみえみえ(苦笑)。
 と書いたのだが「【耳かき殺人 裁判員判決】「落ち着くところに落ち着いた」…元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士」と言う「今回の判決は別に問題ではないと思う」というコメントも掲載されてるからdisりすぎたかな?
 とはいえ、制度には賛成だが、判決には疑問を感じるという人ならまだしも制度反対派に話を聞くのはどうかと思うし、西野氏が制度反対派だと言うことを指摘しないのもどうかと思う。